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カドラス
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とある武家の妻たちの決闘 露払い編

とある戦国の世にて――― 月明かりのない真っ暗な夜――― 一つの立派な城にて、一人の忍が音も立てずにこそこそと侵入していた。 その忍が向かう先は、一つの部屋。 天井裏から部屋を覗き込み、一部を外してその部屋に入り込む。 そこには、敷布団と掛布団に身を包んだ一人の女が寝ていた。 その女は、化粧もしていないのに息を飲むほどに美しく、その纏めた長い黒髪も絹のように艶やかだ。 だが、今、市民と同じ感情を抱くことはこの忍にはなかった。 何故なら、その忍は今から、その女を殺すのだから。 懐から小刀を取り出し、忍はその女に抜き足差し足で近付く。 そして―――容赦なくその刃を振り下ろした。 「っ!?」 だが、そこには女の姿はなかった。 「夜分の奇襲とは、忍とはつくづく油断ならない存在だ」 そして自身の前から声が聞こえ、顔を上げれば片手に刀を手に取った寝ていた筈の女がいた。 「いや、油断ならないのは『奴ら』の方か。ああ、言わなくていい。貴方を雇ったのは誰かなんて、簡単に分かるからな」 すらりと鞘から刃を抜く。 しかし、忍はその女を殺せる確固たる自信があった。 「龍関家投手の妻、龍関眞代《まよ》、そのお命頂戴する!」 小刀を構えて忍は女―――眞代に向かって突撃する。 だが、眞代は慌てた様子はなく、抜いた刀を両手で持ち―――忍の刀を払って、その首に斬撃を入れる。 「がはっ!?」 忍は信じられないという目を向ける。 「ば・・・かな・・・・身籠っているの・・・に・・・・」 その言葉を最後に、忍は血を流しながら倒れる。 その忍の血を払い、血のりをふき取って刀に収める眞代。 「奥方様、奥方様!」 そこへ飛び込んでくるのは、一人の女侍だった。 「忍だ」 「まさか、『虎岳』からの・・・」 「その通りだ」 龍関と虎岳。この二つの家は今、戦争を行っていた。 互いに天下泰平を成すべく領土を広げようとしており、その最中でぶつかったのがこの両家だった。 戦いは泥沼化し、双方ともに甚大な被害が出た。 その中でも最も大きな損害にして問題は、互いの領主と跡取りが戦死してしまったことにある。 一人の父、そして、三人の跡取り候補を失い、残った希望は領主の妻が身籠った子だ。 その子供さえいれば、天下をとれずとも血は受け継がれる。 もうすぐ四十に差し掛かる年齢である眞代も、お腹の中の子を守るべく、細心の注意を払いながら生活していた。 だが、愛する夫と息子たちを奪った相手も同じ状況であれば、話は別だった。 ある情報から、相手の領主の妻も最後の跡取りを身籠っており、それが失われれば衰退は間違いないという。 愛するものたちを奪った者の血がなおも受け継がれる。 そんな状況を許せるほど、両家の憎しみは小さくはなかった。 それから、両家の間では、これ以上の犠牲は出さないといいつつも、水面下では凄惨な殺し合いが続いていた。 何度も家来を相手の領地に向かわせて、襲われた時の為に影武者を用意したり、警備を厳重にしたり、または食事に毒をもったりと、あらゆる手段を使って、相手の跡取りを殺そうとした。 しかし、全て失敗に終わった。 その代償に、暗殺に向かったものは誰も帰ってこず、影武者は何度も殺され、毒見をした部下も死に――――臨月に差し掛かったころには、数多くの親しい者たちが殺され、多くの人々が離れて行ってしまっていた。 