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コンプレックスイジりながら、ちんちんイジらないで、長瀞さん……うぅっ、射精るぅっ……❤︎《12,000文字強》

「わ、センパイのちんちん細っっそ。 ちょっとこれ細長すぎじゃないっスか〜❤︎ ツクシみたいッスね、ほら先っちょ皮被っちゃってるし。……あはっ、キモ❤︎」  丸出しの秘部に突き刺さる後輩の視線。ニタニタといやらしく歪んだその眼差しは、俺が隠し抱いていた性器へのコンプレックスを一瞬のうちに見抜いてしまっていた。そして、それが俺の羞恥心に致命的なダメージを与えられる泣き所だと知るや否や、長瀞は水を得た魚のように俺のペニスへの感想を言語化し始める。 「皮かむりの弱そうな子どもちんちん〜❤︎ こんなのでどうやったら女の子のナカ引っかいて気持ちよくできるんスか〜? あっ、そーっすよね、センパイ童貞だからセックスのことなんか分かりまちぇんよね〜? くはっ❤︎ こんな恥ずかしいちんちん、ふつー女の子に見せられないよねぇ? あはっ、きんんも……❤︎ ちんちんよわそ〜〜❤︎」  普段のイジりの比ではない。自分の心の中に手を突っ込まれ、墓場まで持っていきたい秘密が綴られた本心をそのまま文字に起こして読み上げられているような気分だった。コンプレックスのド真ん中を射抜かれる指摘に、羞恥心が極まって目が眩む。  しかしだからといってこの場から逃げることも叶わない。そもそもここは俺の部屋であり、逃げたところで問題が解決するわけではないからだ。なぜ俺が後輩の女子の前で自分の性器を露出する羽目になったかといえば、それは。 「それで〜? 今まで誰にも摘んでもらえなかったツクシちゃんはその寂しさをこ〜んなオモチャで紛らわせてたんスねぇ〜❤︎」  階下からお茶と茶菓子を手に戻ってきた俺は、家に招いた長瀞をひとりで部屋に残したことを死ぬほど後悔した。ベッドの下に隠しておいた、トップシークレット。健全な男子なら誰だって持っている秘密は、今なお彼女の手の中に握られている。   「『いっつもボクをイジってくる生意気後輩のキツキツオナホ』って……あは〜〜っ❤︎ ねぇねぇセンパぁイ❤︎ なんスかこれぇ、ねぇねぇねぇ誰のことなのかなぁ〜❤︎」  パッケージごと保管していたのが裏目に出た。外箱にはご丁寧にも使用用途が載っている。何を挿入するかはぼかされてはいるものの、半透明に透けているショッキングピンクの合成樹脂は中に咥え込んだモノを締め上げる構造をしており、これが一目で膣を模して作られたモノだということが明らかだった。  同級生の女子だってもしかしたらその存在くらいは知っているのかもしれないが、クラスの女子とも事務的なやりとり以外で会話をしたことのない俺にはわからない。ともあれ男子が精液を搾り出すために何か興奮を誘発させるためのオカズが必要であり、俺のオカズがその『いっつもボクをイジってくる生意気後輩』を想ってする背徳的な心理であること。その問題の核心を、長瀞はあまりに適切に理解してしまっていた。  開封済みであることから、今更何かシラを切ったり、上手い具合の言い訳を捻出することも不可能。退路を全て断たれた俺は全身がカッと熱くなって、つい反射的に彼女の手にあるそれを奪い返そうとしたのだが。 『ムダっすよ、もう写メ撮っちゃいましたから❤︎』 などと長瀞が見せてきたスマホの画面には、俺の名前の記載がある教科書やノートと一緒にオナホの写真。背景は明らかに男の部屋であり、これが出回ってしまえば、言い訳のしようがなかった。そうして脅しをくれられた俺は今、長瀞の言いなりになるしかなく、下半身を露出させられた何とも情けない姿で自分のベッドに寝かされている。 「そうッスよねぇ。童貞丸出しなうえ、脱いだところでこんなツクシの赤ちゃんみたいな真っ白で細長いちんちん。そりゃ恥ずかしくて恥ずかしくて、自信もつきませんよねぇ……❤︎」  今回のこれは明らかにただのイジりと呼ぶには無理がある。先輩後輩という関係から、明確に一線を踏み越えたものだ。心の奥底にまでズケズケと他人に上がりこまれ、自分の大切なものに無遠慮に触れられる感覚は決して気持ちのよいものではない。