NokiMo
な(Na-txt)
な(Na-txt)

fanbox


冷静系レズバトル強者が自分と戦って籠絡し合う話-#1

 藤野玲衣は、数年ぶりに戻ってきた母国日本の地を踏みしめた。  この時期の東京は大輪の桜が咲き誇った後の少しさみしい雰囲気、一方で芽吹きによって何かが始まるような予感を思わせる良い季節だ。  数日前まで住んでいたロンドンの、どこかはっきりとしない雰囲気とはまるで違う。  懐かしさも相まって玲衣の心は浮かれている。  三年前に、ロンドン駐在を命じられた父は妻子帯同を希望した。  元より生活能力が低い玲衣の母はそれに従い、玲衣も従った。  正直「またか」という思いが強かった。  玲衣の父はその職業柄、転勤が多く、玲衣も伴って転校が多かった。  そのせいか、玲衣はどこか人と親しくなりすぎないように距離を取るような、どこかクールな印象の少女に成長した。  どうせ、数年もすればお別れだという気持ちがそうさせたのかもしれない。  もっとも本人もその性分は望む所で、まったく修正するつもりはなかった。  人は所詮、一人で生まれて一人で死ぬのだ。  極論としか言いようがない。  しかし玲衣は若者らしい斜に構えた精神で、本気でそう思っていた。  そんな玲衣だが、一つだけロンドンを離れる事が心残りだった事がある。  彼女は夜のロンドンで「悪い遊び」を覚えていた。  最初に誘われた時は「スポーツ」だと言われた。  今思えば詭弁も甚だしいそれは、レズバトルだった。  若者らしいやり場のないフラストレーションを抱えていた玲衣は、本当になんとなくでそのレズバトルのリングに上り、そしてその魅力に嵌まった。  初戦は、自分と同格と思われる生粋のアングロサクソン……生まれはペッカムといっていた、ロンドン子だった。  接戦ではあったが、玲衣が彼女の乳房を揉み、舐め、乳首を甘く噛むと彼女は身体をわななかせて絶頂を極めた。  ビギナーズラックだったのかも知れない。  しかし、玲衣はその甘美な勝利に酔い、レズバトルに嵌まったのだ。  足繁く地下リングに上り、レズバトルに興じた。  勝てば賞金も手に入ったし、何なら負けても戦いぶりが良ければ気前の良い変態が金を払ってくれる。  玲衣の生活の一部になったロンドンの地下リングから離れることだけが本当に心残りだった。  東京にも同じようなものはないだろうか?  玲衣はそんな邪な想いを抱きながら、高校二年生を生活を開始した。  表面上は穏やかな高校生生活が開始された。  高校二年からの編入という事もあって同級生は最初こそ気に掛けてくれていたが、玲衣がつれない性格である事が分かると同級生の情熱は必要最低限の接触へと切り替わっていった。  玲衣自身がそれを望んだ現実からすれば、計算どおりとも言える。  何しろ玲衣は、東京でのレズバトル地下リングを探すことに忙しいのだ。  そして5月頃になると、とうとうこの地での地下リングへのアクセス権を手に入れた。  ロンドンのものとはやや質が違う東京のリングは、より戦いという側面が強調されているようにも思えた。  この辺りはお国柄だろうか?  しかし、それこそ玲衣の望む所だった。  この身体で、気に入らない女を犯し潰す事こそ無上の悦びであるとも思えていた。  玲衣の悦びは、しかし長くは続かなかった。  ロンドンで開眼した玲衣の戦い方は東京ではトリッキー、奇策の類いと扱われ、およそ二ヶ月が経つ頃には敵がいなくなってしまった。  無敵、無敗の女王となった玲衣は、再び戦いに飢えることになる。  しかも、今度はより一層その飢えは強い。  一瞬は掴んだと思った狩り場がこうも易々と平定できてしまい、もはや肩透かしの域だ。  今となっては、玲衣とのマッチングは意図的に避けられるようになっていた。  かくなる上はと、東京を食い荒らし尽くした玲衣は、その活動範囲を広げることにし、そしてある噂を聞きつけた。  