とある武家の妻たちの決闘
Added 2022-09-01 15:00:00 +0000 UTC自身を心の底から慕い、相手を憎んでいた筈の桔梗と牡丹。 だが、その二人が互いを認め合い、相討ちという形でその場に倒れ込んだ。 それを見届けた眞代と紗椰は、使用人を呼び、二人を別室で休ませるように言った。 それともう一つ、布団を交換させ、新たに敷き直させた。 そして、二人は腹を突き合わせた。 「すまない。思った以上に我が娘の情事が激しかった故に、体が火照ってしまった」 「それはこちらもだ。我が娘があれほどやるとは思いもしなかった」 「ふふ、その様子では、飢えているな・・・それも、仕方がないか」 「萎えてくれるなよ。それはお互い同じこと・・・我が夫のように私を満足させられるか試してやろう、龍関眞代」 「そっくりそのまま返してやろう、虎岳紗椰」 その時、重ね合わせた腹の内からとんとんと叩かれる。 それが相手からも返ってくる。 「この子たちは、仲が良さそうだな」 「ああ、仲の悪い母たちを許しておくれ」 とんとん、と叩き合って、まるで会話をしているような腹の中の子を腹越しに愛しそうに撫でる二人。 だが、一度目を閉じると、深呼吸をした後、二人は互いに睨み合う。 「許せ。これが最後の戦だ」 「無論。これをもって龍関と虎岳、最後の合戦とする」 二人は、手を伸ばし、その手を互いに握り合う。 「・・・・」 「・・・・ん?どうした?」 「いや・・・桔梗たちの戦いを見て、想ってしまった・・・私も、お前を愛する事になるのだろうか、と」 「ぬぐっ・・・!?」 それを言われて、紗椰は思わず頬を赤くする。 「そ、それは、えっと・・・」 「私は虎岳を心の底から憎んでいた。だが、このまま家が滅びるぐらいであれば憎しみは墓まで持って行こうと思った。・・・だが、同じくらい虎岳を恨んでいる筈の桔梗は、戦いをもって相手を愛する事を選んだ・・・私がとるべき選択は、果たして、どちらだろうか・・・」 「わ、分かるはずがないだろう!そんな事!」 紗椰は顔を真っ赤にしてそう言い返した。しかし、「そうだな」と呟く眞代の事を見つめた後、絞り出すようにこう零した。 「私も、お前たち龍関を心の底から恨んでいた。しかし、やはり牡丹を見ていると、どうしても揺らいでしまう」 「虎岳紗椰・・・」 「分からない。やはり、頭で考えては分からない。だから、今はただ、まぐわおう」 紗椰は、眞代を見つめ、そう告げた。 「女として競い合おう。今、私たちの目の前にある道はそれだけだ」 「・・・そうだな。武人の妻としてあるまじき醜態だった。許してくれ」 「それはこれから起きる全てで決めてやる」 気付けば二人は唇が触れるか触れない距離で見つめ合っていた。 「私を満足させることは出来るか?」 「満足と言わず、猫のように鳴かせてやろう」 「ほざくな。鳴くのはそっちだ」 両者睨み合い、そして、腹を押し合い、その上の巨大な乳房を潰し合いながら、二人は唇を重ね合わせた。 「んちゅ、じゅるっじゅるるるっじゅぱっじゅぷっじゅるるるっ」 「んちゅ、じゅぱっじゅるうるっじゅぷっじゅぱっじゅるるるっ」 すかさず舌を絡め合い、激しく交わらせる。 夫以外にしたことのない接吻合戦。その実、愛し合うような口付け以外した事のない彼女には、憎き仇の妻との戦うような接吻はどのようなものか知らない。 だからただ、夫が答えてくれるような舌使いを自然と行っていた。 そしてその舌使いは、自然と相手と息を合わせるような淫靡な音を奏でていく。 「んちゅっ・・・んふっ・・・んちゅっ、くちゅ・・・」 「ちゅぱっ・・・ちゅっ・・・くちゅっ、はむっ・・・」 「じゅぱ・・・とらがく・・・さや・・・」 「じゅぷ・・・りゅうぜき・・・まや・・・」 口を離し、見つめ合う。二人、 「はあ・・・はあ・・・前座は、これでいいだろう・・・」 「はあ・・・はあ・・・ああ、用意は出来ている・・・」 二人は、この接吻で濡れた陰部へと手を伸ばす。 振れるだけでびっしょりと濡れている事が分かる。 「全く、これほどまでに濡らしおって・・・」 「人の事が言えるのか。貴様も同じようなものだろうに」 陰唇を舐めまわすように撫でる二人。 「くっふ・・・どうした?