【破壊描写有り】 弱肉強食 「前編」
Added 2021-08-07 15:06:22 +0000 UTC澄み渡る空、青々となびく草原地帯の一角で―― 「ぬおぉりゃッ!」 猛り声と血生臭い匂い、そして魔物の肉塊が転がっていた。 「おっし! これで最後か…」 顎髭を携えた荒々しい風貌の男が大剣を地に刺す。 重装備を纏うこの男の名は〝ランド〟、 その横には臙脂(えんじ)色の法衣を纏った女性がひとり立っていた。 「まだ一匹残っているみたいよ、ほら、あそこ」 この女は回復術師の〝リラ〟、 ランドとは行動を共にしているが、それは金で雇われているだけであり、 仲間意識の薄い間柄であった。 「ん~… ありゃあ…」 リラの指差す先…… 残ってい魔物を見たランドがにたりと笑う。 「ははッ こりゃあいい、ついてるぜ♪」 大剣を拾わず鎧をガチャガチャと脱ぎ捨てながら魔物へと向かっていく、 そんなランドを見たリラが大きくため息をついた。 「はぁ… アンタ、また魔物を〝襲う〟つもりなの?」 最後に残っていた魔物は見るからにメスであり、獣のような体毛に うっすらと覆われた女体は男を発情させるのに十分な魅力を発していた。 「あぁ、悪いかよ」 「ったく、男ってのは… こんな時もチンポの欲求を優先するなんて…」 「うるせーよ、こちとら一週間近く抜いてねーんだ、 それともリラ、お前が〝処理〟してくれるってのかい?」 「1万Gくれるってんなら考えるけどね」 「ケッ、とにかく見てろ、すぐに終わるからよ」 「はいはい」 (すぐに終わるって、自分で早漏宣言してるものなんじゃ…ま、いいけど) ランドが全ての衣服を脱ぎ捨てると体格に相応しい極太の逸物は すでに半充血状態であり、その矛先を魔物へと向けていた。 『フシュゥゥッッ!』 獣と人の入り混じった顔が強張り、 威嚇するような鳴き声と発しながら魔物が鋭い牙を剝く。 「元気がいいな… こっちまで〝元気〟になっちまうぜ♪」 ランドのペニスが一回り膨らんだ。 この魔物の威嚇などランドにとっては興奮材料にしかならない。 肉欲の蓄積した今の彼にあるのは、このメスの忌避する表情を どうやって自分色に塗り潰してやろうかというドス黒い欲望のみ。 『グルルルルッ!!』 性器を膨らませて近づいてくるオスを前に 危機感が最高潮に達した魔物は―― 『シャアァッッ!』 両腕の鉤爪を剥いて飛び掛かった。 だが―― 「おっとぉ」 ランドは性格こそ粗暴だが確かな実力者、 メスの魔物など相手にならず、降りかかるその両腕を軽々と掴み上げた。 『ングッ!?』 強靭な握力で両手首を締め上げられた魔物が表情を歪める。 「へっ、テメ―が相手をするのは… コッチだぜ、ほら♪」 ブルンと魔物の前に差し出される特大の肉棒、 赤黒く使い込まれた逸物は柱の如く立ち上がり、 巻き付く数多の血管がビクンビクンと脈を打っている。 その醜悪な生殖器官を見た魔物の顔には嫌悪感と恐怖が表れ、 今にも泣きそうな少女にも見えてくる。 「おいおい、そんな顔されると… 余計に滾っちまうじゃねーかッ」 ランドが腰を突き出し、悲鳴を押し殺して耐える魔物の唇へと 熱を帯びた大蛇が接近していく。 『ヒッ!?』 「へへへ♪」 もはやどちらが〝魔物〟か分からない程であった。 「やれやれ…」 適当な岩に腰掛けるリラが肩をすくめながら呆れ声を漏らす。 同じ女としてあの魔物に同情はするが… 助けるつもりは毛頭ない、 雇われの回復術師として戦場を練り歩くリラにとっては こんな光景も珍しくもないのだ。 