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高級M性感 夕雲 前半《5,000文字弱》

 躾けや調教の手法にこだわりを持つドミナは少なくない。それは効率的な尊厳の搾取にあったり、恥辱の限りを尽くすことそのものにあったり、無様なオスマゾをまた一匹更生できたという達成感であったり。要は、ドミナが主体かつ、起点であらねばならない。課される調教内容にオスの意思が介在することはない。彼女たちにとって男とは、被支配層の、粛清すべき、取るに足りない、出来損ないだ。例えば、動物に芸を仕込む際に、『今からお前に「おすわり」を仕込むが、どう思う?』などと確認しないのがごく自然であり、常識として共有されている。それと同義だ。 だからこそ、過程や経過ではなく、結果として生じるものそれ自体に執着するドミナというのはとりわけ稀有なのである。  ベッドの上で、手足を折り畳まれている男。元来が四足歩行動物であるがごとく、肘と膝が手足の末端であるかのように。結束バンドにて手足の自由を完全に殺されている。そんな状態で仰向けに転がされれば、這うことはおろか、身を翻して起き上がることすらままならない。そして、残る唯一の意思表示の手段さえ、この通り。 んんーーッ♡♡んんぅぅー♡んっ♡んーッ♡  噛まされている口枷の役割はふたつ。ひとつは蓄積される刺激を発散、軽減する逃げ道を封鎖するため。そしてもうひとつは——何のことはない、手始めにその尊厳を殺すためだ。 「ぼくちゃん、おしゃぶりいやいやさんなの?♡ でもだめよ、おくちがさみちいさみちいしちゃうんだから、ちゃんと咥えてなきゃ。 もうっ♡ママを困らせないで?ね?」  窘める声色は未だあどけない。少女から女性へ瑞々しく熟れていく途上、乙女のそれに相違ない。ただし、それ以外のすべてにおいて、彼女、夕雲は実年齢不相応の色っぽさを纏っている。目にした雄を懐柔し、見境なく誑かしてしまうような艶やかさ。相手が年下の、それも未成年の女の子なはずなのに、男は自らを庇護してたんと甘やかしてくれそうだという勝手な印象を抱いてしまうのだ。一度抱いたその幻想は決して、脳裏を離れることはない。  そんな状態で、にこりとでも微笑まれればたちどころに彼女の虜になってしまう。この哀れなオスもそうして先程、ほいほいと魅了されてまんまと連れ込まれ、気づくと衣服を剥がれ、“然るべき格好”を施されて今に至る。 「やっぱり、お花柄が似合うと思ったの♡ふふ、夕雲の目に狂いはなかったわ~♡」  手足をばたつかせて抵抗の色を示そうとする男の服装を褒める。いや、服装と言っていいものか。男の短い手足ごと、全身を包んだパステル色の衣装。それは大人が着用するにはあまりにも淡い色の取り合わせだ。加えて、小さなお花柄のドットにところどころあしらわれたフリル。下半身が開きやすいようにボタンで留めてあるのは、やはりそういう用途なのであろう。赤ん坊用デザインな大人サイズのパステルロンパース。おまけに、手足を畳むのは織り込み済みなのだろう。手足を通す穴がない。肩と腿から先がそのまま伸縮性の高いソックスになっているような形状である。ご丁寧にもぴったりのサイズが選ばれている涎掛けとおしゃぶり型猿轡の形状にも夕雲のこだわりが見て取れる。  無様な格好を強いられ、悪質なおままごとに付き合わされている心持の男は当惑しながらも、怒り心頭といったところか。けれど、夕雲は何も強制赤ちゃんプレイがしたいわけではない。むしろ、これは彼女なりの思いやりなのだ。