田舎娘の出稼ぎ「その⑤」【破壊描写有り】
Added 2021-10-29 13:37:30 +0000 UTC数時間前―― 「まったく、勝手に依頼を受けるなよ、 こっちだって予定とかあるんだから」 「だから悪かったって、何度も言うなよ…」 アリサが依頼を頼んだ男3人組が町を出て、あてもなく散策している。 どうやら一日ゆっくりと休めた体を軽くほぐすため、 この〝西の森〟近くまで足を運んだようだ。 「じゃあ明日は〝酔鬼討伐〟か…ちゃんと金は貰えんだろーな?」 「あぁ、その辺は心配ねーよ」 アリサから受けた以来の内容は〝シルフィの村を襲う酔鬼の討伐〟 彼らもそれなりの腕前なためか、 特に緊張する様子もなく固まった関節を鳴らしている。 しかし、彼らも気付かぬほど森の深くからは 2体のモンスターが接近し始めていた。 『姉さま… 男… また来た』 『えぇ、この臭いは…3人は居るかしら? 〝美味しそうな果実〟をぶら下げた男が3人も♪』 『けど、けっこう…強そう…』 『そうね、でも女の匂いはしない、来るのは男だけ、 なら、いくらでもやりようはあるでしょ? ねぇ、ミル』 『うん… 男はいくら強くても… ちょろい』 そうとは知らず、 3人の男は森のすぐ傍までのこのことやって来てしまう。 すると、ひとりの顔色が変わった。 「ん! おい…何か甘い匂いがしないか?」 「言われてみれば…」 「何か…匂うな」 この場合、まず考えられるパターンは2つ。 近くで誰かが食事をとっているのか―― または獲物をおびき寄せるタイプのモンスターがいるか―― 「感知魔法だ! 急げッ」 リーダーの男が素早く指示を出し、即座にその結果が返ってくる。 「森の中に2体ッ! ――いや、〝上〟だッ!」 3人が視線を上げると森の中から〝何か〟が飛び出し、 男たちの頭上を通り過ぎて背後へと着地した。 『こんにちわ♡』 振り返ると、そこには人間をひと回り大きくしたような女性が。 さらに、 『姉さま… 私… 上手く投げれた?』 森の中からはバキバキと小枝を折りながら さらにひと回り大きな女性が出現したのだ。 『えぇ、ナイスコントロール♪』 突如現れた女性たちは牛柄の布で最低限の箇所を隠しているだけという、 なんとも煽情的な格好をしていた。 「くッ 挟まれた!」 「女性型のモンスターか?」 「いや、待てッ こいつらは…!」 2体に共通する点は、非常に美しい顔立ちをしていることと、 頭に大きな角が生えていること。 あとは男たちの目が自然と吸い込まれるほどの爆乳の持ち主であり、 彼女達の肉体からは離れていても甘い匂いが漂ってきた。 それらの特徴から男がモンスターを特定する。 「〝乳鬼(にゅうき)〟だッ!」 「何ッ! マジかよ…」 「おい、どうすんだ!? 乳鬼が相手じゃ…」 目撃されたら即座に〝要注意モンスター〟として ギルド内に警告文が貼り出されるほどの強敵である〝乳鬼〟。 実は昨日からギルド内には貼り出されていたのだが、 休養中でギルドに行く用事もなかったのが彼らの不幸だった。 「やるぞッ!」 「くそッ」 「こうなりゃ速攻で決めてやる!」 〝強化魔法〟を唱えた男たちは、 〝ひと回り小さい方の〟乳鬼へと飛び掛かる。 『やはりこちらへ来たか』 町へと近い方の乳鬼さえ倒せば逃げる事も出来る。 3人の男が武器を手に取り、息の合った連携で殺しに掛かる。 『う…ぐ…ッ』 アリサやチリが認めるほどの男たち。 