「えっと、すぐに出られるみたいなんですけど…………手、離してもらえますか?」
1000円払うと脱出できる部屋に、『あなた』と一緒に閉じ込められたのはときのそら。
裾を白いファーで飾った赤いチューブトップに、同系色のミニスカートとオーバーニーソックス。
サンタクロースさながらの格好に、淡くも濃厚なアロマを撒き散らす栗色の髪に、胸元の豊かな丸みに、青い瞳と金色に輝く髪飾りが織りなす可憐な雰囲気に魅了されるまま、気付けば彼女を右隣に座らせようとしていた。
剥き出しの肩や腕へと滲む汗雫の行方を追いかけながら、すらりと引き締まった身体とは対称的にむっちりと張り詰めたお尻がベッドを軋ませる瞬間を鼓膜で捉えながら、不安げに動く唇に自らのそれを触れるぎりぎりまで接近させながら、所謂恋人繋ぎの格好で赤いグローブ越しの指先を一本ずつ丁寧に弄りながら。
「困ります。そろそろ戻らないと……」
「もう少しだけ、そらちゃんと一緒にいたい」
「…………と、とりあえず、手を、えっと、ずっと、握られてると、恥ずかしくて……」
求められるまま指先の力を緩めれば、立ち上がって部屋の中をうろつき始めるそら。
彼女はしばらくの間ベッドしかない部屋を見渡していたが、やがて床に落ちていた何かに気を取られたのか眼前にぐいっ♥とお尻を突き出す。
必然的に視界を埋め尽くすは、赤いタイトスカートをぱつんぱつんに膨張させる豊満ムチ尻。
生地も薄くサイズも窮屈なようで、南半球の外半分を斜めに通り抜けるパンティラインどころかクロッチの縫い目まで浮かび上がる始末。
加えて前屈みの姿勢によって太ももと距離を置いた裾が縦に横に広がる尻たぶに沿ってウエスト方面へと急き立てられれば、ソックスをめり込ませた色白の美脚も、純白の逆三角形も曝け出され、追い打ちとばかり引っ張られて稜線を作るスカートの中心部がすりすりっ♥と鼻先を掠める。
皮膚にはつるりとした化学繊維ならではの手触りと体温による甘ったるくもフレッシュな湿り気、鼻粘膜にはほろ苦さを混じえたシャープな甘酸っぱさと控えめなフローラルの香り。
ズボンの内側でびくっ♥、ずきずきっ♥とペニスを疼かせた『あなた』は下着の露出範囲を拡大させるためにふわふわのファーを優しく摘み上げた。
「これ、何だろ……シールとかかな、床に貼り付いてる」
「はあっ、おおっ……そらちゃんのパンツ、白……なんだ」
最初に、布の端をソフトに引っ張っては閉じ太ももと裏地の間に余白を与える。
次に、スカートが横向きにたわむのもお構い無しで裾に登山を命じる。
次に、むわぁっ♥と熱っぽく蒸れた純白無地のフルバックショーツに視線を固定させたまま、布地の端を最も厚みを湛えた尻山の頂点へとくぐらせる。
次に、桃の薄皮でも剥ぐように下り坂を滑らせながらそれをベルトに引っ掛けて下着を丸出しに。
数センチ先には大きめのお尻を付け根辺りまですっぽりと包み込む広めの布面積と、ぴたっ♥と尻山に沿って貼り付くほんの微かに青みがかったまばゆいばかりの白と、谷間に沿って走る深い縦筋。
クロッチやアウトゴムの近辺に刻まれた短い皺も、ふりふりっ♥と左右に揺れる尻肉も、スカートの裏地との間で板挟みになっていたことで蒸れと湿り気を多めに湛える薄布も相まって、『あなた』は脳細胞の一つ一つにまで生々しい芳香を塗りたくるつもりですーっ♥、すーっ♥♥と何度も息を吸うこととなった。
かと思えば今度はぴとっ♥と指腹を右尻の頂点に被せ、薄布のしっとりほわほわ具合で指紋を湿らせていく。
かと思えば今度はクロッチの縫い目に鼻先を這わせ、Y字状のたわみを生じさせたクレバスとふっくらと楕円に盛り上がった土手肉の香りを嗅ぎ比べる。
