放課後。
昇降口へと向かう椎名唯華の姿を発見した『あなた』は、いつものように物陰へと身を隠した。
リボンで一つに纏められた白い髪に毛先がなびく瞬間を、追い風のせいで貼り付いたスカートの裾が露呈させるまんまるのヒップラインを、所在なさげに小さく動く左手の指を目で追いかけながら。
下心4、恋愛感情6の強すぎる衝動をなだめるつもりで、深く息を吐きながら。
「椎名さん、今日はどんなパンツ履いてるのかな……?」
天気がいい日は授業が終われば真っ先に教室を出て、しばし友人と雑談に興じ、スマートフォンを弄りながら一人で渡り廊下を歩いて下校する。
そしてこの渡り廊下は、建物の構造上強風に晒されることが多く、加えて今の時間帯は薄っぺらい夏服プリーツスカートなど容易く捲り上げてしまう。
故に、かねてより想いを寄せていた同級生である唯華の下着を見ることなど簡単そのもの。
昨日は薄ピンクの無地、一昨日は薄い黄色にオレンジの水玉、三日前は白と水色の縞パンに赤やピンクのキャンディ柄、先週の金曜日は白にミントグリーンのギンガムチェック、先週の水曜日は白地に英字ロゴのバックプリント……そのどれもが小柄さとは裏腹に発育を遂げた大きなお尻を広めに包んでおり、前に出た足によってきゅっ♥と尻たぶが引き締まる様子も、足裏が着地したタイミングでぷるんっ♥、ぶるんっ♥♥と大げさに肉を震わせる様子も瞼裏に焼き付けることができた。
「あっ、アプデ来てるやん。せっかくログインボーナス回収しようって思ってたのに」
妄想に妄想が積み重なる中で、ずきずきっ♥と射精経路をよじ登る疼きが強まる中で、ぎゅくっ♥と袋の内側が縮こまるとともに鈴口がじわぁっ♥と我慢汁を溢れさせる中で立ち止まる唯華。
直後に日差しで火照った額に涼しさが与えられたかところで赤いチェック柄の布地が空気を含みながら開き、お尻の付け根、アウトゴムをはみ出た色白の下尻、大きく実りを蓄えたお尻を包む下着と”見てはならない領域”が順番に明かされていった。
「……っ、おお……っ、今日は、水玉にバックプリントか……椎名さん、こうやって見ると本当にお尻大きいな」
裾を小さなレースで装飾した薄い黄色をベースにピンクの水玉を散りばめ、中心部をひよこの可愛らしいキャラクターとロゴで彩った愛らしい下着が両目を容赦なく射抜く。
次いで、オレンジのステッチを乗せた黄色のアウトゴムに沿って生じた曲線的なたわみと、お尻の谷間に合流する皺によって完成させられたY字の捩れと、サイド部分やクロッチの手前に置かれた短い皺の数々。
次いで、食い込みによってくしゅっ♥と縮まったひよこと尻肉の厚みと丸みによって色を失う代わりに面積を膨張させた英字のプリント。
次いで、標高に応じて間隔を引き伸ばされる水玉模様と、くぼんだ会陰部が作る影と、ふっくらと淡く丸みを帯びた土手の肉。
年齢にやや不相応なデザインの下着と低めの背丈にはそぐわないボリュームに満ちたお尻のギャップに頭をふらつかせた『あなた』は、唯華がスマートフォンの画面に意識を奪われた隙を突いて一歩また一歩と彼女との距離を詰めることとなった。
「気付いてない、よな。だったら……」
少々下がり気味の大きな赤い瞳に、直前にリップクリームを塗ったとしか思えないぽってりぷくぷくの唇に、緩やかに上半身を隠すクリーム色のカーディガンでは到底隠しきれないお椀型の大きな胸に、舞い踊る長い髪が拡散させる白桃にも似た甘酸っぱく芳醇な香りに、90センチ級の若尻を支えるために太めの柱を構成する美脚に魅了されるまま、気付けば身体は手を伸ばせばお尻に届くポジションに。
