【破壊描写有り】 弱肉強食 「後編」
Added 2021-08-13 14:08:26 +0000 UTC「…………ぐぉ」 微かな声を漏らすランド、 『…ガゥ?』 困惑するメスの魔物。 たまたま当たったのは弱点の〝棒〟ではなく〝袋〟の方―― それも、さっきのように切り裂いた訳でもないのに―― 何故あれほど苦しむのか――? しかし、これ以上あの〝醜悪なモノ〟に近づきたくない―― ナニかを潰した感触を足に残したまま魔物は頭を巡らせ、 ランドが動けないと見ると、一目散にその場から去っていった。 「ごぁ… て、てめ… ま…」 待ちやがれ―― そんな言葉を発する余裕すらない。 逃げる魔物を追いかけるなんてことは尚更である。 つまり、完全に獲物を逃してしまったのだ。 「ぐ… あ……」 時間をかけてせり上がってくる地獄のような痛みに耐えきれず、 ランドは股間を抑えたまま両膝を突き、巨体をその場に沈み込ませた。 「ハァ… ハァ… あうぅ…」 ペニスの時とは違って血は一滴も流れていない。 その代わり滲み出す汗の量は尋常ではなく、 幾ら耐えても痛みが治まる気配すらなかった。 すると、 「チンポの次は金玉をやられたっての?」 心底呆れた表情のリラが顔を覗かせてきた。 「あ… た… たの…」 返事は出来ないがランドの現状が物語っている。 陰嚢を蹴られ、中に納まる〝睾丸〟が潰されているのだ。 おそらくは2つとも…… 戦場で男が女を力づくで犯す光景はよく見られる、 時には魔物を、時には同じ人間を、時には仲間ですら… 戦闘で血に酔った男が狂喜に溺れて陰茎を膨張させるのは珍しい事ではない、 そして、その矛先は当然 手ごろなメスへと向かう。 リラはそんな悍(おぞ)ましい光景も見てきた。 逆に、メスの〝抵抗〟を受けて逸物を切り落とされてしまう哀れな男たちも… 「フー… 運が良いんだか悪いんだか… 私を雇っといて良かったわね、じゃなかったら、アンタ死んでたわよ」 犯そうとしてくる男に反撃をする時、 女が狙うのは大抵がその醜く膨れ上がった生殖器である。 刃物を持っていれば切り落とし、 無ければ観念したフリをしつつ噛み千切る事も… なんなら、もっと脆弱な急所である玉袋を握り潰した方が手っ取り早いだろう。 知識がなく、知能が低いメスの魔物でも犯される際には 相手の股間を再起不能にするような反撃に出る事が多い。 戦場での強姦には〝死〟のリスクを伴う。 男性器が破壊されたからと言って必ずしも死に直結するわけではないが、 町から離れた戦場で睾丸を潰された男が生還する可能性は極めて低い。 哀れに地を這って移動しているうちに魔物の餌となるのがオチだろう。 「ハァ… ハァ… な、 治せる…のか…?」 神に救いを求める奴隷のような目を向けてくるランド。 この男を生かすも殺すも自分の気持ちひとつ―― 胸の奥がぞくりと高鳴るリラだったが、 流石にここで見捨てるほど薄情でもなかった。 金を貰って雇われていなかったら、どうなったかは分からないが… 「えぇ、私なら治せるわ、 男の玉…睾丸の復元なら何度か経験してるから安心なさい」 リラは… 男がメスの魔物を犯す光景も… 自分自身が狂乱した男に襲われた経験も持っている。 そして、男の生殖器を〝不能〟にしてきた経験も… 男という生物に失望してきたからこそ、 ここまでの醜態をさらしたランドを見ても平静に仕事と割り切り、 こんな余裕のある発言をする事が出来るのだ。 「じゃ、治療代はさっきと合わせて10万Gね♪」 「なッ!?」 ふざけるな! と、言いたいところだが言えない理由は2つある。 1つは単純に睾丸が潰された痛みで声が出ない事。 もう1つはどんなに高額でも断る選択肢がないという事。 これは取引や交渉ではない、断れば待っているのは確実な死なのだ。 