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試練と機転 3話

 あの日、俺はソーラと一緒に薬草を摘みに行ったんだ。  危険は無いと思い、つい森の奥まで――  そうしたら、目を離した隙にソーラがダークエルフに襲われて、  慌てて駆け付けた俺との一騎打ちになったんだ。  モンスターと言ってもダークエルフは細身の女。  正直負ける気はしなかった、けど… あの女、  まともにやっても勝てないと判断したのか、  いきなり俺のチンポを狙って剣を振ってきやがったんだ。  流石にソコを斬るのは勘弁してほしいからな。  俺も必死で腰を引いたんだが、  運悪く、いや、運良く〝太もも〟の方に刃が当たったんだ。  足を怪我した俺を見てダークエルフが、  「次会った時はその汚ないモンをちょん斬ってやるからな!」  と、言い捨てて逃げていったんだっけな。  段々と、鮮明に記憶がよみがえってきた… 「――これでいいか?」  俺は下着以外の服を脱いでソーラに治療を頼んだ。 「いえ、出来れば、その…全部脱いでください」  そ、そうだったな。  太ももからの出血が思った以上に多く、  俺のパンツまで赤い染みが広がっていたのだ。  衛生上このまま治療という訳にもいかない。 「――すまんな、〝変なもの〟見せて」  フルチンになった俺が再び患部を見せる。 「お気になさらず、見慣れてますので」 「え!」 「あ! いえ、〝そういう意味〟じゃないですよ!  ほら、教会に居た時に怪我人を診てきたので  その時によく見ていたという意味でして…  決して男の人と性的な交流を盛んに行っていたとかでは――」 「あ、あぁ分かってる」  ソーラは俺たち四人の中で最も加入が遅く、     それまでは教会のシスターとして人々の傷を癒していた。  ――にしても、ここはやはり夢の中っぽいな。  ソーラが言った台詞まで全く同じだ。  モンスターがこんな意味不明な幻術を掛けてくる訳もないし。 「出血は多いですけど、傷口は広く浅くって感じですね」 「治りそうか?」 「はい。 これならすぐにでも」  そう言ってソーラの手が太ももの内側に伸びた時、  抑えていた〝やましい心〟が目を覚ましてしまう。 「う…!」 「あ、すいません。痛かったですか?」 「いや、続けてくれ」  ソーラが加入して四人パーティーになった時は心強かったが、  男二人、女二人の旅にはちょっとした〝不便〟も付きまとう。  それは〝性欲の処理〟がやりにくいということ。  勿論、勇者一行の名に恥じぬ節度はもっている。    しかし、男の股間には物理的に性欲が溜まっていくのだ。  俺もヒロもまだまだ少年心を残す若者。  四日も経てば金玉がパンパンになってしまうし、  勇者たちが宿屋で夢精なんて事は避けたい  そこで、俺はヒロと協力して、片方がメイと雑談しているうちに、  素早く自己処理(オナニー)をするという日々を繰り返していた。  だが、女性が二人もいると、その目を忍んで処理する事も難しく、  〝溜まり気味〟な下半身を抱えて旅を続けていたのだ。 「お…おぉ」  そんな時に、偶然とはいえ、こんな〝おいしい状況〟が… 「ノリタさん、息が荒いですけど…どうかしましたか?」 「えっと、まだ戦闘を終えたばかりだから、  少し気が昂っててな…ハハ…」 「あぁ、そうでしたか」  触って欲しい――  その綺麗な手で俺のチンポを握って欲しい――    出来たらそのまま溜まっているモノを抜いて欲しい――  しかし、そんなこと言えるはずがない。  俺は勇者の仲間なのだ。  そう自分に、自分の下半身に言い聞かせた。  その時。  ――ガサっ 「キャッ?」  茂みから音が聞こえた。  ダークエルフが戻ってきたのかと警戒すると。 「あ… あれ!」  飛び出てきたのは一匹の野ウサギ。 「ア、アハハ…すいません。 ちょっと驚いちゃって」  ソーラが照れくさそうに謝罪してくるが、  さらに驚くような事故はもう起こっていた。 「あ、あの…手をどけてくれないか」 「へ!」    ――ぐにっ  さっき驚いた瞬間、ソーラの手が  俺の太ももからチンポに移動していたのだ。  「わッ! わわわ!」  すぐに手は離されたが、その柔らかな感触は  チンポの芯まで焼き付いてしまった。 