転じて、「新しいキャラ実装されてるやん」、「無料のガチャだけでいけるかなぁ」とゲームに夢中の唯華。
ふわぁっ♥と漂う濃厚かつフレッシュなアロマにびゅくっ♥、ぶびゅるっ♥と我慢汁の塊を吐き出し、募る射精欲求でじーんっ♥と竿は甘切なく痺れ、ぎゅるんっ♥と蠢く睾丸が下腹部や背筋さえもぞわつかせる。
そんな状況下にて覚悟を決めた『あなた』は、なおも丸出しな唯華のひよこパンツに、指の動きに遅れてふりふりっ♥とくねるお尻に右手を接近させた。
「え、何……?」
「あっ、えっと、その、な、何でも……ない」
もっとも、滲む温もりが指腹を掠めると同時に唯華が振り向く。
怪訝そうな声に、捲れていたスカートの裾を庇う手指に、言葉を紡ぎかけた唇に罪悪感と恐怖を覚えた『あなた』は、唯華に声をかけられるよりも先にその場を後にした。
※※※
翌日。
どうしても唯華の下着を諦めきれなかった『あなた』は教室に向かう彼女の後を尾行することに。
しかし運良く強い風がスカートを持ち上げてくれたものの、見えたのはお尻を隅々まで覆い尽くす黒の見せパン。
”あの時触ろうとしなければ今日もパンツが見れたのに”、”椎名さん、今日はどんなパンツ履いてるんだろう”、”でもやっぱり触りたい、きっと柔らかくてもちもちしてて気持ちいいんだろうな”と後悔混じりの劣情に襲われた『あなた』は落胆を隠せないまま教室へと戻る。
そして何事もなかったかのように一日が進み、昼休みを挟んで5時間目はグループワークが始まる。
事前に分担した作業に取り組んでいると、右隣には唯華の姿が。
昨日も嗅いだいい匂いに、ぷっくりと丸みを帯びた頬に、どこか気怠そうな美貌に、決して軽くないであろう体重を感じさせる靴底の音に集中力は失われ、視線は自ずとカーディガンに守られた腰回りに、スカートを丸く押し上げる大きなお尻に。
「話し合いとか、面倒なんやけど」、「勝手にやっといてくれたらええのに」と課題などどうでも良さそうな態度に誘われる格好で、『あなた』は唯華の大きなお尻を凝視し続けた。
「誰も……見てないよな」
一番後ろの窓際の席、隣は休み。
行動を咎める存在は皆無。
加えて、突き出されたお尻は机の右側に乗っかろうとする始末。
そこで『あなた』は震える右手指で薄布の端を摘み上げると着衣の内側で裾を固定し、地味で野暮ったい印象を与える黒い見せパンを丸出しにしてやった。
「……椎名さん、やっぱりお尻デカいよな。ちっちゃいのに、むちむちしてて、どっしりしてて」
周囲の目を盗みつつ顔をお尻に接近させれば、視界が黒で満たされる。
化学繊維と思しき光沢に、ぴちっ♥と崖の内側に深く入り込んだ縦筋に、南半球でカーブを描く下着のラインに、ささやかな身じろぎに沿ってゆさっ♥、ぷるんっ♥と遠慮がちに弾む尻肉。
追い打ちとして鼻腔をゆるゆると通過する仄かな酸味を含んだ新鮮な果実を彷彿とさせる香りと、匂いとは異なるプロセスで脳細胞をざわめかせる唯華自身の甘っこくもどこかほろ苦い濃厚フェロモン。
びくびくっ♥、じくじくっ♥と竿の裏側を痙攣させ、亀頭を膨張させた『あなた』は息を深く吸い、行動を察知されないように顔を逸らして息を吐いてと、体温とセットで届くお尻の匂いを額の裏側や下腹部へと浸透させた。
「気付いてない、よな……だったら」
転じて、授業とは関係ない雑談の合間に背筋を屈ませる唯華。
同時にぐいっ♥♥と距離を詰めてくるお尻が鼻先へと迫り、生々しい熱気が頬を撫でる。
眉間の辺りで燻る温もりは”触りたい”、”顔を埋もれさせたい”、”谷間をこじ開けて奥の匂いを嗅ぎたい”と欲求を唆し、衝動と化したそれは臍の周囲で渦を巻き、股関節や膝裏をぞわぞわっ♥とくすぐり立てる。