個々の能力も高く、互いを上手くカバーし合う連撃は見事の一言。 それでも乳鬼は〝鬼の一種〟。 3人がかりとはいえ容易く倒せるほどヤワではない。 しかも、 『姉さまから… 離れろ…!』 すぐ後ろからは更に巨体な乳鬼が迫ってきている。 「くッ デケェ方も来やがった!」 「2人はそっちを頼む! こっちは俺に任せろッ」 「けどよ、どっちか片方でも倒さねえと、そろそろヤバイんじゃ…」 焦りの色が濃くなる男たち。 大きなダメージを受けて訳ではないが〝ある理由〟があるのだ。 それは乳鬼が〝要注意モンスター〟でもある理由。 牛の乳を温めた時のような優しく甘い匂いを持つ彼女達だが、 その香りには〝男のみに効く催淫効果〟があった。 遅効性であるため、すぐに倒すことが出来れば問題ないが、 少しでも戦闘が長引くと―― 「う゛ッ!」 「くそ…! もう効果が出てきやがった」 「チンポが… 勝手に大きく…うぅ…!」 ――ペニスが限界まで膨張してしまうのだ。 膨らむ3つの股間を見た妹の乳鬼が足を止め、 男たちの肥大化した局部を興味深そうに見降ろす。 『姉さま… 見て… この男たちもやっぱり… すけべ』 『こらこら、そんなこと言っちゃダメよ、ミル、 私たちの匂いを嗅いだだけで男はみ~んなこうなっちゃうんだから♡』 その通り、この催淫効果はどんなに強くても防げない。 男性器を持つ生物である以上、その効果は絶対である。 だからこそ〝要注意モンスター〟なのだ。 「うぅ…」 「くぅ…」 「あぅ…」 膨らむ男根に気を取られた3人の陣形が崩れる。 勃起はなにも物理的な足かせになるだけではない。 動くたびに敏感な亀頭が擦れ、精神の乱れにもつながるのだ。 その結果… 「しまったッ 強化魔法が解けた」 「ちくしょうッ チンポ勃たせたままじゃ集中できねぇ!」 熟練の魔術師でさえ、勃起中は上手く魔法が発動出来ないといわれている。 3人を強化していた魔力が四散し、一気に劣勢へと立たされた。 「もう逃げるしかねぇよッ」 「勃起したままか? 無理に決まってるだろッ」 男2人が口論していると、 残りの1人がふらふらと乳鬼の元へと歩み寄っていく。 「お、おい、何してんだッ」 「アイツ、まさか…!」 勃起は催淫効果の初期症状に過ぎない。 更に症状が進めば、男の方から乳鬼を求めて寄って行ってしまうのだ。 「あ… あぁ……」 虚ろな目でペニスを勃たせた男が姉の乳鬼へと近寄り、 その爆乳へと顔をうずめた。 「おお……♡ ほおぉぉぉ…♡」 『あん♡ も~ 甘えん坊さんだこと♡』 乳肉に包まれた男は夢心地のままペニスを取り出し、 乳鬼の秘部へと押し付けるように腰をかくかく振ってしまう。 「ハァ…♡ ハァ…♡ ハァ…♡」 『あらあら♪』 牛柄の腰布に阻まれて挿入出来てはいないのだが、 そんな事はお構いなしとばかりに腰を振り続け、 ついには子種汁を漏らしてしまった。 「あ、ああぁぁッッ…♡」 びゅるるっるる…! どぶるるる…! 仲間の醜態に目を背けたかったがピンチには変わりなく、 残った2人が助けに入ろうとした。 その直後。 『姉さまの邪魔を… するなっ』 妹の乳鬼が巨大な拳で男たちを吹き飛ばす。 「がッ!」 「ぐぁッ!」 そうこうしているうちに爆乳へと頭を挟んでいた男が倒れ、 幸せな表情のまま精子の散らばる地面へと横たわる。 だが―― 自分の体を好きにさせていた乳鬼の目が鋭く尖り、 片足を上げながらこう言い捨てたのだ。 