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七草はづきとかいう女の、童貞コンプレックスマゾ男子必殺手コキはガチやべぇからまーじでやめとけ 《12,000文字弱》

「ええと、オプションは…っと。はーい…♡ちょっとまってくださいねー…♡」  間延びした口調は、こと職場においてよく耳に馴染むもの。けれどいいようもない艶やかさに彩られていると感じるのは、男の期待がそうさせるのか。あえて奥の仮眠室を使わずに、この場所で、視界に収め慣れた彼女のデスクの傍らで、“淫ら”に及ぶという背徳的なシチュエーションは心拍数を跳ね上げる。  283プロダクションアルバイト、七草はづき。アルバイトとはいえ、侮ることなかれ。アイドルの裏方支援に事務作業はもちろん、時には各種レッスンの臨時コーチまでこなす非常にマルチな才覚を備えた心強い同僚である。経歴、年齢、その他一切謎に包まれた人物だが、他にもアルバイトを掛け持ちすることは周知の事実。生活の工面か、本業やはたまた人生の目標があるのか。気になる部分ではあるが、彼女とはビジネスライクな線引きがあるからこそ持ちつ持たれつやれているのかもしれない。だからこそ、この肉欲の対価に金銭を支払うという関係もお互いに妙な勘違いを引き起こさなくて、ある種、気楽なのだと思い込もうとしていた。 「下着の寿命って三か月程度らしいんです。だからこうやってPさんが買い取ってくれるの、結構ありがたいんですよー♡んしょ…♡ ふふっ…♡もう慣れちゃいました、シャツを着たままブラだけ外して抜き取るの…♡」  カーディガンを背もたれにかけ、制服のボタンを外したはづきがしゅるしゅると衣擦れの音をたてながら、着衣を乱すことなく下着を抜き取る。ホックを外すため、軽く屈みながらのまったりしたいつもの笑顔が、にやにやと小馬鹿にしたような上目遣いに感じられて肌が粟立った。まるで男の習性をすべて理解したうえで、浅ましい肉欲まみれの視線をわざと向けさせることに成功した、と。そんな挑発的な意思を勘ぐってしまう。  プツ、という音の後でシャツの中、自らの肢体をまさぐるはづき。その動きもさながら違法クラブのステージに立つポールダンサーのそれだ。自分の身体の価値、効果的な魅せ方をわかっているかのように、客席の下卑た視線を意識するようなもの。シャツ越しにゆっくりと肩紐を下ろし、豊乳といっても差し支えないそれから、かぱり…♡とカップを外す仕草。ブラの刺繍が浮かんでいたシャツがうっすらと肌の色を透かせ、その身体のやわらかさを伝えるようにパツンと張る。大きなふたまりの中央に聳える突起のようなシルエット、視線が自然と吸い寄せられて…はっと気づけば、くすくすとほくそ笑むはづきと視線が合った。無言のからかいがなされているようで、血流がどんどん下半身へと集まってくるのを感じる。 「いかにも童貞趣向丸出しPさん好みのパステルカラーのふわふわ下着ですよー…♡ふふっ…♡食い入るように見ちゃって…♡そんなに女の子の脱ぎたてブラジャーが欲しいんですかぁ?♡」  シャツの胸元からごそごそと取り出したのは、さわやかな若草の淡色。カップの上部や谷間を繋ぐ部分にはブーケのような花の刺繍。大きく湾曲したワイヤー入りの形状はやはり重量感のある毬のような乳を型崩れしないように持ち上げて固定するためのもので、本体のボリューム感を否応なく悟らせる。それをいつもこの席で仕事に励む彼女の胸元から手品のように取り出されたのだ。加えて、あからさまな挑発付き。  正直喉から手が出るほどに欲しいプライベート乳支え布切れだが、それを口にさせるより早く今度はスカートを軽く持ち上げて、黒タイツに手をかけるはづき。  片手ではいかにも持ちづらそうなデカいブラから生足を晒しながら降下していく様子があまりにじれったいことにはっとした時にはすでに遅く、事務員の皮をかぶったストリッパーは(あーぁ…♡)などという口の形を作って呆れ笑いを向けていた。 