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拷問官シグレ 2話 【破壊描写有り】

 狭い取調室の中で対峙する男と女。  反社会組織に属する男〝ヤス〟  冷酷な手段で情報を搾り取る女拷問官〝シグレ〟  両者が舌戦、というにはあまりに一方的な  言葉の応酬を繰り広げていた。 「――さて、これで言われるのは何度目かは知らないけど、  大人しく情報を吐く気にはなったかしら?  〝かわいいオチンチン〟をブラ下げたヤ〇ザさん♪」  シグレの蔑(さげす)むようなしせんがヤスの股間を射貫いた。 「クッ…」  いかつい男の生殖器はとてもかわいいなどと呼べる代物ではなかったが、  シグレは〝先ほど〟と比べて随分とかわいくなったと言っているのだ。  最初ばシグレの美貌に欲情し、ペニスを露出させてまで  強気に出ていたヤスだったが、彼女の話を聞いた途端、  雄々しく勃ち上がっていたペニスをみるみる萎(しぼ)ませてしまった。    話の内容が〝睾丸を握る潰す〟という凄惨なものだったため、  同じモノを持つ男として血の気が引くのも無理はないのだが、  やはり、ヤ〇ザとして、男としての面目まで潰された感は否めない。 「とぼけるなんてつまらない事はやめてね。  貴方が若頭補佐をしていたとうい裏は取れてるのよ」 「ちッ」  ヤスが舌打ちし、シグレが一歩詰め寄る。  左手には〝切り落とす用〟のハサミを持ち、  右手で〝何かを潰す〟ような動きを見せながら。 「私の拷問を受けたら〝男として取り返しがつかなくなる〟ことくらい  理解したでしょ。 いいの? 玉無しになっちゃっても」 「ぬ…ぐ…」  今度はヤスが一歩後退、背中が壁に押し当る。 (こ、この俺が…こんな女に気圧されてるっていうのか…)  極上の女を前にチンポが萎えきっている――  いや、この女にいいように萎えさせられた――  しかもバカにするような目を向けている――  「男なんて単純♪」と言わんばかりに―― (女の、女のクセに…この俺をそんな目で見るんじゃねぇ!)  ヤ〇ザとは面子(めんつ)のためならば  損得を度外視した行動をとることも多い。  ヤスは意地と根性で海綿体に血流を呼び戻し、  堂々と言い放った。 「やれるもんならやってみな!  タマ取られるのが怖くて極道やってられるかッ」      萎えていたペニスがむくむくと膨らみ、  フル勃起とはいかずとも、どうにか格好のつくサイズを取り戻す。 「へぇ、意外と頑張るのね」  臆病(おくびょう)な小動物が己を大きく見せる擬態能力を持つように、  強がるため頑張ってペニスを膨らませる男の姿は、  女からすればそれはそれで滑稽(こっけい)でしかない。    シグレはそんなヤスの内心を知っているからこそ、  また言葉でイジメたくなってしまったのだ。 「その腫れ上がったオチンチンで私にナニをしようってのかしら」 「決まってんだろ、ぶち込むんだよ」 「ふ~ん…」 「そっちがタマを潰しに来るんなら、  こっちは正当防衛で犯してやるぜ」  ヤスが八割ほど勃起したペニスを威勢よく振り回す。  まるでナイフを振り回して威嚇(いかく)するチンピラのように。  だが、そんな脅しも意に介することなくシグレは問い掛けた。  「ねぇ、ちょっと教えて欲しんだけど、  男の〝射精〟って気持いいの?」 「はぁ?」  射精が気持ちいいなど成人した女性なら常識である。  それでもあえて聞いたのだ。 「男って射精のために高いお金を払ったりしてるでしょ?  だからどうなのかな~って」 「ふん、気持ちイイに決まってんだろ。  だから女にぶち込むんじゃねーか。  あのチンポの中が焼け付く感じがたまんなくてな」 「へぇ… それなら〝真っ赤な射精〟もきっと気持ちいいわね」 「あん?」  疑問符を浮かべるヤスの前で、  シグレが部屋の隅(すみ)を指差した。  「これ見て」  そこには少し赤みがかったシミのようなものが。 「先週に男の玉を潰したって言ったでしょ。  あれってこの部屋での出来事なの。  そして、このシミは〝その時〟に付いたもの」 「!」  まさか、といった顔をするヤスを見て冷笑を浮かべるシグレ。 「男って玉が潰れると〝赤い液体〟をオチンチンから出すのよ。  最初は血尿かと思ってたけど、よく見ると粘り気もあって、  たぶん〝玉の中身〟と血が混ざったんじゃないかしら。  潰した男が勃起しているほど粘り気も強い感じがするし、  〝今の貴方〟ならきっと気持ちいいはずよ♪」 「ッッ…」  気持ちいいわけがない――  この女、男を何だと思ってやがる――  せっかく奮い勃てた勇気がまた萎(しぼ)み始めてしまうヤスだが、  どうにか顔には出さず、言葉を返した。 「安心しな。 別に潰さなくても〝玉の中身〟は  一滴残らずテメェに注ぎ込んでやるからよ」  一歩踏み出し、ペニスの先がシグレに触れそうな距離まで詰め寄った。  それでも、シグレの不敵な笑みは消えない。 