曰く、絶対に手応えのある対戦相手を用意するリングが横浜にあるらしい、と。  東京よりも所属する戦闘者が多いという事だろうか?  どのみち戦えるのならば何でも良いとすら思いつつあった玲衣は、喜んでそのリングに登録した。  マッチングされたのは、登録から二週間後。季節は夏の盛りである。  東京よりかは潮風の気配強くべたつくようにも思われる横浜の一角のリングを訪れた玲衣は既に相当に戦意の高い状態だった。  しばらく前からまともにレズバトルができるような状況でなく、横浜のリングに登録してからは全くと言って良いほど戦えてない。  欲求不満は爆発寸前だった。  犯すことも、なんなら一時は犯されたって良い。  そのくらいのヒリつくような戦いこそしたい。  その為にこのリングにも登録し、期待もしている。  この乾きを、飢えを癒やしてくれる最高の敵に、あるいは今日こそ会えるかも知れない。  玲衣は、普段こそ無表情を常としているが、この時ばかりは興奮を僅かに浮かせていた。  リングは一般に観客を入れる開放型と、観客は入れなずにカメラによる撮影、別室に表示する閉鎖型とに大別される。  この日のリングは閉鎖型だった。  この方が、戦いとしては集中できるかも知れない。  玲衣は全ての要素をポジティブに受け取れる程にこの戦いに期待していた。  その閉鎖された、極小さな体育館のような空間、リングに入った玲衣。  そこで見たのは、対面の扉から入ってくる玲衣だった。 玲衣「え……? え、と……」  困惑した声。  玲衣の目の前に玲衣が居れば、当然だ。  その姿は、間違えようもなく玲衣だった。  そこに鏡でもあるのかと思えるような光景だったが、玲衣が驚きのあまり半歩左脚を引いて戦闘態勢をとった瞬間、相手も同じく左脚を半歩引いた戦闘態勢をとったことで、鏡ではない事は分かった。  鏡対称では無いのだ。  この相手は何者なのか?  自分の格好を……衣服だけでなく、背格好、髪の長さまでも真似しているこの相手は誰なのか?  怒濤のように疑問が脳内を掻き回す。  絶対に手応えのある対戦相手を用意するという触れ込みだったが、この偽物が手応えがある相手という事か? 玲衣「無益ですね。私の真似ができるとでも思っているのですか?」 玲衣「真似をしているのはそちらでしょう。それこそ無益です。どうせ、私には敵わない」 玲衣「大した自信ですね。一般に複写されたものは、元来の存在から劣化すると思いますが。コピー機で複写されるように」 玲衣「ええ、それは同意ですね。ですから、私が勝つのでしょうけれども」  少し話すだけでも玲衣の心中は穏やかではいられない。  こうも生意気で、こうも厚顔で、こうも不遜な相手が、しかも自分と同じ格好、同じ顔で喋っていることが腹立たしい。  自分という存在の確からしさをチクチクと突き崩そうとしているかのように感じられる。  本当に偽物という存在は許しがたい。  これまで数ヶ月の戦闘が不完全燃焼であったことも手伝って、玲衣はこの相手を完膚なきまでに犯し潰す事を心に誓う。  どれだけの強さがあるかなど知れてはいないが、許しを請うても失神するまで犯しきろうと、自分の苛立ちをぶつけるに丁度良い的を得たと言わんばかりだった。  玲衣はさっさと着衣を全て脱ぐと部屋の中央に向かう。  相手も……便宜上に偽玲衣とでも言うべき相手も同じく全裸になってこちらに向かってくる。  およそその身体は、全く自分に遜色ないように見えた。  同年代の中では長身の部類であり、その脚はしなやかにして極めて長い。  腰はしっかりとくびれ、一方で胸はHカップはあろうかという堂々としたものだった。  女を犯すことが趣味である玲衣からみれば、極めて犯し甲斐がある女に見える。  このようなスタイルが良くて、表情はいかにも「私、強いですよ」と言わんばかりの涼しげな無表情。  玲衣はこういう女を犯すことが一番好きなのだ。  