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カドラス
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『リクエスト』淫の結界

とある昔に、阿須之一族と阿洲之一族という二つの呪術師の一族があった。 この二つの一族は、実はあまり名の知れた呪術の家系ではない。 その理由は、住んでいる所が山を挟んだ人目のつかない森の中にあること、そしてこの二つの一族がお互いを目の敵にして、何百年と争っていることだった。 元はとある二匹の大妖怪から同時に生まれた子による半妖の一族だったのだが、その大妖怪同士が大変仲が悪く、そして生まれた子もそんな親の性質を受け継いでしまったせいか、その子供同士も酷くいがみ合い、そして争ってきた。 そうしてそんな大妖怪の血をついできた二つの一族が何百年も争いを続けていれば、それはもう切っても切れない悪縁になってしまい、二つの一族は永遠に戦う運命となってしまったのだ。 そうして二つの一族は、その生まれた年月と同じくらいに続く『巫女』同士の決闘を、今年もやるのであった。 巫女は常に正当なる大妖怪の血統から生まれる。 即ち始祖の子だ。生まれてくるのは必ず長女であり、その長女が次期巫女として育てられ、そして数十年に一度の決闘を行う。 当代巫女のは、必ず子を一人産んでから決闘に臨む。 それは、巫女の決闘では必ず『死人』が出るからと言われているからだ。 巫女の決闘は、二つの一族が住む場所の中央にある山の頂上にある神社で行われる。 基本的に、巫女は一対一、そして番となった女と一緒に神社に来るのが通例である。 今日もまた、当代の巫女である『綾女』と『彩女』、その妻婦である『真伊』と『麻伊』が、その神社にやってきた。 だが、今回はそれだけではない。 お互いの一族の力のある呪術師全員が、その神社にやってきていた。 当代の巫女である二人の『あやめ』は、歴代の巫女の中でも狡猾と知れる巫女である。 その為、長年に渡る巫女の因縁を断ち切るべく、名のある呪術師を連れて、闇討ちしようと考えたのだ。 だが、同じ巫女であるが故か、考えることも同じだったらしく、同じだけの数の呪術師がその場に対峙することとなった。 多くの呪術師が見守る中で、二人の巫女が相対する。 「これまでの巫女様が守ってきた決まるを破るとは、阿洲之とは本当に卑しい生き物ですね」 「うふふ、どの口がいうのかしら。阿須之の雌犬さんが、いやらしいこと」 綾女と彩女がうふふと笑い合う。 その服装は巫女らしい巫女服だ。しかしその色は、赤と青と色違いであった。 「綾女様!そんな輩など今すぐ成敗してくださいませ!」 「何を言う!打ち倒すのは我らが彩女様の方だ!」 「黙れ卑しき阿洲之の雌犬風情が!」 「何を言うか阿須之の雌犬風情が!」 雌犬雌犬、と罵倒し合う呪術師たち。 「ふふ、皆我慢できないそうよ?」 「そうね。すぐにでも始めてしまいましょうか」 二人は衣服を脱ぐ。 二人とも、二十歳は過ぎてるだけあってすさまじい肉体の持ち主だ。 その豊満な胸も、大きな尻も、その肉体の何もかもが、優れていると言って良かった。 そして何より、その肉体が大衆の目に晒されることに二人は何の躊躇もなかった。 ((ふふ、バカな雌犬)) そんな様子に二人は嘲笑った。 実を言えば、『あやめ』の三代前の巫女からある因縁があった。 それは彼女の祖母の代から始まった。 その年は、なんと巫女が生還するという奇跡が起きたのだ。 巫女の生還はこれまで何百年と続いた両一族の歴史では初めてのことであり、みな、それを祝福した。 だが、相手の巫女を倒せず、そしてその時の戦いの影響か、巫女は孫が産まれた頃にその命を引き取った。 しかし、その間に祖母たる巫女は、相手の孫に呪いをかけたのだ。 一族全てが如何なる手段を用いても必ず呪術が成功する必中の呪いを。 それによって、どのような呪術も条件さえ揃えばあらゆる呪術が当たるようになってしまい、結果として、『あやめ』の体にはこれまで何十、何百人もの呪術師による呪いが深く入り乱れる程刻み込まれていた。 そして、綾女と彩女は、お互いにその呪いの跡が見える。 (私の一族が今日この日の為に刻み続けた『即死』の呪い・・・) (今日、この日をもってそれを全て解放して、一族の『呪い』に終止符を打ってやるわ) 呪いを読み解けばそれらを一気に解放することの出来るのもまた『巫女』の力。 その力をもって、あやめたちはこの巫女の因縁に決着をつけるつもりなのだ。 二人は近づき合い、むにゅりと胸を押し付け合い、至近距離で睨み合う。 「ふふ、なぁんて大きなおっぱい。これじゃあ雌犬じゃなくて雌豚ね♡」 「いいわねぇそれ。これから貴方のことを一生雌豚って呼んであげる♡」 むにゅむにゅむにゅと胸を押し付け合う『あやめ』たち。 が、しかし、ここまで来て二人は互いの異常に気付いていない。 通例、であればこれは巫女の呪術の比べ合いだ。 お互いの呪術をもって殺し合う決闘だ。 だが、そうであれば二人の行動は明らかにおかしい。 これではまるで、肉体の比べ合いである。 その上、二人は自分の股間から、たらりと愛液が流れ出ている事に気付いていない。 それは若干ながらも発情の証であり、二人は興奮状態にあるということだ。 一体何故こうなっているのか、二人は知る由もない。 「さあ雌豚さん♡今こそ我ら阿須之一族の下にひれ伏しなさい♡」 「ひれ伏すのはそちらよ♡我が阿洲之一族の軍門に下りなさい♡」 二人は決して引かない。 それは彼女らの傲慢さ故か。二人は相手を嘲笑う。 「やはり落ちてくれないのね」 「落ちるべきは貴方でしょう?」 「うふふ、だったら本格的にわからせないとならないようね」 「うふふ、ええ、とっても残念だけれど、仕方ないわね」 二人は距離と取り、呪術を発動させる。 