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カドラス
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とある前妻と後妻の決闘

「んはぁっ♡ああんっ♡このっ・・・イけっ♡」 「おほぉっ♡ううんっ♡ううっ・・・イけっ♡」 とある家のとある薄暗い家で、二人の女が全裸でまぐわっていた。 「お願いっ・・・イって・・・ひぃんっ♡」 「イって・・・お願いっ・・・ああんっ♡」 じゅぷ・・・じゅぷっ・・・どぷっ 股間から愛液が零れ落ち、幾度となく体がびくんびくんと体が跳ねる。 だゆん、と揺れる巨大な乳房が重なり合ってましゅまろのように潰れ合い、たるんだお腹も重なり合い、そして子を産んだ彼女達の産道の出口が、ぴったりと重なり合う。 「お・・・ぉぉっ・・・♡・・・イぐぅ・・・♡」 「あ・・・ぃぃっ・・・♡・・・イっちゃう・・・♡」 「あ・・・ああ・・・あぁぁぁあ♡♡♡」 ぶしぃぃいい・・・ 愛液が溢れ、ベッドのシーツの上に落ち、シミを広げていく。 「あ・・・おね・・・がい・・・もう、あきらめて・・・♡」 「お・・・いや・・・ぜっ・・・たい、わたさない・・・♡」 何故、彼女たちは全裸でまぐわっているのか。 何故、彼女たちは睨み合っているのか。 ことの発端は大崎結花と彼女の夫『武夫』の離婚であった。 息子である秋也を産み、幸せな家庭を築いていた。 だが、経済の悪化によって夫の会社が倒産し、生活がいきなり困窮してしまったのである。 幸い、すぐに働き口を見つける事は出来たが、給料が前職より低く、とてもではないが以前のような生活は出来なくなってしまったのである。 専業主婦である結花も働こうとしたが、とても生活の足しにならず、事態は困窮していくばかりであった。 そこへ武夫の両親からとんでもない提案が飛んできたのである。 それは、結花と離婚し、秋也を育てられる女性と再び結婚する、というものだった。 それは、子供を育てる事の出来ない女を捨てろという事を暗に突き付けていた。 結花はそれを呑むしかなく、反対してくれた武夫もしぶしぶ了承し、結花は家を出て行った。 その後、武夫は、新たな女性を迎え入れた。 その名は映奈。武夫の両親が紹介した保育士であり、結花と顔立ち以外の全てが瓜二つの容姿を持つ女性であった。 その為、秋也も映奈をすぐに受け入れ、映奈も秋也を母親として愛した。 武夫もまた、前妻である結花と同じように献身的な映奈の事を愛したが、それでも結花の事を忘れられず、時間を見てはアパート暮らしを始めた結花の元へ足を運ぶような事を繰り返した。 結花は、本当はいけない事だと分かっていても、やってきて未だ愛してくれる武夫を拒む事はせず、秋也にも折を見て会いに行っている。 それを映奈も快くは思っていないが、武夫や秋也の中に結花の事を忘れる事は出来ないと悟っているため、強く出る事は出来なかった。 それほどまでに、映奈も武夫と秋也を愛していた。 そうして数年間、結花と映奈たちの歪な家族関係は続いた そうした関係が続いたある日の事――― 「ふう・・・」 その日は、まだ明るいうちに買い物に出ていた日の事だった。 (今日は何にしようかしら) 結花は育ちに育った乳房をたゆんたゆんと揺らし、周囲の視線に気付かないまま商店街を歩いていた。 (あら?) だが、その時視界に、見覚えのある後ろ姿が見えたのである。 「秋ちゃん・・・?」 秋也だった。 何故、あの子はここに?その理由はすぐに分かった。 自分と同じ長い黒髪の女性が、まだ幼い秋也の手を引いていた。 その女性が、別れた元夫武夫が再婚した映奈だという事は容易に分かった。 その、親子仲睦まじい姿に、結花の胸がちくりと痛んだが、必死に口を噤んで我慢する。 (あの人は、ちゃんと秋ちゃんを育ててくれてるの・・・) しかし、見たくもない光景だった。 自分以外の誰かが、愛する息子を育てている。 