「なんと、今日はタイツのまま、脱げちゃうやつですー♡しゅるしゅるしゅるー♡…はい、どうぞ…♡確かに『脱ぎたて下着の手渡し』ですー♡オナニーはほどほどにしてくださいねー♡」  若草の蔦を引くと、ひも解かれた布切れが黒タイツのまたぐらの上にするりと音もたてず落下した。絶妙に見えないはづきの秘部から、紐パンが産み落とされたかのようなワンシーンは童貞には刺激が強すぎた。性経験のないことをからかわれるような一連の脱衣と言い回しに、男としての見栄とかプライドとか、そういうものが刺激されてしまう。悔しくて、女に勃起。だが、そんなぐちゃぐちゃにかき回される感情よりも、このいきり立った情欲を鎮めるほうが急を要する。無防備にソファなんかで寝てるような同僚事務員の脱ぎたて下着が手渡されたのだ。生暖かいくそデカブラと、同じくセットのすべすべ紐パンツ。なんだこれブラのほうはデカ乳させるために生地使い過ぎだが、ショーツのほうはこんなのケツに食い込んだらほとんどTバックだろ。こんなのアイドルは商材写真でも着せられないぞ、男の性欲掻き立てるだけ掻き立てて放置する無責任な優秀雌ボディしやがって。 「えー、さすがに恥ずかしいので、ダメですぅー♡……って冗談ですよー♡お買い上げされちゃったので、それもうPさんのものですから…♡恥ずかしくないなら、本人の目の前でくんくんしてもいいですよー…♡ わー…♡ほんとにお顔埋めはじめちゃった…♡すごく鼻息荒いです…♡三か月の間、ずっと体に纏わりついて大事な部分を守っててくれたので、汗とか匂いとか、染みついちゃってたらごめんなさーい…♡」  間延びした口調で淫語を口走ると、スケベ度合いが段違いである。責任取れ、責任取れ、はづきさんっ…!…は、はづきっ…♡はづきッ…♡はづきの下着ふっかふかでなまあったかっ…♡いいにおいするっ…♡フェロモンを下着に吸わせてんじゃねぇぞ淫魔がっ…。くっ、なんだよこの乳サイズ…っ。うっわ、なんだこのサイズ数値っおっぱいでっか…ッ。 「あ、それともこのまま自分でしちゃいます…?♡『見抜き』に変更でもいいですよー♡」  下着を堪能することに没頭していた意識が引き戻される。ふざけるなよ今更こんなくっそ勃起したのに自分でどうにかできるわけないだろいい加減責任取ってっはづきさん…っ!ち、ちがうッ…責任取れはづきっ…!……うぅ…っ♡はづきっ…♡はづきッ…♡  押してばかりだったはづきがちょっぴり引いただけで、プライドでコーティングした男らしさがほろほろと溶け出して、内に隠していたわがままで自分勝手なぴゅあぴゅあ童貞心が表出してしまう。  はづきが見抜いていた本質だ。自分勝手な童貞心にマゾヒズムが融解した厄介な性癖。先ほどの色仕掛け風ストリップに反応したのも、怒りによって金玉が煮立たされたのではない。性経験の乏しさという自らのコンプレックスを見透かされて、経験の豊富さでマウントを取られたような雰囲気を感じて、マゾ心が委縮してしまったのだ。はづきには、Pの(うぅっ…♡)という弱弱しい嘆きが聞こえていた。だからこそ、さらなるいじわるを。独占欲と幻想丸出しの童貞心と、よわっちいへなへなマゾ心に響くような責め方を。仕事ができる女は、性の駆け引きも上手い。はづきもその例に漏れなかった。 「えー…♡そんなにしてもらいたいんですかぁ♡乳首弄り手コキ…♡」  元はPが注文していたオプションではあるが、体裁が崩れた今、その意味合いはまるきり変性する。なぜならば、マゾヒズムを拗らせた男性にとっての「乳首弄り手コキ」とは辱め射精の代名詞であるからだ。女性の性感帯であるはずの乳首。それを刺激してほしいと差し出すことは、自らのそれが日ごろから自分で弄って開発済みであるとの告白か、あるいは自身の身体が先天性の淫乱気質メスボディであるとの告白か。どちらに転んでも、どうしようもない弱点を、ひいては自分自身の恥ずかしい秘密性癖を打ち明けさせれることになるのだから。 