赤ちゃんにするためにプレイを施すのではない、逆だ。その気はなくとも彼女が施すプレイの結果、例外なく男は皆、赤ちゃんになってしまう。だから前もって恥ずかしくないように、見てくれを整えておいてあげるのだ。  ぷつ、ぷつ、と男の股座のボタンを外すと、中からもこもこしたおむつが顔を出す。下処理の段階で履かせておいた代物。排泄を漏らすこと前提に作られた赤ちゃんの証である。股下から通して、留めたマジックテープをぺりぺりと剥がし、鼻歌を歌いながら準備を進める夕雲。男の抵抗など歯牙にもかけない艦娘の膂力である。ばたつく足を小指でちょんと抑えるだけで動きを止めてしまう。抵抗らしい抵抗などできないうちに、やがておむつが開かれ、数分前まで大人だった陰茎がまろびでる。周りの毛は一本残らず、剃毛されている。なお、男は知る由もないが、すでに永久脱毛の処置も済ませてある。  ただならぬ気配を感じた男は身をよじって、せめて抗議の念を伝えんとする。自らをこんなふうにした妖艶な少女がさぞ楽しそうに、無防備な局部に触れようとしているのだ。いやな予感、というか確信が男の中で警鐘を鳴らす。 「初めての子はいちばん小さいボトルから、いくわね♡」  何を言っているのかわからない、それがまた恐怖を増長させる。ところが、視界の外から取り出された道具は、想像の範疇を出なかった。瓶の先端に乳首を模したゴムの吸引部がはめ込まれている。哺乳瓶だ。しかし、なぜこのタイミングで? 「男の人のオーガズムは数秒のうちにあっけなく終わっちゃう、なんてもったいないと思わない? 女性は気をやってしまうくらい激しい快感が、波のように押し寄せてくるの。…ふふ、ずるいわよね♡」  わけがわからないが、目の前の少女が哺乳瓶らしきボトルを振りながら、よからぬことを考えているのだけはわかる。人間、危機的状況に陥ると知覚が鋭くなるのは生存本能が機能している証左だ。目を凝らしてよく見れば、吸啜するゴムの部分の先端から透明な管のようなものが伸びているではないか。 「女の子はおかしくなっちゃうー♡って言うくらい気持ちいいのに、男の子ってどうして射精でおかしくなれないのかしら♡ ふふ、言い方を変えましょうか♡ もし、射精がずーっと続いたら、男の子はどうなっちゃうんでしょうね♡」 ※※※※※ んんん―――ッ♡♡♡ んんんぅ♡♡おぅんッ♡♡♡ んッ♡んんッ―――♡♡♡  声にならない絶叫がおしゃぶり型猿轡のわずかな隙間を縫ってこだまする。一瞥しただけでは何が起きているのか、まるで見当がつかない光景である。なぜならば、現在夕雲は彼の性感帯には一切触れておらず、愛撫の類を施してもいないのだから。もちろん、道具で攻め立てているわけでもないときている。彼女はあらかじめ赤ん坊に加工した男に膝を枕として提供し、輪郭を確かめるようにして頬を撫で、頭を撫でながら、その様子を直上から優しく見守っているだけである。  そのはずなのに、男の身体はまるで陸に打ち上げられた生きのいい大魚がごとく、踊るようにのたうち回っている。黒目など半分以上瞼の裏に隠れてしまって、涙さえ浮かべて助けを求めている。傍らには、空の哺乳瓶と、ローションのミニボトル。それに、何かを拭ったような形跡のある蒸しタオルと、夕雲のハンカチ、それに未使用のおむつが複数枚。一体何が起こっているというのか。 「じわぁ…♡じわぁ…♡って奥のほう…尿道を焼きながら何かがゆっくりせりあがってきてる感覚、きもちいい?