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『リクエスト』双子当主の決闘

幡多春《はたはる》家には、後継ぎは毎度、初めに生まれた女児が受け継ぐと決まっていた。 幡多春家は代々、女傑と見紛うばかりの人材を輩出し、常に家を大成させてきた名家である。 今代の女当主もまた歴代最高と言われるほどの才能を有し、今までにないほど家を栄えさせた明主であった。 そして彼女から生まれてくる子供もきっと才能あふれる子供であると、期待されていた。 しかし、女当主が子を孕んだ時、一つの悲劇が生まれた。 産まれてきた子は双子であった。 全く同じ髪色であり、全く同じ顔であり、全く同時に生まれてきた、姉と妹の概念すらない双子だ。 我先に生まれようと産道を押し合い、へし合いながら二人一緒に突き進み、女当主の強靭な体でなければ間違いなく母体が死するであろう産まれ方をした双子の存在に、幡多春家の者たちは行く先が暗雲に包まれたかのように不安になった。 そこで女当主はある提案を促した。 紫の着物を着た美しい黒髪の女性。 その美貌は母親譲りであり、その所作一つ一つが気品を放ち、良い教育の賜物とみて大差ない。 まさしく幡多春家に相応しい女である。 「今日もお勤め、ご苦労様でした瑠香様」 紫の着物を着た女性『幡多春瑠香』に、お付きの女がそう言う。 「これでわたくしの家は更なる事業に着手することになる・・・これからお母様にご報告に向かいます。ついてきてください」 「かしこまりました」 瑠香はそのまま、屋敷の奥にある当主の間へと向かった。 女当主の眼前で、瑠香は頭を下げて対峙していた。 「此度の交渉、見事であった、我が娘よ」 「ありがたきお言葉ですわ」 仕事の場では上司と部下。その体裁をとる為に、母と娘という関係はこの場においては不要の長物。 故に、母は娘を出来の良い部下として見て、娘は母を偉大なる上司として接していた。 「この調子ならば、問題なく当主を座を譲れそうだな」 女当主はそう言う。 それに対して瑠香はしばし考えて、口を開いた。 「・・・先日の事業の件と、此度の事業の件・・・どちらの方が出来が良かったでしょうか・・・?」 その問いかけに、当主は少し目を見開いて、 「・・・そうだな」 少しの間おいて、口を開いた当主は寂しそうに告げる。 「今回の方が、上手く出来ていたように感じる」 「ありがとうございます」 それを聞いた瑠香の返答は、どこか嬉しそうだった。 「そういえば、お前『たち』ももうすぐ二十歳か」 「・・・」 「分かっているな。本当の当主になりたければ、この程度の試練、超えて見せるがいい」 その言葉に、瑠香は頷く。 「はい。お母様」 『瑠香』はもうすぐ二十歳になる。 それはこの家に住む誰もが知っている事。 当主の『一人』娘。誰もが知る才色兼備。女傑の後継・・・。彼女を現す言葉はいくらでもある。 だが、一つだけ、間違った呼び名がある。 それは、『唯一無二』という言葉だった。 幡多春家の所有する山の奥。そこに女当主によって建てられた一坪の家。 そこには、赤の着物を着た『瑠香』と青の着物を着た『瑠香』―――全く同じ顔の女が二人いた。 「ついにこの日が来ましたわね」 「ええ、待ちくたびれましたわ」 二人の『瑠香』は互いを憐れむような目で見ていた。 「聞いてくださいな。先日、わたくしはお母様より、先の事業より此度の事業の方が優れているとのお言葉を賜りましたの。これはわたくしがあなたより優れているということですわ」 「何を馬鹿な妄言を垂れているのですか?その質問はその前にわたくしがお母様と謁見した時に賜った言葉・・・一体どんな夢を見たら貴方が賜ったことになるのか不思議でなりませんわ」 「まあ、そんな夢を貴方は見たのですね。それはなんとお可哀そう。まさか他人の偉業をさも自分のことのように言いきってしまうなんて」 「お可哀そうなのはあなたの方ですわ。