「誰か、死んだ者は・・・?」 それを訪ねれば、武装した女は目を見開いて震えた。 「ああ、そうか。分かった」 「お、奥様・・・」 「お前ももう戻れ・・・疲れただろう。色々と」 「っ・・・失礼いたします」 女が部屋を出て行く。 そして、その気配が遠ざかっていくのを確認すると―――刀を地面に叩きつけた。 「いつまで続くんだ・・・!!」 友人が軒並み殺され、夫を慕う部下も全員死んだ。 弔い合戦だなんだと言った者たちももういない。 三人の息子の許嫁たちも、長男の女を残して皆敵地に赴き、その途中で、おそらく相手方の息子の許嫁であろう女たちと相討ちとなり死んだ。 もう、龍関の事を知る女は、代理である眞代とそのお付きである『桔梗』だけだった。 その『桔梗』は、長男の許嫁であった。 一方、こちらは虎岳家の屋敷。 「このままでは・・・」 虎岳家頭領の妻『紗椰《さや》』は頭を抱えていた。こちらもあちらと同じように襲ってきた忍を倒し、頭を抱えていた。 そのお腹は眞代と同じように大きく膨らんでいた。妊娠しているのは確実だ。 このままでは、例え子供が生まれても、支えてくれる家来や仲間がいなくなって消滅してしまう可能性がある。 しかも、共倒れという形でだ。 それを回避する方法は、あるにはある。 だが、その方法を紗椰は選びたくなかった。 (夫と子供たちを奪った龍関との和解など・・・) 話し合いによる和解。それだけが今の状況を打開する唯一の方法だ。 だが、ここまでやり合った状態で今更和解など、家臣たちの反感を買う事は間違いない。 そうなればどちらにしろ――― その時、とん、とお腹が震える。 「っ・・・!」 腹の中の子が、内側から叩いたのだ。 ちゃんと生きている証だ。 「・・・そう、だな・・・」 紗椰は愛おしそうにそのお腹を抱えた。 数日後――― 「虎岳家の紗椰殿とお見受けする」 「いかにも私が虎岳紗椰だ。そちらこそ、龍関家の眞代殿とお見受けする」 「確かに、私が龍関眞代だ」 場所は龍関の領土と虎岳の領土の丁度間にある村。 この付近で幾度となく戦を繰り返してきたが、最近は落ち着いてきたためにかつての活気を取り戻してきていた。 その村の離れにある一軒家にしては大きな家にて、眞代と紗椰。そしてその息子の婚約者である『桔梗』と『牡丹』が向き合っていた。 「こちらは、私の付き人の桔梗だ」 「こちらも、私の付き人の牡丹という」 その名を聞いた時、桔梗と牡丹は無意識に刀に手を伸ばしていた。 「「抑えろ」」 「「っ・・・ですがっ」」 「だめだ。抑えるんだ」 「ここで乱闘になれば、もはや我が家に未来はない」 「「っ・・・わかりました」」 ひとまず、最初の難関は突破したようだ。 だが、問題はここからだ。 ((思っている事は同じ・・・だが、一体どれだけ交渉を優位に進められるかが勝負だ)) 覚悟を決めた眞代と紗椰の二人は、どうにか家臣たちを説得して自ら対話の席を作り、設けた。 身重の状態であれ、やはり当主の妻、及び、一族最後の血をその身に宿している。 だから新たな世代の母として、子の未来を背負う者として憎き敵と対峙しているのだ。 だから、子供の未来が、最悪なものであっていい筈がない。 その想いが通じ合ったのか、対話は思いのほか上手く進み、多少の衝突はあれど、ある程度の条件を元に同盟を結ぶ事に成功した。 「では、これで」 「ああ、これでいい」 最後の確認を抜かりなく済ませ、調印をする。 そして、杯を交わそうと、互いの盃を交換する。 その前に、 「「奥方様」」 付き人から、待ったがかかった。 「桔梗・・・なんのつもりだ?」 