「わぁ…♡Pさんの身体、とっても男らしいって感じがしますー♡すごいですー…♡さわさわ…♡」  わざとらしく黄色い声をあげて身体を寄せてくるはづき。胸の中に飛び込むような密着具合に、男は慌てた様子を隠せない。シャツの上から長細い指先で彼の身体をなぞりながら、それとなく胸を押し当てる。たった今までつけていた乳支えはPの手にあるのだ、薄布数枚を隔てて押し付けられるキロ越えの乳肉。これが冷静でいられるわけがない。咄嗟に口元へくしゃくしゃに押し付けていた下着類を離し、はづきの身体を無意識に抱き留めようとするP。けれども、やんわりと腕を押し戻して「めっ♡」と囁いただけで男の動きが殺されてしまう。(勝手なお触りは厳禁ですよー…♡ど・う・て・い・さん♡)というニュアンスを含ませたのだ。女の子を無理やりに抱くという大それた行動などとれるべくもなく、力も弱く、社会的な立場だって弱いはずの彼女にあっという間に主導権を握られてしまう。  それからゆっくりとシャツのボタンが外されて、前がはだけさせらると胸板の上を、はづきの指が踊るように撫でる。くすぐったさが脳内で甘ったるさに置換されて、勝手に感度が高まるお手軽なちょろさ。童貞マゾなど、体を触ってくれる女の子、気持ちよくしてくれる女の子のことが好きになるようにできているのだ。脳みそが誤作動を起こして、恋愛感情が噴出してくる。半開きのお口から、はふ、はふと浅い呼吸が漏れて止まらなくなる。 「つつー…っ♡あーぁ…♡そんなに敏感なお体でどうするんですかぁ…♡ふふっ…♡なーでなーで…♡……つん♡つん♡」  胸板を撫でまわす手のひらがやがてふたつの性感帯に到達し、遊び半分でつつかれる。それだけでぴく、ぴく♡と。大の大人の身体がおもしろいように揺れる。指ではなく、爪の先で、くにくに♡えいっ♡えいっ♡と小気味いいはづきの掛け声に合わせて、甘ったるい鳴き声を我慢できないマゾ乳首楽器。くつくつと笑うはづきが、お医者さんごっこのような口調で辱めに拍車をかける。 「あー…♡これは遊んじゃってますねー…♡乳首歴、長いんですかー…?つーんつん…♡たいへんですねー…♡セックスも未経験なうちから、体に弱点増やしちゃってー♡ぴんッ♡ぴんッ♡…じゃぁ、マゾがよくなるお薬塗っておきますねー…♡はぁ…むっ…♡ちゅぅう…♡」  やわらかくてぬめぬめしたものに性感帯を攫われて、一瞬パニックになる男。抑えきれずに喘ぎ声が漏れ、咄嗟にはづきの下着で口元を覆う。途端、鼻孔に流れ込む強制発情フェロモン。完全に墓穴を掘ってしまったわけだが、仕方ないといえば仕方ない。自らの指しか知らない乳首が初めて他人の粘膜に吸い付かれたのだ。言ってしまえば、ペニスより先に『初めて』を卒業した部位になってしまったわけで。ぴちゃぴちゃいう水音はまるで体の内部で響くようで、甘い疼きが乳頭からじんわり浸透して、思考が理性ごと蕩ける。 「れぉれぉれぇ…っ♡ちゅぅ…♡…はぅ♡って、女の子みたいですねー…♡おっぱい、きもちいいんですねー…♡ふぅぅぅー…♡効いちゃいますかー?♡おしゃぶりされた乳首になまあったかぁい吐息ふきかけられるの…♡」  単純にはづきの乳首舐めがえげつないというのもある。まったりした動きをする彼女の咥内とは思えないほど、舌先が熱心に乳首に纏わりついて、れろれろ音をたてながら丹念に嘗め回す。もう片方を弄る指遣いに抜かりはない。高速でピンピン弾いて翻弄したあと、いいこいいこと乳頭を優しくこね回す。両方厳しく、あるいは両方優しく。もしくは思い思いに蠢く性感帯刺激触手。快楽神経を処理する部分がショートしてしまうのも時間の問題だ。 「授乳するための女の子の名残が、気持ちよくなるためだけの器官として身体に残っちゃったんですねー…♡あーぁ…♡かわいそう…♡生まれてくる性別を間違えちゃったんですかー…?