「も、申し訳ありませんっ  ノリタさんの、だ、大事なトコロを…掴んでしまって」 「大丈夫だ… それより、治療の続きを」 「ハ、ハイ! すぐに」  夢だろうと、こうやって過去を見せられると  この時の自分を褒めてやりたくなる。  理性はほとんど蒸発し、いつソーラの襲い掛かってもおかしくなかった。  それなのに勃起しかかるチンポごと欲望を抑え込めたのは、  戦士として積み重ねた努力の結晶があったからだ。 『心頭滅却』  勇者の右腕として、一流の戦士としての奥義。  怒り、痛み、恐怖など〝心の揺らぎ〟を鎮め、  どんな状況でも実力を発揮する技。  俺はこの技で荒れ狂うチンポを制御しようと試み、  どうにかギリギリで持ちこたえたのだ。 「スゥー ハァー スゥー ハァー」  これまでのどんな感情より手強かった。    その証拠に奥義を使ってなおチンポは少し充血してしまっている。 「…あ」  チラ見したソーラに気付かれかもしれないが、  気にしたら負けだ。見られても堂々としていればいい。    平常時というには〝膨らんでいる〟が、  半勃起というほどの〝角度〟はない。  これなら〝勃起していない〟と言いきれる範囲。  記憶が正しければ、治療はこの後すぐに終わったはず。  かなり気まずかったが、俺はなんとか間違いを犯さずに済み、  このままソーラと無事に帰ることが――     さわっ♡ 「!」  え? 今…ソーラがチンポに触れた? 「ソ、ソーラ…?」      こんな記憶は… 見間違いか?    だが、チンポにはしっかりと指の感触が…     さわっ♡ 「!!」  み、見間違いじゃない!  ソーラが… あのソーラが、治療中だというのに  意図的に手をチンポへと当ててきている。     さわっ♡ 「ぉお…」  記憶と違う?  いや、これは夢なんだし何でもありなのか…  そ、そうだ。 ここは夢の中。  ならば我慢なんてする必要はなかったんだ。  我慢なんて………           ――ムクっ 「あら!」  『心頭滅却』を解除した途端にせき止められていた血液が  どんどんチンポへ注がれていく。 「まぁ♡」  徐々にチンポの角度が上がり〝戦闘態勢〟に変貌していくと  ソーラの表情もますます色っぽくなっていく。    やはりこれは夢。  俺の心の奥にある欲望が反映した淫夢だ。 「うふふ…♡」  ソーラがこんな…   こんないやらしい顔でチンポを眺めるなんてありえない。  ありえないから… 俺はあの日の夜…  〝こんなソーラ〟を想像して一人で処理し続けたのだ。  仲間にバレないようにトイレの中で…  おそらくあの時に貪り続けた〝オカズ〟が  こうして夢の中で再現されているのだろう。 「……よかった」 「え!」 「こんなこと言うと軽蔑されるかもしれませんが、  ノリタさんの男性器が大きくなってホッとしました」 「ど、どうして…?」 「だって… 他の男性たちは皆さん大きくしてたので…」 「他の男性… 教会時代に治療してきた男たちの事か?」 「はい。 小さい男の子から年嵩(としかさ)の男性まで、  太ももや下腹部の治療の時は皆さんの性器が  ピーンって硬く膨らんだんです」 「そ、そりゃあソーラみたいなシスターにじっくり触られたらな…  同じ男として仕方ないと思うぞ。  あの町では〝美人シスター〟って評判だったし」 「えぇ、でも…  〝自分を美人だと感じる瞬間〟って何だと思いますか?」     ん? 「え! さ、さぁ…」 「それは… 治療中だというのに男性が勃起した時です」  こんな妄想した覚えはないんだが… 「私はただ治療をしているだけなのに、  我慢できずペニスを膨らませてしまった男性を見た時に、  私は自分が… 美人なんだと実感するのです」  明らかにおかしい展開だ。 どうなっている? 「だから、ノリタさんのペニスが皆さんと同じように  ピーンって大きくなって安心しました」 「……」  それでホッとしたって言ったのか。  まぁ、あれだけ意図的に触られたら  美人とか関係なしに勃っちまうと思うが。 「いや、わざわざチンポを見て自信を付けなくても  ソーラは十分美人だと思うぞ。  俺だってさっき必死で勃起を我慢してたのに、  それでも少し勃っちまったわけだし」 「ほ、本当ですか!」 