『……無様』 同時に男の首へと足が振り下ろされ、 ゴキョッ という嫌な音が響き渡った。 「なッ!」 「や、やりやがった…」 仲間の死。 非常な現実を目の当たりにした2人に冷や汗が流れる。 次は自分が〝ああなる〟のかもしれない―― 「く… くそったれ!」 片方の男が跳躍し、妹の乳鬼を目掛けて武器を振り下ろす。 『遅い…』 が、軽々と受け止められ、 武器を握っている方の腕を空中で掴まれてしまう。 「ぐうぅッ!」 男よりふた回りは大きい妹の乳鬼。 しかも、男を片手で吊り上げる怪力も有しており、 彼女が少し握る力を強めるだけで… ――メキッ 「ぐッ ああぁぁぁッ!!」 男の腕から骨折と思わしき音が響いた。 「がッ… この… 放し、やがれッ!」 それでも男は諦めない。 腕を掴まれて宙吊りのまま、どうにか逃れようともがいたのだ。 『この… 少し… うるさいっ』 そんな様子にイラついたのか、 今度は足を折ろうと逆の手で殴りつける妹の乳鬼。 その拳は命中したのだが―― ――ガチュッ! 『………あ!』 命中したのは足ではなく股間。 足をジタバタさせていたため狙いがズレ、 男の局部へと当たってしまったのだ。 「~~~ッッ!!?」 『ごめん… わざとじゃ… ないよ』 乳鬼が手を放すと、草むらに落ちた男が七転八倒する。 今の攻撃で睾丸が〝ふたつとも〟潰れたのだ。 「ッッッ……!!」 勃起したペニスからは血の混じった粘液が漏れ出し、 男の口からは白い泡が噴き出していく。 「ッッ……! ッ…… ……」 しばらくのたうち回っていた男が動きを止めた。 どうやら息の根も止まったようだ。 その様子を見た乳鬼は喜ぶこともなく、 むしろ申し訳なさそうな顔で姉を見た。 『姉さま…ごめん… 潰しちゃった… たぶん…2個とも… これじゃ美味しくない…』 謝っているようだが、残ったリーダー格の男には意味が分からない。 「美味しくない? どういうことだ…」 すると、後ろから現れた姉の乳鬼が答えてやった。 『私たちの好物を教えてアゲル♡ それはねぇ… オチンチンよ♪』 「!」 「好物って言っても淫魔のそれとは違うわ、 …食べちゃうの♡ 物理的にガブってね♪」 「何ッ!?」 青ざめる男を見て「フッ」っと笑うと、 すぐに妹の方へと視線を移す。 『ミル、大丈夫よ、気にしないで、 確かに〝玉の部分〟は丸かじりが一番だけど、 ソレもスープに入れると美味しいから♪』 そう言って微笑むと、すぐに視線を男へと戻し―― 『あとはアナタだけっ♡』 なんと、爆乳を包んでいた布をとったのだ。 「ッ!?」 超が付くほどの豊乳がドプン♡と零れ落ち、 うっすら桃色に染まった先端からは、更に濃厚な香りが漂ってきた。 「う…ぅ… く、来るなら来やがれ! 刺し違えても… お前を殺す!」 最後の最後に強靭な精神力を見せる男。 ただし、それは口先だけであった。 『アナタ… 格好いいけど、格好わるいわよ♪』 「?」 『もう自分でも分からないのね… 〝お漏らし〟していることに♡』 「…え?」 まさか! と、思った男が自分の股間を見ると、 すでに射精していたのだ。 「馬鹿なッ!」 気付いた途端に〝漏らす快楽〟も自覚する。 「あ… あぁあぁッ」 一歩も動かず、触られても居ないのに射精が止まらない。 びゅるる、びゅるると衣服の中でペニスが狂喜し、 男の生命力を全て鈴口の先から吐き出していく。 