♡くすくすっ…♡わざとらしく、おっぱい押し付けられながらの色仕掛け風乳首弄り手コキ…♡ むにむに押し付けるたびにちんちんクイクイー♡ってズボンの中で上向いて…♡わかりやすいですよ、Pさん…♡…女性のわざとらしいおっぱいアプローチ、だーいすきなんですねー…♡童貞拗らせすぎですよー♡でも大きくてもいいことはあんまりないんですから…♡伸びをするだけでシャツの前なんかパツパツに引っ張られちゃいますし…♡Tシャツなんか胸のところがびよびよに伸びちゃうんです…♡…それに、ほら、ちょっと蒸れてるでしょ、ブラのカップの中…♡」  意識させられた刹那に、その極上のオナネタアイテムがさらなる猛威を振るう。酸素吸引マスクのごとくくそでか乳カップの中は確かに蒸れていて、ほのかな香水では隠し切れない甘ったるい汗の匂いがする。ビキビキと下半身に流れ込む血流。けれど目の前を密着して陣取られているために、自分とはづきのお腹に挟まれる怒張肉棒に触れることすらかなわない。 「谷間と下乳の部分が蒸れて、気を付けないと汗疹とかできちゃうんですよー♡ふふっ…♡普段は性の気配を感じさせなかった事務員さんのとってもえっちな裏の顔…♡びっくりしながら興奮してる…♡図星ですか…?♡れぇ…♡ちろちろちろ…♡」  はづきっ…♡はづきッ…♡はづきぃっ…♡♡ 手コキっ…♡はやくしてっ…♡  おかっ…♡あたまおかしくなりそうっ…♡  なお、こらえ性のない童貞は、心の声を口にして絶対に見せたくなかったよわっちい本心を吐露していることに気づかない。なんと滑稽なことか。そのせいで、悟られてしまう。  彼の蕩けた声色が色欲に染まりきって快楽を求めているだけではないことに。目の前の女性に夢中になってしまっているひとりの雄としての気持ちがにじみ出てしまっていることに。  本心を炙り出されるというのは非常に恐ろしいことで、気持ちや性癖がぐちゃぐちゃに混ざり合って工業廃油のようなギトギトでどうしようもない色になる。七草はづきというえっちすぎる女を独り占めしたいという童貞の独占欲。もっといじめて、恥ずかしい思いをさせて、気持ち良くしてというマゾの被虐欲。そこに、性経験が乏しいというコンプレックスが合わさってこじれにこじれる、  なんでそんなにえっちなプレイに長けてるんだ、はづきっ…♡ どこでそんなのおぼえてきたんだよッ…♡くそっ…♡ 自分以外の男と、えっちなことしてきたのかっ…♡ はづきっ…♡はづきぃ…♡やだっ…♡やだぁ…っ♡ 「ちゅぱ…♡私だって“こういうこと”くらい、普通にできますよー…♡まさか、童貞さんに都合のいい妄想膨らませて、男性経験ゼロの同僚だって思ってたんですか…?♡かわいいですねー…♡うふふ♡こうやって目を合わせたままでも、おちんちんをちゃんと気持ちよくできるくらい手コキ馴れてても…?♡男の人が興奮するようなわざとらしいお話ができても…?♡まだその、自分に都合のいい純真無垢な「七草はづき」の偶像を信じ続けられますか…?♡」  指先の動きひとつに喘がされ、綴る言葉ひとつに惑わされ半ばトランス状態に入りかけているPの手元から先ほど手渡した紐ショーツをそっと抜き取るはづき。じっと瞳を覗き込みながら、ズボンのチャックを下ろして一足早く泣き出してしまった、女を知らない肉竿を取り出す。漏れでた先走りを伸ばして、数度しゅっしゅ♡と扱いて包皮をつるりと下までおろしてしまった。煩わしさや痛みを伴わないおかげで、外気に触れて感じる下半身のたよりなさが先んじて、後から皮を剥いてもらったことに気づくほどの、精錬された扱いよう。  真っ赤というかピンクというか、ともあれ淫水焼けとは無縁の亀頭部に、おむつをはかせてやるかのようにショーツのクロッチ部分で包んでやるはづき。二重生地のふわふわ部分にいちばん敏感な場所を包まれてしまうなど、甲斐甲斐しい童貞ちんぽ世話焼きにガチ恋心が煽られ、独占欲がどんどん色濃くなる。 「それとも…気になっちゃいます?…そういえば、全然お話ししないですもんね私、自分のこと…♡ 童貞Pさんにえっちな手コキアルバイトしてる事務員さんの性事情…♡知りたくないけど、知りたい…♡聞かされたくないっ…♡って感じかな…♡…じゃあ、これは私の友達の話なんですけど…♡」  聞きたくないけど、聞きたい。