その事実は、とてもではないが受け止められるものではない。 だから、すぐさまその場から離れようと振り返り、 「お母さん、今夜のお夕飯は何?」 その言葉に、立ち止まってしまった。 「今日は秋ちゃんの大好きなハンバーグよ」 「わぁい!お母さんのハンバーグ大好き!」 「ふふ、じゃあお肉屋さんにいこうね」 その言葉は、ああその言葉だけは我慢出来ない。 今まで、うしろめたさから、秋也の新たな『母親』には会ってこなかった。 いや、心のどこかで秋也は自分以外の女を母と呼ぶことはないんじゃないかと思っていた。 だが、秋也は、確かに自分以外の女を母と呼んだ。 それだけは、どうしても――― 「秋ちゃん」 映奈がその女の声を初めて聴いたのは、その時だった。 出会うはずの無い、愛する夫の前妻。 振り返れば、自分に顔以外そっくりな女がそこに立っていて、すぐにその女が夫の前妻である結花だと理解した。 今まで、接触するのを避けてきた筈なのに、何故いきなり。そう思うのも束の間、別の衝撃で映奈の中の疑問は吹き飛んだ。 「あ、お母さん!」 その言葉に、映奈は柄も知れない衝撃を受けた。 愛する息子が自分の手を離し、『母親』の方へ走っていく。 その光景を前に、映奈は愕然とし、その場で立ち竦んだ。 「どうしたの?こんな所で」 「買い物よ。秋ちゃんは?」 「僕もお買い物!」 映奈には一時期の記憶が朧気であった。 家族や学校の事は覚えている。だが、大学に上がってからの事が朧気であり、気付けば大学を卒業して二年後、病院のベッドにいた。 精神的な記憶喪失らしく、大学に入学してからの六年の間の記憶がすっぽり抜けていた。 両親もその事は話そうとせず、映奈もそれを察して深く聞かなかった。 しかし、その最中で出会った武夫という男性に出会い、そしてその連れ子である秋也を見て、映奈は自身が求めているものが何かを知った。 『母』として『子』を愛する。 それが、映奈の求めているものだった。 そうして、武夫との結婚を決めた映奈は、武夫の妻として秋也を育てていく事となった。 だが、彼らが未だに前妻である女性の事を引きずっている事もなんとなくだが察していた。 この幸せを壊さない為に、そしてやむをえない事情とはいえ実の母親と引き離された秋也の事を想い、最初のうちは、前妻との面会も許していた。 だが、日が経つにつれ、映奈は武夫を深く愛し、そして秋也が自分の目の前からいなくなってしまうのではないかという恐怖に襲われ、その心情のまま、彼女は家族へと没頭していった。 そして、今、目の前でその恐怖が現実となってしまった。 「こんにちは」 「こんにちは」 上手く、笑顔は出来ているだろうか。 引き攣っていないだろうか。もしくは、怒りに染まっていないだろうか。 「私、秋也君の母の結花と言います。初めまして、ですよね」 「はい。私、今の秋也君の母の映奈です。よろしくお願いします」 至って平静を保って会話する結花と映奈。しかし、その胸中は不穏なもので満たされていた。 「お邪魔でしたでしょうか」 「いえ、秋也君も貴方に会えてよかったと思います。ですが、何故声をかけてきたのでしょうか?秋也君とはこの間も会っていたと思いますが」 「偶然ですよ。そんな事より、秋也はちゃんと馴染めていますでしょうか」 「ええ。とてもいい子で、家庭でも幼稚園でも素直で元気よく遊んでいますよ」 「それは良かった」 つとめて笑顔で会話するが、二人の間に漂う雰囲気はあまりにも重苦しかった。 「・・・秋ちゃん、ごめんね、私、そろそろ行かないと」 「え~・・・」 「ごめんね」 そう言って、結花は秋也を力いっぱい抱き締める。 そのあまりにも巨大な爆乳に、秋也は気持ちよさそうに抱き着く。 「っ・・・!?」 その光景に、映奈は息を飲んだ。 映奈が立ち竦んでいる間に、たっぷりと秋也を堪能した結花は秋也を離し、映奈の元へと返す。 「それでは、私はこれで―――」 「秋ちゃん」 そのまま立ち去ろうとした所で、映奈がしゃがんだかと思えば、すぐさま秋也を目いっぱい抱き締めた。 