さらに、安産型のお尻を右に左にくねらせては下着の捩れを整えるためにアウトゴムを引っ張って伸ばす唯華。
油断しきった仕草に、「え、え、そんなんあったん?」と話に没頭しきった雰囲気につられた『あなた』は、消しゴムを拾う素振りを用いて右肘を右尻の山頂におそるおそる着地させた。
「っう、おお……っ、椎名さんのお尻、触っちゃった」
頂点にふにゅっ♥と沈む素肌、コンマ数秒後に訪れるふにふにでもちもちのコシと軽やかさを両立させた柔らかさ。
剥き出しの部分をすりすりっ♥と優しく丁寧に摩擦するさらさらの生地も相まって、『あなた』は二度、三度と押し付けられる豊満尻を肘の先だけでつついて凹ませてしまった。
「椎名さんのお尻、こんな感じなんだ、もっと、もっと……触りたい」
もっとも、控えめな接触だけで我慢できるはずもなく手足の先を駆け巡る火花じみた痺れに命じられるままお尻をすり鉢状にくぼませていく。
かと思えば今度は頬を触れるか触れないかのポジションへと寄せ、じわぁっ♥と布を通り抜ける湿り気を皮膚へと侵食させる。
かと思えば今度は1ミリにも満たない距離を詰め、”ほっぺ”を彷彿とさせる柔らかさを広範囲で受け止める。
かと思えば今度は親指のほんの先端を用いて谷間の右側に触れ、分厚い脂肪が織りなすぷにぷにの心地よさに耽りながら肉を押して閉じていたスリットを少し割り広げてやる。
かと思えば今度は親指と人差し指の腹を下尻に到着させ、手を動かすことなく滑らかな質感を楽しむ。
かと思えば今度は鼻先を浅く割れ目へと忍ばせ、すーっ♥と限界まで息を吸って甘酸っぱい芳香を顔の内側へと塗りたくる。
それでも唯華は行為に気付くことなく、ただ友人とのやり取りに意識を向けるばかり。
そんな彼女の反応にどぷっ♥、びゅるるるっ♥♥と精液かも我慢汁かも不明瞭な粘液を迸らせた『あなた』はあからさまな興奮と射精欲求に伴い、精一杯の勇気を振り絞って右掌をボリュームたっぷりの尻山へと被せていった。
「え、ううん、何でもないんやけど……っ」
くらくらっ♥と立ち眩み同然のふらつきを覚えながらお尻を弄っていると、ここで唯華が僅かに身体を起こす。
そして膝が曲がった直後にお尻がぼよんっ♥と顔を突き飛ばし、後ろ手が股間のテントを捉える。
後頭部に尻肉の重みを集める勢いでぐりぐりっ♥と密着させた膨らみを右に左にくねらせたところで、汁気を染み出させた布地を挟んで亀頭をぎゅぅっ♥と握り締められる。
一度は離れたお尻にぼいんっ♥と額を跳ね除けられたところで、カリ首を強く捻られてはエラを引っ張り上げられる。
お尻の谷間に嵌まり込んだ鼻頭をすりすりっ♥、ずりずりっ♥と擦り抜かれたところで、鈴口の辺りをぴんっ♥と爪の先で弾き転がされる。
激化した痛気持ちよさに、逆流する愉悦に耐えかねた『あなた』は腰を引くも間に合わず、ズボンの内側で射精を余儀なくされた。
「っ、あっ、ああっ……う、うぅっ、く、っ……!」
袋の中身や尿道が広がる錯覚に次いで、ぶくぶくっ♥と沸騰さながらの奔流が発射口を支配し、爆発にも似た快感が先端を満たす。
もっとも青臭いぬめりが膝にまで達すれば、後に残るは微睡みのような虚脱感。
口元を緩ませる恍惚に浸る『あなた』は膝をがくつかせながら唯華のお尻から離れるも、顔を上げた先には赤い瞳が。
ぶつかり合う視線の中で居た堪れなくなった『あなた』は、何事もなかったかのようにシャープペンを手に取り直した。
乱れたスカートを整えてお尻を引っ込める仕草に、再開する雑談に、懸念など見出せない笑顔に安堵を抱きながら。