昔イジメられていた時は心の感度をオフにして、ただ相手が興味を無くすのを待ってやり過ごしていたからよく知っている。  しかし今はそれと同じ、触れられたくない場所まで踏み込まれている状況だというのに、むしろ心と身体のセンサーが全開になっているような感じだ。まるで相手から与えられる全てを余すところなく味わい尽くそうとしているような——。  長瀞の声が聞こえるだけで肌が粟立ち、長瀞の指先が俺の剥き出しの太腿を撫でるだけで変な声が出る。顔を赤らめてながらニヤついて俺を見下ろすその瞳から、目が離せない。 「あはっ❤︎ こんなに好き勝手ちんちんバカにされてるのに、ふるえあがってなーんにも言い返せないんすね。ちんちん見せるの初めてだから、緊張してるのかな〜? そんなんだから、いつまでたっても非モテ童貞の赤ちゃんちんちんなんスよ〜❤︎」  長瀞はオナホをひっくり返すと、ベッド下で一緒に保管していたローションのボトルをオナホに突き刺した。ブジュルブジュルと品のない音を響かせるぐらい力を込めてボトルの中身を搾り出し、スカートの上に溢れて滴るのも気に留めず並々と注いでいく。  このオナホは元々、その名が冠するコンセプト通りただでさえ狭っこく作られたオナホだ。そのグニャグニャに入り組んだ迷路のような膣の中へ、無茶苦茶な量のローションが投入される。外から透けて見える人工膣穴の内部の様子は恐ろしいことになっていた。  肉壁の隙間にまでたっぷりローションが浸透したせいで、びっしり生えた細かなヒダヒダが一斉に開花させられていく。さながら水中でたゆたうイソギンチャクが、捕食形態へと移行するが如し。中に迷い込んだ獲物を絡めとり捕食するための生物のかたち。  そんなオスを弄ぶための最凶のオモチャを手にした後輩の女の子を前に、性的興奮と恐ろしさと恥じらいとがごちゃまぜになって身体の痙攣が止まらない。言葉にされなくても、『このえっっっっぐい音してるオナホでセンパイの細いちんちんめちゃくちゃにゴシゴシしてあげる❤︎』という長瀞の意志が、確信めいて伝わってくる。 「てなわけで、優しい後輩が練習させてあげちゃいま〜す❤︎ いつもしてるオナニーなんかとは比べ物にならないくらい、恥ずかしい射精ができますよ、きっと❤︎」  カチカチに勃起したペニスは天井に向かって反り返り、自身の存在をビクビクと主張している。期待いっぱいに膨らんで我慢汁をとろとろと漏らす姿は、俺の本心を代弁しているようで、輪をかけてこのペニスが恥ずかしいものだと思えてくる。色白包皮の先っちょからは真っピンクの亀頭が中途半端に姿を現している。亀頭の先っぽまで痺れるようなもどかしさが漲っているため、ひどくもどかしい。包茎の皮の中にとっとと引っ込めてしまいたかった。 「いっぱいローション入れてぇ……あはっ、音えっぐ❤︎ 『ぐぽぉっ❤︎ ぢゅっぽっ❤︎』だって。センパイお目目釘付けじゃん、もうすっごい鳥肌立っちゃってるし。ねー、これいつも使い慣れてるはずでしょ〜❤︎w 後輩の前なんだからもっとカッコつけがんばれし〜❤︎」  普段はもっと細心の注意を払って挿入する。ゆっくりゆっくり時間をかけてオナホに潜らせるのだ。でなければ、この無数の樹脂がキッツキツに蠢く穴の中で、敏感な亀頭が勢いよくズリ剥かれてしまうから。包皮の先っぽをつまんでくちゅくちゅと引っ張りかぶせる皮オナニーに慣れたおちんぽは、亀頭の表面やカリ首を擦られる刺激に全く耐性がない。 「ね、オナホ見てるんじゃなくってさ、私の目見てよ。その方がぜ〜ったい恥ずかしい思いできるよ? いつも教えてあげてるっしょ、ド変態のセンパイは『恥ずかしい』を『気持ちい』って感じちゃうんスから……❤︎ んふふっ、めっちゃ息荒いね……❤︎」  長瀞はオナホコキを手加減してくれるだろうか? 更なる恥を上塗りして告白すれば、皮オナ慣れした童貞ペニスをオナホで甘やかしてくれるだろうか。答えはどう考えてもNOだ。 「ほら、ぴとぉ……❤︎ 『生意気後輩のキツキツオナホ』とちんちんの先っぽキスしちゃったぁ……❤︎❤︎」 「はぐぅッ……❤︎」  あてがわれただけで亀頭の先からピリッとした快楽の電流が脳天まで駆け上がってきて、俺は自分の意思とは関係なく仰け反ってしまう。やっぱりこんなの耐えられない。