「っ・・・!?」 それには結花も驚き、先ほどの彼女と同様に、気持ちよさそうに乳房を抱き締める息子の姿を目に焼き付ける。 そして、秋也から離れると、 「それでは、私たちはこれで」 「・・・・ええ」 そうして、背中を向け合って別れる、結花と映奈。 その心の内は、あまりにもどす黒かった。 ((負けない・・・!)) それから数日後、ふと映奈から結花に電話がかかってきた。 『もしもし?』 「もしもし、結花さん?」 『ああ、映奈さん。どうしたんですか?』 「少し、お話がしたいと思いまして・・・秋也君は友達の家に泊まっていて、夫も明日から出張で三日は帰ってきませんので、明日、こちらにいらしてくれないでしょうか?」 『ふふ、大丈夫ですよ。自分の家に帰る・・・そう、家に帰るだけですので。気にせず待っていてください』 「精一杯おもてなしさせていただきますので、ゆっくり来てください、私たちの家に」 翌日、朝から武夫は出張に、秋也は友達の家に泊まりに行き、家には映奈ただ一人。 そんな夏の日の十時に、不意に玄関の扉が開いた。 「っ・・・!」 そして、すぐさまリビングへの扉が開き、結花が部屋に入ってくる。 「ただいま」 「ここは貴方の家ではありませんよ」 入ってきた結花を、映奈が出迎える。 二人とも、この夏に合った白いワンピースを着ており、三十代に相応しい熟れた肉体をありありと見せつけていた。 その巨大な乳房もまた健在であった。 「いいえ、私の家です。やむを得ず、貴方に譲る事になっただけで、ここは変わらず、私とあの人と秋ちゃんの為の家です」 「それはもう過去の話です。ここはもう、私とあの人、そして秋ちゃんが仲良く暮らす為の場所・・・貴方はもう、過去の女なんです」 「そんな事、私はゆるしません。あの人の妻である事も、あの子の母親である事・・・どんな理由があっても、それを譲る事は出来ません」 「現実に負けて武夫さんと秋ちゃんを捨てた癖に、何をいまさら・・・もう、この家の女は私なのです。ですから、どうかもう二度と、私たちと関わらないでください」 「いいえ、そうなるのは貴方の方です。貴方と変わらない収入が入るようになった。もう既に、私は戻る準備が出来ているんです。出て行くのは、貴方の方ですよ」 「・・・だったら、もう我慢の必要はないわね」 「・・・ええ、貴方がここにいる事に、もう耐えられない」 むぎゅぅぅうう・・・と二人の乳房が押し付けられ、潰れ合う。 肉体、力、美貌。何をとっても格差は無く、下手をすれば瓜二つな二人の女が、この一般的な小さな家で、対峙している。 それは、一重に彼女たちの『女』として、『妻』として、『母』としての矜持のぶつかり合いであった。 「我慢しないでください。苦しいなら苦しいと仰って良いんですよ」 「それはそちらのセリフではなくて?我慢せず、降参と言っていいんですよ」 ぎゅむぎゅむと衣服越しに爆乳を押し付け合い、真面目な眼差しで睨み合う結花と映奈。 ぎちぎちとブラが千切れそうな音が聞こえてくる。 その異様な音に、二人はどこか違和感を感じた。 ((な、何・・・?この、変な違和感は・・・)) 二人はその違和感に恐怖を覚えた。 「・・・全部脱ぎましょう、服が破れるといけないわ」 「そうするわ」 そう言って、二人は離れ、ワンピースを脱いだ。 その下にある、下着姿に、二人は改めて圧倒される。 ((大きい・・・!)) そのあまりにも巨大な乳房は、まさにバスケットボールもかくやというサイズであった。 誰もが羨むであろうその爆乳は、彼女の密かな自慢であった。 だが、今目の前に、自分と同じ脅威を持つ存在がそこにいた。 ((でも、まだ、優位に立てる・・・!)) 二人は、ホックに手をかけた。 二人にはまだ、相手に勝てるという自信があった。 ブラは本来、衣服と乳首が擦れないようにや、乳房の形を保つ為のものだが、今の二人にとってはその用途は違う。 