『リクエスト』とある二人の妖怪女の決闘
Added 2023-02-28 15:00:00 +0000 UTC(失敗した・・・!) 弥助は心の中でそう叫んだ。 彼の視界に映るのは一面の雪景色。 弥助はこの冬の季節に山登りに来ていたのだが、突然天気が崩れてしまい、激しい吹雪に見舞われてしまったのだ。 視界は最悪、足元は雪で埋もれて身動きがとりづらい。 歩いていても体力どころか体温も奪われる。 (このままじゃ凍え死んじまう!) そんなの冗談じゃないと言わんばかりに歩を進める弥助。 だがしかし、吹雪はさらに強くなっていくばかりで、視界もどんどん悪くなっていく。 だんだん、指先の感覚がなくなってきたと感じた時――― 視界に、僅かな光が入った。 それを見た弥助は鈍くなった体を無理矢理動かして、その光の元へ向かう。近づいていくにつれ、その光の正体が分かってきた。 それは、一軒の山小屋であった。 それを見た瞬間、弥助の全身に力がみなぎり、力の限りその山小屋へ走っていく。 人が希望を見れば、時として信じられない力を発揮するものである。 そうして辿り着いた山小屋の扉に手をかける。 (助かった!) そう心の中で叫び、扉を開けた。 そして、二度目の衝撃を味わった。 そこには、目を疑うほどの白銀の美女がいた。 真白の着物を着込み、白雪の如き肌と白銀の長髪を持つ一人の美女が、そこにいた。 「・・・・」 その美しさに、弥助は絶句する他なかった。 ほんの少し、沈黙がよぎる。しかし、白の美女はすっと微笑むと、 「そこに立っていては凍るよ。お入りなさい」 そう弥助を山小屋に招き入れた。 真白の美女は火を起こすと、弥助の脱いだ服を干し、暖を取らせた。 (それにしても綺麗な人だな・・・) とても若く見えるが、所作はどれも熟年のものだ。 年を取ったことによる艶のある美しさが見て取れる。 その上、 (胸でけぇ・・・) 白い着物の下から凄まじく主張していくる爆乳。頭一つ以上はあろうそれは、弥助の視線を釘付けにする。 「どうしたんだい?ぼうや」 そんな弥助に、妖しく微笑む真白の美女。 「い、いえ、なんでも・・・」 (ぼ、ぼうやって・・・) 慌てて視線を外す弥助。 しかしその脳裏には美女の爆乳がしっかり刻まれており、しばしちらちらと盗み見てしまう。 その上、そんなに年は離れていないと思うが、そう呼ばれるのは妙な気分である。 と、煩悩に頭を支配されていると、不意に真白の美女が弥助の体にその身を寄せた。 「よければ今宵、その冷えた体・・・温めてあげようか?」 そう言って、弥助の股間に手を這わせる真白の美女。 それに、弥助は思わず体を震わせる。 そこには美女の色香によってガチガチに勃起してしまった陰茎があった。 「抜いてあげようか?」 耳元でそう囁いてくる。 その言葉が直接脳内に響くようで、弥助は思わず応じそうになる。 だが――― 「そうはいかないよ」 突然、どこからともなく知らぬ女が現れ、弥助のもう片方の腕を引いた。 振り返ってみてみれば、 (うおっ・・・!?) 真白の美女と負けず劣らずの美女がそこにいた。 絹のような黒髪と浅く焼けた肌。赤い着物を着たその女性は、真白の美女と同等の美しさを兼ね備えていた。 そして何より、真白の美女と同じ程度の乳房を持っていた。 「・・・だれだい?」 「この子は私が先に目をつけてたんだ。横取りは許さないよ」 「南の田舎者が、こんな所まで追いかけてくるなんて熱心だこと」 「黙れ北の田舎者。こんな所でしか生きていけない引き籠りが」 「子供しか狙わないくせに。そんなにこの男が良いのかい?」 「あんたのお陰でやっと触れられたんだ。渡さないよ」 正直、一体なんの話をしているのか分からない。 だが、分かることは一つだけ。 この二人の雰囲気は、今まで過ごしてきた人生の中で最悪である、という事だ。 何かに巻き込まれるのは分かっている。 問題はその何に巻き込まれるのか、だ。 そうしている間に、真白の美女が弥助に向かって微笑む。 「ここで少し待ってなさい。すぐに終わるから」 「安心しなさい。貴方に危害は加えないから」 真白に続いて浅黒の美女も微笑んでそう囁き、二人は弥助から離れた。 