「「命乞いをしてももう遅いわ!永遠の苦しみの中で悶え死になさい!」」 それは、彼女たちが放った最後の呪術だった。 結果的に、呪術は彼女たちが想定していたものは発動しなかった。 その代わりに――― 「「ひぎぃぃぃぃぃぃぃぃいいい!!??」」 二人はその場で激しく絶頂してしまった。 股間から愛液が溢れ、乳首から母乳が溢れ、口からは唾液、目から涙――― と、二人の『あやめ』はその場で情けなく体液を垂れ流して快楽に溺れた。 「「な、なにがぁ・・・?」」 確かに二人が放ったのは相手を即死させる呪術だ。だが、二人の体にはお互いの里に忍び込み、その命をかけてたちかけなかったとした様々で無数の呪術が刻み込まれ、それに気付かず二人はその数十年を生きてきた。 そして、その呪いは長年の時を経て変質し、そして体内で熟成された。 二人の即死術はその抑え込まれた呪術を開放させてしまったのだ。 それはまさしく『淫の呪い』。 二人は、一瞬にして発情した雌犬に成り下がったのだ。 「う、うふふ♡」 「あは、あはは♡」 狂ったように二人の『あやめ』は笑う。 その大きな乳房を揺らして、過敏になった肌と体をびくびくと震わせながら立ち上がる。 「イイ♡イイわ♡そっちがその気ならたっぷり相手をしてあげる♡」 「イってイってイキ狂わせて♡もう二度と減らず口をたたけないようにしてあげる♡」 「「覚悟しなさい♡この雌豚ぁ♡」」 そして二人はぶつかった。 乳房をぶつけ合い、乳首を潰し合った。 「「んぎひぃぃぃぃぃいいい♡♡♡」」 ことの他あっさりと絶頂してしまった。 陰唇から愛液を噴き、びちゃびちゃと石畳を濡らす。 たった一回ぶつけ合っただけでこれだ。 「い、淫乱ぅ♡淫乱雌犬ぅ♡あっさりイっちゃって恥ずかしいのぉ♡」 「へ、変態ぃ♡変態雌犬ぅ♡どんどんイっちゃっていいのよぉ♡」 二人はまた体を引いて乳房をぶつけ合う。 「「んほひぃぃぃぃぃぃぃい♡♡♡」」 凄まじい絶頂だった。 また絶頂し、愛液を振りまく。 二度ぶつけただけで、足に限界が来たのか、二人は膝をついた。 「おっひぃ・・・♡」 「あっへぇ・・・♡」 二人の『あやめ』は、白目をむきかけ、舌をだらしなく垂らし、愛液を流して母乳を溢れさせていた。 「くぅ・・・ぜったいに♡くだすぅ♡」 「ひぃ・・・ぜったいに♡まかすぅ♡」 二人の『あやめ』は相手の尻肉を掴む。 「「ひぎぃっ♡」」 それだけで体が仰け反る。 しかし、二人はそれに耐え、そのままびったぁんっ!と陰唇同士をぶつけ合った。 「「お、お、おぉぉぉぉぉぉおおお♡♡♡」」 獣のような咆哮が上がった。 二人の『あやめ』の体は激しく痙攣し、びくびくと震え、そして重ね合わされた陰唇からは―――愛液は溢れなかった。 「「おぉぉぉぉぉぉおおおお♡♡♡あ、あなたの汁がぁぁああ♡わたしのなかにぃぃぃぃぃいい♡!♡?♡」」 陰唇を呪術でぴったりくっつけてしまったせいで愛液がどこにも漏れず、相手の膣内に溢れかえってしまったのだ。 煮えくり返るような他人の愛液の熱が、二人の内側から焼いていく。 その熱さに二人の脳は沸騰したかのように痺れ、快楽物質を生成し続ける。 「し、しはいっ♡支配よぉ♡」 「こ、このままわたしのしるで♡」 「「あなたを完全にしはいしてやるわぁ♡」」 二人はそのまま乳首すらもつなげ、口も重ね合わせてしまう。 「「んじゅるるるるるっるぅぅうううぅうう♡♡♡」」 二人の女は、激しく淫らに舌を動かし合った。 それだけでも二人は絶頂し、溢れた愛液が二人の膣を満たし、噴き出た母乳が互いの乳房の中に溢れかえる。 まさしく無限周期である。 そんな彼女たちが出し続ける汗や匂い。それら全てには『淫気』が含まれていた。 強力な『淫の呪い』が籠った、それはそれは強力な気だ。 それに触れ、周囲の呪術師たちはみんな発情していた。 二人の巫女の睦言を目前にして、固唾を飲んでうずく局部をまさぐって必死に耐えていた。 全ては巫女の勝利を信じるが故に。 だが、それに耐えられなかった者がいた。 それは、『あやめ』と妻婦の契りを躱していた『まい』だった。 綾女の妻、真伊と、彩女の妻、麻伊。 二人は族長の証である両性具有者であり、『あやめ』の妻にして夫だった。 それ故に、『あやめ』のことを、そしてその『あやめ』との間に設けた娘『あい』をそれはとても愛していた。 それ故に、二人は許せなかった。 愛する妻『あやめ』が、他の女とまぐわっているという事実に。 もはや『まい』の脳内には嫉妬と憎悪が入り混じっていた。 それに故に、『まい』は今すぐにでも飛び出て『あやめ』を奪い取ろうと思っていた。 だが、これは巫女の神聖な決闘であると理性で言い聞かせ、そして『あやめ』の放つ淫気に族長らしく必死に耐えていたのだが、ふと相手のことを見て、『まい』の嫉妬心がついに爆発した。 いつの間にか、二人の族長が巫女とは別の場所で対峙していた。 「我が名は『真伊』、巫女『綾女』と妻婦の契りを交わした者なり」 「我が名は『麻伊』、巫女『彩女』と妻婦の契りを交わした者なり」 既に二人の肉棒はいきり立ち、妻と同格の肉体を有する二人の女としての肉体も、発情によって汗に塗れていた。 「我が妻には手出しはさせぬ、今ここで死合おうぞ」 「おもしろい。容赦はせぬぞ。存分に殺り合おうぞ」 (我が妻に発情していたその目、その鼻、その口、全て凌辱してくれるっ!) (我が妻に欲情していたその耳、その舌、その肌、全て蹂躙してくれるっ!) 淫欲、嫉妬、憎悪をもって、二人の『まい』はぶつかった。 「「は、ぅぅぅぅぅぅぅぅぅんっ!!!」」 瞬く間に絶頂し、その剛直な肉棒から精液が溢れ出す。 その精液が二人の体にふりかかり、白く染めていく。 「「汚らしい・・・!」」 そう吐き捨て、互いの肉棒を潰す勢いで掴む。 「ぐぅっ、もう少し優しくやれぬのか・・・!」 