暑さで思考もボヤボヤなので思い付きの仮置き場所を作っておこうかと
ここから何かしらまとめたり仕上げたりがあるかもなページです
細かいネタは思いつくたびにこの記事内で更新予定
SUMOネーム練習
【SS+】キャットファイター少女達の夏休み (みたいなの)
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その夏学んだことは『私には人を見る目が無い』という事だった。
※語り部ちゃん(アングラなキャット団体所属でそこそこ強い)
「ナイスファイトのご褒美」「夏のボーナス」「夏合宿」「稼ぎ時」
元を正せばそんな単語をしゃぁしゃぁと宣っていたアイドル様ども、もっとも軽快にまくし立てていたのは片割れだけだったが、『好きにしていいよ』その一致した言葉にこそ騙されていたのかもしれない。
好きにしていいのが招かれた全員なら、当然好きにされてしまう事もあるんだから。
「ねぇ、そこの人ー」
___見る目がなかった。
足元に転がった……少女Aとする。を介抱すべきかと逡巡していた私に声がかけられた。夏の砂浜が似合う、似合ってしまう快活な声に下げていた顔を上げそちらを見やる。
___見る目がなかった。
この砂浜、この島、そこへと至る道中、私がもっとも警戒すべきと踏んだ……こちらは少女Bとしよう。印象値で言えばナンバリングが逆であろうが。ともかくその少女Bは、白い砂浜に寄せては返す透き通る青波に、何度も顔を洗われてはあぶくを出す敷物と化していた。
「おーい?聞こえてますかー?えっと帽子のあなた~?そっちの子でもいいけど、もう二人しかいませんよ~?」
___見る目がなかった。
天真爛漫、人畜無害。もはや信ぴょう性のかけらもない私からの視標で言えばそんな容貌。それとは裏腹に、文字通り秒殺で2人の人間を砂浜に転がし悠々と『敷物』に座る、少女C。目が合う。
「そう、あなたあなた。救命とかって出来たりします?ちょっとこの子むかついちゃったんで、一回ブクブクさせちゃおうかなぁ~って」
朗らかだ。私の顔は陰りだらけだろうが。帽子のつばを大きく動かし表情を隠しながら頷く。
「そっかよかったー。もしかして『よくもダチをー!』とかさんだったらお相手してからでもいいですよー?」
「知らない人、今ここにいない人も含めてはじめましての人達よ。昨日の道中で初めて会ったわ。この子もね」
私と似たような大きな麦わら帽子で表情は見えないが、横のもう一人へも注意を促す。なんで私にターゲットしたのよやめてよね。
「そうなんですね。じゃぁ私もはじめましてっ。エヘヘ」
まぶしい笑い声と、その下から聞こえるあぶくの音が唱和していて、まったくもって笑えない。
「多分、ここに来る前に着替えに使ったと思うんですけど、あっちの家?あそこの管理人さん保健室の先生的な事もしてくれるんで、この人達持ってっちゃってもらえますか?あ、そこのカート使ってくれていいですよ。あ、運転ってできます?」
「多分、動かせるわ」
「ありがとう!お願いしますね。多分もう医務室的なとこで待ってると思いますので直行で大丈夫です」
ぴっと指さす夏空に白い数機のドローン。……そういう事ね。そういえばそんな説明も道中された気がする。延々と聞かされる与太話の中に混じってだったが。『提供合意が取れれば、いつも通り稼げるからヨロシクー』なるほど、そこかしこに目があるわけだ。
「えっと、それで……できれば本当に救命が必要になってからは運びたくはないなっていうのが、ささやかな私の希望なのだけれど……」
「え、あ、う~ん。……うん!初対面の印象アップの為にその案にのっちゃいましょう!」バシャ「よかったですね。ファーストキス死守ですね?違うかな?違いそう。じゃぁアナタにはここで心折らずにリベンジするをプレゼントってことで。あ、まずはわたしの秒殺KOですからね?それは忘れちゃイヤですよ?」
ファーストインプレッションどん底の女は、そのさらに下を見やりながら宣う。
荷台付きのカートは見事に人も運びやすく、操作法も貼られたシールでわかりやすかった。取ったばかりの運転免許の知識で大丈夫そうだ。ついで習った救命講習の技能を使わずに済んだ僥倖を噛みしめて、つとめて少女Cとは目を合わぜず私は砂浜を離れる事とする。
「あ、荷物があるのでカートで戻って来てくれると助かりますー」
「……わかったわ」
もう思いっきりアクセルを踏んで車で逃げちゃえばいいや、これじゃすぐ追いつきそうだけどあの子と、ため息も隠さず生返事を返し私はその場を去る。
順番で仮称D子をその場に残し、極力そのことを考えないようにしながら。
印象は、おっとりかわいい系だったはずの容姿を大きな帽子に隠したその子がずっとC子を見ているようだったが、この後何が起きるかなんて考えても仕方のないことだ。
『私には人を見る目が無い』
遠く水平線に育ち始めた入道雲のように、そんな事に気付き始めていたのだから。
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AとB?
???