「申し訳ありません、奥方様・・・いいえ、お義母様、私はやはり、決着を突かぬ限りはこの調印に賛同できません」 「何を・・・」 「私も同じです」 「牡丹!」 紗椰が叱責する。だが、牡丹は引かなかった。 「私は、貴方の息子の妻となる筈だった女です。あの方を、心の底から愛していました。ですが、その彼を殺した龍関家と今更仲良くしようだなどと、私には到底できません」 「牡丹・・・」 「ですので、決闘をさせてください」 「なりません。それだけは、絶対に・・・!」 和平の為の会話で死人が出たとなればそれこそ取返しのつかないことになる。 そう思い、紗椰は立ち上がろうとしたが、その紗椰の目の前に、牡丹の刀が差し出される。 「ご安心ください、お義母様。剣を捨てろというのなら捨てましょう・・・ですが、『女』だけは捨てられません」 牡丹は、刀を紗椰に預けると、きっと桔梗を睨みつけ、言う。 「桔梗!私は貴方に『女』としての決闘を申し込む!我が夫の名に懸けて、私は貴方を倒す!」 「その言葉、そっくりそのまま返そう牡丹!我が夫の名に懸けて、貴方に勝利してみせる!」 睨み合う二人の女。 「桔梗・・・」 「止めないでください。私は、この決着だけはつけなければ、どうしてもこの和睦に賛同できないのです」 お願いです。と桔梗は言う。 一族に名を連ねることは、少なからず責任が伴う。 その重責を背負い、そして夫を支えることが武家の女のあるべき姿。 この二人の『女』は、死んだ夫の名誉を背負い、自らの感情に整理をつける為にぶつかり合おうとしているのだ。 刀を預け、『女』として競い合う。 殺し合いではない。そして、当主の妻である自分にここまで啖呵を切るということは、そこまでの覚悟を持っているということ。 であれば、 「分かった。だが、死ぬことも殺すことも許さん」 「お前もだ。我が子の未来を、血で汚すことは許さん」 「「ありがとうございます」」 場所を移し、布団が一つしかれた部屋で、桔梗と牡丹が互いに向き合い。部屋の隅では眞代と紗椰が並んで座って見守っていた。 「勝っても負けても、恨みなしだ」 「ああ。自殺もなし、敗ければ生き恥を一生抱えて生きていく」 「復讐も、仕返しもなしだ」 「じゃあ、始めるぞ」 一歩近付き、二人の豊満な胸が押し潰れ合う。 「夫以外に捧げたことがないこの唇、貴方にくれてやる」 「そちらも夫以外に重ねたことがない唇を重ねてやろう」 「「んじゅ」」 唇がぴったり重なり合う。 そして、舌が絡み合い、じゅるじゅると舌が絡み合う。 「んっじゅっんぅっ!」 「ふっんじゅっぅっ!」 お互いの二の腕を掴み、引き寄せ、さらに唇を深く重ねる二人。 唇が深く重なり、体の距離が短くなる度に、二人の胸はさらに潰れ合う。 「じゅるっじゅるるっ、じゅぱっ、んじゅっぐじゅっ」 「じゅるっじゅるぱっ、んじゅっ、じゅるっじゅるっ」 激しく舌を絡み合わせ、唸らせ、時には口の中を舐めまわし、接吻合戦を繰り広げる桔梗と牡丹。 その胸を潰し合い、密着し、夫との夜伽を思い出しながら、二人は互いを攻め立て合う。 漏れた唾液が胸に零れ落ち、それが量を増せば潤滑剤となり、接吻で僅かに動く体の表面が擦れあい、やがては乳房のもみ合いへと変わる。 その様子を見ていた二人の女は、その淫靡さに充てられていた。 ((なんと淫らな・・・)) そう思っても、決して不快だとは思わなかった。 いずれは義理の親子となる筈だった相手が、ああも己の意地をかけて戦っているのに、体は立場に関係なく火照ってきていた。 ((腹の中に子供がいるのに情けない・・・)) だが、この沸き上がった情欲を収めるには、やはり陰部をまさぐらなければならない。 「「ぷはっ」」 二人の唇が離れる。 「はあっ、はあっ、はあっ・・・ふんっ、私を満足させたければ、もっと激しく攻めてみろ」 「はあっ、はあっ、はあっ・・・そちらこそ、かなり物足りなかったぞ。それで本気なのか?」 挑発し合う二人。 「言ってくれる・・・」 「相手にとって不足なし」 二人はほくそ笑む。 「ちゅぱ」 「んちゅ」 すると指を舐め始める。 自らの手が唾液塗れになると、そっと相手の陰部に這わせる。 その陰部は、とろとろに濡れていた。 「なんだ、接吻だけでこんなに濡れているぞ」 「貴方こそ、とろとろじゃないか」 「気を遣う必要はなかったな」 「ああ、なかったな」 そう言い合うと、ずぷり、と指先を入れていった。 「「んあっ」」 甘い声が漏れる。 ぬるりとした感触と中のひだが指にかかる。 そして中で指を動かす度に、言い知れぬ快感が二人の脳を痺れさせる。 「はっふぁっ・・・あうっ・・・」 「んっくぅっ・・・はあっ・・・」 甘い吐息が口から漏れ、それを必死に押し殺そうとする。 だが、どういう訳か、その声を抑えられなかった。 (桔梗っ、なぜ、私の感じる所を・・・!?) (牡丹っ、なぜ、私と同じ場所が・・・!?) どういうわけか、自分がやられて気持ち良い所が、相手と同じだった。 だから、二人は声を抑える事が出来なかった。 「っ、どうしたっあっ、ここが、気持ちっ、いいのか・・・!?」 「ぉ、その言葉、ひぅっ、そっくりそのまま、あんっ、返すぞ・・・!」 誤魔化すように言葉を紡ぐ。 だが、それでも脳の痺れる感覚は抜けない。 むしろ、どんどんトロけていく一方だ。 「あっ、あふっ、んんんっ!!」 「ふっ、あひっ、あぅぅっ!!」 「だ、だめだっ、あの人のっ、眞代様の名にかけてっ、負ける訳にはっ・・・!」 「い、いけない、あの人のっ、紗椰様の名にかけてっ、負ける訳にはっ・・・!」 歯を食い縛り、必死に耐える桔梗と牡丹。 「いやだっ、いやだっ・・・負けたくないっ・・・」 「だめっだめっだめっ・・・勝たねばならない・・」 「「それ、なのに・・・!!」」 もはや声は抑えきれないほどに出ていた。 甘い声が漏れ、しかしそれでも必死に耐える。 「っ、早くっ、イケっ!」 「っイクのは、そっち、ィっ」 「イクっ、イクっ、いやっ、やぁっぁっ・・・!!」 「だめっ、イクっ、まだっ、うぁっぃっ・・・!!」 「「イクぅぅぅぅううっ!!!」」 ぷしゃぁぁあああ・・・!! 二人の陰部から、多量の愛液が溢れ出る。 その快感に体をびくびくと痙攣させ、二人の女はがくがくと膝を震わせる。 だが、膝を床に着くことはしなかった。 「「はあ・・・はあ・・・はあ・・・」」 互いに互いを支え、決して屈しまいと耐える二人。 「はあ・・・まだ、やれるだろう・・・」 「はあ・・・無論だっ・・・・」 二人は再び陰唇を攻め立てる。 ぐじゅぐじゅぐじゅ、と卑猥な音が部屋中に響き渡る。 「あっくぅっ、ひぅっあっ、んぁっ、あぅっ!」 「ぅくっ、ひぁっ、あんっ、んぁあっあひっ!」 「ま、負けんっ、龍関の名にかけてっ、あの人の為にっ、眞代様の為にっ・・・!」 「か、勝つぅっ、虎岳の名にかけてっ、あの人の為にっ、紗椰様の為にっ・・・!」 「「貴方に、絶対に勝つっ、女としてぇぇええぇえっあひぁぁああ!!!?」」 ぷしゃぁああぁぁあっ!!! 溢れる愛液。即ち、二度目の絶頂だ。 それをもって、二人はつい膝をついてしまう。 そして、お互いに別々の方向に倒れ込むと、 「見せろっ、貴方の陰核をっ!」 