知りたくない。知りたい。相反する感情を脳とペニスが交互に訴えて心がくちゃくちゃになる。はづきっ…♡はづきやめてくれ…♡はづきぃ…っ♡  そんなわがままな夢見がち赤ちゃん童貞に、清楚系事務員さんは上目遣いで語り聞かせ始めた。もちろん、びっくりしてお漏らしをしてしまわないように、ゆったりとした手コキを携えて。 「この前の金曜日、帰宅途中の繁華街で見ず知らずの男性に口説かれちゃったらしいんです…♡その男性は、身長が高くてがっしりした体つきをしてるけど、どこか粗暴な雰囲気を感じる人で…♡あとで聞いた話だと、スポーツ推薦で入学した某有名私大の学生さんだったんですって♡でも、身なりや羽振りの良さなんかで、おうちが裕福なんだなーってことと、女の子を楽しませる話し方が上手だなってことがすぐにわかって…♡ストレスも溜まっていたので、まぁ、一杯だけなら、なんて高を括っちゃったわけです…♡ただ、酔いが回るに連れて、ボディタッチや会話の内容がいやらしくなってきて…♡だって、いきなり『でけー』とか言いながら、胸を鷲掴みにしてくるんですよ…♡びっくりしちゃって…あっ♡びっくりしちゃったらしくて…♡ふふ…♡」  心臓の音がうるさい。体から少しずつ血の気が引いていくように、呼吸が浅くなる。しかしながら、対照的にはづきのショーツおしめの中でとろとろ粘液の粗相が止まらないセックス未経験ちんぽ。悲壮感と、漂い始めた劣等感と、ほの暗い気持ちを浴びて反り返るその部位が何より、彼の性的な高ぶりを表していた。  内側の高尚さには目もくれず、顔や乳や尻や足。外見だけで女をランク付けし、味見に目がないいかにもな陽キャパリピ。おまけに実家ガチャや基礎ステータスばかり高くて、太刀打ちできないタイプ。そんな苦手どころか本能が忌避してしまう人種に乗せられて行く、話の中の女。 「それからは『俺も寂しいんだよ最近彼女と別れてさー♡お姉さんみたいな美人と仲良くなりてーんだって♡なんもしねーから♡一発だけ一発だけ♡』なんて口車に乗せられて…♡最後のほうは意味も分からなかったんですけど…♡コンビニに寄って…蛍光色のとっても軽い箱…♡童貞くんは買ったことないかな?♡それを指さされて…腰をがっしり抱き寄せられたまま、レジに持っていかされて…♡ニヤニヤ笑いながら、耳元で意地悪言うんです…♡『すぐ使うから袋はいらない』って、いつの間にか命令口調で…♡年上の女を浅ましい交尾欲で唆すんです…♡お尻を撫でまわしたり、鷲掴みしながら…♡この時点で、上下関係を刷り込まれちゃったんでしょうね…♡」  あまりに違う世界のような話に浅い呼吸が止まらない。だってそんな男なんかより自分のほうがたくさんはづきと一緒の時間を過ごしてきて、彼女を目で追ってきて、なのに、なのに。うそ、うそだっ…♡なんでそんなに楽しそうなんだよ、なんで振り払わないんだよ、やだっ、やだっ…やだやだやだぁっ…♡逃げてっ…♡逃げてよはづきぃっ…♡  そして、決定的な言葉が飛び出した瞬間、胸の奥をおもいきり握りつぶされているような痛みが襲った。 「近くのラブホに連れ込まれて…あっ、ラブホは『ラブホテル』って言って、セックスするための建物なんですよー…♡童貞さんは名前だけでも覚えて帰ってくださいねー…♡」 心の中に熱い鉄の棒を突き入れられて、ガチ恋心と童貞コンプレックスをぐじゅぐじゅにかき回されるような。明らかに、はづきの話しぶりも、お話の内容が右も左もわからない童貞坊やにもわかるように、おちょくるような口調でくすくす笑いすら挟んでくる。 ラブホ、ラブホ。知識としては知っているものの、知見の及ばない、どこか非現実的なところにあるもの。そこに、はづきは男と入ったというのか。なんで、なんのために?決まっている。セックスをするためだ。 止まってほしいと泣き叫ぼうにも体は、勃起ちんちんに支配されてしまったかのように言うことを聞かず、ただただ無慈悲に話は続く。 