「あれって、先斗さん……だよな」
他に誰も乗っていない電車内にて。
同級生だった先斗寧を発見した『あなた』は鮮明に思い出される記憶に唆されるまま彼女に接近し、二人掛けのボックス席に座る。
右隣には整った横顔と、紺色のショートパンツからすらりと伸びた肉感的な美脚。
揺れに沿って微かになびく青髪が漂わせる、オレンジとラベンダーを混ぜ合わせたような淡い香り。
平べったく潰れた太ももの表面を白くコーティングする、きめも細やかな色白の素肌。
触り心地を確かめろと言わんばかりに、筋肉と脂肪を厚めに乗せた腿肉と引き締まったふくらはぎとのコントラスト。
寧が視線すら向けようとしないのをいいことに、『あなた』は少しだけ身を乗り出して太ももとの距離を詰めていった。
「今日は、タイツ履いてないんだ……でも、こっちの方が」
身じろぎに遅れてぷるんっ♥、ぷりんぷりんっ♥と揺れさえ生じさせるムチ脚に見惚れていると、脳内を駆け巡るはかつての光景。
短く折られたプリーツスカートがちょっとした風でふわっ♥と捲れ、どっしりとボリュームを乗せた両脚でなければ支えられないであろう大きなお尻と食い込んだ黒い下着を見ることができたあの日。
角を曲がったところでぶつかってしまい、抱き締めた身体を通じて甘い香りと温もりを実感することができたあの日。
放課後、学級日誌を書いている時に横を通り過ぎた寧が机の角にお尻をめり込ませ、スカートを押し上げる丸みがむにゅっ♥と拉げる瞬間を目視することができたあの日。
足を滑らせて転んだ彼女を助けようと咄嗟に手を伸ばし、細く滑らかな指先の気持ちよさを皮膚に記憶させることができたあの日。
スカートを押さえずに階段を登っていたために、お尻をすっぽりと包む水色のフルバックショーツを瞼裏に焼き付けることができたあの日。
卒業間際、昇降口で無防備に突き出されたお尻を凝視するも、覚悟が決まらずついにお尻に触れることができなかったあの日。
卒業式前日、もう一度与えられたチャンスを駆使して誰もいない廊下で手鏡をスカートの内側に潜らせ、谷間にぴちぃっ♥と縦筋を刻んだ純白の下着を映し出すことに成功したあの日。
最後の別れ際、声をかけようか迷いに迷った挙げ句、ズボンの中で射精してしまったあの日。
年単位の時間を経由してもなお鮮明に甦る思い出は股関節や膝裏をぞわぞわっ♥と痺れさせ、天井を仰ぐ勢いでペニスを屹立させ、発射口は我慢汁をどぷっ♥と溢れさせ……『あなた』は新たなズリネタを確保するために寧の美貌を見つめながら鼻呼吸でいい匂いを回収し続けることとなった。
「……先斗さん、俺に気付いてない……よな、そんなに接点があったわけじゃないし」
転じて、取り出したスマートフォンで誰かとのやり取りに没頭する寧。
頭をもたげるは”あの時触れなかった太ももやお尻に触りたい”、”ぶつかった振りで手の甲を置くくらいだったら大丈夫かもしれない”、”立ち上がった時に上手くやればパンツの線も見れるかもしれない”という浅ましい欲求。
理性は葛藤を生じさせるも、”もう会えないかもしれない”、”そうなったら一生後悔する”と腹を括った『あなた』は、反対側の肘掛けにもたれかかりつつ寝ていますとばかりに目を閉じ、むちむちっ♥と横に広がった太めの脚を、つるんっ♥と光沢を帯びた素肌を目指して手の甲を滑らせていった。
「っ、お、おおっ…………!」
小指と薬指をさらさらっ♥と掠めるは、安物のコスプレ衣装めいた薄っぺらさと十二分に染み渡った体温。
不安故に何度も戻しては進ませてと右手を動かすも、座席の1.3人分を悠々と占拠する下半身のおかげでふとした弾みで甲の大部分に乗っかる瑞々しい肉の柔らかさ。