雇い主の冒険者から寝込みを襲われかけた事は一度や二度では済まず、 その度に隠し持っていた刃物で〝再起不能〟にしてやってきた。 中には大金を差し出して性欲処理を懇願してくる男もいたが、 そういう場合は、その額と相手で判断し、要求を受け入れる事もあった。 「ほんと… 醜い…」 男の股間には〝性欲〟という魔物が棲んでいる―― タガの外れやすい戦場では、本物の魔物ですら性の対象となってしまう―― これもまた〝弱肉強食〟… 悪いわね魔物のお嬢ちゃん―― リラがそんな達観した目を向ける先では… 『ガアァッ!』 その哀れな魔物が決死の抵抗に出た。 「!?」 目の前に勃ち上がる怒張を食いちぎるべく牙を立てたのだ。 「あっぶねッ」 腰を引いて回避するランドの下ではガキィッ!っと 牙の空振る音が聞こえた。 が…この抵抗はここで終わりではない。 『シャッ!!』 腰を引いたという事は空間が開いたという事、 依然として両腕を掴まれている魔物は自由の効く右足を跳ね上げ、 足の鉤爪でランドの腹を引き裂いてやろうと仕掛ける。 「チッ!」 魔物を犯すためとはいえ、鎧を脱ぎ捨てた素肌に喰らえば只では済まない。 ランドは仕方なく魔物の両腕を放し、 更に距離を取ることで迫りくる鋭い横蹴りを躱した。 筈だった… 「痛ッ!!?」 (な、なんだ! 確かに躱したのに…!?) 腹のあたりに痛みが走る。 常に戦場に身を置くランドは、この痛みが斬られたものであると即座に気付くが、 〝何故斬られたのか〟にはまだ気付いていない。 「くっそ! 当たってねぇのに何で… え…!」 ランドが視線を落とし、その原因を目の当たりにした。 と、同時に総毛立つ。 「な、何ィィッッ!!?」 斬られていたのは… なんとオスの象徴でもあるペニス。 大きく膨張し、上を向いていたペニスだけは回避が一手遅れ、 迫りくる凶刃の餌食となってしまっていたのだ。 「ぐッッ ふぐおぉぉ……!!」 斬られた箇所は肉棒を丁度〝中間地点〟、 傷の深さは約半分、 裂傷の中ではそれほど重症の類ではないが、 〝そこ〟を斬られて平静を保てる男はいないだろう。 しかも、勃起という充血状態のペニスを裂かれたのなら、なおさらである。 「おいおい…何やってんだい」 異常に気付いたリラが岩から腰を離し、駆け付けていく。 『フーッ フーッ』 魔物は息を荒げたまま距離を取り、 隙だらけのランドを見ても動こうとはしない。 「むぐおぉぉ……!!」 ランドの足元に鮮血が滴る。 鉄のように硬くて逞しい♡ と、女性から称されたこともある自慢のペニスだが、 いくら硬くても所詮は肉の棒、魔物の爪を防げるわけなどないのだ。 「ぐ、うぅぅッッ」 性欲に踊らされ、格下に生殖器を破壊された男のなんと情けないことか… お手本のような醜態といえよう。 もし仮に、彼がひとりだったのなら このまま街に着く前に失血死していただろう。 「ほら、速く診せて」 到着したリラがすぐに手を伸ばし、血にまみれた股間を掴んだ。 「ッッ!!」 激痛が走るが、それを気遣っている暇などない。 「ホント馬鹿ね、あんな雑魚相手に油断してチンポ斬られちゃうとか」 「クッ… は、はやく治してくれ…」 「はいはい… お! よかったじゃない、千切れてはいないわよ、 これなら簡単に終わりそうね」 リラの手が光ると、切り口が割と綺麗だったこともあり、 半切断されたペニスはみるみると復元してゆき… ものの数秒で完治した。 