「ぐぅっ、貴様が言うのか痴れ者がっ・・・!」 乱暴に相手の肉棒を扱く。 相手の快楽など気にしない、ただただ痛めつけるだけの扱き方だ。 「下手くそめっ・・・!」 「下手くそはそっちだ・・・!」 だが、その脳内は、 (い、イきたい・・・だ、だめだ、綾女以外にイかされるなど・・・!) (い、イけない・・・か、考えるな、彩女以外の女にされるなど・・・!) ((あっていいはずがない!)) 自分だけは、自分だけはとそう言い聞かせ、二人は体が訴えてくる叫びを必死に無視した。 絶頂したい、イきたい、果てたい。 愛する妻から発せられる淫気によって、三大欲求の一つである『性欲』が掻き立てられ、二人の『まい』は今すぐにでも絶頂したかった。 それを、愛する妻への『愛』で必死に繋ぎとめていた。だが、 「「んひぃぃぃいいっ!?」」 そんなものは目の前の快楽を耐えるのには不十分だった。 溢れた精液が再びお互いにかかる。 びゅるびゅると精液を肉棒から吐き出し続け、二人の『まい』は絶頂に浸る。 しかし、それも収まってくると、 「「お、のれぇぇえええぇえ!!!」」 怒りの叫びを迸らせ、二人は取っ組み合う。 そのまま相手を振り回そうと腕に力を籠めるが、大木を相手にしているようでびくともせず、それでも二人の『まい』は相手を押し倒すべく、必死に力を入れた。 だが、二人の頭の中は、『相手を犯し尽くす』という考えしかなく、 「「もういい!このまま犯してやる!」」 そう言って向き合い、二人の『まい』はお互いの肉棒をお互いの陰唇に前座もなしに容赦なく突き入れた。 既に淫気によって濡れ切っていた膣はそれはもう簡単にその太い肉棒を受け入れた。 子作りの一環として、親に膣に入れられる感覚を教わった。 だが、今、この瞬間、突き入れられた肉棒は、たった一度きりの親の肉棒の感触を忘れさせるほど熱かった。 「「あひぃぃぃいいぃいい!?熱いぃぃぃいぃいいいい!?!?」」 悲鳴があがり、 どっぷんっ 精液が、膣内にぶちまけられる。 「「おっおっおっ、おぉぉぉぉおおおおぉおおおお!!!!」」 まるで快楽を貪るかのように、どぷどぷと精液を相手の膣に注ぎ込んだ。 「は、はらます、はらますぅ・・・!」 「はらませて、りこんさせてやるぅ!」 「はらむのはきさまだ!」 「ちがうきさまのほうだ!」 「「はらめ、はらめはらめはらめはらめはらめ!!」」 「「おごぉぉおおおおぉぉぉおおおお!!!またイくぅぅぅううぅう!!!」」 再び精液が注ぎ込まれ、二人の『まい』は果てる。 どぷどぷと精液が吐き出され、注ぎ込まれ、瞬く間に至急を満たしていく。 「すまないっ、すまないっあやめぇ!おまえいがいのおんなと体をかさねてしまってぇ!」 「すまないっ、すまないっあやめぇ!わたしはうらぎりものだっ!ゆるしてくれぇ!」 戦い続ける愛する人にそう謝り続ける。だが、それでも二人は腰を振るうのをやめない。 「「やだやだぁ!敵の一族の族長の子なんて孕みたくないぃ!産みたくないぃ!ぜ、絶対に産んでやるものか!産んだ瞬間殺してやるっ、貴様の墓標の前でむごたらしく殺してやる!だから死ねっ、この場でイき死に尽くせぇ!」」 二人は呪詛のように叫ぶ。その下半身を繋げたまま、二人は腰を振って、精液を吐き出し続ける。 そして、族長のこの行動をきっかけに、多くの付き添いの呪術師たちが動き出した。 『ゆきえ』は巫女に仕える女中であった。 巫女の母親の代より使え、高齢ながらも呪術でその姿を若い姿で保ち、その分経験も豊富だった。 そして巫女以上に豊満な体を持ち、そして『巫女』という存在に心酔していた。 「巫女様の為、ここで果てませい!」 綾女の女中『雪恵』がそう言えば、 「なんの!巫女様の為、負けません!」 彩女の女中『幸恵』がそう言い返す。 「「いざ尋常に勝負!」」 二人はやはり全裸で向き合い、その細長い指を、お互いの膣に突き入れた。 「我が指技で、イき狂わせましょう!」 「我が指技でイき狂うのはそちらです!」 二人は真面目だ。だから嘘をつかないし言い方が一々ものものしい。 「ひぅっ、や、やりますね!」 「はぅっ、あ、あなたこそ!」 「「でも、負けませぬ、巫女様の為に!」」 「「ひぎぃいいっ!!」」 じゅぷじゅぷじゅぷっ 指が出し入れされる度に淫猥な音が響き、二人の『ゆきえ』は膣がかき混ぜられる度に体を震わせ、そして絶頂に耐える。 「ああ、もう、だめっ、果ててしまいますっ!」 「わ、私も、果ててしまう、巫女様の前でっ!」 「ああ、ゆきえっ♡同じ名前なのが憎らしいのにっ♡」 「ああ、ゆきえっ♡どうしてこんな、きもちにっ♡」 「「だめっ♡わたしには、巫女様と族長様がっ♡や、やぁ♡いやぁぁ♡巫女様ぁぁぁああぁああああああ!!!♡♡♡」」 『ゆきえ』は果てた。お互いの指技で、その体を震わせて。 『れい』は巫女に仕える式神。 その役目は巫女の娘を守り、その成長を見守ること。 何百年と巫女の一族に仕え、その最後を見届けず、ただ子だけを守り続けてきたが故に、その悔恨はとても深いものだった。 そして今日、その数百年にも及ぶ因縁の一部始終を見届けられるとして『れい』は巫女の決闘の場に足を運んだ。 「「・・・・」」 目の前には自分と同じ式神の女が立つ。 歴代の巫女が、滞りなく世継ぎを産めるように族長の真似をして夜伽の練習相手となるのも巫女に仕える式神の務めだ。 だが、今回はそういった務めとは関係なく、『れい』は目の前の仇を倒さなければならない。 「「れい・・・」」 しかしその傍には、守るべき巫女の娘『あい』がいる。 だがしかし、 ((このまま戦っていいのか・・・?)) 『れい』には疑問があった。 何百年と巫女が死んでいく様を見届けたが故に、この戦いに意味があるのかと思ってしまった。 だが、巫女に教育と呪術を教え込むのは当代であり巫女である母親だ。 