♡ふふ、よかった♡ もう気づいているかもしれないけど、さっきおちんちんに飲ませたミルクはね、ただのミルクじゃないの♡ 主成分は凝固剤♡ そうよ、今せりあがってきてる、マグマみたいなぐつぐつの正体はね、尿道から精管、精巣上体を経て精巣まで到達した凝固剤のおかげで、ぷるっぷるに固まっちゃったぼくちゃんの精液♡ 知ってる?♡ 男性の精巣上体…あぁ、精管のさきの管なんだけど、6mもあるんだって…♡いつもはこれを一瞬で精子が駆け上がってくるなんて…ね、もったいないでしょう?♡」  語り聞かせる夕雲の話のほとんどを、男は言語として認識することができない。男性の感じるオーガズムは、瞬間的な快楽だ。それはごく一瞬のものとはいえど、男を一生虜にするほどの気持ちよさなのである。裏を返せば、当然、男の身体は刹那的な快感が持続することを想定して設計されてはいない。では、そんな射精の快楽がもしも数分間にわたって断続的に生じ続けたとしたら?その答えがここにある。  未だ尿道口から一滴すら精液は漏れ出してはいないのに、許容量をすでに超えた刺激に体裁を気にする余裕はなく、ただ悶絶する成人男性。しかし、その様態も折り畳まれた手足と、数々の赤ちゃんお洋服及びアクセサリーのせいで、もがくさまが必死であればあるほど、滑稽な見世物として見る者の目に映る。射精が気持ちよすぎて身体をばたばたさせる、なるほど、人間が初めて知覚する快感は排泄の瞬間だというが、まるでその再現にも等しい。いかに成熟していようと、大人という体裁を取り繕おうと圧倒的な快楽の奔流に飲まれてしまえば、この通り。女にとってみれば何の変哲もない感覚刺激に耐えられない、あわれなほど脆弱な男の本性。 「いつもよりおちんちんもパンパンでしょ?海綿体の膨張を活性するおくすりも混ぜてあるから、尿道がみちみちに狭まっちゃってるのよ…♡ だから射精のきっかけさえ与えてあげるだけでいいの…♡だって、射精は始まってるんですもの♡ただ、精液が体外に排出されるのが平時に比べて異様に遅いだけ…♡ふふ、ちょっとおもしろいでしょ?♡ 適度に刺激してあげて、あとは放置…♡おむつをはかせ直す時間だって十分♡というか、はかせてあげないとゼリー精液をまき散らしちゃうでしょう?♡精管内の平滑筋層が収縮して、前立腺内を走る射精管、その周囲の快感神経に圧がかかり続けることで…って聞いてる?♡ ほぉら、がんばれ~♡おとこのこ~♡」  聞いていられるわけがない。気持ちの逃がし先、拠り所すらないこの状況で。現在進行形で体が感じたことのない快楽への恐怖が澱となって堆積し続けていく。成人男性といえど、いともたやすく大人の仮面は瓦解する。射精の快楽が5分以上下半身を、ひいては脳の回路を焼き、蹂躙し続ける。 せめて声、声だけでも、出させて。助けて、誰か助けてと、無様に泣き出してしまう男。いい大人が自らの精液に、射精に泣かされている。その泣き濡れた頬を拭ってやる、夕雲の表情のなんと穏やかで慈愛に満ちていることか。 そろそろ頃合いかしら、と見計らって口枷を取り去ってやる夕雲。すると、すでに息も絶え絶えな男の口から、嗚咽とともに夕雲を求める声色。脳の隅まで未知の恐怖に浸りきって、大人が泣いている。ただやっと声を取り戻せた。暗闇の中、外から差し込んだほんのわずかな光。衝動の解放先を見つけた安堵で一瞬、男の心が弛緩する。けれど心情の誘導尋問と形容すべきか、助けを求められる相手など目の前のただ一人しかいない。 「大人なのに、射精で泣いちゃうなんて恥ずかしいですね…♡でも、もっとみっともなく甘えたほうが、気がまぎれるかもしれませんよ♡はぁい♡ ぼくちゃん、ママでちゅよぉ♡どうちたの?