「貴方こと、見せるんだっ!!」 互いの足を掴み、お互いの陰部を見せつけ合う。 そこから女特有の淫臭が漂い、腹の奥がきゅんっと締まるような感覚を覚える。 だが、もはやそれをしても意味がない。 (この戦いの決着は、相手の屈服をもって決する) (であるならば、どれだけ果てようとも相手が先に根を上げるまでイキさせ続けるまでっ!) ((いざ、勝負っ!!)) 「「んじゅるるっ!!」」 「「んはあぁあっ!?」」 その陰唇にむしゃぶりつく。 と、同時に自分の股間から今までに感じた事のない刺激に驚いて口を離す。 (な、なんだ、この感覚はっ・・・) (は、初めてで、驚いた・・・) 二人は息を飲む。 どこまでも自分と同じである事に、二人は動揺を隠せない。 その事に、二人は戸惑いを隠せず、未知の快感に鼓動が激しく響いていた。 それでも、二人は決して負ける訳にはいかなかった。 (落ち着くんだ。敵は虎岳、そう簡単にいかないという事は分かっている筈だ) (龍関が相手なのだ。これぐらいのこと、なんら問題はない) ((絶対に勝つのだ。あの方見ているのだから!)) 二人は再びしゃぶりつく。 「んじゅるっ、じゅるっ、じゅぞぞっ、んじゅぅぅぅう!!!」 「じゅるるっ、じゅぞっ、じゅるるっ、んじゅぅぅぅう!!!」 激しく貪り合い、愛液を飲む。 その快感に何度も腰が跳ね、それを抑えるために腕で固定しては激しく陰唇を攻め立てる。 その最中で陰核を口で多い、吸い出そうとすれば、 「「んぉぉぉぉぉぉおお!??」」 あっさりと絶頂し、大量の愛液がお互いの顔にかかる。 「ま、だぁ・・・まだぁ・・・!」 「い、ける・・・いけるぅ・・!」 二人は尚も陰部にしゃぶりつく。 溢れ出る愛液を吸い上げながら、舌をねじ込み、凄まじい刺激を与えていく。 相手への勝利の執念か、それとも夫の仇の妻であるからか。 「負けるか、あぁぁあぁああんんんんっ!!!」 「勝つんだ、あぁぁあぁああんんんんっ!!!」 陰核をしゃぶりながら、膣には指を突き入れる。 ぐちゃぐちゃに膣をかき混ぜる。それだけでも凄まじい刺激となり、それを同時に受けてその体がのけぞる。 それでも責め立てるのをやめない。 「うっぁ・・・ひんっ、ぁあぁあ・・・」 「あっぃ・・・あひっ、ぉおぉお・・・」 攻められる度に快感が溜まっていく。それがもうすぐ臨界点に達してくる。 それに気付いている二人は、最後の攻勢として、激しく責め立てる。 「んじゅるっ、じゅぞぞぞっ!んじゅるぉぉおお!!!」 「じゅぞぞっ、んじゅるるっ!んじゅるぅぅうう!!!」 激しい攻め合い。相手の膣を己の技で攻め立て刺激し、相手を絶頂させるために一歩も引かずに指を差し入れ陰核を吸い上げる。 しかし、どれだけ攻めても、責め立てても、やはり限界の方が先に来て、 「「ん・あ・あ・あ・あ・ぁぁぁああぁぁぁああぁぁあ!!!」」 体を勢いよく仰け反らせて、そしてその陰唇から激しく愛液を噴き出し、唾液を舌先から振り撒いて、激しい絶頂をみせる。 びくびくと激しい痙攣と、絶頂による愛液の垂れ流しによって、布団はもはや濡れていない部分の面積が少なくなるほど濡れていた。 「あ・・・ぁあ・・・・」 「ひ・・・ぁう・・・・」 「桔梗・・・・」 「牡丹・・・・」 二人の女の、激しい情事。それを見た二人の当主の妻は、彼女たちの上に立つ者である筈なのに、覆いにその陰部を濡らしていた。 その体の火照りをどうにかする術を頭の片隅で考えながら、自らを敬愛してくれる者たちの戦いの行く末を見守る。 痙攣が収まると、のろのろとした動きで二人は起き上がった。 