「経験豊富な強い男性の前じゃ、女性はなすすべがないんです…♡お部屋に入って2時間後にはもう本当にひどい目に遭っちゃってて…♡逃げられないよう体重かけた寝バックでベッドに縫い留められて、本人だって知らなかった膣の性感帯をおちんちんで抉りまわされて、わんわん泣いてるんですよいい大人が…♡じっくりねっとり寸止め愛撫のときはあんなにイキたがってたのに…♡あーぁ…♡生意気に立てつくから、男の子を怒らせちゃったんですねー…♡むやみやたらに腰を振るんじゃなくて、的確に女を躾けるために洗練されたハメ堕としテク…♡初めて、止まらないアクメに晒されちゃったらもう年上の威厳なんてどうでもよくなっちゃうんです…♡『ごめんなさいっ…♡楯突いてごめんなさいっ…♡イクっ♡またイクっ♡ごめんなさいっ♡』って…♡アクメ地獄で頭がバカになっちゃってますから、囁かれたことを全部真に受けて恭順しちゃうんです…♡おっぱいを鷲掴みにされて、『デカい乳をばるんばるん揺らしてしまってごめんなさい♡』とか、『おくちでコンドームつけられなくてごめんなさいっ♡』とか、それはもうかわいそうなくらい理不尽な理由で…♡ひどい話ですよね…♡ひそかなコンプレックスを謝らされて、指摘されるのも恥ずかしい言葉を強いられて…♡結局、手加減もしてもらえず、朝まで交尾漬け…♡」  はづきの口から、語られる下卑た酒池肉林の祭典。強いオスはメスを組み伏し、おのが肉欲を満たすためにそのスケベな身体を好き放題できると。その日限りの雄にそそのかされて、股を開かされてしまう不条理をまざまざと聞かされ続け。性癖が蹂躙される音が聞こえる。ちんぽなど馬鹿になってしまったのだろう、現実逃避の幼児返りか、はづきのクロッチおむつをひたひたにしているし。圧をかけられた金玉がこれ以上精液を凝縮できないと悲鳴を上げているし。もう少しでも早くされたらあっけなく射精に至るというハードルを絶妙なタイミングでくぐってシコシコペースを落としてくるはづきに既に全面屈服降参白旗をふりふりしていた。なのに、いまだとどめはさしてもらえず。 「一晩中、いろんな作法を仕込まれちゃうんです…♡喉奥を締めるノーハンドフェラの仕方…♡イクときは数秒前から『イクイクイクぅ♡』って下品なアクメお知らせ声をあげ続けること…♡騎乗位では必死でアクメを堪えながら、頭の後ろで手を組んで全自動ガニ股ピストンで射精を媚びること…♡いくらポルチオをド突きまわされて命乞いアクメ泣きしてても、締めろって言われたら、気合を入れておま〇こを締めないといけないこと…♡あんまり出来が悪いと、お腹にパンチされて無理やり子宮を揺すられちゃうんです…♡反応が悪いと、おへそを灰皿にされちゃうことも…♡ふふっ…♡とっても怖いですよねー…♡あっ、ごめんなさい♡Pさんが一回も経験したことのない、本番セックスのお話ばかりして…♡全然実感わきませんでしたよね…?♡くすくすっ…♡」  何の苦労もなく優秀なメスの身体を暴き、従えさせる百獣の獣のような雄がいる一方。金銭を払って征服対象であるメスに交尾欲だけを解消させてもらう、惨めな対比。さっきのドスケベストリップも、生乳押し当て色仕掛けも、乳首弄りだって、全部全部誰かに仕込まれたものだと考えると、独占欲が根っこから叩きのめされる。 「ふふっ…♡これは例えばの話なんですけど、どうします?最近、私の雰囲気変わってきたなーって、怖くて聞けないけど、明らかに知らないところで男の人に染められてる気配がし始めちゃったら…♡そうですねー♡ピアスがちょっとずつ増えて、私服も露出が多いものになって…♡それで、いつもみたいに手コキお願いしようとしたら、『ごめんなさいー♡これからは見抜きだけでお願いしますー♡』って直接的な接触を断られちゃって…♡でも性欲は収まらないから、お金を渡してシコシコ見てもらうしかなくて…♡今まではそんなことなかったのに、明らかにおちんちん見てくすくす笑われるようになって…♡まるで、小馬鹿にしたような上目遣いでわざとらしい『おちんちんがんばれー♡シコシコえらいえらーい♡』なんてオナニーの様子を弄られたら…♡負け癖だけつけられちゃいますー?