「はぁぁ…♡ くぅ… 止まら…ない…♡ あはあぁぁッ♡」 これが催淫効果の末期症状。 乳鬼の匂いに当てられた男の末路である。 『フフフ…♡』 『アハ…ハ♡』 2体の乳鬼はすでに攻撃の手を止めている。 この男はもう終わりだと確信しているからだ。 「こ、こんなトコロで… あぁぅ♡」 びゅぴゅるるるッ!」 ペニスを握ったり、先端を押さえたり、涙ぐましい抵抗も無駄に終わる。 どうやっても射精は止まりそうにない。 2体の乳鬼に見られながら〝お漏らし〟し続ける他なかった。 『獣の肉って臭みを取るために〝血抜き〟するでしょ? アレと同じよ、 男の睾丸って精液が溜まったままだと少し生臭くてねぇ… だから私たちは出来るだけ〝精抜き〟してから食べるようにしているの♡ ねー ミル♪』 『うん…♪ でも…あの臭みも… 少し…クセになる』 『お! 我が妹ながら中々のグルメね♪』 『えへへ…♪』 こんなふざけたヤツらに… こんなふざけた攻撃で… 男は自分の無力感を痛切に感じていたが、 下半身はまるで最高の最期と言わんばかりに白い感涙を流し続けていた。 「う… ぐあぁ…」 びゅるる… どびゅ! こと切れる直前、 白い粘液を流しながらふらふらと突き進む男が、 救いを求めるように手を伸ばし―― 『…ん?』 偶然にもその手は乳鬼の股間の布を掴んだ。 「あ… う… ああぁっ♡」 びゅる……… 正真正銘、最期の射精。 末期(まつご)の薄れゆく意識の中、 男の伸ばされた手が牛柄の腰布を強く握りしめた。 『……終わったようね』 最期の奇行の意味はもはや誰にも分からないが、 もし、手を伸ばした股間に〝弱点がぶら下がっていたら〟 ソレを握り潰して相打ちに持ち込んでいただろう。 だが、男が手を伸ばした相手は乳鬼、 股間に〝掴めるような急所〟は付いていない。 男は乳鬼の腰布を掴んだまま倒れ落ち、 それに伴って薄い毛におおわれた秘部があらわとなった。 『あらやだ♡ フフ…命を懸けて私を丸裸にするなんて、 ちょっと驚いちゃった♡』 『男は… 最期まで… すけべ』 『アハハ、そーね♪』 こうして、男たち3人は敗北し、命を落とした。 『――じゃ、さっそく〝こいつらの果実〟をもぎ取っちゃいましょ♪』 『うん♪ 今晩のごはん… 楽しみ♪』 草原から運ばれてくる爽やかな風が森の枝葉を鳴らす中、 ブチュ…ジュチ…という、ナニかを引きちぎる異音が響いていた。 ※ 「えッ!! あの方たちが… 亡くなった?」 シルフィが両手で口を覆う。 「えぇ、ついさっき報告があったみたい」 「そ、そんな…」 そして目からは涙が。 この涙は〝故郷が守れない〟といった失望より、 彼ら3人の死を悲しむものだろう。 だが、シルフィとは違い、 チリとアリサの反応はとても軽いものだった。 「ふむ、まさかこんなことになるとはなぁ…」 「どうしよっか? もう一度〝夜の依頼〟を受けるにしても時間がないし…」 ギルド仲間の死は悲しいものだが、よくある事というのも事実。 そんな2人だからこそ、 即座に柔軟な思考を働かすことが出来たのだ。 「おいアリサ、〝乳鬼〟ってことは… メスだよな」 「ん? そりゃそうだけど… あ!」 「気付いたか? しかも奴らはオーク以上に話が通じる」 「なるほど… モンスターにはモンスターを当てるってことね」 アリサとチリが考えた次なる策。 それは、〝乳鬼〟と〝酔鬼〟を戦わせるというものだった。