かと思えば今度は右の人差し指と中指を使って下着越しの尻肉をぷにゅっ♥とつついて弾ませ、表面に浅く窪みをあしらう。
もっとも、ぷりんっ♥とまんまるに張った美巨尻をこそこそと触り続ければ細く引き締まった背筋が震え、そらは姿勢を維持しつつも『あなた』に困惑混じりの眼差しを向けてきた。
「えっ……あ、ちょっとぉ、だめ、ですよ?」
「いやいや、そらちゃんが先に目の前にケツ突き出してきたんじゃん」
匂いと生地の質感によって遠慮も躊躇も捨て去った『あなた』は、改めてそらを右隣に座らせる。
そして天井向かって屹立した股間を太ももや手首の裏側に押し付け、じわぁっ♥と裏地を染み出る粘液をもっちりすべすべの素肌やシルクと思しきさらさらつやつやのグローブに塗りたくると、吐息の匂いを楽しみたくて唾液を乗せたぷるぷるぷくぷくの小さな唇に自らのそれを差し出す。
次いで頬や口元を満たすは、果実系のキャンディを彷彿とさせるマイルドな甘酸っぱさと湯気でも立つのかと紛うほどの熱気。
目眩じみたふらつきに屈した『あなた』はソックスと生足の境界線を爪の先でなぞっては性質の異なる滑らかさを楽しみつつ、互いの二の腕を深く密着させて彼女の温もりをダイレクトに受け止めることにした。
「俺がさっき何してたか、どう思ったのか耳元でゆっくりと囁いてよ。パンツじゃなくてパンティって言ってね」
「っう、ううっ……わかりました」
「後は目を瞑って、今から棒を握らせるけど絶対に離さないでね」
「はい…………えっと、私がお尻を突き出した時に、お尻の割れてるところをくんくんってしたり……スカートを捲って、白いパンティを丸出しにしたり、パンティの上から指で触ってきたり」
上ずったトーンが吐息を連れて耳介を温め、耳穴をふーっ♥と撫で進み、鼓膜をぞわぞわっ♥とノイズとセットで甘く痺れさせる。
じーんっ♥とこめかみの辺りにまで広がるむず痒さと疼きに唆される形で、『あなた』はそらの左手甲に自らの掌を被せると指と指の間にテントの頂点を収めたままズボンのジッパーを下げる。
ずりずりっ♥、ざりざりっ♥と粘膜を直に擦り扱いていたぬるぬるぐちゅぐちゅの裏地から亀頭が解き放たれれば、彼女のフェロモンや楚々とした体臭を打ち消しかねない栗の花さながらの青臭さがベッドを塗り潰していく。
転じて、眉間に僅かな皺を刻んだままくにくにっ♥と先端を右に左に薙ぎ転がしては鈴口に親指の腹を被せてと愛撫同然の接触を捧げてくれるそら。
そんな彼女のいじらしさに恋心じみた何かを覚えた『あなた』は、鼓膜の内側へと染み渡る熱っぽいこそばゆさに唆されるまま手の甲や手首を丹念に弄り抜いていった。
「ところでっ、ううっ……そらちゃん、どうしてそんな格好してるの?」
「あ、これは、その……収録で、サンタさんになって、プ、プレゼントを渡すっていう企画で」
「袋の中身はそれか、何が入ってるの?」
「………………私の、パ、パンティです、丸一日履いて、洗ってないんですけど」
耳元へ注がれた吐息混じりの掠れ声に、劣情を加速させる貴重な情報に、耳たぶへと寄せられたぽってりつやつやの唇に、改めてぶつけられた”パンティ”という単語に、『あなた』はびゅくっ♥♥、どぷんっ♥♥とこれまで以上の濃度を誇る汁気を迸らせるも、精液か我慢汁かも曖昧な粘り気に屈することもなく立ち上がると部屋の隅に置かれた白い袋を手に取って開く。
その中にはくしゃくしゃに丸まった白無地のフルバックショーツが10枚以上詰め込まれており、積み重なった薄布の相乗効果によってライムとフローラルと石鹸をブレンドさせた濃厚かつ鮮烈なフェロモンが充満を余儀なくされていた。