焦らすな、一気に来い、覚悟は出来ているぞ」 「あっう・・・そうだぞ?焦らさずに来い。正面から迎え撃ってやるぞ」 一瞬の静寂。 「「んっくぅ!!」」 ずぷぷぷぷ・・・! 二人の指が、抵抗なく膣内に入っていく。異物が入り込み、しかし性感帯である膣ではそれが性感となって二人の脳を痺れさせる。 しかし、それがこの勝負を優位に進めるための手段だ。 じゅぷじゅぷじゅぷじゅぷ・・・ 「はっ・・・はっ・・・どうした?随分と、息が荒いな」 「はっ・・・はっ・・・そちらこそ。とても苦しそうだ」 「言っていろ。先に果てるのは、お前だ」 「何を言っている。先に果てるのは貴様だ」 「「このっ・・・ひぃんっ!?」」 じゅぷじゅぷじゅぷ・・・ぐにぐに・・・じゅぽじゅぷ・・・ 「はっ・・・あふっ・・・・くぅっ・・・」 「うっ・・・くぅっ・・・・ひぅっ・・・」 執拗に弱点であろう場所を責めてくる相手に恨みがましく視線を向けるも、それで相手が止めてくれるほど甘くはないと二人は知っている。 何故なら自分も止める気などないからだ。 触れ合う大きな腹からどこどこと叩かれている感覚がある。 今自分が指を突っ込んでいるのは相手の子のいる腹の中、その道だ。 (子供に罪はない・・・) (子供を、傷つけぬようにしなくては・・・) でも相手は絶頂させる。それだけの為に二人は指を動かす。 そしてしばらく、その状況が続き、 「果てろっ、果てるんだ。早く、果てろぉ・・・ぁぁ!!!」 「果てるっ、のは貴様のっ方だっ、果てっ・・・ぉぉ!!!」 勢いをかけ、指の動きを速める。それを相手も同じようにしてきた為に、二人の我慢が一気に限界を迎え、 「「あ、あぁぁぁぁぁあああ・・・!!!」」 プシャァァァアアア・・・ 溢れ出る愛液。体を痙攣させながら、二人は絶頂の余韻に浸る。 互いの肩に手を置きながら、耐えるも、その衝撃は大きい。 「「はあ・・・はあ・・・はあ・・・」」 「・・・・果てたな」 「・・・・お前こそ」 囁き合って、睨み合う眞代と紗椰。 「・・・・横になれ。お前の乳を吸いつくしてやる」 「面白い。ただし吸い尽くされるのはお前の方だ」 二人はそれぞれ右に倒れ、互いの乳房を突きつけ合う。 妊娠によって母乳を含み、大きく張った乳房を眼前にして、息を飲むも、ああも啖呵を切ってしまった故に、引き下がるという選択肢は二人にはなかった。 「「っ!!」」 二人は、相手の右乳に吸い付いた。 ごくごくごくごく・・・・ ((う、美味い・・・敵ながら、なんて美味な母乳・・・!)) 必死に吸い上げながらも相手の母乳の甘露な味わいに戦慄する二人。 ((わ、私は・・・私は、母として・・・)) その美味さに、母親としての自信を失いかける。 (いや、そんな筈はない!) (私は彼の家の妻なんだ!) ((負ける筈がない・・・いいや、負ける訳にはいかないんだ!)) 二人は、母乳を吸う力を強める。それと同時に、残った左乳を空いた手で掴むと、そこから母乳を絞り上げるように握る。 「「んんんん・・・っ!!!」」 ごくごくっごくっ・・・・ どれだけ飲んでも、どれだけ絞っても尽きる気配がない。 ((このままではっ・・・)) 相手の母乳に溺れてしまう。 そう察した眞代と紗椰は空いた最後の手を真上に伸ばした。 そこは、相手の陰唇がある場所だった。 ((っ!?くっ、考える事は同じか!!)) それでも手を止めない。先ほどと同じように膣に指を突き入れ、出し入れを繰り返す。 「「んぉ・・・げほっごほっ!」」 だが、それによって気道に母乳が入ったのか激しくむせる。 「げほっ、げほっ・・・!」 「ごほっ、ごほっ・・・!」 「げほっ・・・も、もう終わりか、虎岳・・・!」 「ごほっ・・・なんの、まだまだぁ・・・!」 愛液が漏れ出る陰唇を向け合う。 「「はあ・・・はあ・・・っ!勝負!!」」 二人は陰唇をぶつけた。 「「んひぃぃぃんっ!!?」」 その衝撃に、二人は仰け反る。 「「あっ!あっ!あっ!あっ!」」 何度も何度も陰唇をぶつけ合い、二人は快感をぶつけ合う。 鈍器のような快感が、二人の脳髄を叩く。 「おっ!おっ!おっ!さ、紗椰っ、紗椰ぁ!!」 「おっ!おっ!おっ!ま、眞代っ、眞代ぉ!!」 