れいが干渉できるのは、夜伽の練習の時のみだ。 だが、今代の母親である『あやめ』は、育児の全てを『れい』に任せた。 それもその筈、『あやめ』は今回で巫女の因縁に決着をつけるつもりだった。 だから『あい』にはその必要がないと判断して全てを『れい』に任せたのだ。 だから『れい』は自らが母親のように『あい』を育ててきた。 それ故に、母性のような感情も芽生えてきている。 それ故に、守らねばならない。 「・・・我は『黎』、阿須之の巫女に仕える式神だ」 「・・・我は『澪』、阿洲之の巫女に仕える式神だ」 『黎』と『澪』。二人の『れい』は、敵の死神を睨みつける。 ((正直、この淫気はきつい・・・!)) 式神にすら干渉する淫の呪い。それは、彼女が人間として過ごした期間があまりにも長かったかもしれないが、今の二人にそれを顧みる手段はない。 「「れ、れい・・・♡」」 「「あ、あい様・・・?」」 そこで、後ろに控えさせていた『あい』が甘い声で『れい』を呼んだ。 「変なの。なんでかわからないけど、体が熱くて・・・」 「ごめんなさい。熱くて熱くて脱ぎたいの・・・」 「「あ、あい様!?」」 突然脱ぎだす二人の『あい』。 その色香に二人の『れい』も引っ張られる。 ((まずいっ、我も、脱ぎたい・・・!)) 狐耳がぴこぴこと動き、尻尾の毛が逆立つ。 ならない。あってはならない。 未だ幼き娘に欲情するなど、あってはならない。 かくなるうえは―――― 「くっ、すまない・・・!」 「なに、考えてることはおなじこと!」 二人の『れい』は向き合うと、衣服を脱ぎ捨てながら近づいた。 そして、熱に浮かされるままにその唇を重ね合わせた。 「「はわぁ・・・!」」 「「んじゅっ♡」」 乱暴に見えて、まるで互いに気遣うような接吻だ。 二人は、熱をどうにかする為に相手を食い物にしようとしているが、何百年という年月で生まれた『やさしさ』の部分が気遣いをさせていた。 くちゅっ、ちゅぱっ、んちゅっ 周囲の呪術師たちは激しくまぐわっている。呪詛を吐くもの、憎しみを叫ぶもの、悲鳴をあげるもの。どれもこれも、まだ十になったばかりの娘に見せるには酷過ぎる。 だからせめて自分たちだけは、 ((我らだけは、あい様の手本とならねば・・・!)) 二人は、接吻しながら念話で会話する。 『聞こえているな、澪』 『無論だとも、黎』 『それでっ・・・・くっ♡すまない、乳房も触ってくれるとありがたい♡』 『心得た・・・ふっ♡我の方も頼めないだろうか♡』 『当たり前だとも♡』 二人は、互いに乳房を揉み合い始める。 『これ以上の戦いは、無意味と思うか♡』 『何百年、それこそ始祖様の代から続く戦いを、式神如きが止められるとは思わない♡だけど、やはりあの方には、戦いのない人生を歩んでほしい♡』 『であれば、我らが愛というものを教えなければ♡』 『わかっておる♡だが、回りの目がある♡己惚れるわけではないが、我はあの方に愛されている♡下手にお前とお前の巫女を恨ませる訳にはいかない♡』 太腿で相手の股間を擦る。もうすでに濡れに濡れていた。 「ぷはっ、もう、こんなに濡れているのだな・・・♡」 「はあっ、ああ、なんだか見ていて恥ずかしいくらいだ・・・♡」 『んっ♡まずい、彩女様たちの淫気に精神が犯されてきた♡』 『ああ♡どうにかして、発散しなければ♡』 『やはり、やるしかないのか・・・♡』 『んっ♡あ、当たり前だろう♡そんな悲しい顔をするな♡』 『我はもう疲れたのだ♡巫女が死んでいくのに♡お前は違うのか♡』 『それは我だって同じだ♡せめて、亜衣様だけは守りたい♡』 『我も亜依様をお守りしたい♡』 『なれば、やはりここは♡』 二人は唇を離し、距離を取る。 「「この勝負をもって、あい様への示しとしよう♡」」 二人は、回りに聞こえないようそう囁いた。 「亜依様、よく見ていてください♡」 「これは決闘です。ですが決して回りの者のは見ないように♡」 「「いいですね?」」 「「は、はい♡」」 既に全裸となり、疼くところを手でまさぐっている巫女の娘の姿を見て、少し悲しくなるが、二人はお互いを見て、術を唱える。 すると、二人の股間からそれは立派な肉棒が現れる。 「やはりもっていたな、澪!」 「無論だとも、黎!我は巫女の娘の夜伽を教える式神だからな♡」 「我も同じもの。であれば相手にとって不足はなし♡」 「「さあ、存分に果たし合おうぞ♡」」 二人は抱き合う。 腹で二本の肉棒を挟み込み、腹の中で擦りあう。 「んっ♡流石は巫女の育て役、良き腰使いだ♡」 「あっ♡貴様こそ、なんと巧みな腰使い♡」 「「骨砕きになりそうだ♡」」 先走り汁が溢れる。二人の『れい』はそれでも腰を振る。 「だがそれ故に負けん♡」 「ああ、負ける訳にはいかん♡」 「「何故なら我が貴様を骨抜きにするのだからな♡」」 思いのほか腹の中で擦れあう二本の肉棒。 「「あっ♡あっ♡んくっ♡ま、まだまだぁ♡」」 二人の表情が徐々に崩れていく。 肉棒の先から、どんどん先走り汁が溢れる。 人の体を模しているが故が、そして感覚が過敏になっているか故か。 式神である二人も早くイってしまう。 「「はぅぅぅぅううう♡♡」」 二人の肉棒から、呪力の詰まった精液が溢れ出す。 この精液では人は妊娠しない。そのどろどろとした精液が、互いの腹と肉棒を汚していく。 ((あつい・・・♡)) そのどろりとした感触に、二人の『れい』はどろりとした感情を抱く。 (欲しい・・・♡) (れいが・・・♡) ((『れい』が欲しい♡♡♡)) 「「あっ♡」」 びゅるっ、と体が余韻で震えた影響で肉棒の中に残っていた精液が吐き出されたことで、二人の『れい』は正気に戻る。 ((いま、我は何を・・・?)) だが、自覚した所で体が止まりそうになかった。 (これは・・・) (無理・・・だな・・・) 彼女たちはあくまで式神である。それ故に『獣』としての側面も持っている為、二人は完全に発情していた。 