そうひとたび弱腰になると、すぐに目頭が熱くなってきた。治したくてたまらない、自分のどうしようもなく情けない悪癖。 「な、長瀞っ、や、優しくっ、ゆっくりッ……❤︎」 「え〜、手加減してほしいんスか〜❤︎ どうしよっかな〜。ほぉら、ぐ〜りぐ〜り❤︎ ぬっちょぬっちょ……❤︎」  俺は後輩の情け容赦のないオナホコキを恐れ、恥を投げ打って手心をねだった。だが長瀞はそんな俺の必死なおねだりを無下にあしらい、オナホの入り口に亀頭を軽く埋め、円を描くように動かし始める。 「うわぁ、めっちゃ腰踊らせてんじゃん。日頃から自分のちんちん甘やかしすぎでしょ。センパイは変態なんだから、ちんちんにもイジワルしてあげないとダメっすよ〜❤︎ あーあ、情けないねー……❤︎ きんも……❤︎」  お願いは分かっていた通り、聞き入れられなかった。つまり今の俺のおねだりは、意地悪な後輩相手に自身の弱点を教え、恥を余計に上塗りしただけ。  『オナホの中でちゃんと剥いたおちんちんをゴシゴシ擦ったことがないから、後輩の君にそんなことされたら、きっと俺は体裁を保っていられない』と言ったようなもの。  オナホから漏れ出てきたローションが大量に滴り、カウパーとまざってペニスが濁った液体でどろどろにコーティングされている。内腿を流れ落ちお尻のほうまで垂れ落ちてくる感覚は、なんともぞわぞわと気持ち悪い。おまけに生ぬるいその温度は、自分の体から流れて出たものであることを想起させる。ペニスから流れ落ちた涙のように思えてしまう。オナホに包まれて射精を迎えることを懇願しておちんちんが泣き晴らしているように。 「ね、入れたい? 入れさせてほしい?」  素直な表情を見せるペニスとは対照的に未だ頑なに口を噤んだままでいるオスを陥落せしめるべく、声のトーンを一段落し、ボリュームを絞って囁く長瀞。そうされるだけで俺の聴覚は、聞き取りづらくなった長瀞の声を拾うためにより鋭敏に耳を澄ませてしまう。何もかもが彼女の思うツボだった。 「じゃあさ、筆下ろししてくださいって言って?」  今から行われようとしているのは童貞卒業となる初めての性行為などではなく、性的快楽で一方的に弄ばれるオナホコキだ。チープな遊び感覚でオスを射精させるシチュエーションに、男の真剣なコンプレックスを埋め込むことでたちまち無様で滑稽な色合いが強まる。そうやって、この後輩は俺の射精を徹底的に辱めるつもりなのだ。 「それとも、このままずっとお預けがいいっスか? 男の子って亀頭だけじゃ射精できないの、知ってるよ❤︎」  勃起したおちんちんに射精の気配をちらつかせることで、経験のないオスは簡単に手玉にとることができる。男は射精のためならば無茶な要求だって飲んでしまう哀れな生き物だ。そんな世の理を理解した狡猾な女豹の顔、今の長瀞には妖艶という言葉がぴったりだった。見つめられているだけで全身が怖気立ち、興奮を抑えることができない。ついに俺は、なけなしのプライドすら捨て去って、口を開く。 「ふーッ、フーッフーッ……❤︎ ふ、筆下ろし、してくださっ……」 「ちがうよ。お願いするんだからさ、『筆下ろししてください』っしょ、セ〜ンパイ❤︎」 「う、ぅぅぅぅ〜〜っっ……❤︎❤︎ 長瀞ぉっ……!!」 「あはっ、恥っずかしっスね〜〜❤︎❤︎ でも、言って? ほーら、言って? あはっ……❤︎ 言えって❤︎」 「ふ、筆下ろしっ、してくださいっ……!」 「あ〜、ほんとに言っちゃったぁ……❤︎ ん、入れてあげるね。ほら、ちんちん入っちゃう入っちゃう……❤︎ だぁめ、目逸らすな……❤︎ いくッスよ、ほら、思いっきり根元まで入れちゃうよ? せーの……❤︎」  ぬりゅりゅりゅ❤︎❤︎ ちゅるんッ❤︎❤︎ 「う、ううぅぅッッッッ❤︎」  ちんぽの根元までを飲み込む、勢いの良い挿入だった。カリ首を包んで守っていた包皮までもが人工膣ヒダによって勢いずり下げられた。それはつまり身体の中でいちばん敏感な、快感を感じ取るためのアンテナが剥き出しにされたことと同義。無数のヒダイボがペニスをぞりぞりと撫で下ろす感覚で、俺は声にならない叫びをあげて悶絶した。  ペニスの先に生じた快楽の電流が、瞬く間に脳髄深くまで駆け抜けたみたいだった。