「ずいぶん残ってるみたいだけど」
「……やっぱり、恥ずかしくて。だって、もし嫌がられたらどうしようって思うってしまうと」
「だったら俺が全部もらってあげるよ」
「え? い、いいんですか? 全部あげるまで帰れないので、も、もしよろしければ」
目を瞑ったままのそらに剥き出しのペニスを揉み扱かせつつ、掴んだ一枚を裏返す。
アウトゴムを淡いグレーのステッチだけで彩った純白の下着は”2L、92〜100、綿100%”とサイズにも余裕があり、布面積も広め。
年齢不相応な野暮ったさを誇るものの、その反面裏地に浸透した匂いは極上の甘酸っぱさを滲ませており、僅かな呼吸でも鼻粘膜や額の裏側を焼き焦がしてくれた。
そんな薄布の、お尻を包んでいた領域に鼻先や唇を押し当てては頬ずりを繰り返せば、ここでそらの指先がくちゅっ♥♥と鈴口を浅く穿り混ぜる。
竿の根元までじーんっ♥と一直線に届く鋭い刺激と、袋の中身を無遠慮にざわめかせる粘っこい愉悦の塊。
先の丸い爪を立てるように尿道をくすぐり登るもどかしさに促されるまま、『あなた』は無防備な唇を啄むこととなった。
「ん、んっ……えっ? な、何を、っ、んんっ、ん、んう……うっ」
「夢みたいだ、そらちゃんとキスできるなんて」
「んむ、んふ、ううっ、んっ、あっ、私、キス、初めてだったのに、ん、ん…………ぅっ」
彼女のあざとさに感謝しつつ、手の甲をぎゅっ♥と握り包んで指を亀頭の側面へと圧を及ぼす。
そらがくにっ♥と指腹で亀頭をひん曲げてきたタイミングで、唇裏同士を密着させて溢れた唾液の僅かな甘さととろみを自らの舌へと委ねる。
そらがぷくっ♥と絞り出された我慢汁の雫を爪の先で潰し、カリ首にまでそれを塗りたくったタイミングで、歯間を押し分ける要領で舌の先っぽだけを縦方向にスライドさせる。
そらが短く切った爪で粘膜の微かな凹凸をソフトな手つきで掻き毟ってきたタイミングで、泡混じりの涎で味蕾をコーティングしたまま透き通った甘さの内に秘められた生々しさに意識を集中させる。
そらが親指と人差し指で作ったリングをエラの真下に嵌め込んだタイミングで、強張る舌を舌で絡め取っては返す刃で内頬を満遍なく掻き混ぜてやる。
そらが竿に掌を覆い被せてはくちっ♥、くちっ♥、くちっ♥、くちっ♥とストロークを加速させたタイミングで、次の唾液をずずずずずっ♥♥と啜り抜き、その勢いを使って上顎や喉の手前にまで接触範囲を及ばせる。
粘膜を通じて訪れるぷにぷにの柔らかさとつるつるとろとろの滑らかさにつむじの辺りを痺れさせた『あなた』は指奉仕を促すつもりで腰を少しだけ前に出すが、直後にぐちゅぅっ♥とぬるぬるの先端を強く握り揉むそら。
頂点の切れ目を凹ませかねないレベルで割り広げる人差し指が作る窮屈さと、ぞりぞりっ♥と敏感な部分を刮げて弄る指紋の心地よさも相まって、背筋を貫くこそばゆさと緊張感に屈した『あなた』は数度の接触を経由しただけで手の中に呆気なく精液をぶち撒けてしまった。
「あっ、あ……っ、そ、そらちゃんっ、っ、ううううっ」
「っ、あ、あぁ……すごい、出てる、びくんびくんって、っぅ」
白い礫を浴びせられてもなお離れようとしない手指がエラを捲り上げ、裏筋に小刻みな振動を授けてと、気持ちよさを追加で注ぎ込んでくる。
そんな中でペニスは指を纏わり付かせた状態で痙攣を浮かべ、とろぉっ♥と最後の一滴を吐き出したのを合図に急速に固さを失っていく。
後に残されたのは射精の余韻として残る高揚感と、サンタコスを汚した罪悪感。
「手、洗ってきます」と洗面台へと向かうそらの後ろ姿を、遠ざかる青臭さを見守りながら、『あなた』は気怠さのままにベッドへと仰向けに寝転がった。