「「・・・あい様、申し訳ございません」」 そう短く、小さな主人に謝罪する。 「「どうか、相手を恨まないでください」」 そして二人はぶつかった。 「黎!我はお前が欲しいっ、我はお前を支配したい!故に、我の伴侶となれ♡黎♡」 「それはこちらもやぶさかではないぞ澪!だが、支配するのは我だ!だから我の伴侶となれ♡澪♡」 黎が澪の後ろを取り、その生やした肉棒で犯す。 「入れてやったぞ澪!」 「ふぐぉっ♡こ、これが黎の槍っ♡なんと熱い・・・!」 「今までは練習の為だった。だが今回はそうはいかない♡今から出すのはお前を孕ませる為の精液だ♡存分に受け取れぇ♡」 黎が腰を振り、澪を犯す。 そして、その胎の中に精液を吐き出す。 「おおお♡あ、熱い体液が、我の中にぃ♡」 「良い締まり具合だ♡やはり貴様は最高だ♡澪♡」 「おおっ♡ま、まだ出るのは♡おもしろい♡もっともっと注いで見せろ♡我もその分、大量の卵を生み出させてもらおう♡」 数十人は一度に孕めるであろう程に大量の卵子を生成する澪。 その全てに黎の精子が飛びついていく。 「ああ♡嬉しいぞ澪♡我の伴侶となる決意をしてくれたか♡」 「まだそうと決まった訳ではないぞ♡」 「なにっ♡」 どろんっ、と突然澪が煙となって消える。 「どこに♡」 「ここだ♡」 いつの間にか、澪が黎の後ろにいた。そのまま後ろに引っ張れば、寝転がった澪の肉棒が黎の膣内に突き刺さる。 「おおうっ♡」 「さあ今度は我の番だ♡存分に受け止めるが良い♡」 「おもしろい♡貴様の精液を我に寄越せ♡」 「無論だとっもっ♡」 澪が黎を犯し始める。 澪の肉棒が黎の膣を行き来し、快感を黎に与えていく。 そして、先ほど自分がやられたように精液を吐き出した。 「おおお♡熱い、熱いぞ♡」 「締まる♡よく締まる♡貴様も良い名器ではないか♡黎」 「喜んでもらえて光栄だ♡どれ、我も貴様と同じく、大量の卵を産むとしよう♡」 黎もまた、大量の卵子を作り出し、澪の精液を出迎えた。 「ああ♡嬉しい、嬉しいぞ♡こんなに満ち足りた気分は始めてだ♡」 「それは我も同じこと・・・ああ、欲しい♡貴様の中で生まれた新たな『命』♡我に半分寄越せ♡我の分も半分持って行って構わぬから、少しでも貴様の証を我におくれ♡」 「うむ♡うむっ♡もちろんだともっ♡」 二人の『れい』が肉棒を引き抜き、そして今度は陰唇をぴったり引っ付けた。 そして、子宮の中にある受精した卵子、その半分を纏めて移動させる。 その移動ですらも、二人には快感へと変わる。 「あ、あひっ♡ひぎぃっ♡こ、子を移動させるだけで、こんなっ♡」 「お、多い♡多いのだ♡だから、こんなに、気持ちっい♡」 「「ふっぅ~~~~~~~~~~~ッッ♡♡♡」」 二人はもはや、あらゆる快感を享受する獣に成り下がった。 しかしそれでも、二人は確かに幸せを感じていた。 肉棒からは精液を吐き出し続け、陰唇を塞がれた膣は愛液を流し込み合い、精液の中の精子によって受精した受精卵を流し込み合い、その度に快感に溺れ、二人の『れい』は、激しく交じり合う。 母巫女の狂喜、母族長の憎悪、女中の妄信―――― 他にもこの場には様々な感情が渦巻いている。 巫女への忠誠心、相手一族への嫌悪、嘲笑、策略、自身への絶対の自信、それが崩れ去る感覚。 それら全てが、淫臭漂うこの空間に塗れ、そしてその全てを『あい』は受け止めてしまっていた。 「「あいて・・・たおす・・・」」 淫気にやられた体は発情に、感情に犯された精神は使命感を抱かせ、その視線は、同じ年ごろの少女へと向けられていた。 『亜依』と『亜衣』は本当の母親の愛を知らずに育ち、代わりに『れい』との日々しか知らない。 それでも『あい』にとってはそれは幸せな出来事であり、『れい』のことを本当の母親のように慕っていた。 そのお陰で精神もしっかりしており、呪術も巫女の娘らしい優秀なものだ。 だがそれでもこの淫気は凄まじかった。 巫女であっても幼い少女である『あい』にはこの淫気は強すぎた。 それ故に、二人の『あい』は互いを見つめ合い、そして入り乱れた感情の本流に流された。 「「・・・一族の、為に、貴方を、倒す♡」」 その表情は淫靡に嗤っていた。 とても十の子供とは思えないような表情で、二人は全裸で身を寄せ合った。 まだ育っていない乳房に手を当て、揉みしだき、濡れに濡れた陰唇をまさぐる。 「「あっ♡はあっ♡あふっ♡ふあっ♡」」 くちゅくちゅ、もみもみ 指で膣を、手で乳房をいじる二人の『あい』。 「「倒す♡・・・だからイき狂わせる・・・!♡」」 二人の技術は乏しい。だが、それでも淫気によって感度は上がっている。 まだ経験のない少女たちは、一瞬で絶頂する。 「「は、あぅぅぅぅんっ♡」」 ぷしゃぁっ♡ 母親たちの真似だ。 それでも相手も自分もイった。イってしまった。 「「もっと♡」」 言葉足らずに二人の『あい』は相手を墜とそうとする。 ((ゆるさない♡ゆるさない♡ゆるさない♡にくい♡一族の仇♡わたし♡たおす♡こいつ♡ゆるさない♡)) その心に身に覚えのない負の感情が渦巻く。 「「もっともっと♡歪ませて♡」」 じゅぷじゅぷじゅぷっ 指を動かす。尻肉を掴み、揉む。 「「はっ♡はっ♡はっ♡はっ♡」」 二人の少女は激しく入り乱れる。 汗が滲み、愛液が滴り落ちる。 指を動かせばその度に快楽が脳髄を叩き、二人の意識は白濁していく。 そして――― 「「うっんんんんん♡♡♡」」 ぷしゃぁぁぁああっ 愛液が、二人の股間から溢れ出す。 「「あへぇえ♡」」 だらしない顔を曝け出し、二人の少女は愛液を溢れさせる。 やがて石畳の上に膝をつき、その余韻に浸った。 だが、 「「・・・ゆるさない」」 二人は知らない感情に突き動かされる。 「「ゆるさない・・・この永遠の決闘・・・今までの巫女の無念・・・全てお前たちのせいだ・・・お前たちが降伏しないからだ・・・いつまでたっても勝てないくせに、それでも私たちに挑んでくるその愚鈍さ・・・万死に値する!」」 