感電させられたかのような衝撃は、身体の芯をビリビリと痺れさせ、悲鳴を漏らすのを我慢できない。  俺はベッドのシーツを両手でぎゅーっと握り込み、咄嗟に足をピンッと伸ばしてお尻の穴を力に入れていた。平気な顔をするのだとか長瀞に抗議するだとか、出来たらやりたかったけど、今は精液が暴発してしまうのをこらえるので手一杯だった。自分でおっかなびっくり動かすオナホオナニーなんかとは叩き込まれた量の快楽の格が違ったなんとか我慢できないだろうかという甘ったれた希望的観測は開始一秒と持たず、へし折られてしまったのである。 「うっっっわ……め〜っちゃ力んでる……❤︎ 精液引っこ抜かれないように必死すぎ〜。いつもこんなに腰ガックガクさせながら、オナニーしてんの? ねーねー、いつもこんな感じなんすか〜?」  はひゅっはひゅっと呼吸する俺の様子をニタニタ見下ろしながら、無遠慮に踏み込んでくる生意気な後輩。今はそれどころではないのを理解したうえで、分かっていて彼女は続ける。 「どうッスか〜? ちんちんもみくちゃにされるの、きもちい? 自分でするのと比べてどんな感じ?」  長瀞はあろうことか、挿入しただけで瀕死になりかけている俺のちんぽを、オナホ越しにぎゅっぽぎゅっぽと揉みしだきはじめた。当然俺は目を白黒させて、ちんぽを揉みしだく長瀞の手を掴む。けれど彼女は俺よりも筋力があって力が強いためにオナホもみもみをやめさせることができず、されるがまま。 「あっ、やめっ、やめぇッ❤︎」 「ぇ〜、なんでやめなきゃいけないんスか〜? 私オナホなんて触ったことないんでぇ、センパイが教えてくれないとわかんないんだけど❤︎ んふふっ♪ おらおらおらっ❤︎ あはっ❤︎」  キツキツのヒダイボがぞりゅぞりゅとしきりにカリ首にまとわりついてきて、ちんぽの先に熱が集まる。それがあまりにもどかしくて、俺は腰を左右にもじもじ振って少しでも刺激を逃がそうと、足裏で何度もシーツを蹴った。しかしながら、オナホの中にちんぽの安全域など存在しない。亀頭への集中的な刺激に意識が蹂躙され、そんな様子を後輩にニタニタ観察され、彼女のご機嫌ひとつで嬲られる体験というのは、強烈に俺の心を蝕んだ。  そうして弄ばれたのは数分だったか、数十分だったか分からないが、ともあれ時間の感覚が曖昧になるほどの刺激だったことは確かである。  そうしたオナホコキならぬオナホもみによって、俺の抵抗の意思は後輩の女子の手の中でいとも簡単に霧散させられてしまった。今はみっともなく足を広げ、膝を内へ外へパタパタ開閉させて喉の奥から唸り声を搾り出している。射精できない刺激を与え続けられることの恐ろしさを痛感させられた俺は、先までとは打って変わり、長瀞のごしごしオナホコキを懇願するようになってしまっていた。 「そんなに言うなら、ゆ〜〜っくり引き抜いてあげますよぉ……❤︎ あ、こぉら目逸らすな❤︎ 目つぶるな❤︎ やめちゃうよ? 今オナホから手放したら、いつもの寂しいオナニー射精になっちゃいますよ? それでもいーんスか? そーそ……❤︎ センパイのちんちん気持ちよくしてくれる女の子のこと、一生忘れらんないようにさ、ちんちんの感覚と頭ん中の記憶ちゃんと結びつけとこーね?」  オナホをゆっくり引き抜かれ、ローションまみれになった細長ちんぽが樹脂の狭間からぬぽぉぉっ……❤︎と顔を出す。俺はもう長瀞の言いなりになる事に全く抵抗感を感じなくなってしまっていた。人生で初めて自分のことを気持ちよくしてくれた女の子に夢中にならないわけがない。  浅ましい童貞のサガと、おちんぽをつけて生まれてきたオスの幸せを後輩の女の子から教え込まれているような気分だった。敏感なペニスを襲うオナホ快楽に、身悶えするほどの羞恥心が合わさって全身の毛が逆立っている。  長瀞は亀頭の先端付近までオナホを引き抜くと、そのまま空中でぴたりと手を停止させる。かろうじてカリ首に引っかかって全部は飛び出ていないものの、それがかえってもどかしさに拍車をかけた。彼女はそのまま言葉を続ける。 「センパイ、なんで金玉が二個あるか考えたことあります? 教えてあげましょーか? 一個は精液がつまってて、もう一個はね……男の子はここに脳みそが詰まってるんだよ❤︎」  そんなはずがない。