よくもまあ、他人の手柄を横取り出来る真似ができますわね」 いきなり始まる激しい舌戦。 お互いに自分の方が優れていると思っている分、相手から言われる言葉は全て謂れのない誹謗中傷であると、そしてその程度の事でしか攻撃できないのだなと見下していた。 「やれやれ、ここまで言っても分からないようですわね」 「それはあなたではなくて?偽物の分際で」 「誰が偽物ですって?」 ぎろりと赤の瑠香が青の瑠香を睨みつける。 「偽物なのはそちらでしょう?人の手柄を横取りしているのですから?」 「誰が偽物ですって?」 今度は青の瑠香が赤の瑠香を睨みつける。 「はあ・・・まあいいですわ。どうせ今夜、どちらが本物の『瑠香』か決まるのですから」 家が二分する事を憂慮した女当主は、双子が生まれたという事実を隠し、一人の人間であるように振る舞わせた。 そのうえで、二人には一切の差がないように自ら教育し、そして自らの指示で表に出る番を決めた。 そしてその策が功を奏し、双子による家の二分は未然に防がれ、幡多春家は栄えたままだった。 それがいつまでも続けばいいと、女当主は思っていた。だが、それも長く続く筈がないことも分かっていた。 だから、女当主は二十歳の誕生日になるその日まで、二人で『瑠香』として一人の人間として過ごすように命じ、そして二十歳の誕生日に、二人で『決着』をつけろと命じた。 そして、二人の誕生日の夜。 二人は女当主が用意した許可がなければ誰も立ち入る事の出来ない部屋にて、燭台の灯り一つのみのその部屋にて、二人はついに、どちらが唯一の『瑠香』になるのかを決める『決闘』に挑む。 「『瑠香』は知性に長け、気品があり、何より当主として比類なき才を持つ」 「強く気高く、そして幡多春の名に恥じない女傑でなければならない」 赤の瑠香と青の瑠香がそれぞれそう言う。 「才については言うまでもありませんわ」 「ええ。ですが、やはり、当主としてお母様のように見栄えは必要だと思いますの」 ちらりと相手の体を見る。 「少なくとも、貴方のそんな貧相な体では不可能ですわね」 「少なくとも、貴方みないなお粗末な体では無理ですわね」 その日、二人はサラシをつけずに着物を着ており、腰回りに帯をしっかりと巻いている。そのため、体型が十分強調されている。 その女性としての象徴である胸は特筆すべきものがあり、誰しもが二度は見るであろう巨大な乳房を有していた。 そして二人は自分の体こそ至高と考えており、何より双子の姉妹である相手の事は完全に見下していた為に自分より乏しい体だと思い込んでいる。 双子であるがゆえに差はないのに。 だがそれでも相手の発言に二人は首を傾げた。 まるで分からないとでも言うように。 「貴方が、ですわよね?」 「何を言ってるんですの?」 唯一の差は着物が赤であるか青であるか。 「まあ、偽物の眼は真実を見抜けぬほど節穴なのですのね」 「節穴なのはそっちですわ。いいえむしろ現実から目をそらしているのではなくて?」 「でしたら逸らしているのはそちらですわ。お可哀そうに」 「体まで真似れなかった偽物の方がお可哀そうですわ」 空気がますます重くなっていく。 今の二人はさらしをつけておらず、二人の母親譲りの爆乳が着物越しにその存在を主張している。されど、二人には自分の体こそ至高として全く引き下がらない。 故に二人は無言でお互いの乳房を押し付け合う。 「よく見てください。わたくしの胸が貴方の胸を圧し潰していますわ」 「何を言ってますの。わたくしの胸が貴方の胸を包み込んでいますわ」 ぎゅむぎゅむと着物越しに胸を押し付け合う二人の瑠香。 しかし、優劣が付くことはなく、二人は不毛な言い争いを続けるだけ。 「どこまでも強情ですわね」 「強情なのはどちらでしょう」 「「減らず口を・・・」」 いい加減聞き飽きた。そう思った二人は、胸を圧し潰したまま、無理矢理顔を近付け合い、 「「そんな口は塞いであげましょう」」 唇に隙間が出来ないほどにぴっちりとした接吻をした。 