淫靡な微笑から一転、憎悪の怒りの顔に変わる。 「「死ねっ!矮小なる一族の最後の末裔よ!」」 二人の体に縄のような紋様が現れる。 そのまま二人は陰唇を重ね合わせ、そしてその細い体が折れそうな程の力で抱きしめ合う。 「死ねっ」 「死ねっ」 「「死ねっ、しねしねしねっ」」 ぶしゅっ、ぶしゅっ、ぶしゅっ 「「しねえぇぇえええぇぇええぇぇええええぇえええ!!!」」 幼い少女たちがそれは信じられないような言葉を吐いて腰を振る。 陰唇が擦れあい、その度に愛液が溢れ、相手を犯そうと躍起になる。 それはもう、激しく、凄まじく。 「くだりなさい♡我が一族の軍門に下りなさい♡」 「くだるのはそっち♡貴方たちが下につくのよ♡」 「孕めっ孕んで絶望したまま死ねっ死ねぇ!」 「孕むのは貴様だ!そして絶望して死ねぇ!」 「巫女様♡巫女様っ♡どうか私に、この淫乱を打ち倒す力をくださいませぇ♡」 「巫女様♡巫女様っ♡どうか私に、この変態を打ち倒す力をくださいませぇ♡」 「黎♡黎♡離さぬ、絶対にお前を離してやらぬぞ♡貴様は我のものだ♡」 「澪♡澪♡それは我もだ♡貴様をどこにもやらぬ♡貴様も我のものだ♡」 「巫女様のためにぃ♡」 「我が一族の栄光の為だ♡くだばれぇ♡」 「いや、いやいやぁ!こんな奴に負けるなんていやぁ♡」 「イけ、イってしまえ!私の為に、イって楽になれ!」 「イって楽になるのはそっちだ!お前なんかに負けてたまるか!」 「もっと♡もっと貴方の呪力を頂戴ぃ♡」 「貴方が寄越しなさいよぉ♡永遠の命に為に必要なのよぉ♡」 (我が一族の為に死ね) (私の願いの為に死ね) (我らの悲願の為に死ね) (永遠の命の為に死ね) (巫女様の為に死ね) (家族の為に死ね) (死ね) (死ね) (死ね) (死ね) 死ね、死ね、死ね、死ね――― 淫気に紛れて、相手の『死』を願う声が聞こえてくる。 その声に、『あい』は犯され、自分を見失っていく。 「しね」 (しね) 「しね」 (しね) そこに『あい』の意思は介在しない。 もう二人は何度も絶頂し、その体力も僅かしか残っていない。 そして二人は絶頂する度に相手に死の呪術を流し込んでいた。 次の絶頂で二人は死ぬ。 相討ちだ。 「これで・・・」 「さいご・・・」 朦朧とする意識の中で、『あい』は相手を睨みつける。 そこに『あい』の意思は存在しない。 あるのはただ、一族という大きな『悲願』だった。 だが、そこに、『れい』の意思が紛れ込んだ。 『どうか、相手を恨まないでください』 「「・・・・っいや!」」 これは違うと、『あい』は自覚した。 「「こんなのは、いやぁ!!」」 二人の体から、縄のような紋様がはじけ飛ぶ。 「「ひぎぃぃぃいいっ!!!」」 その直後に、二人は激しく絶頂した。 絶頂によって愛液が溢れ出し、二人は抱きしめ合ったままびくびくと体を震わせた。 二人の座る石畳には、生暖かい愛液の溜まり場が出来ている。 「「あっ♡はあ・・・はあ・・・」」 二人の『あい』は抱きしめ合い、見つめ合い、そして、 「「ごめん、ね・・・♡」」 ちゅっ と小さくキスをして気絶した。 そんな二人を、二人の『れい』が受け止める。 「「よくできました、あい様」」 その様子に、二人の『れい』はほっと息を吐く。 だが、周囲には未だに淫気が立ち込め、巫女の放つ『淫の呪い』に完全に犯された呪術師たちが、あちらこちらでその身を絡め合っていた。 「このままでは、また亜衣様たちが・・・!」 「我らはここから離れよう。もう付き合う必要はない!」 『れい』は『あい』を連れてその場を離れようとする。 『『ならぬ』』 「「っ!?」」 突然聞こえてきた重苦しい声に、二人の『れい』はひゅっと悪寒を感じた。 『『ならぬ、絶対に、ならぬのだ』』 「こ、この声は・・・」 「も、もしや・・・!」 その声を、『れい』たちは知っていた。 この声は、間違いなく――― 「阿須之様・・・!?」 「阿洲之様・・・!?」 巫女の『あやめ』たちの頭上に、うっすらとだが、巨大な狐の妖怪の姿が垣間見えた。 その姿は間違いなく、式神にして分身体として自分たちを産み落とした大妖怪の妖狐だった。 『黎、貴様には失望したぞ』 「お許しください阿須之様!もうこのような戦いは無意味です!」 『澪、今すぐ目の前の式神を殺せば、その娘だけでも救ってやるぞ』 「出来ませぬ阿洲之様!わ、我は、この黎を愛してしまいました!とても、殺すことなど・・・!」 『『ならば消えろ!』』 凄まじい重圧が、二人の『れい』を襲う。 「あ・・・くぁ・・・」 「う・・・くぅ・・・」 体が重くなるのを感じる。 まさしく真なる主の力であることは間違いない。 しかも、 「滅ぼす、阿洲之一族を・・・」 「滅ぼす、阿須之一族を・・・」 「あれは・・・!?」 「一族の、皆・・・どうして!?」 両一族の全ての人間がこの場に集まってきていた。 全て女のみの一族とはいえ、その数はやはり多い。 おそらくは大妖怪の力の影響を得て、ここに集まってきたのだ。 「なぜ・・・こんな・・・!」 『さあ、阿須之の作り上げた一族を、その淫で滅ぼせぇ!』 『さあ、阿洲之の作り上げた一族を、その淫で滅ぼせぇ!』 『『一人残らず、イキ狂わせてしまえぇ!』』 両大妖怪の号令と共に、両一族全ての人間が激突する。 陰唇を食らう者、唇を貪る者、乳房を千切ろうとする者、尻を叩くもの。 それぞれではあるが、それぞれが相手を絶頂の無限地獄に突き落とそうと入り乱れた。 愛液、精液、唾液、母乳―――乳房が揺れ、尻が弾け、膣が震える。 陰唇をぶつけ合い、唇を貪り合い、肉棒を膣に入れ、入れられて、そうして二つの一族は交わり合う。 そして、 「「う、あぁぁああ!!!」」 「「あい様!」」 巫女の娘もまた、大妖怪の血を継ぐ者。