「これでよし、でも〝変なモノ〟触らせてくれた分の追加料金は しっかり貰うからね」 「…わかったよ、 つーか、なんか斬られる前よりチンポが疼くんだが…これも魔法のせいか?」 「あぁ、言い忘れていたわ、〝そういう効果〟もあるみたいね」 回復魔法をペニスにかけると〝男性機能が活発になる〟 回復術師には女性が多く、ペニスに治療するなどという機会も稀であるため、 意外と知られていない効果であった。 が、この場面では不安要素が追加される結果となる。 「よく分からんが、丁度いい! この滾りまくったチンポであの魔物の〝中〟を掻き回しまくってやる!」 ランドが懲りずに全裸のまま飛び出したのだ。 「あ! ちょっ」 ペニスを斬られるという世の男が震え上がる恐怖体験を味わったばかりだというのに、 武器も持たず勃起したまま魔物の女体へと襲い掛かっていく。 「馬鹿じゃないのアンタ、もう普通に倒しなさいっての!」 「うるせぇ! チンポの怨みはチンポで倍返ししてやるぜ!」 聞く耳も持たぬ性獣が魔物に手を伸ばす。 『ガァァッ!』 眉間にシワを深く刻んだ魔物が鋭い爪を振り下ろした。 狙いは股間。 魔物はメスであるため男性器の脆さなど知らず、 金的狙いなどという概念があるわけでもない。 それでも、たった少し〝切り込み〟を入れられただけで みっともなく転げ回るランドを見て、ソコがオスの弱点だと学習したようだ。 『シャァァッ!』 しかし、魔物の右手がペニスに届くより早く―― 「馬鹿が」 ランドが左手でソレを制止、 『ゥガッ!!』 腕を取られても、先ほどと同様に足でペニスを切り裂いてやろうと試みるが、 これも失敗に終わる。 「ハッ 同じ手を喰らうかっての」 ランドは取った右腕を軸に魔物の背後へと回り、抱き着く。 『グウゥ!?』 「お、おぉう」 ランドから気色悪い声が上がった。 「ハハッ こりゃあいい♪」 後ろから回された手は、魔物の程よく膨らんだ乳房を掴み、 ペニスごと押し付ける下腹部には引き締まった肉厚の臀部が当たる。 魔物と言えどメスの肉体は柔らかく、 ただ触れているだけでオスの獣欲を助長させてゆくのだ。 「おうぅ たまらん…」 ますます張り詰めていく怒張。 すっかり快楽の虜となったランドは、 そのまま腰を前後させて後ろからペニスを擦り付け始める。 『ッ!!』 背中に擦り当たる熱くて硬い肉の棒、 魔物はあまりの気色悪さに身をよじるが、 オスの剛腕に束縛されては脱出不可能。 そうこうしているうちにも… 「うおぉ ヤベェな、ケツに擦り付けているだけでイっちまいそうだ… 仕方ねぇ、このまま挿れても我慢できそうにねぇし… まずは溜まっている分を…… おおぉ!」 魔物の尻肉に挟まれた男根の速度が上がり、 ひと回り膨張したかと思うと―― 「お、おおぉぉッ!」 どびゅるるるうるるるッ……!!! 栓が抜けたように、大量の白濁液が吐き出されたのだ。 『ニャッ!!?』 魔物の毛が逆立つ、 自分の背中に押し当たっていたモノから異臭の漂う粘液が噴出したのだ。 性の知識など持ち合わせていない魔物だが 〝メスとしての危機〟だけは本能的に理解し、体中に警鐘が鳴り響く。 『ウガッ アァァァッ!!』 射精によって脱力したランドの腕を振り払い―― 「あ! てめッ」 背を向けたままガムシャラら踵を振り上げた。 ――ゴチュッ 同時にナニかが潰れたような音が鳴る。 「ッッ!??」 狙ったわけではない。 だが、夢中で振り上げたその足は、ランドの股間に吸い込まれ… オスの剥き出しとなった内臓―― 〝陰嚢〟へと直撃したのだ。