それは――― ―――ばるんっぶるんっ 「「―――っ!!?」」 先ほどまでの、バスケットボールのようなサイズの乳房が、爆発するように本来の姿を晒す。 それは、まさにバランスボールであった。 母にして女の象徴。それが、二人の特異性だった。 そこにあるだけでかなり肩が凝るのだが、それを抜きにしても二人にとってそのおっぱいは自慢であった。 だから、当然の事ながら彼女たちの決闘法は決まった。 「貴方のおっぱいを潰してあげるわ」 「潰されるのは貴方のおっぱいよ」 バチンバチンバチンバチンバチンバチンバチンバチンバチン 両手を繋ぎ、引き寄せ合う事で乳のぶつけ合う。 それを、一切ひくことなく、休みなく繰り返し続けている。 「はあ・・・はあ・・・はあ・・・」 「はあ・・・はあ・・・はあ・・・」 幾度となく乳をぶつけ合い、巨大な乳房が悲鳴を上げるように痛みを訴えるが、それを無視して乳をぶつけ合う。 (負けない・・・!) (負けない・・・!) 少しでも引けば、確実に圧し潰される。 ほんの少しの差が、大きな差を作ってしまう。 そんなプレッシャーを感じながら、二人は一心不乱の乳をぶつけ合う。 しかし、その最中で、 「「んぎぃっ♡」」 乳首同士が正面衝突し、その衝撃が二人の体を跳ねさせ、一時間も続いた二人の乳房のぶつけ合いを一旦止める。 「「はあ・・はあ・・・はあ・・・」」 酷く疲れた様子で、呼吸を繰り返す結花と映奈。 「・・・まだ、やれるわ・・・よ・・・」 「・・・こっちも・・・よ・・・」 「「・・・・」」 唐突に、二人は手を離した。 そして、相手の背に手を回し、一気に抱き寄せる。 「うぐっ・・・」 「ぐふっ・・・」 乳房が巨大ゆえに、背中中央まで届く事は無かった。 だが、それでも少しずつ、互いの乳房が潰れて良き、少しずつ、少しずつ、背に回した右手と左手が、相手の背で近付き合っていた。 「う・・・ぅう・・・!」 「う・・・ぐぅ・・・!」 もし、その時が来れば、きっと今の苦しさの何倍も凄まじい苦しみが襲い掛かってくることだろう。 「こ・・・の・・・」 「もう・・・すこし・・・」 そして、その時は来た。 「「―――おえええぇええぇええええぇえええええ!!!???」」 恐ろしい絶叫が、空間に響いた。 繋いだ手が、ぎゅっと互いを引き寄せ、二人の間にある乳房を猛烈に潰し、肺を潰し、体を潰す。 その苦しみは、彼女たちが経験した事の無いような、想像を絶する苦しみであった。 「おんっぅぅぅううぅうぅううう!!!」 「ふんっぐぅぅううぅううぅうう!!!」 苦しい我慢比べだ。 自慢の乳房が潰れ、みちみちと嫌な音を立てていく。 しかし、肺が潰され、まともな呼吸が出来ないこの状況では、先ほどのように、一時間と持つことは無かった。 「お・・・ごぼぇえ・・・」 「お・・・うぇええ・・・」 耐え切れず、手を離し、床に倒れ込む。 「げほっ・・・ごほっごほっ・・・!」 「おえっ・・・げほっげほっ・・・!」 激しく咳き込み、新鮮な空気を取り込むのに必死になる。 それほどまでに、二人の締め合いはあまりにも苦しかったのだ。 「おぇ・・・まだ、終わりじゃないわよ・・・」 「げほ・・・当たり前よ・・・絶対に・・・」 「「ぜったいに・・・つぶす・・・!」」 しかし、その時、外から十二時を告げるメロディが聞こえてくる。 「・・・お昼にしましょう」 「・・・ええ」 目の前に並ぶのは同じ料理。 しかし、作ったのは目の前の女。 全裸にエプロンという際どい恰好ながらも、同じ台所で、作ったお昼のオムライスは、目の前で香ばしい匂いを立てながら、彼女たちの目の前に置かれている。 問題なのは、盛り付けが全く同じである事。そして――― 「「お、美味しい・・・」」 息子秋也が大好きな料理であるオムライス。 その味を比べるべく、作ったのだが、その味は素直に絶賛すべきもの。 というか、同じ味付けである事には驚きを隠せなかった。 (秋ちゃんの為に頑張って腕を上げたのに・・・) (秋ちゃんの好みに合わせて頑張ったのに・・・) その事実に、結花と映奈は衝撃を受けた。 そして・・・ 「「うう・・・」」 料理に関しては、悪口が言えなかった。 「くっ、こ、これで私は、貴方を認めないわ!」 「うっ、そ、それはこちらのセリフよ!」 負け惜しみのように声を挙げて、残りを食べる。 そして、全て食べ終わった後、しっかりと食器を洗い、後片付けをしっかり終わられた後――― バチィンッ!!! 午後一時――――二人は血統を再開した。 「「ふんぎぃぃいぃいいいぃいい!!!」」 エプロンを脱ぎ捨て、曝け出された超乳同士を激突させる。 「負けないわ!貴方にだけは、絶対に!!」 「負けない!貴方を倒して、私は絶対、母親になるのよ!!」 「「秋ちゃんの母親は私なのよぉおお!!!」」 スバァンッ!!バンバンッ!ドッパァン!! 乳房のみを使ったノーガードの殴り合う。 そのおおよそ乳房をぶつけ合っているとは思えない音がリビングに響き渡る。 ズドォンっ!ドゴォン!ドップゥンッ!ブバァン!!! 幾度となく、全体重を乗せた激突が繰り返される。 気付けば二人の乳は真っ赤に腫れあがっており、それだけであまりにも痛々しかった。 しかし、それにすら構わず二人は一心不乱に乳をぶつけ合った。 そのまま、まさか一時間も乳をぶつけ合い続けた頃――― 「あっ」 映奈が、そんな声をあげた。 ドッシィィィンっ!!! 「おごぇぇぇええぇぇえぇええぇええええ!!!?」 凄まじい衝撃と共に、映奈の体が宙を舞った。 僅かに、力負けした映奈の乳が、その持ち主の体ごと、吹っ飛んだのである。 その信じられない光景は、今目の前に現実として繰り広げられ、映奈の体を木の床へと叩きつけた。 「はあ・・・はあ・・・はあ・・・」 「お・・・おっ・・・ごぉ・・・」 吹っ飛ばされて床で悶絶している映奈を見下ろす結花。 「う・・・・ぅう・・・・」 しかし、既に限界だったのか耐え切れず床に座ってしまう。 そうして、しばらく何も動きは無かったが、やがて、どちらも同時に立ち上がる。 「今ので、勝ったと思わないで・・・」 「負け惜しみですか?もう一度倒してあげるわ」 そうして、再び、恐ろしい乳のぶつけ合いが始まる。 スボォォンっ!バッドォォオオン!!ドゴォォォン!!! その、とても人が出しているとは思えない乳のぶつけ合いは、次はほんの三十分で差が出た。 「あ」 その声は、今度は結花から出た。 ドッボォォォンっ!! 「ごがぁああぁぁぁぁあああああぁああああ!!!?」 結花の体が宙を舞い、床の上に落ちる。 僅かな力負け、それだけでこれほどまでの被害を出す二人の超乳は、もはや人を一撃で沈める凶器以外の何者でもなかった。 「お・・・おおお・・・おぁぁあ・・・・」 「はあ・・・はあ・・・はあ・・・」 それはまるで先ほどの逆。 映奈は、疲れを誤魔化し切れずにその場に座り込み、結花は床の上で悶え苦しむ。 だが、しばらくすれば再び立ち上がり、自慢の乳を向け合う。 「はあ・・・はあ・・・」 「はあ・・・はあ・・・」 互いに一勝一敗。しかし互いの乳房は未だ潰れていない。 「・・・壁の向こうに、行ってくれない?」 「いいわよ。貴方も、向こう側に」 そうして、二人とも、広いリビングの最も遠い壁を背に、向き合う。 「全力で来なさい」 「元よりそのつもり」 一つ、深呼吸をして、相手を睨みつけ、一言。 「「潰す!!」」 そして走り出した。 乳房がばるんばるんと揺れながらも、前のめりになりながらどんどん加速していく。 そして、その勢いのまま、激突寸前まで行くと上体を起こし、乳房を突き付け―――― ドッッッゴォォォォォォォォォォォン!!! 「「おんぎやあぁぁああぁあああぁあぁああぁぁあああぁあああ!!!!!?」」 信じられない音と、女性とは思えない悲鳴という名の絶叫が響き渡り、二人の体がありえない弾かれ方をする。 というのも、激突した乳房が思いっきり潰れ、その衝撃で肺の中の空気が全て吐き出される。