次いで、両手でも掴みきれないであろう幅と適度な運動が織りなすしなやかな心地。
次いで、シートとの接触圧で潰れてはみ出した肉ならではのたぷんっ♥とした重量感。
次いで、短すぎるショートパンツからの露呈を余儀なくされたぴちぴちの張りとさらさらの粘度も低めな手触り。
効きすぎの暖房によってじわぁっ♥と熱を帯びた太ももに魅了された『あなた』は躊躇など全て捨てるつもりで、先に進むにつれて細く締まる太ももの側面に右手の甲を宛てがってやった。
”これだけ肉厚なら多少ぶつかるのも仕方ないだろう”と、稚拙な言い訳を用意するのも忘れずに。
「……さ、触っちゃった、先斗さんの太もも……こ、こんなに気持ちいいんだ」
念入りなスキンケアと日頃のレッスンによるしっとり、ふわふわ、もっちり、すべすべ。
直接的な接触を通じて得られた情報は脳細胞を火花で満たし、背筋をかあぁっ♥と火照らせ、臍の下を渦状のくすぐったさで蝕み、竿の根元をぎゅくっ♥と縮こまらせる。
その刹那、想起を促されるのは寧への恋心と劣情。
同級生だった頃の昂りを、悔しさを、今現在太ももに触れているという達成感と優越感をごちゃ混ぜにしたまま、『あなた』は指腹でぷにぷにっ♥と太ももの外側を押し凹ませると……第一関節、第二関節と撫でる範囲を広げては右掌全体を太ももの表側に被せてしまった。
「……また、射精しそう。っく、ううっ……我慢、しないと」
より神経が密集した領域を豊満な肉へと縋り付かせれば、背骨に後頭部に脳天に走る鮮烈な痺れ。
あと一歩及ばなかった太ももに掌を宛てがっている、指紋越しにぷにぷにでむちむちの中身もしっかり詰まった肉を優しく撫でている、揺れに応じて軽く動かした指先をぴたっ♥と閉じた脚の間に嵌め込もうとしている、五本の指をさりげなくくの字に曲げて肉と肉が擦れた合わせ目をこじ開けようとしている。
沸騰しかねないほどの熱を額の裏側に覚えた『あなた』は、どぷどぷっ♥♥と噴火さながらの勢いを誇る脳内物質に急かされるまま彼女の左脚を撫で回した。
「ふーん、そういうことしちゃうんだ。てかさ、キミ……どっかで会ったような」
「え、い、いや、これは、その……偶然、当たっちゃっただけで」
「あ、確か高校でクラス一緒だったやん? あんまり喋った覚えないけど……階段登ってる時、私のパンツ見てたような」
右手が置かれた太ももと、『あなた』の顔を交互に凝視しては「そういえば同窓会あったって聞いたんやけど」と至って冷静な反応を示す寧。
予想とは異なる態度に一度は肘を引っ込めるも手指に残る感動が真っ当な行動を許さず、『あなた』は返事も忘れて彼女の右脚にまで人差し指と中指を伝わせてぐにゅっ♥、むにゅっ♥と太ももを揉み捏ねる。
かと思えば今度は捩じ挿れた人差し指をひしめき合う肉に挟ませたり、鉤状に引っ掛けたそれらで片脚ずつを交互に持ち上げたり、ショートパンツの境目にまで指を這わせて厚みの分だけ増した柔らかさを堪能したり。
人生最後のチャンスを逃すわけにはいかないと、『あなた』は寧のムチ美脚を隅々まで弄り倒し続けた。
「別に触っていいなんて言うてないんやけど」
「……ごめん、でも、もう、先斗さんと会えないかもって思うと」
「前も触りたそうにしてたよね? ほんとは怒るつもりやったんだけど、頑張って距離詰めてきてくれたって思うとなぁ」
歩み寄りの姿勢を前に、高くテントを張った亀頭が脈を打って新たな我慢汁をどばっ♥と溢れさせる。
瞬間、ボックス席に漂う栗の花じみた青臭さを嗅ぎ取ったか、すんすんっ♥と鼻を鳴らしては唇を綻ばせる寧。
転じて、どっしりと存在感を発揮する太ももにめり込んだ指先と、旺盛な食欲か何かで蓄えられた肉を平べったく均す掌。
