先だって上げたキャットファイトコミックノベルもどきの、続きの途中経過です。
FANBOXの投稿は何度も修正できるので、実験的にこの投稿を使って校正を進めて見ようと思っています。
絵も文もいつも以上に粗いものとなります。
改稿1 ラフ追加1
▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△
好悪の感情は匂いから、という話を前に聞いた気がする。
疎らに続く街灯が頼り無さげに結ぶ夜道は今夜も物憂げに。
馴染みや親しみを感じるわけではないが昨夜、仄かに私に火を灯したあの場所は、間違いなくこの道から続いていると思えば熱を伴う。細やかな変化を果たし、通い慣れたくらいには言って差し支えないその通りを歩く。
進む先からの穏やかな向かい風。
そよぐ風に乗るそれに、歩みを緩め視線を上げる。どこかで嗅いだ香り。
昔から匂いに鈍感だと言われていた様な気がする。気がするというのは、それらの言葉事態にも鈍感だったと言うことだろう。
そんな私が香りに応じ呼吸を意識する。
彼女が、いた。/→焔、煙(?)
古い街灯のオレンジ色に染められ、紫煙とは呼べないなとひとりごつ。それでも昨晩の焔を追い目で追えば、暗がりに消え入る間際、わずかに青みを取り戻す。
怒気が頬を刺す。
それはそうかと、このだんに至って漸く彼女と目を合わせる。
「痛そう……お元気で?」
「クソがっ」
秒で返す?間髪入れず?かぶりぎみに、だったかな、この場合。
初見の感想は、もちろん原因を作った私の所業。昨夜出来たばかりの生傷を手当てし、あるいは放置し、斑な顔模様への素直な想い。二の句は社交辞令。どちらが気に入らなかったのだろう、どちらもかもしれないし、先立って煙を追った私の行動かもしれない。
どちらにせよ、だ。私はこの、未だ名も知らぬ女性の敵意をより招き、そしてそれは、私の望むものだった。
稀少な火種は大切にしなければいけない。
□
ファイト部分
□
結果として隙を突くことが同じ結果を招くことはあったとしても、意図してそれをしようとは思わなかった。
ついに絡まれる事はなかった先輩の悪行をなぞり、悪役を演じる。
この火を消させないために。
□
□
蹲る彼女が脱ぎ捨てていた衣類から、タバコとライターを探り、また不器用に火をつけていく。思うように着かない、あとで調べてみようか……その本当に些細な自主性の芽生えに笑む。
「おいしくは、ないですよね?」
返答を期待していない独り言。
苦味を追い出しつまみ上げ、数瞬の微睡み。
手遊びにも向かないそれを揺り返し、彼女に歩みよる。
ねじ込むと言うわけでもないけれど、進んで咥えてくれるはずもなく、薄く開く唇に差し込む。
揺らぐ光、仄かな熱、紫色のーー
私はこの香りが嫌いではないらしい。