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fanbox


試作プロット

先だって上げたキャットファイトコミックノベルもどきの、続きの途中経過です。

FANBOXの投稿は何度も修正できるので、実験的にこの投稿を使って校正を進めて見ようと思っています。

絵も文もいつも以上に粗いものとなります。


改稿1 ラフ追加1


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好悪の感情は匂いから、という話を前に聞いた気がする。


疎らに続く街灯が頼り無さげに結ぶ夜道は今夜も物憂げに。

馴染みや親しみを感じるわけではないが昨夜、仄かに私に火を灯したあの場所は、間違いなくこの道から続いていると思えば熱を伴う。細やかな変化を果たし、通い慣れたくらいには言って差し支えないその通りを歩く。

進む先からの穏やかな向かい風。


そよぐ風に乗るそれに、歩みを緩め視線を上げる。どこかで嗅いだ香り。

昔から匂いに鈍感だと言われていた様な気がする。気がするというのは、それらの言葉事態にも鈍感だったと言うことだろう。

そんな私が香りに応じ呼吸を意識する。

彼女が、いた。/→焔、煙(?)


古い街灯のオレンジ色に染められ、紫煙とは呼べないなとひとりごつ。それでも昨晩の焔を追い目で追えば、暗がりに消え入る間際、わずかに青みを取り戻す。

怒気が頬を刺す。

それはそうかと、このだんに至って漸く彼女と目を合わせる。

「痛そう……お元気で?」

「クソがっ」

秒で返す?間髪入れず?かぶりぎみに、だったかな、この場合。

初見の感想は、もちろん原因を作った私の所業。昨夜出来たばかりの生傷を手当てし、あるいは放置し、斑な顔模様への素直な想い。二の句は社交辞令。どちらが気に入らなかったのだろう、どちらもかもしれないし、先立って煙を追った私の行動かもしれない。

どちらにせよ、だ。私はこの、未だ名も知らぬ女性の敵意をより招き、そしてそれは、私の望むものだった。

稀少な火種は大切にしなければいけない。


ファイト部分


結果として隙を突くことが同じ結果を招くことはあったとしても、意図してそれをしようとは思わなかった。

ついに絡まれる事はなかった先輩の悪行をなぞり、悪役を演じる。

この火を消させないために。



蹲る彼女が脱ぎ捨てていた衣類から、タバコとライターを探り、また不器用に火をつけていく。思うように着かない、あとで調べてみようか……その本当に些細な自主性の芽生えに笑む。

「おいしくは、ないですよね?」

返答を期待していない独り言。

苦味を追い出しつまみ上げ、数瞬の微睡み。

手遊びにも向かないそれを揺り返し、彼女に歩みよる。

ねじ込むと言うわけでもないけれど、進んで咥えてくれるはずもなく、薄く開く唇に差し込む。

揺らぐ光、仄かな熱、紫色のーー


私はこの香りが嫌いではないらしい。


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