「貴方、〝睾丸を潰した時の感触〟って知ってる?」 「し、知るわけねぇだろ!」 「あら? 暴力沙汰が日常のヤ〇ザなのに意外ね」 「へッ 男の喧嘩ってのは真正面からの殴り合いだ。  誰かさんのようにチマチマとしたやり方はしねぇのよ」  得意気に言う姿が、シグレには逆に幼稚に見えた。 「うふふ♪」   「何がおかしい!」 「だって… それって自分は金玉を狙わないから、  自分の金玉も狙わないで下さい、ってことでしょ♪」 「む…ぐッ」 「か弱い玉袋をぶら下げた男同士の喧嘩って不便ねぇ…  互いに気を遣わないといけないんだもの♪」 「こんのッ…」  激昂したヤスが更に一歩踏み込んだ。直後。 「はぅ!」  頭に上った血が急激に下がる。 「ほーら、掴まえた♡」  ヤスより速く間合いを詰めたシグレが―― 陰嚢(いんのう)を掴んだのだ。       (こ、この女、喧嘩慣れしてやがる…ッ)  怒りで冷静さを欠いていたが油断はしていない。  シグレの動きはヤスの想像を上回っていた。 「拷問官も警察だってこと忘れてたでしょ♪  私も基本的な護身術は習っているのよ」    くり…♡ 「ふぐぅう!」  少しでも抵抗すれば潰される。  声ではいくら強がっても、怖いものは怖い。  ましてや今握られいるのは復元不可能な〝男の象徴〟なのだ。  ヤスは振り上げた拳を降ろすしかなかった。 「さっきの質問の答えを教えてあげましょうか」 「え」 「〝玉を潰した時の感触〟のことよ♪」 「!」 「アレってフィクション作品だと、卵とかクルミで表現するじゃない?  けど、実際はあんな風に〝割れる〟ものじゃないのよね。  卵には違いないけど、どちらかと言えば〝半熟〟かしら、  表面がぷにぷにの半熟ゆで卵って感じで~……  こう、握ると割れずにグニィ~って変形していくのよ」  握るジェスチャーをシグレが見せると、  寒気がしたのか、ヤスの男根が少し萎(しぼ)んだ。 「そして、圧力が〝一定のライン〟を超えると……  ぷちゅ~~って〝半熟卵の中身〟が陰嚢内に漏れ出すの♪  最初は気持ち悪かったけど、今は… 少しクセになってきちゃった♡」 「っ……」  想像したくないがしてしまう。  ヤスは恍惚に目を輝かせるシグレから視線をそらして口ごもる。 「あらあら…♪」  ヤスのペニスがまたしても萎えている事に気付いたシグレだが、  あえて指摘はせず、哀れむような視線だけを向けている、  その方がより効果的だと理解しているからだ。 「う… ぐぅ…」  玉を掴んで動きを制し、口先ひとつで〝男〟を委縮させる。  シグレの肉体がぞくぞくと震え、  相手の身も心も征服したという快感が沸き上がった。  「~~♡」  後は情報を吐かせるだけ。    しらを切るようなら玉の片方でも潰してやればいい。  しかし、こんなゲスな男の子種袋などどうでもよかったが、  潰すと後始末が面倒というのもまた事実。  なので〝鞭〟ばかりではなく〝飴〟をチラつかせることにした。  確実な情報を得るために。 「いいものを見せてあげる♪」  ヤスの急所をいったん解放してやり、  〝前もって録画させていた映像〟を壁掛けテレビで再生したのだ。 「はぁ… はぁ…」  緊張から息を切らし、玉の無事を揉んで確認するヤスが、  壁にもたれ掛かりながら正面のテレビに目を向けると、  そこでは〝知った顔の二人〟がとんでもない事をしていた。 「こ、こいつは…!」 「えぇ、貴方も知っているでしょ。  〇〇組の幹部だった男よ」  ヤスの組と勢力圏が重なる反社会組織の男。  階級はそこそこ高く、その道では有名な者だが、  そんな男が―――― 『お、お、おほぉぉ……♡』   強面(こわもて)の顔を歪め、情けなく鳴いていたのだ。 『ふふ♡ どうしたの。  〝これ〟で何人もの女をヒーヒー言わせてきたんでしょ♪  もう少し耐えてみなさい♡』  男の正面に居るのはどうみてもシグレであり、  〝現実〟のシグレも少し照れくさいのか、鼻を指先で擦っていた。 「司法取引、とは少し違うけど、  貴方へのメリットの話をしましょうか♪」 「え…」  目をテレビに向けたままヤスが生返事する。  繰り広げられる淫猥な映像に釘付けになっていたのだ。 『ほらほら、軽くフェラしたくらいで我慢汁ドロドロじゃない♪  金玉もこ~んなに持ち上がってるし♡  ヤ〇ザのくせにだらしないのねぇ♪』  シグレに逸物を咥えられ、陰嚢を指先で転がされる男が  野太く喘(あえ)ぎながら顔を仰がせた。 『おおぉおおぉぉ……♡』  『どびゅるるるる…! びゅるるるる!』  射精特有の痙攣(けいれん)。    ペニスの先はまだシグレの口内におさまっているが、  ヤスでも彼が射精しているという事は何となくわかる。 「………ごくっ」  まるでエロ動画に熱中する少年のように、  生唾を飲むヤスのペニスは本日三度目の勃起を見せていた。


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