しかしその重ね合わされた口の中では、舌が激しくうねり、交わり、激しく渦巻き、激しく文字通りの舌戦を繰り広げている。 しかしやがて息が続かなくなったのか口を離す。 「「下手くそ」」 そう罵倒し合うと、すぐにキスを再開し、激しく口内を混ぜ合う。 お互いの胸が二人の間で潰れ合い、押し合う。 じゅるっ・・・ やがて、ぴったりとくっついていた唇の隙間からそんな音が響く。 じゅるっじゅぷっじゅるるっ 激しく交わる舌と舌。同じ顔をした二人の女が、キスで互いを比べ合う。 そうしている間に、キス合戦は激しさを増していき、唾液が口の隙間から零れ落ちるほどにまで激しくなる。 舌で舌を叩いては、舌で舌を撫で、舌で舌をねじっては、舌で舌を絡めとる。 そうしているうちに、二人の体はだんだんと火照っていく。 徐々に体が熱を帯び、そして二人の体はだんだんとその為の準備を整えていく。 だが、その事実を認めないかのように二人は口を離した。 「乱暴ですわ。この下手くそ」 「強引ですわ。この下手くそ」 息が上がっている二人。相当なまでに呼吸を奪い合い、そして舌で攻め合ったようだ。 「しかし逃げましたわね」 「逃げたのはそちらではなくて?」 「つまりわたくしの勝ちでいいですわね」 「いいえ勝ったのはわたくしでしょう?」 「全く強情だこと」 「強情はそちらです」 すっと赤の瑠香が青の瑠香の着物に手をかける。 「知っていますのよ?貴方がわたくしの接吻で発情なさっていたことを」 その着物を、上半身の部分を剥げばたぷんっと巨大な乳房が姿を現す。 「ほら、こんなに乳首が立っていますわよ?よほどわたくしの舌使いが気持ちよかったのですね」 「っ・・・」 起った乳首をつねられ顔を歪める青の瑠香。 「それはそっちだって」 だが、すぐさま赤の瑠香の着物を剥ぐ。青の瑠香と変わらぬ爆乳がたぷんっとその姿を現し揺れる。 「こんなに立っているじゃありませんの。人のことを言うまでにまずは自分のことから顧みるべきですわね」 「っ・・・」 乳首をつねられれ顔を歪める。 だが、これで終わるつもりは毛頭ない。 「調子に乗らないでくださいませ」 赤の瑠香が自分の胸を再び青の瑠香に押し付ける。 「胸で勝負するんですの?望むところですわ」 自らの乳房を持ち、乳首を擦り合わせる。 固くなった乳首を弾き合い、ぐにぐにと押し合いへし合う。 「「小さいですね」」 自分の胸に絶対の自信があるからこそ出てくるその言葉。 そして相手が絶対に下だと思うからこその自尊心だ。 肉体は互角、気持ちも互角。であればあとは、その精神力がいつまで続くか、という我慢比べになる。 乳首からくる快感。それに口を噤んで耐え、二人の女は女性としての象徴である胸を比べ合う。 乳首によって感度が増せば、それに引っ張られてその周りの皮膚の感度も増していく。 「はっ・・・ふっ・・・ふあ・・・」 「んっ・・・くっ・・・あふ・・・」 胸でも感じるものは感じる。 それでも二人は、自分の方が優れていると信じて疑わない。 それで差が生まれない事に、二人は内心で焦りを募らせる。 「このっ・・・」 「なにっ・・・」 乳首がどれだけ擦れ合っても、乳房をどれだけ押し合っても、差が生まれる事はない。 このままでは埒が明かない。 そう考えた双方はその細い腕を相手の背中に回して思いっきり抱きしめる。 「「んんっ・・・・!!」」 常に机の上での作業が多かった為に、一般人程度の腕力しかなけれど、相手の女としての象徴を潰す為ならと全力で抱きしめ合う。 だが、やはりどちらの乳房が相手の乳房を潰すことはなく、または覆う事もなく、その事実に苛立ちと快感が募っていく。 「このっ・・・!」 それを見かねた一方の瑠香が、体重を相手にかける。 しかし、一歩遅れたとはいえ、体を捻って持ち直したが、一度崩れたバランスを戻すのは難しく、ばたりと布団の上に倒れてしまう。 そしてどちらが上になるかと力を入れる。 