その後、乳房がその弾力で思いっきり戻り、そのまま二人の体が空中で上を向く。その勢いのまま背中から床に落ちる。 しかも、それだけに留まらず、 ぶっしゅぅぅぅぅぅううう 「「おほぉぉぉぉおんほぉぉおおぉお♡♡♡」」 その乳房から大量の母乳が噴水のように噴き出し、その乳房を白くコーティングしていく。 二人の母は、痛みと苦しさで悶絶しながら、母乳を噴き出したままの乳房をそのままに、その場で悶え苦しむ。 「「お・・・おぉお・・・おぇ・・・ぉお・・・」」 そうして、しばらく動けなくなる二人であった。 だが・・・ ((武夫さん秋ちゃん武夫さん秋ちゃん武夫さん秋ちゃん武夫さん秋ちゃん武夫さん秋ちゃん武夫さん秋ちゃん武夫さん秋ちゃん武夫さん秋ちゃん武夫さん秋ちゃん武夫さん秋ちゃん武夫さん秋ちゃん武夫さん秋ちゃん――――っっっ!!!)) 必死にくじけそうな自身の心を奮い立たせ、満身創痍のまま立ち上がって見せる結花と映奈。 全ては、愛する家族への愛ゆえに。 「ふーっ!ふーっ!ふーっ!ふーっ!」 「ふーっ!ふーっ!ふーっ!ふーっ!」 四つん這いで睨み合い、睨み合う二人の雌。 「わたさ・・・ない・・・」 「とりか・・・えす・・・」 かろうじて立ち上がり、二人は拳を握りしめた。 「何をしてでも貴方の胸を潰してやる!」 「潰されるのは貴方の胸です!その胸を潰して、私が母として格上だという事を教えてあげます」 「その言葉、そっくりそのまま返してあげるわ!」 二人は拳を振り上げた。 「「私が、あの子のお母さんなのよぉぉぉぉおおお!!!」」 もう日が暮れた頃。 「ひぃ・・・ひっ・・・ぃぃ・・・」 「うぁ・・・ぁっ・・・うう・・・」 あれから、幾度となく乳を潰すべく己の肉体を全力で使った。 乳房をぶつけ合うだけでは飽き足らず、拳で乳房を叩き潰すべく振り抜き、幾度となくぶつけ合った。 時には肘を、時には足を、または乳房をぶつけ、何度も何度も何度も乳房を殴り合った。 顔も腹も脚も狙わず、とにかく乳房だけを狙って殴り合った。 幾度となく母乳が噴き出し、途中、催した尿意は倒れた相手に向かってかけた。 気付けばリビングの床一面に、互いの母乳と汗と尿が振り撒かれていた。 そして、二人の乳房は―――見るも無残な姿へと変わっていた。 赤い痣はもう真っ青な青痣に変わり、今朝の頃の張りはもうほとんど失われていた。 しかし、辛うじて最後の砦の如く形は保っており、それが失われた時、彼女たちの乳は死んだも同然となるだろう。 更に母乳をぼたぼたと零れさせたまま。もはや栓の緩んだ蛇口である。 母体の方も疲労困憊の満身創痍であり、拳をもう握る事も出来ない。 「はあ・・・はあ・・・」 「はあ・・・はあ・・・」 「きな・・・さい・・・・」 「そっち・・・こそ・・・」 地面に座り込んでいた状態から、よろよろと立ち上がり、両手を広げた。 ぼたぼたと零れ落ちる母乳。 それでも二人の乳房はまだ形を保っている。 しかし、それもあと一発耐えれるかどうか。 「「まけ・・・ない・・・!」」 そして、その時が来た。 ぎゅむぅぅぅぅぅううう・・・!!! 「「おおおおおおおおおおお♡♡♡」」 柔らかな四つのおっぱいが潰れ、母乳が隙間から零れ落ちる。 ぷちぷちぷち、という嫌な音を立てながら、アドレナリンが切れた事によって脳に突き刺さる痛みに悶絶しながら、二人は自分の乳房を相手の乳房に押し付ける。 「ああぁぁぁあああああ♡♡♡」 「おおおぉぉおおぉおん♡♡♡」 「つぶれろぉぉおぉおおぉおお♡♡♡」 「つぶれてぇえぇぇぇぇえええ♡♡♡」 「わたしがおかあさんなのぉぉおおぉおお♡♡♡」 「わたしがおかあさんなのぉぉおおぉおお♡♡♡」 「「だから、つぶれてぇぇえぇぇえぇええぇぇええ♡♡♡」」 ―――ぶち そんな音が、聞こえた気がした。 「「・・・・」」 叫ぶのをやめた結花と映奈。 しばらく無言でそのままの状態で静止していた二人だが、ゆっくりと体を離し、その結果を見た。 