劣等感を掻き立てるための詭弁だというのに、その言葉は凪いだ湖面に滴下された一雫のように、俺の心の中へ溶けて染み込んでいく。 「射精の準備するときはさすがに金玉一個じゃ足りなくって。それで金玉が二個とも精液作り始めちゃうから、射精近くなると男の子はむずかしいこと考えらんなくなっちゃうんス……❤︎ こんなに小さい脳みそなんだもん、しょーがないよねぇ……❤︎」  それは俺の弱さを嘲り笑うための作り話。しかし羞恥心を快楽と結び付けられてしまった俺にとっては、それが真実であるかのような信憑性を伴って心の奥底へ沈殿してゆく。その詭弁を補強する、負けても仕方のない正当性が自分の中に次々と浮かんでくる。  男が金玉サイズの脳みそしか持たないのならば、女の子に逆らえるわけないじゃないか。性欲を手玉に取られて抗えるわけないじゃないか。 「男子はさ、ちんちんきもちよくしてくれた女子のこと、忘れらんないよーにできてんの……❤︎ 忘れらんなくなっちゃうっスよ、私のこと」  そうして俺は気づかされることになる。自分の本心はもうとっくにこの生意気な後輩にこてんぱんにされて、みっともなく負かされることを願っているのだ、と。そういう悔しさ全開の射精を求めているのだと。 「これから毎日私と顔合わせるたびに、先輩の金玉はきゅんきゅんときめいて、勝手に精液作り始めちゃうんス❤︎ ちんちんムクムク膨らんできて、それ隠すために前屈みになって。それってさ、め〜〜〜っちゃ恥ずかしいよね、男として、年上として……❤︎」  タイミングよく細長ちんぽをオナホの中に入れ戻されていくせいで、体裁上の反論を組み立てることもできない。それがなんだか、『もう私の前で言い訳しなくていいんスよ❤︎』と諭されているように感じて、心がほつれてしまいそうになる。 「私に恥ずかしい思いさせてもらいながらする射精に慣れたらさ、もう大好きなオナニーじゃ満足できなくなっちゃうね? ずっしり重くなった金玉ぶらさげて、センパイはこのオナホもって私のとこにおねだりにきちゃうんスよ……❤︎ ズボンの上から分かるくらい、この細長ちんちんビンビンにしてさ? だってこれ、ぜったいオナニー専用ちんぽこじゃん♪ 女の子とセックスすること、想定して作られてないッスよ❤︎ ほんとはわかってるっしょ?」  色素が薄く、くすみのない生殖器はまるで精通を迎えていないかのような未熟さを感じさせる。男子トイレで小便をする時は一歩前に近づいて、便器の壁で隠して周りから見えないように。銭湯やプールの時間はこそこそとタオルで隠し、人目を気にせずにはいられない。  誰にも言えるはずのなかった劣等感の根源を引きずり出され、容赦なく弄り回される。長瀞はオナホでヒィヒィよがっている俺の表情をよく観察して、どんな嬲り方がより効果的に焚きつけられるのかを徹底的に調べ上げるつもりらしい。 「センパイの細長ちんぽは、自分勝手な恥ずかしい射精するためについてるんスよ。だから、イジってくれる女の子に惹かれちゃうんス……❤︎ ね? だから、恥ずかし射精の味を覚えたら、センパイはもう二度とオナニーで射精できないと思いますよ? ……だって自分でオナニーするだけじゃ、ちんちんからかってもらえませんもんねぇ❤︎ 恥ずかしいの、足りませんもんねぇ❤︎」  言葉責めは止まらない。ゆったりしたスピードの上下運動にようやく慣れてきたと思ったら、今度はピンクの樹脂を手のひらの中でぐにゅぐにゅ蠢かしたり。左右にぐるぐるかき回してみたり。オナホを克服することで俺がオスとして一皮剥けるのを、長瀞は許さないつもりなのだ。 「本物のカップルはイチャイチャし合って本物のセックスしてるのに、センパイは後輩からお情けのオナホコキ❤︎ あーあ……❤︎ 今頃センパイの同級生の人たちは、彼女さんにいっぱいちんちん褒めてもらってるんだろーなー❤︎ 『おちんちんおっきくてかっこいいよ』とか、『今日もいっぱい気持ちよくなろうね、大好きだよ』とかぁ❤︎」  ペニスにコンプレックスを抱えている俺は当然ながら、性的経験の少なさに対しても少なからず思うところがある。正直に言えば、羨ましくって仕方がないのだ。俺が必死にオナホで自分のペニスを鍛えている一方、女の子から生殖器の立派さを認められ、その膣穴を射精のために差し出させている奴もいる。