しかしやはり力に差はなく、不意を打った方も打たれた方も上を取ることは叶わない。 そこで、一方の瑠香は片手を相手の背から離すと、そのまま相手の股間、陰唇に指を当て、陰核を弾いた。 「ひゃんっ!?」 突然の事に、一方の瑠香は嬌声を上げる。 「あらあら、なんて下品な声だこんひぃっ!?」 その声を小馬鹿にしようとしたが、すぐさま相手からの反撃に遮られる。 が、しかし不意を打たれるのもここまで。 「イキなさい」 「イキなさい」 じゅぷじゅぷじゅぷ、という卑猥な音が響く中で、二人は睨み合いながらそう囁く。 既にぬれていた膣をかき混ぜ、その中にある液体をかきだすように攻め立てる。 先ほどは不意を打たれたとはいえ、二人は感じてない事を示す為に無表情でお互いの愛撫を受けていた。 「イキなさい。これは当主命令ですわ」 「イキなさい。真なる当主からの命令ですわ」 「イキなさい。偽物へのせめてもの慈悲ですわ」 「イキなさい。贋作へのささやかな褒美ですわ」 気持ちよくしてやるから大人しくしろ。そういう意図が見え透く言葉の数々を至近距離で交わらせ、二人の『女』が激しく小競り合う。 「んっ・・・くぁ」 「はっ・・・んぅ」 しかし、我慢も時間がたてば崩れていく。 相手の愛撫にだんだんと表情が崩れていき、二人の瑠香は甘い吐息を漏らしていく。 「っ・・・イキなさいっ・・・・」 「っ・・・イキなさいっ・・・・」 「イクのはそちらですわ・・・!」 「いいえそちらですわ・・・!」 「偽物のくせに」 「偽物はそっちでしょう」 「劣等品風情が・・・!」 「贋作物風情が・・・!」 罵倒に罵倒を重ね、しかし、 じゅぷじゅぷじゅぷじゅぷ・・・・ 愛液が溢れ、布団にはどんどん大きなシミが出来上がってきている。 「こんなにも濡れているくせに」 「そんなにも感じているくせに」 「「生意気ですわ」」 どれだけ言い争っても、相手は一向に引き下がるつもりはないらしい。 双子であり、同じ存在として育てられてきた為か、考える事は同じであった。 そして、弱点もまた、同じである。 「「んっ、~~~~~~~~~~~っ!!!」 快感が限界を迎え、二人は同時に絶頂する。愛液を噴きだし、憎き仇敵に潮を噴かされる。 声にならない悲鳴を必死に押し殺し、悟られぬようにしても、それでも声は漏れ出てしまっている。 だが、その事実を認めぬように、互いにきっと睨み合う。 「イキましたね」 「そちらがでしょう」 「わたくしはイってません」 「わたくしがイってません」 「嘘をつかないでください。当主の前でそんなことをしていいとでも?」 「口を慎みなさい。真なる当主の前で嘘は許しませんわ」 「偽物のくせに当主をきどらないでくださいませ!」 「気取っているのは一体どちらでしょうね!?」 激しく言い争う二人。 しかし、やはり言葉ではどうにもならず、 「いい加減、認めなさい。わたくしこそが真の『瑠香』であると」 「認めるのはそちらですわ。わたくしこそが当主にふさわしいと」 髪を掴み、額を突きあい、至近距離で睨み合う。 そして再び膣に指を突き入れ、激しくピストンさせ、相手を屈服させる為に責め立てる。 クチュクチュクチュクチュクチュ・・・・ 淫靡な音が二人の股間から響く。 「イきなさいっ」 「イきなさいっ」 そう囁くも、相手が聞き入れる筈は――― 「「んっ、あぁぁあああ・・・・!!!」」 ―――プシャァァアアッ!!! と、いうこともなく、その言葉通りに互いは同時に絶頂し、潮を噴く。 「あっ・・・ふぁ・・・・」 「ふっ・・・あぃ・・・・」 絶頂による余韻に浸り、しかし二人の瑠香は再び起き上がって互いを睨み合う。 「お母様から賜った着物が汚れてしまいましたわ」 「元々下品な色でしょうに」 「下品な色なのはそちらですわ」 「なんですって?」 「なんですの?」 二人は、帯を外し、着物を脱ぎ捨て、その身を一糸まとわぬ姿へと変える。 豊満な胸が揺れ、引き締まった体と、長い黒髪が月夜に照らされる。 