「小説」怪人メビル 3話
Added 2021-07-13 14:01:41 +0000 UTC~第二章 ブルー編~ シチレンジャーいちの武闘派 〝レンジャーブルー〟 その身体能力の高さで数々のピンチを覆してきた戦闘の中心的存在、 メビルは最初の獲物として、このブルーに狙いをつけていた。 「ブルーの正体である〝青木〟は常に数ヶ所のジムや道場へと 通いつめているようです、 そしてこの時間帯は私達の目の前にある、 この空手道場にて1人で技を磨いている頃かと」 「へぇ・・」 人間へと擬態したメビルとスランがとあるビルの手前で話し込んでいた、 「オッケー♪ オッケー♪ それだけ分かっていれば十分」 「本当にお1人でよろしいのですか? ブルーは個人で考えればシチレンジャー最強の男ですよ」 「心配性ね~ スランちゃんだって見たでしょ? 私に歯向かった男がどうなったのかを・・ ね♡」 「・・・」 スランの脳裏に無様に精を撒き散らす男性器が浮かび上がる 「そ・・そうですね」 それだけで彼女の顔は真っ赤に茹で上がってしまう。 「フフ♪ それじゃスランちゃんは見張りヨロシクね♪ 邪魔が入っちゃうと興ざめだから」 「はい、お任せを」 ビルのフロア3階分を丸々使用した空手道場、 ヒーローが正義の拳を磨くその場へと微塵も臆さず入ってゆくメビル、 その揺るぎを知らぬ彼女の姿勢は、スランからすればこの上なく頼もしかった。 「はぁ・・ はぁ・・」 誰も居ない道場にて技を繰り返し、肉体と精神を研ぎ澄ます男がひとり、 「はぁ・・ むッ!」 気配を感じ取った彼が汗の滴る拳を止め、入り口へと顔を向ける。 「・・誰か居るのか?」 すると男の声に応えるようにガラっと扉が開き、 ひとりの若い女性が入ってきた。 「ノックする前に気付くなんて、流石は青木先輩ですね」 「先輩? 始めてみる顔だが・・」 入室してきたのは人間を装い空手着に着替えたメビル ここまでくると人間との違いは無く、 青木も初見でこの女が怪人だと気付く事はできなかった。 「あ、すいません いきなりでご迷惑でしたよね、 私、最近この道場に入門したメビルって言います♪」 「あ、あぁ」 「憧れのレンジャーブルーである青木さんが この道場に居るって聞いて我慢できなくてつい・・」 「・・そうか」 あざといほど体をくねらせメビルがその魅惑の肉体を見せ付けてくる、 ストイックな青木でなければその只ならぬ色香に当てられ、 海綿体を卑しく膨張させていただろう、 「悪いが今は個人稽古中なんだ、1人にしてくれないか」 だが空手着を押し上げる彼女のエロボディにも青木は揺るがなかった、 集中力の高まっている今の彼はちょっとやそっとで動揺するほど ヤワではなかったのだ、 それでもメビルの笑顔は崩れない、 数多の男を堕としてきた彼女にとってはむしろ青木のような ストイックな相手のほうがテンションが上がるのだ。 「フフ・・♡」 青木の言葉など聞こえなかったかのように靴を脱ぎ、 スタスタと図々しくメビルが近づいてゆく。 「聞こえなかったのか?」 「いいえ、聞こえましたよ♪」 「おい、そこで止まるんだ!」 普段ならば女ごときにムキになる青木ではないが 彼女から漂う妖しげな雰囲気を感じ取り言葉を荒げる、 「メビルちゃんって言ったか、いったい何のつもりだ?」 「え? 何のことですか?」 ワザとらしくキョトンとするメビルに青木の疑念は更に深まる。 「キミ・・もしかして、怪人か?」 「!」 遅れながらも正体を見破る青木にメビルも内心驚くが この程度で彼女の計画は崩れない、 「――フフ♪ まっさかー♪ 青木さんったらひど~い まぁ、よく人間離れした肉体だって男の人からは言われますけど 特にこのオッパイとか・・♡」 ぷるんっ♡ 「!?」 空手着の合間からハミ出そうなほどの爆乳が濃艶に波うち男の目を吸い付ける。 「〝コレ〟で挟んであげると男の人はみ~んな気持ち良さそうな顔で 天国にイっちゃうんですよ♡ 腕とか顔とか・・ビンビンの〝アレ〟とかを このオッパイでぱふぱふ~ってしてあげると・・・♡」 「わ、わかった、もういい、何なんだ君は? 邪魔するなら出て行ってくれ」 目の前で卑猥な仕草を取るメビルに動揺してしまった青木が退室を促す、 いかに正義のレンジャーブルーとはいえ若い男には違いない、 これ以上色香をふり撒かれると股間の本能が反応してしまうと考えたのだろう 「え~ せっかく会えたのにぃ・・あ、そうだ、だったら勝負しませんか?」 