残酷な現実をまざまざと突きつけられ、悔しくて悔しくて呼吸がうまくできなくなっていく。 「センパイが甘々な妄想の中で思い浮かべてるような『生意気後輩』とのえっち、現実にやってる人だっているんスよぉ……❤︎ なのに一方のセンパイはセックスのごっこ遊び。女の子の膣の内側引っ掛けない細長ぁいおちんちんで、狭っこぉい作り物の穴っぽこ相手にへっこへっこへっこ……❤︎w」  人間という生物の中にも階級ピラミッドは確かに存在する。俺は本当に不本意だけれど、その中でもいちばん下の層に押し込められる類の人間だろう。何の取り柄もないような人間。  対して長瀞は間違いなく上の方だ。かわいいし、成績はいいみたいだし、スポーツもできる。持たないものより持っているものの方が多いタイプの人間。  そんな長瀞と釣り合うなんて思っていなかったから、一緒にいられるだけで十分満ち足りているつもりだった。気持ちを伝える必要はなく、ただ本人にだけは絶対バレないように気をつけて、心の奥に鍵をかけておくつもりだった、それなのに。 「あーあ、いい女の子はみぃんな、ちんちんが太くてえぐいセックスの上手な男の子が持ってっちゃうんスよぉ❤︎ 今センパイのちんちんイジってくれてる私だって、もたもたしてたら……盗られちゃうかも……なぁんて❤︎」  いつも俺をイジってくる長瀞が、誰か別の男にイジメられている姿を想像した瞬間、胸が張り裂けそうになった。その男は背が高くて気が強くてスポーツもできて、おまけにペニスだってでかい。俺にないものを全て待っているような男。そんな奴だから長瀞の手を人前で握ることだってできるし、彼女の腰だって抱き寄せられる。少しずつ少しずつ近づいてきた俺と長瀞の関係を瞬く間に追い越して、男女の関係になってしまうのだろう。  俺が密かに想いを寄せていた長瀞に、その女泣かせのペニスを突きつけ、女給のように世話をさせて、思いのままにベッドの上でイジメて楽しむのだろう。そして、最悪なのは長瀞本人も蕩けた顔をして、従順にヤツに従っていて。俺のことをイジってた後輩は、強い男には負けてイジメられるのが好きな女であったのだ。俺は弱くて情けないオスだから彼女のほんのわずかな嗜虐心を満たすために使われていただけで、そんなことにも気づかないで俺は長瀞のことを想ってオナホで自慰行為に励んでいる——。 (いやだ、いやだ、いやだぁっ……❤︎ そんなのやだぁッ……❤︎❤︎) 「あはっ❤︎ センパイ泣いちゃったぁ……❤︎❤︎ ……ごめんね、ごめんなさい、センパイ。ちょっとやりすぎちゃった……❤︎ そうっスよね、横から盗られちゃうのはイヤだよね、ごめんね……❤︎」  思いが抑えられなくなってしまった俺を見た長瀞はほんの一瞬だけ恍惚とした表情を噛み締めると、すぐさま言葉尻を甘ったるくほつれさせた。そのまま胸板に頬を乗せるようにして添い寝すると、身体をべったりと密着させたまま囁いてくる。 「でも、盗られるのがイヤならちゃんと決意表明しとかないと、ダメっスよ……❤︎ ほら、何言えばいいか分かるッスよね?」  触れたところから伝わってくる高めの体温。スレンダーなのに二の腕も足もどこもかしこもやわらかい身体つき。プールの塩素臭がほんのり混じったいい香り。オスの身体とは実に正直な反応を示すものだ。ペニスを丸出しにした状態で近くに女性のフェロモンを感じると、意思とは関係なく勃起の硬度をさらに引き上げてしまう。  さっきまで俺を徹底的にイジり尽くしていた長瀞が、そうやって自分の身体を使って、俺のおちんぽのご機嫌を取ってくれたのがわかった。このコンプレックスまみれの、セックスをさせてあげるに値しないペニスを、長瀞なりに優しく慰めてくれているのだ。そう理解した途端、俺が堰き止めていた感情の泉の閂が音を立てて弾け飛んだ。 「長瀞っ好きっ、すきっ、すきだぁっ……❤︎ すきだっ、長瀞っ……❤︎❤︎」 「ッ、うわぁ……❤︎ うわうわうわぁ……❤︎ めっっちゃ必死じゃん……❤︎ なっさけない好き好き告白止まんないじゃん……❤︎ きもぉ……❤︎ きもきもきも……❤︎ オナホでぐすぐずにさせられて、独占欲丸出し告白とか世界一情けないっスよセンパイ❤︎」  堰を切ったように溢れ出す俺の無様な感情の吐露をコケにしながら、長瀞は空いている手を俺の手のひらの中へ滑り込ませた。