「は・・・ひぅっ・・・ふぅ」 「ふ・・・はぅっ・・・あぅ」 余韻に犯され、それでも起き上がる桔梗と牡丹。 「き、ききょぉ・・・」 「ぼ、ぼたんぅ・・・」 おぼつかない声で、二人は四つん這いのまま相手の名を呼ぶ。 「はあ・・・はあ・・・ここまでしても、互角とは・・・」 「はあ・・・はあ・・・忌々しい限りだ・・・」 「憎き龍関の人間がそう簡単に倒れるとは思っていまい」 「当たり前だ。それはそちらとて同じことだろう?」 「違いない・・・が、しかし、勝ちを譲るつもりはない」 「ならば、最後はここで勝負としよう・・・」 牡丹が、腰をつき、自分の陰部を見せつける。毛を剃ってつるつるとなり、開かれた赤い肉が姿を見せていた。 「女としての象徴・・・・これをもって、決着としよう」 「望むところだ」 桔梗も同じように、腰を床に落とし、陰部を見せつける。 「牡丹」 ふと、桔梗が牡丹の名を呼ぶ。 「なんだ?」 「正直、貴方という人に会うまでは、貴方という人間が心の底から憎かった。夫を奪った一族の女・・・私の家族を殺した一族の女・・・眞代様がいなければ出会い頭に殺すつもりだった・・・」 「それは、私とて同じことだ。夫を失い、父と母、兄弟を失って、私は龍関の事を酷く恨んでいた・・・しかし、貴方のような人が龍関の人間だと知った時、貴方も私と同じだと分かった・・・」 「どこまでも同じだな。私たちは」 「ああ。だが、やはり負けたくはない」 二人は微笑んだ。 そして、ぐっと腰を落として、 「「いざ、尋常に―――勝負っ!」」 正面からぶつけ合わせた。 「「あぁぁぁぁああ!?」」 痛みが凄まじい刺激となって脳髄を貫く。 「「ま、だまだぁぁあっ、あひぃぃぃぃぃんっ!?」」 もう一度腰を引いてぶつける。 再び脳髄が痛みに貫かれる。だが、その痛みが、圧倒的な快楽へと変わっていく。 痛みに慣れてくると、打ちつける速度が上がっていき、声が次第に甘い嬌声へと変わっていく。 「あっ♡あっ♡あっ♡牡丹っ♡牡丹っ♡」 「あっ♡あっ♡あっ♡桔梗っ♡桔梗っ♡」 だらしなく舌を出し、とろけた声でお互いの名を呼び合う桔梗と牡丹。 溢れ出る愛液、垂れ流れる唾液、とろける表情。 二人の間にもはや憎しみはなかった。 「負けん♡絶対に負けん♡」 「それは♡こちらも同じ♡」 「イケっ♡受け止めてやるからさっさとイってしまえ♡」 「イクのはあなただ♡見ていてやるから安心してイケ♡」 「「イケっ♡イクのはあなただ♡♡」」 「ききょおぉぉぉぉおおお♡♡♡」 「ぼたんぅぅぅぅぅううう♡♡♡」 ぶしゃぁぁぁああぁああ!!! 大量の愛液が溢れ出て、二人は最後に抱き締め合い、絶頂する。 足元の布団をお互いの愛液で濡らし、大きな乳房を潰し合い、至近距離で吐息を交換する。 しかしその意識は度重なる絶頂で朦朧としており、うつろな目でお互いを見ていた。 (意識が・・・) (まだ、まだ、彼女と・・・) 朦朧とする意識の中で、二人の女は見つめ合い。 「ききょぉ♡」 「ぼたんぅ♡」 とろけそうな声で互いに囁く。 「次あうときは、かならず、決着を・・・」 「もちろんだとも。その時こそ・・・・」 まるで誓い合うかのように、二人は接吻をして、その後に意識を手放した。 抱き締め合っていた筈の二人は、ずるり、と離れていき、仰向けに倒れ合った。 規則正しい寝息を立て、二人の女は互いの体液塗れのまま寝ていた。 これで二人の決闘は終わった。 だが、まだ、もう二匹の雌の決闘は終わってはいなかった。 続く――――


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