そして、部屋の奥、弥助と暖炉から少し離れた場所で、両者は睨み合った。 そして、自分が着ていた着物に手をかけると、 「「ふんっ!」」 ばるん!という効果音が付きそうな勢いで、その爆乳を晒し合った。 (うそだろ・・・!?) そこで更なる衝撃。二人の頭一つ分だと思われていた乳房は、実は着物に包まれていたことで抑えつけられていたらしく、その本当のサイズは、特大の西瓜ほどはあろうサイズの爆乳であった。 「慎ましいわね。南の田舎者に相応しい乳房だわ」 「浅ましいわね。北の田舎者に相応しい乳房だわ」 数秒の沈黙の後、二人の美女は動いた。 「潰れろ雪女ァァァ―――――!!!」 「消えろ乳の親ァァァ――――!!!」 その巨大過ぎる乳房を正面からぶつけ合った。 弥助は、それを見ている事しか出来なかった。 走り出した二人の女が、真白と浅黒の肌が、正面から激突する。 その瞬間、凄まじい音が響いた。 パァン!!! 気持ちのいいほどすさまじい音が響いた。 それに、弥助は思わず体を震わせる。 四つの巨大な質量がぶつかり合い、二人の美女はその美しい素顔を歪ませた。 「「おっごぉっ・・・!?」」 自分が余裕で勝つはずだった。 だが、結果は互角。 どちらも吹き飛ばされることもなく、乳房が潰れることもなく、ぐりぐりと押し合う形になってしまう。 激突の衝撃が全て乳房が吸収してしまったのだろう。 その上、元に戻ろうとする弾力と押し合う力が拮抗しており、ぐにぐにと押し合う形になる。 「このっ・・・南の田舎者風情が・・・!」 「黙れっ・・・北の田舎者のくせに・・・!」 真白と浅黒の肌が境界を作り、潰れ合う。 しかし、一向に優劣が付く気配がない。 「ぐぐぐ・・・!」 「ううう・・・!」 足に力を籠め、押し合う二人の美女。 しかし、一向に優劣のつかない押し合いに、二人の美女はしびれを切らしたのか、ばっと離れて睨み合う。 「「はあ・・・はあ・・・はあ・・・」」 息を整える二人の美女。 しかし、その表情は悔しそうに歪んでいた。 (すげぇ・・・) 二人の美女が、乳繰り合って争っている。 それだけで弥助の興奮を誘っていた。 「・・・ふん」 ふと、浅黒の美女が鼻で笑った。 「その程度で私に張り合おうなんて浅はかにもほどがあるわね」 「はん、それはこちらのセリフ。なんてお粗末な乳房なんでしょうね」 「私に押し負けていた癖に」 「潰されていたのはそっちでしょう」 「「・・・・」」 「「潰す!!」」 そう叫んだ二人の美女は、腰を捻って上半身を動かし、乳房を振るう。 そして振るったその乳房を、ぶつけ合った。 バチィン!!! 「んぐぉ!?」 「んぎぃ!?」 激突した乳房が渇いた破裂音を響かせる。 その正面衝突と同時に、二人の美女の表情が苦悶に歪んだ。 しかし、それだけで終わらず、二人は何度も腰を捻って横から上から何度も乳房をぶつけ合う。 「このっ、南の田舎者なんかにっここまで、んごぉっ!?手こずるなんてぇっ!!」 「うるっさいっんごぉ!?北の田舎者っがぁ!私とっ互角だなんてっ、屈辱よぉ!!」 「「つぶれろっ!つぶれろぉぉぉお!!!」」 何度も激突する乳房。その度に柔らかい肉が波打ち、美しい顔が苦痛に歪む。 しかしそれでも二人の美女は延々と上半身を振って乳房をぶつけ合う。 「くらえ!」 「んぎぃ!?」 時には、真白の美女が浅黒の美女を弾き飛ばす。 「やったなぁ!!」 「んごぉ!?」 時には、浅黒の美女が真白の美女を打ち返す。 「消えろぉぉぉぉおおぉおお!!!」 「いぎぃぃぃぃいいぃいいい!!?」 真白の美女の乳房が、浅黒の美女の乳房を上から潰す。 「死ねえぇぇええぇええぇえ!!!」 「いやあぁぁあぁあぁあああ!!?」 朝黒の美女の乳房が、真白の美女の乳房を上から潰す。 「ひぎぃ!ひぎぃ!ひぎぃぃいい!!!」 「おぎぃ!おぎぃ!おぎぃぃいい!!!」 そのたわわで巨大な乳房が、正面からぶつかり合う。 「「うぎゅぃぃぃぃぃぃいいぃい!!!」」 そんな事が何時間も続いた最中、突然、今までにない奇声が二人の女の口から吐き出された。 地面からぼたぼたと音が聞こえ、見てみれば、そこには白い水たまりが出来ていた。 