その影響は、確かにあった。 『『さあ、貴様も貴様の敵を犯せ!今すぐにだ!』』 『憎き阿洲之を』 『憎き阿須之を』 『『犯し尽くしてやれ!』』 二つの大妖怪の影響は強く、二人の『あい』の体に、再び紋様が浮かび上がる。 ((このままでは・・・!)) 式神である『れい』ではその呪いをどうにかする事は出来ない。 もはや、どうにもできない。 だが、その紋様は突如として消え去った。 「「え・・・!?」」 『『何!?』』 その現象に驚く。 「「逃げなさい、れい」」 声がして、目を向ければ、そこには未だに抱き合う二人の巫女の姿があった。 「「あ、あやめ様・・・!」」 「娘をお願い」 「私たちはこいつをここに封じ込める。一族全員巻き込んじゃうけど、ここで全部を終わらせるわ」 「言ったでしょう?全部終わらせるって」 二人の巫女は微笑む。 「「あいに伝えて、『ごめんね』って」」 『『おのれっ、あやめぇ!!』』 巫女の言葉に、『れい』は頷いた。 「「かならず!」」 『れい』はその身を狐に変えて、その背に『あい』を乗せて駆け出す。 その姿が、完全に消えてなくなるまで見届けて、『あやめ』たちは向き合う。 「さあ、私たちは私たちで、楽しみましょうか♡」 「ええ、娘のことを抜きにして、私たちは私たちの戦いに決着をつけましょう♡」 全ては祖母の代から始まった。 祖母が、生まれたばかりの孫の『あやめ』に、味方の呪術が『自ら』に的中する呪いをかけた。それを利用して呪術による呪力を集めさせた。 そして、その真意を知っていた『あやめ』の母は、『あやめ』に全てを教えると同時に、決闘の前日に自らの寿命の全てを消費する呪術でその体内に未だ血の中に眠る大妖怪を目覚めさせる器を作り、縫い留めた。 そして、一族全てに散らばった大妖怪の意識を、お互いの一族全員が、相手に向かって呪いをかけることで、その呪いに乗った大妖怪の意識を、『あやめ』の体に封じ込め、そしてその復活を促した。 そして、子を産み、決闘の日になるまで、『あやめ』自身がその大妖怪を永遠に葬り去る方法を模索し、そして見つけた。 それが、『淫の結界』。 「みんなが交尾すれば交尾するほど、呪力は循環して消費されることはなく増え続けていく」 「それを利用して作ったこの結界は、皆が交われば交わるほど強固になって、私たちが生きるために必要なものを生成して、直接体に与えてくれる」 「源はもちろんここにいる全員。結界内にいれば、絶対に死ぬことはないし、老いることもない」 「永遠に快楽を貪り続ける空間。それがこの淫の結界よ」 「娘たちには手出しさせないわ。あの子たちが、新しい一族を作っていく」 『『おのれぇぇええ!!!』』 阿須之と阿洲之が怒り狂ったように暴れ出す。 だが、既に大妖怪の力を超えたのか、結界はびくともしない。 その様子を『あやめ』は嘲笑い、そして、背後から『まい』が抱き着いてくるのに、ばつがわるそうに笑った。 「酷いぞ、まさかみんなをダシに使うなんて」 「ごめんなさい。でも、こうするしかなかったの」 「もういい。ここで永遠にお前を愛せるなら、娘が何不自由なく生きられるのならな」 「ありがとう、まい」 接吻をする『あやめ』と『まい』。 「「最後のお願い、聞いてくれる?」」 「「最後と言うな。お前の願いならいつでも聞いてやる」」 「「それじゃあ」」 二人の『あやめ』は、いやらしく笑う。 「「この『あやめ』を虐めて頂戴♡」」 「「心得た♡」」 二人の『まい』が、入れ替わるように動く。 「一つでも傷を付けたら許さん」 「それはこちらの台詞だ」 一つ睨みを利かして入れ替わる。 「「失礼する」」 「「あら、以外に紳士なのね」」 「「貴様・・・」」 「「怒らないの」」 その陰唇は解放され、ぼたぼたと愛液が溢れている。 その陰唇に、知らない『まい』の肉棒が突き入れられる。 「「あっはぁん♡」」 「「ふっくぅん♡」」 熱い肉棒が、『あやめ』を焼く。締まる膣が『まい』を襲う。 「「あっ♡あっ♡あっ♡」」 ぱんっぱんっぱんっ と、音を鳴らして腰を振る。 二人の『あやめ』を二人の『まい』が犯す。 「どうだ♡私の腰使いは♡」 「あっ♡あっ♡すごぉい、私の麻伊と同じくらい気持ちいいわ♡」 「当然っ♡あっ♡だって、私の真伊だものっ♡」 「私だって負けていないだろう♡」 「ええっ♡あなたも私の真伊と同じくらい、気持ちいいわ♡」 「そうっか・・・♡」 「「んぎひぃ♡」」 二人の『まい』が、二人の『あやめ』を持ち上げて犯す。 『あやめ』は、お互いの痴態を目の当たりにする。 まるで鏡合わせのようで、途端に二人の『あやめ』は恥ずかしくなってくる。 「あっ♡あっ♡これ♡だめ♡見えちゃう♡私じゃないのに私じゃない気がしてみえちゃうのぉ♡」 「言え♡言え♡お前の『まい』より上手いって言え♡」 「あっ♡それは♡だめっ♡私、裏切れない♡『まい』を、裏切れないのぉ♡」 「だろうっな♡」 「あひぃん♡」 『まい』は『あやめ』を犯す。 だがそれだけで終わらない。 「「おぉぉおお♡」」 『あやめ』が『あやめ』の乳首をつねる。 「「あっ♡あっ♡ひ、人の奥さんに犯されてる淫乱なんて♡こうしてやるっ♡」」 「「淫乱はお前もだろう♡」」 「「ひぎぃっ♡ご、ごめんなさいぃ♡でも、やっぱり、羨ましいのぉ♡」」 乳首をつねり、乳房を揉み、二人の『あやめ』は『まい』に虐められながら『あやめ』を虐める。 「もっと♡もっと近づいて頂戴っ♡」 『あやめ』の懇願に『まい』が答え、近づく。 持ち上げられ、身動きが取れない状態で、二人の『あやめ』は密着する。 肉棒の刺さった陰唇から飛び出た陰核が擦れあい。重なった乳房が潰れ揺れ動き、乳首が擦れあう。 その快楽は凄まじいものだった。 「「おひぃぃぃぃいい!!!これ、しゅごいのぉぉぉおおお♡♡♡」」 突き入れられる感触、抜かれる感触、陰核が擦れる感触、乳房の形が変わる感触、乳首が弾ける感触。 