「あぁ」  ソーラのイメージが崩れるような発言が出てきたが、  とりあえず展開を強引に戻さねば。 「今だってただ勃っているわけじゃない。  ソーラのような美人に子種をぶちまけたくて仕方ないんだ」 「え♡」  夢だからこそ言える言葉だ。  現実で言おうものならパーティーが崩壊するかもしれない。 「――そ、そうですよね。  男の人って〝ちゃんと出さないと〟おさまらないんですよね」  よし。 妄想通りの台詞を引き出せた。 「協会に居た頃は〝そこまで〟するわけにはいきませんでしたけど、  今はもうシスターではありませんし…」       ……きゅっ♡ 「おぅ♡」  つ、ついにソーラが〝その気〟でチンポを握った。 「仲間に蓄積した煩悩を解消するのも  僧侶としての役目ですよね♡」      しゅ…♡  もみん♡    「お、おぉぉ…♡」  チンポとタマが同時に愛でられた。  も、もうたまらんっ!  夢精しようと知った事か。  むしろ 夢精で済むのならラッキーというほど、  ソーラを無茶苦茶に味わい尽くしてやる。 「ソ、ソーラ。 俺、もう…」 「ん…♡ ノリタさん、私って美人ですか?」 「あぁ! 綺麗だ、堪らなく綺麗だ!  チンポが張り裂けそうなくらいに綺麗だッ!」 「まぁ♡ うれしい…♪」  ※ 【あ、あぁッ もう…】 【ふふ♡ ペニスが張り裂けちゃいますか♪】 【う… ぅぅ… ソーラ、咥えてくれ】 【咥える? って、何をですかぁ♡】 【チ、チンポだ… チンポを咥えてくれぇ……ッ】 【は~い♪ あ~~…むっ♡】  現実世界では映像化されたノリタの妄想が垂れ流しになっており、  映像内のノリタの腰が跳ねると―― 「ああ、あぁぁぁ~~……♡」   びゅぷるるるるっるるうッ……!!  こちらの世界のノリタも子種を漏らした。 「あぁ、ノリタまで…」  ヒロに続きノリタまで二発目の精液を漏らし、   後がなくなったことでメイが焦り始める。  しかし、ソーラは無言で顔を覆(おお)っていた。 「ソ、ソーラ?」  メイが話しかけても返事が無い。  羞恥で固まっているという事は分かったが、  それは映像内で仲間と性交しているという理由だけではなかった。 「ぅぅ……」  実は、映像内のソーラのが言った台詞には、  彼女の〝誰にも知られたくなかった部分〟が表れていたのだ。 (わ、私の穢(けが)れた部分がこんな形で…   うぅ… 消えてしまいたい)  〝美人シスター〟と呼ばれる事に快感を覚えていた。  自分に欲情する男たちに困りながらも密かに喜んでいた。  彼女自身も自覚している〝裏の部分〟  ノリタが体験した今回の〝試練の間〟は、  いわば彼の〝妄想〟とソーラの〝隠れた自信〟の合作なのだ。 「おっ おぅ……♡」  ノリタのペニスが精子を出し切ったように萎(しぼ)んでいく。        ヒロ、ノリタ、共にツーアウト。  次の射精で試練は失格となる。 「ソーラ、大丈夫?」 「は、はい…少し取り乱してすいません」  メイとソーラ、それぞれ違う理由で動揺していた。  ソーラは自分の闇がバレたのではないだろうかと不安を感じ、  メイは突然の告白に乙女心を揺さぶられている。 『ふふふ♪ なんか甘い雰囲気が漂ってますが、  それだけに最後の試練は見ててキツイかもしれませんよ~♪』    〝試練の女神〟が二人に対して脅すように言うと、  〝試練の間〟の映像がまたしても変化していく。  これが正真正銘〝最後の試練〟  残り時間は10分を切っている。  耐え切るのは絶望的という時間でもない。  メイとソーラが祈るように視線を向けた先では、  ヒロとノリタの〝最後の相手〟が同時に現れた。 「「え!」」  二人が驚くのも無理はない。  それぞれの前に現れたのは、  〝試練の女神〟にそっくりな女性だったのだ。 『んふ♡』  〝試練の女神〟が気恥ずかしそうに笑うと、  映像の中のそっくりさんも同じ声でこう言った。 【【さっきの女より気持ちいいコトしてあげる♡】】     〝さっきの女〟、それはヒロとノリタを相手した  メイとソーラを差した言葉だった。


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