♡」  話しぶり、普段の態度はそのままであるがゆえに、強烈なギャップを伴って投下された『大人のお話』。もはや何もかもがうやむやで認識できない彼に残されたのは、こんな状況でも子孫を残そうと健気に働き続ける性欲だけ。逼迫した金玉は先ほどから悲鳴を上げているし、無様に自分からへこへこと腰でも振りそうな勢いである。 「自分にはお金を払わせたうえで見抜きや手コキしかしてくれない女の子が、大嫌いなタイプの軽薄で下卑た…けど、生物としてはとっても優秀な雄の前では即お持ち帰りのワンナイトパコハメ雌に早変わり…♡女の子をよがらせられる雄と、女の子によがらせてもらう情けなくて惨めな雄の対比…♡この気持ちよすぎる手コキも、そんな雄に仕込まれちゃったのかな…なんて考えると、興奮しちゃうんですか…?♡劣等感が射精のおかずなんて、かわいそー…♡ぷくくっ…♡…あっ、そろそろ射精ちゃいますー?♡えー…♡まだ本気出してないのにぃ…♡…いいですよ♡童貞さんには我慢とか無理ですもんねー…♡他人のセックスレポート聞かされながら、惰性でちんちん弄られてるだけでおもらしこみ上げてきちゃう赤ちゃんみたいな雄…♡うんうん、お姉ちゃんのお話がえっちすぎて白いおちっここみ上げてきちゃったんでちゅよねー…♡ごめんね、えっちすぎたよねー…♡」  竿を揉みしだきながら、カリ首をきゅっ♡きゅ♡とひねられ、思わず内股に腰砕けてしまうみっともない男。彼女がとどめをさそうと思えばいつでもイかせることができたのだ。けれどここまで焦らして焦らして生殺しを味わわせたのは、心を蹂躙することによって濃ゆい精液を搾り取るため。目の前が真っ白になるくらいのきもちいい最低の負け負け射精を強いるため。 「じゃあ、ちょっとだけ…♡乳首さんと手コキの三点責めであっという間にイかせてあげますから、なすすべもなく無駄撃ちさせられる敗北感噛みしめながら、イクイクぅー…♡ってかっこわるく腰くねらせて漏らそうね…♡いきますよー…♡」 ぢゅぢゅぅッ♡♡♡ はぇれぇ…っ♡んぽっ…♡れぉれぉれぇ…♡ ちぅぅぅっ♡ぢゅッ♡ れれれれぇ…♡れぇ…♡ふぅぅ…♡ちゅぅ♡ かりかりかりかり♡ぴんッ♡こーねこねこね…♡きゅぅぅ…♡ いいこいいこ…♡くにくにくにっ…♡ぴんっ…♡ぴんッ♡  抵抗などできるべくもない、童貞コンプレックスマゾ男子必殺テク。もはや声を我慢だとか、ちょっとでもかっこいいところをとか、そんなこと考える余裕なんかなくて、獣ののように、それもメスのように無様に喘ぐマゾ。乳汗フェロモンで嗅覚を犯され、生々しくえぐい乳首舐めや高速亀頭回転手コキで視界を囚われ、心をかき乱す言葉責め語りで聴覚を通して破壊され、敏感な性感帯にキャパオーバーの快楽を送り込まれる。  はづきさっ…♡はづきッ…♡はづきっ…♡はづきぃ…っ♡♡♡ 自分の意志で、名前を口にするそれは最後の縋り付き、降参宣言。もはや告白にも等しい鳴き声を上げながら、腰のあたりからマグマのようなぐつぐつと同時にせり上がってきた快楽の濁流に頭の中を一色に塗りつぶされて。 「んっ…♡ほーら…♡イっちゃえー…っ♡…れろれろれろれぇ♡ちゅぅぅぅッ♡♡♡」  どっぷぅ♡ぼっぴゅるッ♡ぼぴゅッ♡びゅぐぅ♡  びゅぶッ♡どっぷぅ…♡どぷ…♡どぷ…♡どっぷる…♡ 「ふぁい…♡さいごのいってきまれ、コキらしまーふ…♡」  乳首に吸い付いたままのはづきが、一応注意を促して、スロー手コキで根元から凝固白濁を搾りだす。射精後のちんぽをぐぅー…♡っと伸ばすような手コキにアクメ痙攣で何度か身体をびくつかせて、文字通りはづきのショーツに特濃おもらしザーをぶちまけた。クロッチに吸いきれるわけはなく、いくらかは手のひらにぼとぼとかかってなお、目を閉じて恋人と事後の余韻を楽しむようなねっとり乳首キスをやめないはづき。射精の余韻が収まるまで男の子の面倒を見る。