それら全てが快楽信号となって『あやめ』の脳を貫く。 イかせ合いはいつだって我慢比べだ。 ((願わくば、娘が幸せな人生を送れますように)) その想いを最後に、『あやめ』たちは快楽の世界へ沈んでいった。 「「おっひぃぃぃいぃぃいいいぃいいいぃぃいぃいぃいい♡♡♡♡」」 『『おのれ、おのれ、『あやめ』っ!おのれ!』』 二匹の大妖怪が結界から出ようと暴れる。 だが、結界は二匹の『あすの』がどれだけ暴れてもびくともせず、傷一つつかない。 『『おのれ、眷属如きに、こんなっ!』』 二匹の大妖怪は互いを睨みつける。 『貴様のせいだ阿洲之!貴様が我から分離しなければ!』 『それは貴様の方だ阿須之!貴様が我から分離したのだろうが!』 二匹は元は一匹だ。だが、余興かそうじゃないかわからないが、大妖怪はある時、同等の力を持つ二匹に分かれた。 二匹は自ら生み出しておきながら互いの存在を認められず、消し飛ばそうとした。 だが、同等の力を持つが故に、二匹は激しく消耗してしまった。 そして苦肉の策として、相手の子種を自らの中に受け入れ、子を成すことで眷属を増やし、それをもって相手を滅ぼそうと考えた。 その結果がこれだ。 『赦さぬ、赦さぬ!もはや我らの間に和解の余地なし!このまま存分に滅ぼし合おうぞ!』 『おうとも望むところだ!貴様という汚点を消し、我こそが唯一無二の『あすの』として君臨してくれる!』 その狐の姿が、瞬く間に人の姿へと変わる。 金色のたてがみのような髪と、立派な九つの尾を振りまいて。 『もはや前戯は不要、このまま貴様を喰らい、滅ぼしてくれる!』 『滅ぼされるのは貴様だ!我が全霊をもって貴様を滅ぼしてやる!』 『『消えろ、『あすの』ぉぉぉぉぉおおお!!!』』 その巨大な乳房を潰し合い、二匹はぶつかる。 人ではあり得ぬ体躯と巨大な乳房をもって相手を圧殺しようとし、それでは無理だと悟れば離れてはぶつけ、ぶつけては離れてを繰り返す。 バチンッバチンッ、と乾いた音が響く度に、二人の乳房は形を変えて波打つ。 『『あすの、あすの、あすの、あすの、あすのぉぉぉぉおおお!!!』』 大きく振りかぶって、乳房をぶつければ、 『『ぐひぃぃいいっ!?』』 ぶっりゅるるるるるる と、捻りだすように母乳があふれ出た。 溢れた母乳眼下の眷属たちに降りかかり、彼女たちから溢れた淫気が眷属たちの性交を加速さえる。 『おのれ阿須之!汚らわしい乳房で、我の乳房を汚しおって!』 『だまれ阿洲之!貴様如きの乳房で、我の母乳を絞りおって!』 『しね!』 『しね!』 呪詛を履いて取っ組み合う。 尻尾が揺れれば二人は呪術で相手の乳房に呪いをかけ、 『『うぎひぃぃぃいいぃいい!!?ぼ、母乳が止まらぬぅぅうう!?』』 延々と母乳を出し続けるように改造してしまう。 『『赦さんっ、ゆるさんぞあすのぉぉぉおお!!!』』 二人は、シックスナインの態勢になる。そして相手の陰唇に思いっきり歯を立てた。 鋭い痛みが―――走ることはなく、『あやめ』の淫の呪いによってあらゆる感覚は快楽へと変換されるようになっている。 『『うひぎぃぃぃいいいぃぃいいいぃいい!!?』』 ぷしゃあぁぁああぁああああ!!! 激しく愛液を噴き、二匹の『あすの』は激しく絶頂して体を痙攣させる。 『おっ♡おっ♡』 『あっ♡あっ♡』 想像以上の快楽に、二匹はびくびくと体を震わせていた。 『あ、あすの♡』 『あ、あすの♡』 トロけかかる。だが、二匹は舌を噛んで意識を引き戻し、その手を相手の陰唇に突き入れた。 『ころすっ!貴様だけは殺すっ!我の全てを奪った貴様を、絶対にっ!』 『ころされるのは貴様だ!殺してやる!我の全てで貴様を殺してやる!』 五指どころか手首まで、相手の膣内に入れ、その中身を壊すつもりで掻きまわる。 本来は痛みが伴う筈のそれは、やはり快楽へと変えられ、二匹はやはり絶頂し、イき狂う。 『『あひぃぃぃぃぃぃぃいぃいいいぃいいい!!?』』 ぐじゅぐじゅぐじゅ、と肘まで突き入れて膣を掻きまわす。 『『あ、あすのっ♡しね!あすの♡あすのあすの♡しね、しねしねしねぇ♡』』 淫の呪いが、二匹を蝕む。 呪詛の言葉も相手の名を呼ぶ行為さえも、性交を引き立てる甘言に成り下がる。 溢れ出た愛液は眷属に降りかかり、その呪力をもって眷属たちはさらに快楽に溺れる。 『『おのれっ、おのれぇ♡、こんな、こんな筈じゃなかった♡こんなことなら♡もう、もう・・・どうにでもなってしまえ♡』』 とうとう繰り返される終わりの見えない快感に、大妖怪ですら落ちる。 『『あすのぉ♡』』 同じ名前の同じ自分。 その相手の名を呼び顔を見つめ、そして憎しみと愛欲の籠った視線で睨み合い、そして二匹は永遠と互いを憎み、愛で合う。 山は結界によって何人たりとも入れなくなった。 二人の『れい』は、二人の『あい』を連れて、大妖怪の影響が届かぬようその山を離れた。 そして遠い新天地にて、『れい』は互いで孕ませた数十人の子を産み、そして二人の『あい』は美しい娘へと成長すると、お互いの『れい』を交換して子を孕み、新たな呪術師の一族として幸せに暮らした。 そして、『あやめ』の作った『淫の結界』のある山。 その周囲の森にはもはや、淫の気で満ちた禁足地となり、足を踏み入れれば瞬く間に欲情し、目に映る同族を犯す淫獄と成り果てた。 そしてその中心部である『淫の結界』内では、未だに二つの一族が互いを犯し、孕ませ、そして輪廻の如く犯し合う。 それはまさしく淫の為だけの結界である―――。

Comments

ご期待に添えたようで何よりです。

カドラス

リクエスト採用いただきありがとうございます! とても素晴らしかったです。

うぃーのうずなう?


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