金を払っている雇い主と言っても、〝これ〟は戦闘で受けた傷ではなく、 強姦しようとした結果受けた羞恥すべき傷なのだ。 回復術師として追加料金の催促は理に適っている。 「ほら、どうすんの? 何も一回払いじゃなくてもいいわよ、 私は優しいから待っててあげる、 …でも、アナタのその傷は待っててくれないわよ、 過去の経験から言って、早く治療しないと大事な睾丸に雑菌が入り込んで もう二度とチンポが〝使い物〟にならなく――」 「は… 払う…!」 咳き込むように絞り出された声を聴いてニッコリと笑うリラ。 了承したという証だ。 ※ 「な… なんで こんな格好を…」 「いいから、タマタマを治したいんなら言う事聞きなさい、 ほら、もっとこう…四つん這いになって」 衣服を脱がされたランドは、両肘、両膝を地に付けて 尻をリラへと剥ける体勢を取らされていた。 「うぅ……」 うめき声が漏れるのは恥ずかしい格好のせいではなく、 尻の間からぶら下がる陰嚢が左右に揺れるたびに激痛が走るため。 袋こそ破れていないものの痛々しく変色しており、 その痛みと無縁のリラだからこそ直視していられるのかもしれない。 「ふむ、袋自体は無事… でも〝中身〟は2つとも完璧に破壊されてるわね、 ――ま、なんとかなるでしょ」 視診の後でちょっとだけ投げやりなセリフを吐き、、 リラが尻の間から手を入れて腫れあがった陰嚢を掴んだ。 「おごッッ!!?」 ランドの肉厚の巨躯からぶわっと脂汗が噴き出し、 声にならない悲鳴が上がった。 もし、〝この袋〟を指で弾いたのなら意識が遠くへと飛んでしまうだろう。 「だいの大人がちょっと触られたくらいで泣かないの」 子を叱る母のようにリラが厳しい目を向けた。 向ける先は玉袋の裏側なのだが… 「じゃ、いくよ」 激痛渦巻くランドの下腹部に別の感覚が混入してきた。 「んん!?」 それは次第に痛みを和らげ… 肉体の自由を取り戻し… 呼吸を楽にしてくれる。 「お… おぉ…!」 数秒後にはランドの汗が引き、 玉袋を掴む指の感触を感じられる程にまで回復していた。 「気分はどう?」 「あ、あぁ… だいぶ楽になってきた… おおぅ…」 「フッ… でしょうね」 楽になっているどころか〝気持ち良く〟なっているのはバレていた。 後ろからでも分かるほどペニスが太く膨張していたからだ。 だが、コレも自然な反応。 前述したように回復魔法は男性機能を活発にする。 更に詳しく述べれば、その影響は陰茎よりも睾丸が受けやすく、 潰れた睾丸を復元するほどの大治療の場合、勃起だけでは済まなかった。 「う… な、なぁ、もういいんじゃないか?」 「ん?」 「俺の玉はもう…治ったんだろ?」 「えぇ、ぐちゃぐちゃに破壊されていたアンタの睾丸は 元の玉っぽい形に戻ったわよ」 「そ、そうか… なら、そろそろ…」 焦るような口調のランドが停止を促す。 己の男性機能が掛かっている治療なのに早々と切り上げようとするのは 不可解な言動だったが、その理由は彼の男根を見れば解る。 「何を焦ってるんだい? もっと楽しめばいいじゃないか♪」 リラが全てを知ったうえで〝爆発寸前〟の男根をつつく。 「おぉうッ! お前、ワザと…!」 今ので暴発してもおかしくはなかった。 回復魔法を掛け続けられている陰嚢内というのは、睾丸がフル稼働し、 精液がグツグツと沸き上がり、玉袋のシワが無くなるくらい ぱんぱんに充填していく様子が見て解かるほどなのだ。 下手に我慢し続ければ本当に破裂しかねない。 「ぐぅ、お、おいッ! 放せッ!」 腕力が遥かに上回るランドならば振りほどけそうな気もするが、 今は治療のためとはいえ陰嚢を掴まれているのだ。 つい先ほど睾丸の潰れる激痛を体験しただけに、 ここで無理にもがくほどの度胸は無いのだろう。 「だってさぁ… 〝この状態〟でアンタを自由にさせたら 絶対、私を襲ってくるでしょ?」 