ばちゅんっぱちゅんっぱちゅんっ 卑猥な衝突音がその空間に響く。陰唇をぶつけ合う度に愛液が弾けるように飛び散り、その度に視界がちかちかと明滅する。 (あっ、だめっ、とぶ、飛んでしまう・・・っ!) (は、果てるっ、果ててしまうっ・・・!) (紗椰に、果てさせられる・・・!!) (眞代に、果てさせられる・・・!!) (あれ・・・さや・・・に・・・?) (あれ・・・まよ・・・に・・・?) その時、二人はとある違和感に気付いた。 「「あ、あぁぁああぁああああっ!!!」」 プシャアァァァアアアア・・・!!! それと同時に、二人は絶頂した。 ((私は、この女のことを、名前で・・・)) そして二人は布団の上にばたりと倒れた。 しばらく、二人の荒い呼吸だけが部屋に響く。 「「はあ・・・はあ・・・はあ・・・」」 その最中で、しばらくある事を考えていた二人は、一つの結論に辿り着いた。 ((ああ、そういう事か・・・)) 二人は、そう納得すると、体を起こして、その顔を見つめ合った。 ((私はもう、この女の事を、憎めなくなっていたんだな・・・)) 我ながら呆れたものだと、二人は自虐的な笑みを浮かべた。 ((いや、憎しみの時代は終わったという事か)) もう、子の代にそれは起こさせない。 ならば、腹の子の母である自分が、それを止める最初の人になる。 そう思うと、自然を笑みがこぼれた。 「桔梗も、同じ気持ちだったのだろうか」 「いいや、確実に違うな。何故ならあの子たちは子を孕んでいない」 「それが唯一、残念な事ではあるがな」 そうでなければ、自分たちが腹の子を大事に育てる事はなかった。 しかし、それも既に過ぎた事だ。 今は、ただ目の前の女と、心行くまで交わりたい。 「眞代、私はやっとわかったぞ。今の私たちに必要なものを」 「奇遇だな。私もだ」 「答えは、既に娘たちが示してくれた」 「ああ、ならば私たちも・・・」 「「存分に果たし合おうぞ」」 二人の唇が重なり合う。 それは最初のような荒々しくも、どこか腑に落ちているような甘く激しい接吻であった。 二人は陰唇を擦り合う。 膨らんだ腹が邪魔して上手く動けないからだ。 だが、激しく動いて腹の中の子に悪影響が出るのも避けたい。 しかしそれ以上に、今は互いの貝を合わせたい気分だった。 「あっ♡あっ♡あっ♡紗椰、紗椰ぁ・・・!」 「おっ♡おっ♡おっ♡眞代、眞代ぉ・・・!」 「もっと・・・もっとだ紗椰っ♡もっと擦りつけろ♡私を満足させてくれ♡紗椰っ♡」 「言ったな♡眞代こそもっと押し付けてこい♡私を満足させるべきはお前だ♡眞代っ♡」 「生意気だぞ♡」 「お前もだぞ♡」 淫猥な音が響き続ける。 ずっと、ずっと鳴り続ける。 「あひっ♡あはっ♡紗椰♡紗椰ぁ♡」 「おひっ♡おほっ♡眞代♡眞代ぉ♡」 「ま、負けんぞ♡必ず勝って、お前を私の嫁にしてやるっ♡」 「そ、それであれば、私も♡お前に勝って、嫁にもらってやる♡」 「「ふふ、ならばもっと、もっと交わろう♡まぐわおう!!」」 腰使いがさらに激しくなる。 「・・・・ぁ・・・のっ・・・・っと」 「・・・・ぉ・・・あっ・・・・っだ」 その最中で微かに聞こえた声。それに二人の頬がさらに緩む。 「あの子っ♡たちもっ♡起きたっ♡ようだっ♡なっ♡」 「そうだっ♡なっ♡まだまだっ♡やれるぞ♡私はっ♡」 「無論っ♡私もっ♡だっ♡」 「ならっ♡もっと♡あっ♡」 二人は犯し合う。何度も陰唇を叩きつけ合い、何度も想いを溢れさせて。 「あ♡あっ♡あぁぁぁあ♡」 「お♡おっ♡おぉぉぉお♡」 ここに、龍関と虎岳の因縁は終結した。 「紗椰ぁぁぁぁぁぁあああ♡」 「眞代ぉぉぉぉぉぉおおお♡」 プッシャアァァァアアァアアアアア!!! その数年後、龍関家と虎岳家は無事に盃を交換した。 今後、対等な同盟関係として交流していく事となり、両者の間における一切の争いごとを禁じる事となった。 こうして和解は成立した。 その和解の一環として領土を統合し、その中央に屋敷を構え、そこに眞代と紗椰の当主代理、そしてお傍付きの桔梗と牡丹がともに暮らす事となった。 そして――― 「「あ、あの、お嬢様・・・」」 「「あの人は渡しません!」」 眞代と紗椰の娘たちが、一人の男を巡って争う事になるのは、また別の話。