♡ちっちがこわいこわいさんなのかしら♡」  泣き叫ぶことでその衝動を逃がそうとする。もはや本能だ、逃がさないと壊れてしまう。だがこれは人間が、否、オスが知性を有していたせい。そのせいで生き恥無様はここにとどまらない。衝動の解放先へ、気持ちの依存先を重ねて見出してしまう。 やッ♡たすけッ♡だずげでッ♡や゛ッ♡ も゛ッ♡むりむ゛りッ♡ぐぅ♡えぎぃ♡ いッ♡い~~~ッ♡ま゛ッ♡ゆどぅじでっ♡ ごわ゛いッ♡こ゛わ゛い゛よ゛ぉ゛ッ♡ ごめ゛ッな゛ざッ♡ま゛ッ♡ま゛まっ♡まま゛ぁっ♡ 夕雲に縋る。自らの格好を、射精を、尊厳をこんな惨めな見世物玩具に改悪した張本人を、まさしく赤ん坊の癇癪のごとく喘ぎ呼び、泣き縋る。決壊した堤防から割れ出た濁流がごとく。これまで培ってきた知恵知識、経験、プライド。彼の中にあるそれらすべて、快楽の濁流が何もかもさらって。残ったのは、他者依存の無力な無様赤ちゃん。 「はいはい、なんですか~♡ ママに甘えたいんでちゅか~♡ぼくちゃん、大人なのにだめだめさんでちゅねー♡ しかたありまちぇんねー♡ぼくちゃん、ガラガラでちゅよー♡ がらがらがら~♡ほら、ね?泣かないで~♡ あぶぅ♡ だぁ♡だぁ♡ ぶぅ♡ いくいくぅ♡いきゅぅ~♡」  助けを求めて必死で喘ぎなく男の、大人のガワを削ぎ落す声かけやあやし方。すべては射精を改造されてしまったことに帰結する。夕雲は何も男を無様赤ちゃん退行させたかったわけではない。精液を粘っこくしてやるだけで、男は夕雲に縋りなく赤ちゃんと化す。ただのひとりも、ただのいちども例外はない。それがおもしろくて、おかしくて、試しているうちにこんなにも最低な生き恥を晒す男という存在が愛おしくてたまらなくなってしまったのだ。 「うんうん、おむつの上から擦っててあげるから、もうちょっと余韻を噛みしめましょうか…♡あぁ、よしよし…怖かったわね…」  いつのまにやらゼリーひり出し射精を終えて、痙攣放心しながらしゃくりあげる男に母性がくすぐられる夕雲。膝の上の愛し子の髪をかきわけ、涎や涙を涎掛けで拭ってやる。嗜虐心と母性を兼ね備えた女性は、たとえ未成年でもこれほどまでに魔性の妖艶を纏うようになるのか。いやはや恐ろしい。 ちなみに男の拘束、着替えから加工にかかった時間が30分そこそこといったところ。ゼリー射精に悶絶していたのは10分も数えていない。本日、夕雲はこのプレイルームを120分で予約している。意味はもうおわかりだろうか。 「ミルクのおかわり、あと7本ありますからね…♡たっくさん、夕雲に甘えてくださいね♡ん?あんよばたばたさせちゃってどうしちゃったの? あっ♡逃げようとしてるのね♡もう、だめよ♡いっぱいミルクを飲まないと、おとなに…ううん、また赤ちゃんになれまちぇんよ~♡はぁい、じゃあ、まずはおむつのなかきれいきれいしまちょうか♡あんよさん、ばんざーい♡」 《終》

Comments

リメイク作としてプレイの大筋は違わないものの、その過程を組み直したのでお口に合ったのなら幸いです…! 後編も再構成になるので、ご期待に添えることを願いつつ頑張って書き上げます。。。!!

おはこ

高級M性感シリーズでも特に好きだった夕雲さんの精液凝固マゾ射精がよりマゾみを増していて、めちゃくちゃ股間に効きます……。 快楽で悶絶するほどの射精……読んで想像するだけでムラムラが止まりません。 時間いっぱいまで続く快楽地獄の後編も楽しみにしてますよ。

プッチャン


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