「そ、そんなこと…」 「無い、とは言い切れないのがアンタたち〝男〟なのは知ってんのよ、 いいから、さっさと出すもん出しな、 これ以上我慢してると… 本当に金玉はち切れちゃうかもよ♪」 「!」 あの痛みがすぐそこまで迫ってきている――! それだけでランドの取る行動選択はひとつに絞られた。 「分かったッ! 出すッ だからせめて… チンポの方も触って――」 「自分でシゴきなッ! あんまウダウダやってると、 もう一度〝玉無し〟に戻すよッ!」 ――ぐりぃッ 復元した睾丸に爪が食い込み、それがランドの防波堤を決壊させた。 「ぬほおぉぉぉッッ!!」 びゅびゅるるるるるッッッ!!! 四つん這いの格好で女にケツの穴と玉袋の裏側を見られたまま漏らすなど、 戦士として、男として最大級の屈辱なのだろうが、 そんなものは放精の快楽に呆気なく塗り潰されていく。 一度出してしまえば… 出している最中ならば… 射精の心地良さが怒りも羞恥も思考すらも飲み込まれ、 頭が真っ白となってしまうのが男なのだ。 「フフン♪」 モミ…♡ モミ…♡ 「あ、ああぁぁぁッ…!」 どびゅるるッ! びゅるるる……! 地に膝をつく足の間からサイズに見合った大量の精が噴き出し、 敷き詰められた青葉を白く染め上げてゆく。 「おおぁぁ…!」 びゅるるるるッ! しかし、どれだけ射精しようともペニスの向きとは逆に位置取るリラに その子種が届く事はない。 このために彼女はわざわざランドを四つん這いにしてから 睾丸の治療を開始したのだ。 「お、おのれ…」 ランドにとって射精とは女を屈服させた後で愉しむ祝砲のようなもの、 女の柔肌を抱き、貪り、己の肉刀を挿れ込み、膣洞を蹂躙し、 その顔が陶酔で蕩け、男に身も心も跪かせた後に行う最後の愉しみ。 それが今はどうだ―――? 女の前で跪くより見苦しい格好を取り、急所を掴まれ、 冷ややかな視線と言葉を受けながら一方的に絶頂させられた―― 「く、そぉッ おぉ…!」 びゅぷるる…! それなのに気持ちがいい―― 生殖器の裏側に突き刺さる視線すら心地よい―― ランドはこれまで感じた事のない〝悦〟に酔いしれながら 最後の一滴を絞り出した。 「……うっ!」 どぴゅっ…… 「ハァ… ハァ… ハァ…」 大の字に寝転び、青空を仰ぐランドを見てリラが笑っている。 「大満足って感じね♪ そんなにタマタマ治療プレイが気持ち良かったの?」 「くッ ちげーよ!」 違う訳など無いのに反射的に否定してしまう。 だがそんな男の心境などリラにすれば丸裸も同じである。 「どーだか… フフ♪ まぁ、〝またシたくなったら〟声かけなよ、 特別に1万Gでシてやるからさ♡」 「な、何をだよッ」 「ナニって…さっきのヤツよ、 なんなら玉を潰すところからやってやってもいいわよ♪ 私なら何度でも〝破壊と復元〟を繰り返すことが出来るし…♡」 「ば、馬鹿か、あんなの二度とゴメンだッ! 女にゃ分かんねーだろーが、本当に死ぬかと思ったんだぞ!」 「あぁ、これは失敬、フフ…♪」 睾丸を潰される恐怖については本当だろうが、 ランドに〝変なクセ〟が付きつつあるのは間違いなかった。 メスの魔物を強姦しようとしたところでペニスを裂かれ、 そこからさらに玉袋を蹴り潰され、挙句の果てには 屈辱的な格好のまま搾精されるという目まぐるしく撃ち込まれたマゾの種。 ソレが芽吹き、彼を異常性癖へと誘う日はそう遠くは無いだろう… そして―― ランドの玉を蹴り潰して逃走したあのメスの魔物は―― 「うあぁぁッ!!」 「な、なんだこの魔物」 「男の股間ばかり狙って―― ぐぎゃッ!!」」 すっかり〝オスの急所〟を学習し、 男たちに恐れられる驚異の存在へと成長していった。 終わり ※※※ あとがき 試験的に玉潰しありで書いた作品です。 こんな感じの、あまり猟奇的になり過ぎない範囲の作品も 投稿していく予定です。苦手な方はご注意を。