「「ああ・・・・」」 ――――そこにあったのは、無残にも潰れた自分の乳房。 相手と同じ結果。即ち、相討ちであった。 元々、二人の胸はこんなサイズではなかった。 せめて、他の人より大きいというだけのサイズ。 しかし、結花が離婚し、映奈が再婚したその日、何故かもう大きくならないと思われた乳房が急成長を始めたのである。 その現象に戸惑い、そしてサイズの変わった乳房に四苦八苦してきたが、その理由を知ったのは、つい先日だった。 ((私のおっぱいは、この人と戦う為に準備してきたんだ)) 目の前の女と戦う為に。彼女とぶつかる事を、彼女たちの乳房は準備を進めてきたのだ。 そして、今日、理由を自覚した彼女たちの乳房は更に急成長し、今、バランスボールのような大きさへと成長したのである。 しかし、自分の為に大きくなってくれた乳房は、もう見るも無残な潰れおっぱいへと変貌してしまった。 「あ・・・ああ・・・」 (ごめんね・・・こんなに、頑張ってくれたのに・・・) 「あ・・・ああ・・・」 (ごめんね・・・こんなに大きくなってくれたのに・・・) ふと、時計のアラームが鳴る。 時間は、七時だった。 「・・・・お夕飯の、準備をしなきゃ・・・」 「・・・・ええ、そうしましょう」 たった一時間の休憩。 「「おいしい・・・」」 憎き相手の料理。嘘をつけない彼女達の素直な感想。 ズタボロの体で食べる料理は、いつもより遥かに美味しく感じた。 息子の大好きなハンバーグだった。 悔しくても、そのハンバーグに、結花は息子が今喜んでいる事に、映奈はかつて喜んでいた事を、実感する。 結花は思った。 もう自分の居場所なんてないのではないのか。 映奈は思った。 自分はあの子の親に相応しくないのではないか。 そんな不安が過った。 しかし、お互いが作ったこの料理は、彼女たちの心を癒していた。 「「おいしい・・・」」 温かい食事。それは一種の安らぎの時間であり、人類の三大欲求の一つを満たすもの。 それは、くたびれた彼女たちの体に僅かな活力を与えた。 そして、再び対峙した二人。 潰れた乳房で何をするのか、とにかく二人は睨み合っていた。 「・・・・今日最後の勝負よ」 不意に、映奈が口を開いた。 「私のおっぱいを貴方の頭に押し付けます。そして貴方のおっぱいで私の頭を埋めてください」 「おっぱい69・・・おっぱいで窒息合戦ね」 「その通り。おっぱいじゃ勝負はつかなかった。でも、今日の決着はつけないと」 「そうね・・・貴方を潰すには、今日だけじゃ足りなさすぎる」 「この三日間、たっぷり使いましょう・・・貴方の心が折れるまで」 「ええ、存分に潰し合いましょう・・・」 二人は、その場に寝そべった。 横並びに寝て、自分の頭が相手の乳房の前になるようにする。 そのまま、相手の頭を、両腕で抱える。 そして――― 深夜十二時 ちょろろろろろ・・・・ ついに、片方の女から黄色の液体が零れ落ちた。 幾度にも渡るマウント合戦。 何度も何度も上下を入れ替え、相手を逃さないようがっちりと腕を固め、その状態で四時間、ぶっ続けで窒息させ合った二人の女の戦いは、一つの区切りを見せた。 「は・・・ぁ・・・あ・・・か・・・た・・・・」 勝者の女に、喜びはなかった。 それが出来ない程、損耗していたからだ。 (うそ・・・かったのに・・・うごけない・・・・) かろうじて、敗者の上から降りた所で、力を使い果たした勝者は、薄れゆく意識の中で、密かに悔しがった。 (こんなんじゃ・・・かったって・・・いえない・・・) そのまま意識を手放し、敗者仲良くリビングで寝る事になってしまう。 その勝者の名は・・・結花。 敗者であり映奈は、情けなく白目を剥いたまま、無様に失禁しながらそこに寝ていた。 しかし、この初日のような結果が、あと二日は続くという事を、彼女たちは覚悟しなければならなかった。


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