引き際をかなぐり捨てた『あなた』は台形を完成させるように少しだけ広がった着衣の裾を指で摘むと、内側へと指腹を潜らせた。
「思い出したわ、鏡」
「な……何のこと」
「昇降口で靴履こうとしてた時、後ろでもぞもぞしてんなーってよく見たら、脚の間に手鏡あったやん? あれって私のパンツ見ようとしてたことでええんよな?」
「……やっちゃいけないことだってのは、わかってたけど」
過去を優しく窘められても、右手の蠢きは加速の一途を辿るばかり。
ぐにぐにっ♥と施術さながらに分厚い肉を捏ね潰し、見栄えに特化したことで通気性にも乏しい生地の裏側に溜まった汗蒸れを探るように股関節近くの柔らかさを捉え、赤いリボンで2つに束ねられた髪の匂いに吸引を挑み、鼻腔をラベンダーの香りでコーティングし、首筋や頬に震える唇を向かわせる。
対する寧はただにこにこと”あの日”と同じく笑みを湛えたまま、背もたれに身体を委ねるのみ。
電車が駅に到着しても、扉が開いてもどうでもいいと、『あなた』は中指の先で下着のゴムをなぞるとふっくらとなだらかな曲線を描く逆三角形に右手をかざしてしまった。
「あっ、そっちも触るんだ……ふーん、私が抵抗しないからって、好き勝手変なことして、んっ、やらしいんだ」
「嫌だったら、すぐに止めるけど」
咄嗟に掌を引き抜こうとするが、寧は控えめに首を振る。
それをお許しと解釈した『あなた』は、開き始めた太ももを頼りに三角の頂点へと指先を宛てがい、微かに感じ取れる縦筋の段差にくぽっ♥と指を押し嵌めていった。
機能停止に陥りどろどろぬとぬとの汁気を垂れ流す鈴口に、ぎゅうぅっ♥と縮こまって爆発寸前の睾丸に、行き来する愉悦のせいで焦れったさを充填させる竿の裏側にタイムリミットを見出しながら。
「どう? 今私のオマンコ、触ってるんだよ?」
「っ、う、ああっ、あふ……ぅっ、触ってるだけで、射精しそう」
「この匂い、覚えあるんやけど。私のそばで精子出しちゃったりとか……」
じっとりと熱を含んだ割れ目がふにゅっ♥と爪の先に乗っかった直後に、寧が顔を接近させてくる。
どこか甘ったるい吐息に、顎へと伝うささやかな汗の雫に、唾液のとろみを残した唇の端に、じーっ♥と注がれる潤い混じりの眼差し。
キスさえも可能な無防備さに命じられた末に『あなた』は身体を浮かばせて一回り小さな身体を窓際へと追いやるが、ここで頬にちゅっ♥とぷるぷるとろとろの柔らか極上リップが捧げられる。
そしてそれがしばしの接触を隔てて耳元へと差し出され……「えっち❤️」と鼓膜にぞわぞわっ♥♥♥と染み渡る吐息と囁き。
刹那、全身にずきんっ♥と強烈な疼きを浴びせられた『あなた』は、堪える暇さえもなく射精へと誘導された。
「あ、あっ、っ、ぐ……う、ぅっ」
「いっちゃったんだ、ふーってされただけで」
「っ、ひ……ぃっ、ああ、あっ、あふ……ぅ」
最初にぶくぶくっ♥と精液の通り道が拡張し、生温かくも粘っこいうねりがびゅるるっ♥と射ち出されズボンの裏地に浸透を始める。
次に袋の中身がきゅーっ♥と真上に引っ張られ、輸精管に緊張が生じることで竿にむず痒い痺れが走る。
次に押し出された快感とセットでどくんっ♥と亀頭が震え、逆流したもどかしさや気怠さが臍を起点に手足の先や脳天へと駆け巡る。
最後にエネルギーを使い切った竿がだらりと固さを失い、ぽたぽたっ♥と垂れ落ちる雫に伴い虚脱感が背筋へと纏わり付く。
触れられることもなく発射させられた惨めさに突き動かされる形で『あなた』は寧に抱き着こうとするが、力を失った両手で拘束などできるはずもなく……結局ただ黙ってズボンを下ろされ、にちゃぁっ♥とか細く白濁糸を張り巡らせた男性器をハンカチで隅々まで拭い尽くされていった。