「は?」 「勝負ですよ勝負♪ 私が負けたら大人しく出て行きます、 あ、勝負と言ってもエッチな事じゃなくて真面目な方ですよ♪」 「わ、わかってるよ・・ じゃなくて何言ってるんだ! 君は入門したての女の子だろ、幾らなんでも危険すぎる」 「気遣ってくれるなんてお優しいですね、 けど私これでも格闘経験はけっこう豊富なんですよ、 だからこそ青木さんに憧れてここに来たわけですし♪ 遠慮は無用です♪」 メビルがそう言って何気なく構えを取る それは意外なほど隙の少ない良い構えであり、青木も感心はするのだが・・ 「嘘は言ってないみたいだけど・・やはり危険だ、 俺はいつも怪人を相手にしているせいか手加減が苦手なんだよ、 鍛えてる空手家相手でもやり過ぎてしまう時もあるのに女の君じゃ――」 「私が女だからですか?」 「え!」 「いくら格闘経験があるといっても私が女だから危ない・・と?」 「あ、いや、そうでは・・あるんだけど、別に侮辱したわけでは」 「い~え、カチンときました・・ので、力づくで止めてみてください!」 「ッ!?」 直後、メビルの鋭い蹴りが青木の顔面へと放たれる 「くッ!」 が、それはギリギリの所で躱されてしまう。 「いきなり何をするんだ!」 (危なかった、この娘なんて蹴りを・・まさか本当に怪人?) 「どうですか? 〝女〟の蹴りも捨てたものではないでしょう♪ さぁ、男の力で私を止めてみてくださいよ青木先輩♪」 メビルの軽やかな蹴りが2手3手と青木に襲い掛かる 「ぐッ・・仕方ない、悪く思わないでくれよ!」 メビルの攻撃を捌いた青木が力強い足払いで反撃に出る。 「ッ! っとと、さっすが♪」 足を引きなんとか躱すメビルだが、そのバットでフルスイングするかの如く 強烈な足払いに思わず間合いを取ってしまうのだった。 「どうした? 怪我しないうちに降参してもいいんだぞ?」 「青木先輩、アナタが思っている通り確かに男女の間には明確な 筋力や骨格の差があります・・けど」 「?」 「女には女の〝強さ〟が、男には男の〝脆さ〟があるんですよ♪」 スル・・♡ メビルが微笑しながら腰の帯を解き、 ぱさっ♡っと空手着を床へと脱ぎ捨てた。 「!!?」 「まずは女の〝強さ〟を見せてあげます♡」 彼女が道着の中に着用していたのは黒いインナーシャツとスパッツ。 何の変哲も無いスポーティな格好なのだがメビル級の女体が纏うと話は違う、 「フフ♪ ドコ見てるんですか? ねぇ・・青木先輩♡」 ぷるんっ♡ 「ぅぐ・・」 動作の度にプルンプルンとエロティックに揺れ動く特大の双乳、 男である以上どうしても〝ソコ〟に視線が誘導されてしまうのだ。 「ハァ・・ハァ・・」 (なんという淫らな身体だ・・くそ、目が離せない、しかしこのままでは) 魔性の女体は見るだけで毒となる。 現に青木はメビルの凄艶な肢体を前にしただけで目を奪われ 劣情を抑えきれずに逸物を膨らませつつあった。 (ヤ、ヤバイ・・) 股間の〝ナニ〟かが頭をもたげ始めるに伴って 青木の構えも不自然なほど前屈みになっていく。 「くす♪」 男の悲しい生理現象にメビルからも嗤笑が漏れる、 なぜなら男性器を持つ生物の肉体変化など彼女からすれば 手に取るように分かっているのだ。 「じゃ、行きますね♪」 「くッ!」 脱衣したメビルの攻撃が始まった。 「ちぃッ!」 発情を悟られているとも知らない青木は未だ爆乳に気を散らされ、 腰を引いたまま防戦一方にならざる得なかった。 「ほらほら♪ 何か動きがニブくなってませんか♪」 「う・・ くそ!」 そして青木のテントが大きく目立ち始めてきた頃―― 「あれ? あれれぇ♪」 メビルが1歩退いてから青木の〝膨らみ〟を指差し、 ワザとらしく指摘してきた。 「せんぱ~い♪なんですかそれ~♪ 股間の所がな~んか突っ張ってますねぇ♡ もしかしてぇ・・ 〝勃起〟ってヤツですかぁ♪」 「ッ!? あ・・いや、これは」 女性との組み手の最中に生殖器の膨張、それはヒーロー失格クラスの痴態である。 クスクスと嗤うメビルに対し、 大慌てで後ろを向いて勃起を隠そうとする青木だったが・・ 「あ~あ、敵に背を向けちゃって・・♪」 ゴキィッ!! 「ッ!!?」 「す・き・だ・ら・け♡」 その隙に男の急所中の急所〝陰嚢〟蹴り上げられてしまう。 「○△◎×□ッッ!?」