射精幇助の作法の基本は当然身に染みているようだ。 「うわぁ…♡ゼリーみたいにぷるぷる固形じゃないですか…♡あーぁ…♡ショーツ、べっとべとですぅ…♡…はい、「パンツあやとり」…♡どうします?動画とか撮っときます?……え、目線隠し?…もう、ほんとに好きですよね、Pさん、こういうの…♡」  射精の余韻が収まったとはいえ、少しぼーっとしている彼を促して、のちのオカズ画像を撮影させるとは、さすがアフターサービスまで一級品の手コキスト七草はづきである。アルバイトにしておくにはもったいない。  中指三本を足の穴に通して、ザーメンまみれの若草パステルショーツを見せつけるように屈んでお顔とのツーショット。きちんとにこにこ顔なのが、また男のツボを抑えている。 「これ洗ってきますねー…♡多分、Pさんの精液の匂いがこびりついちゃったと思いますけど…」 差分用にピースで目元を隠したのまで取り終え、ちんぽだけ軽く拭ってやってから、こってりザーショーツを手に立ち上がる。さすがにこのまま持って帰れでは人の心を疑うし、鞄に入るべくもない。手のひらもべとべとだ、服につくのはだるかろう。  が、射精後には甘えた心が湧き出してしまうのが童貞であり、わがままなマゾである。給湯室でもみ洗いする後ろ姿に身体をぴったり重ねるように抱き着いた。その姿はさながらママにかまってほしくてぐずる幼子そのものであり、うわごとのように、はづき…っ♡はづきぃ…♡と彼女を呼んでいる。もっとも、彼女にとっても想定外の行動ではない。肩越しにやれやれと一瞥をくれたあと、視線を手元に戻しながら穏やかな口調で言い聞かせる。 「こーらPさん?いい子で「待て」もできないんですかー?…忘れてませんよ、忘れてませんからねー…♡」  プレイ中のオプションはこれで全てであるものの、彼女の仕事はまだ残っている。今日はどうやって寝かしつけてあげるのがいいか、大きなわがままさんの扱い方を考えるのが毎週末の習慣になっていることに気づいて、はづきはいつもの微笑に困り眉を浮かべた。 「まったくPさんったら本当に拗らせてますよねー…♡『性経験と男としての格の違いを思い知らされながら童貞を馬鹿にされて射精する言葉責め』オプションなんて…♡もう、こんなのえっちなお店いったってしてもらえませんよー…。はい、わかってますよー…♡いつもの、ですよねー。悔しくて濃ゆーい射精したあとの、『寝かしつけ』オプション…。性癖がわがまますぎますよー?ちょっとは自重してください…。…こう、Pさんのせいで、変なテクニックばっかりスキルアップしちゃってるんですよ、私だって。これでもし、いざという時に、相手にドン引かれちゃったらどうしてくれるんですかー?もう…ただの変態じゃないですか、私。ステータスは淫乱一極振りとか、固有スキルは水商売とかって言われ…うぅ…頭が……。はやくスヤァしないと………ぁ、睡魔来ました…。それにしても…ふ、ぁ。「子守歌」って言えるんですか、これ……。寝息を聞かれるのって結構恥ずかしいんですけど……ふ、ぅん……はぁい……また、明日ぁ……くぅ………くぅ………」 《終》

Comments

やッッッッッッッこちらこそありがとうございます…。 普段のソフトマゾ向けと同列に括り難い方向性に仕上がったので、正直不安ではありましたが、好意的なお言葉をいただけて嬉しいです…!

おはこ

男のプライドを散々蹂躙されてからの無様射精最高でした。 目の前で自分を弄ぶ淫らな雌が自分より遥かに強い雄に屈服されてるのを聞かされながらしてもらうなんて、マゾにはたまらないシチュですね。 強い雄は好き勝手に膣内射精を楽しんでたのに、憐れなマゾは下着への精子無駄撃ち……マゾ童貞Pとシンクロし過ぎて最初から最後までビンビンでした。 マゾ性癖を刺激しまくりの素晴らしい作品をありがとうございました。

プッチャン


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