指と指の谷間を擦り合わせるようにして交互に絡め、固く繋ぎ合う。 「オナホ早く動かすね。いっぱいきもちよくなろ……❤︎」  ペニスの根元の部分で指輪っかを作った長瀞は、俺の顔色を見ながら手首の動きをどんどん激しくしていく。けれどそれは無理やり精液を引っこ抜いてやろうという動きではなく、むしろペニスを労うようなものだ。こんなに優しく寄り添われたことなんてない。胸の中に押し込めていた本心がどんどん口から溢れて出てしまう。 「きもちい? ひとりでシコシコすんのとどっちが好き?」 「こっちっこっちぃっ❤︎ 長瀞のっ長瀞のオナホコキが好きっ❤︎」 「あはっ❤︎」  いつものにんまりと目元を歪めて頬を赤らめた満面の笑み。俺を窮地に追い込む時の嗜虐的な笑みだった。反射的に背筋に悪寒が走り、俺を罵る言葉が続くのだと思った。 「うれしい……❤︎」 「うぅぅぅぅぅっっ❤︎❤︎」  だからその不意打ちの一言は、俺をもう二度と引き返せない身分違いのガチ恋へと叩き落とした。 「じゃ、センパイのだぁ〜いすきな子がイかせてあげますね」  普段のいじわるな口調を思わせるが、今は俺の好意をしっかり認識されていることが嬉しくてたまらなかった。その好意を受け止めた上でイジってくれているのが、恥ずかしくって心地よくって仕方がない。 「普通はさ、女の子の裸とか喘いでるの見てコーフンして射精するんスよみんな。でもセンパイは……私におまんこごっこさせられてる恥ずかしい思いをオカズにして、私と見つめあってイクの……❤︎」 「うぅっ……❤︎ 長瀞っ、長瀞ぉっ……❤︎」 「不思議っスよねー? オナホコキって、女の子からしてみたら、『こいつにセックスさせてあげるのもったいな〜い❤︎』とか、『おもちゃでちんちん弄んで、射精バカにしてやろ❤︎』みたいな。男の子めちゃくちゃバカにしてるプレイなのにね?」  それから長瀞は身体を伸ばすと舌を突っ込めてしまうぐらい、俺の耳元までその唇を寄せて——。 「今センパイがされてるオナホコキって……世界でいちばんラブラブなオナホコキっスよ❤︎ いひひっ……❤︎」 「あうぅッッ……❤︎❤︎」 「ね、イクとこ見てますから。射精しちゃっていいッスよ……❤︎ センパイがたぶん、好きそーなやつ。イク瞬間にびゅーって言うの、やってあげますね。……好き?」 「すきっ、すきっすきっ……❤︎」 「あはは、それ私のことじゃないっスか〜❤︎ 隙あらば告白すんなしっ……❤︎ ……ほら、ほらほら、イクっすよ。恋人みたいに見つめあってイこ……❤︎」 「イッ、で、でるッ……❤︎」  尻の奥からひと繋ぎになった快楽が、尿道を押し広げながら込み上がってくる。射精に向かう最中、俺はもう自分のペニスに被せられているものが長瀞の身体の一部であると完全に錯覚してしまっていた。好きな子を思いながら顔を見ながら名前を呼びながら、そんなみっともない射精の瞬間を、好きな子本人に見ててもらう。恋心と羞恥心を同時に差し出す射精は、この世できっといちばん恥ずかしい射精に違いない。 びゅるるるるるるっっ❤︎❤︎ びゅくっっっ❤︎❤︎  びゅーーーっ❤︎  びゅーーーっ❤︎❤︎ 「ん、びゅーっ、びゅーっ……❤︎ 見てるよ、見てますからね。今日の射精はひとりぼっちじゃないよ……❤︎」  白濁に意識を漂白されていく中で、唯一その柔和な声と優しげな眼差しだけが射精に添えられる。悔しさと恥ずかしさと優しさを綯い交ぜに与えられた射精は、健全な恋愛では決して得られないものだろう。俺は生まれて初めて、自分のペニスがコンプレックスまみれであることと、己の恋愛経験のなさに感謝した。この味はきっと順風満帆なリア充人生では味わえるものではなかっただろうから。 「びゅっ、びゅ〜〜っ……❤︎ んっはぁ❤︎ もー、どんだけ射精するんスか? あーほら、呆然としちゃってるし……❤︎ 脳みそ空っぽになっちゃわないの? あー、そんで空っぽになった脳みその中に、私との射精の思い出い〜っぱい詰め込む気なんスね? きんも……❤︎❤︎ んふっ、次はちゅーしながら、イかせてあげるね。童貞包茎細長雑魚ちんぽのセ〜ンパイ……ちゅっ❤︎」 《終》