「貴方の全てをぶっ壊してさしあげますわ」 「貴方の全てを踏み躙ってさしあげますわ」 そして二人は、再びぶつかる。 胸を叩きつけ合い、赤く腫らし、 尻をぶつけ合い、その痛みに涙を流し、 自らの貝と相手の貝を重ね合わせて液を垂れ流し、 何度もイかし、イかされて、その度に潮を噴いては起き上がって、 「あひっ、あひぃぃぃぃいいい!!!」 「無様ですこと」 「いやっ、イクぅぅぅぅぅぅう!!!」 「みっともないですわねぇ」 「どうですかぁ?んぁっ、わたくしの、あそこの、おあじっひぅっはぁ?」 「んぁっ、不味い、ですわねっ、あっ、わたくしのアソコ、ほどじゃっあぁっ!?」 イかされればイかしかえし、イかせてはイき返される。 何度も何度も絶頂し、絶頂させた筈。 やがては時間の概念すら忘れて、二人の『雌』は互いを犯し続ける。 いや、食らい合う。 どちらかがどちらを食らう事で、本物に至る為の儀式。 母親の願いとは裏腹に、二人の姉妹は、互いを食らう為の『餌』としか認識せず、『敵』としてしか見ず、二人の瑠香は、互いを攻め合い、犯し合う。 プシャァァァアアアッ 「なんでっ、なんで諦めてくれないんですのぉ!?」 プシャァァァアアアッ 「いい加減、諦めてくださいましぃっ!」 プシャァァァアアァァアアアッ 「貴方のような偽物がぁっ生きていてっ、いいわけないんですのぉ!!」 プシャアアァァアァアアアアッ 「わたくしこそが、本物の瑠香っ、偽物はさっさと消えてくださいなぁ!!」 プシャァァアァァアァアアァアアッ 「いい加減、死んでくださいましぃぃぃいい!!!」 プシャァァアっ、ぷしゃぁぁあああああっ、ぷしゃぁあああ!!! 「いやぁあ!!死んでっ、死んでぇぇえぇええ!!!」 互いに股間にある陰唇を見せ合い、それを互いに攻め合っても、決着はつかず、 胸は何度も叩きつけ合い、真っ赤に腫れて、空気に触れるだけでひりひりとした痛みがするのに優劣はつかず、 尻を叩き合い、お仕置きと言って罵り合っても、どれだけ追い詰めても降参してくれない。 「「当主に相応しいのはっ・・・お母様の娘に相応しいのは―――」」 互いに布団の上に膝をつき、その股間に指を三本も突き入れ、 愛液が溢れ、快感が脳髄を叩き続け、思考が蕩けて行っても、 「「わたくしなのですわぁぁぁぁぁああああ!!!!」」 ブッシャァァァァァアアアア・・・・!!! 激しい絶頂と、激しい潮噴き。 そして凄まじい快感が彼女たちの意識を濁流の中に沈める。 ぼたぼたと愛液が布団の上に落ち、白目を剥いて二人の瑠香は気絶する。 ・・・・・くちゅ くちゅ・・・くちゅ、くちゅくちゅじゅぷぐちゅぐちゅじゅぽじゅぷじゅぷぷっ!!! しかし、歯を食い縛って意識を引き戻した二人は、その体制のまま相手の膣を攻め立てる。 言葉を発する余裕がないのか、それでも激しく腕を動かし、指を動かし、相手を完全に屈服させるべく、ピストンを繰り返す。 そして、何度も絶頂する。 ブシャァァァアア!!! 一回、 ブシャァァァァァアアアア!!! 二回 プッシャァァァアァァァァァアアアア!!! 三回、 四回、五回、まだまだ。 プシャァァァアアアアァァアアア!!!! 二人の指は止まることなく、何度も何度も愛液が溢れて布団を濡らしていく。 何度も、何度も、何度も何度も。 何度も、何度も、何度も、意識が溶けて、視界が消え、耳も遠くなる。 あるのは膣からの快感と触れ合う肌の感触。 だが、それすらもだんだんと薄れていき、しかし本能のままに指を動かし、もはや手探り状態で指を動かし続ける。 ずっと、ずっと、ずっと――――その命が、尽き果てるまで、決して――― 数時間後、空が白んできた頃――― 一人の女性が、部屋から出てくる。 長い黒髪、美しい顔、豊満な胸と着物――――。 その着物の色は―――『紫』であった。


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