そして、その白い水たまりは、二人の美女の乳首から漏れ出ているとう事も用意に分かった。 (まじかよ、あれ、母乳か・・・!?) 「うそ・・・うそよ、こんな田舎者なんかに・・・」 「そんな・・・こんな引き籠りなんかに、こんな・・・!」 ぼたぼたと母乳をあふれさせる乳首を抑え、狼狽える真白と浅黒の美女。 その事実を受け入れられないようにしばらく目を泳がせていたが、やがてゆらりと体を揺らすと、 「「ころしてやる・・・」」 酷く地に響くような低い声が聞こえた。 それに弥助の背筋がひんやりとしたような気がした瞬間、 「「しねぇぇえぇええぇえええ!!!!」」 再び、乳房が正面からぶつかり合った。 今度は母乳がまき散らされるほどに激しい打ち合いが始まる。 鬼の形相で乳房をぶつけ合う二人の雌。 ばちんばちんとぶつけ合い、乳房をぶつけ合う度に母乳が弾け、まき散らされる。 表情から見て取れる通り、相手に対する憎しみは凄まじい。 しかしそれでも二人の激突は止まらない。 何度も、何度も、乳房がぶつかり合う。 その度に母乳が零れ落ちる。 しかし、やがて決着の時は訪れる。 「いい・・・加減・・・負けを・・・みとめなさい・・・よ・・・!」 「それ・・・は・・・こっちの・・・せりふ・・・よ・・・・・・!」 未だにぼたぼたと母乳が垂れ流れ続けている。しかし、その溢れている量から、あと一発で決壊するだろう。 つまり、次が最後の一撃。 「みなみの、いなかものなんかに・・・!」 「きた、の、いなかものふぜいが・・・!」 よろよろと姿勢を正し、二人は向き合う。 そのただならぬ雰囲気に、弥助は息を飲む。 そして、その時が訪れた。 「「いい加減、死ねぇぇええぇぇえぇええええ!!!」」 走り出す。凄まじい勢いで。 その距離がどんどん近付いて行っていく。あと、三歩で激突する。 あと二歩、一歩、そして――― バッチィィィィィィィイン!!! 「――――いやあぁぁああぁぁぁぁぁあああぁぁああ!!!」 悲鳴が響いた。 しかし、今度は一人だけだった。 ぴったりくっつき合った二つの女体。その片方が、崩れ落ちた。 「はあ・・・はあ・・・はあ・・・」 立っている女は、膝をがくがくと震わせているが、それでも立っていた。 勝者として――― 「・・・ふふ・・・アハ・・・アハハハハハ!!!」 やがて、勝ったことを自覚すると、立っている女は『真白』の髪を振り乱して笑い声をあげた。 「アハハハハ!ざまあないわね南の田舎者風情が!」 そう言って、意識が朦朧としている浅黒の女の胸を踏みつける。 「随分と手間取らせてくれたねぇ南の田舎者風情が・・・こうしてやる!」 そう言って、倒れる浅黒の女の足元に立つと、ゆらりと体を傾けたかと思うと、自分の乳房を、母乳を垂れ流す浅黒の女の乳房に真上から叩きつけた。 「おぎぁぁぁああ!!?」 「あはははは!!潰れろ!潰れてしまえ!そして私の前から消えろぉぉぉおお!!」 「いやぁぁあああ!!うげぇぇえええ!!!?おぎあぁぁああ!!!?」 それから、何度も何度も自分の乳房を相手の乳房に叩きつけ続けた。 そうする度に、母乳が飛び散り、だんだんと乳房が萎んでいく。 何度も、何度も、何度も――― (うぉ・・・) その光景を、弥助は目に焼き付けていた。 勝利し、歓喜のままに相手に制裁を下す女の表情を。 敗北し、絶望のままに自分の乳房が潰されていくのを見る女の表情を。 やがて、浅黒の女の乳房が、完全につぶれてしまった頃――― 「う・・・・ひぃ・・・・いやぁ・・・」 うわ言を最後に、その女の姿が、霞となって消えた。 「え・・・」 「ふ、ふふ・・・やっと消えたわね」 浅黒の美女が消えた事で床に寝転がっていた真白の女が起き上がる。 「待たせたね。さあ、ヤろうか」 真白の女がふらふらと弥助に近付いていく。 その最中でふと、弥助はあることを思い出した。 (そういえば、さっき、この人のこと、あの人は『雪女』だって・・・) その答えを、弥助は知ることはなかった。 その後、雪山で一人の男性が行方不明になったというニュースが巷で報道された。
Comments
最高でした!カドラスさんありがとうございました!
める
2023-03-01 04:17:04 +0000 UTC