Comments

>to ららら 表現したかった部分なのでそう言っていただけて嬉しいです……😊 原作は最初はもっと当たり強めでやりすぎちゃったなって思ったら、ちょっと声のトーン落としてごめんね?ってしてくるんですよね。 その寄り添い感を感じていただけたなら喜ばしい限りです。 お粗末でした🙏

おはこ

>to matto やったー!!ありがとうございます!!! 原作は最初かなり当たりが強かった感じもとても好みでしたので、そちらのテイストも取り入れつつ優しい雰囲気できるよう努めました! そうお読みいただけたのなら、とても嬉しいです。 内心弱々男子!!かわいい!?初めて言われました……笑 理解を示されるととても気恥ずかしいものですね☺️ でも嬉しよす〜☺️☺️☺️ 自分に自信がない雑魚メンタルなオスに救いあれ……。 何処が良かったのか教えていただけるのも、ホントに感謝感謝です💪

おはこ

>to doumo 後輩の女の子からの全然敬意がこもってない敬語の舐められ感が良きですよね……。 最初はイジり(イジメ)たくてそうしてたのに、次第に寄り添ってくれるのガチ恋してしまうので本当にやめてほしい(やめて欲しくない)

おはこ

コンプレックスを強く自覚させて恥ずかしくさせてから甘く受け入れるの好き過ぎます…  今回も最高でした…

ららら

今回もとても素敵な御作でした。末永くこんな感じでくっついていきそうな空気がすばらしい…… この作品の先輩もなんですが、おはこさんの描かれるよわよわ男の子、かなりの割合で性格や内語が可愛くて応援できるんですよね……今回のだと取られちゃうかものところで泣いちゃうあたりがベストオブベストでした!

matto

後輩に命令されるのすごい興奮しますね… マゾイジメしてもらった上にラブラブ射精までさせてくれるとか女神過ぎる…

d


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