この無表情を屈辱に塗れさせ、こちらを睨み上げるような状況にする事こそ醍醐味。  そうか、自分は客観的に見ればこんなにも犯し甲斐がある外見だったのだなという発見をしつつ、玲衣は左手を相手の腰に回し抱き寄せる。  当然と言うべきか、相手の玲衣も左手でこちらの腰を抱き寄せる。  まあ、この程度は想定の内だ。  右手は相手の胸に当て、柔らかく揉み合う展開になった。  その手つきは、的確であると思われた。  掬い上げるように乳肉を揉み、その表面は螺旋を描くようにくすぐる。  指先は徐々に胸の頂点へと進み、その先端をカリカリと優しく、甘く刺激する。 玲衣「無駄ですよ」 玲衣「効きませんね」  互いにやや冷たく言い放つ。  その感想自体は正直なものであるし、殊更相手を挑発する意図はなかったものの、どういうわけか玲衣の心を逆撫でた。  偽物のクセに、生意気。  偽物の胸を揉む手を少し強めつつ、更に身体を抱き寄せて太腿を絡める。  むっちりとした長い脚が絡み合うと、そのさらりとした皮膚が擦れ合う。  気持ち良い。  今回、ゾクゾクッと背筋を駆け上がる感触を初めて感じた。  思ったよりもこの偽物との戦いは楽しめるのかも知れないという、武者震いにも似た好戦的な気持ちが湧き上がる。  胸を撫でていた手は徐々に下がり、脇腹をなぞり、下腹部、そして陰唇の縁へと至る。  その指先はなんとももどかしく、ポツポツと身体に火を点していく。  改めて、偽物のクセにという想いを抱き、僅かな苛立ちを覚えつつ、その指先は陰唇の縁から柔らかく内側に入り込む。  あまり濡れてはいないが、徐々に愛液の量は増える傾向を感じる。ヒダがうねり、玲衣の指が気になるかのように蠢く。  そのヒダに付き合うように指の腹で撫で、そして時に爪先で少し引っ掻いてやる。 玲衣「「ふ……んっ……!」」  玲衣の刺激は的確に偽玲衣の膣を刺激していく。  殆ど無意識に、玲衣は自分が自慰でするように気持ち良くなる場所を重点的に刺激していた。  偽玲衣の指も同じだった。  奇妙なことに、偽玲衣の指は玲衣が自慰の際にする指を完全に真似ているとすら思えた。  ある意味で「普段どおり」のような的確な刺激を受け続けていたのだ。  玲衣の頭の中には疑念が渦巻いている。  なんで、自分が自慰をする時と同じ指を……。  当然、自分以外の誰もが知らないはずの指使いだ。誰にも伝えていないし、誰かが盗み見ていたとしてもここまで真似ることなど不可能だ。  ……こいつは、本当に私なのかも知れない。  あり得ない……いや、そうとしか思えない。  相反する思考が頭の中でぶつかり合い、混乱する。  考えすぎて気持ちが悪くなるほどに玲衣は考えた。  そんな中でも、指はどのように動くべきかを覚えているのだろう。的確に偽玲衣を刺激し続け、そして玲衣自身も刺激され続け、トドメとも言うべき刺激……クリトリスを親指でグッと押し込んで素早く擦り始めた。 玲衣「「ぁっ、あっ! ……ん、ぁああああっ!!」」  その刺激もまた、いつもどおりの玲衣の絶頂に至る刺激そのもの。  絶頂の瞬間すらも完全に同時だった玲衣は、揃って互いの陰唇から指を抜き出した。  その指は互いの淫液でしっかりと濡れ、糸を引くほどであった。 玲衣「「はぁ……本当に、何なの……」」  荒い息を整えながら互いにそう呟き合い、そして見つめ合った。  少なくとも、ここしばらく犯し合った女の中でもっとも手応えがあったことは間違いない。  何しろ、互角、相討ちだったのだから。  玲衣は、そこでハッとした。  この相手……もはや、自分としか思えないこの相手とならこの程度の戦いでなく、全力を発揮した、徹底した戦いだってついてくるのではないか?  かつて無い、一切の手加減がない全力の強姦も、自分相手なら心置きなくできる。  もしかすると、この相手は最良の対戦相手なのではないだろうか?  玲衣の、感情の薄い目がすぅと細められ、口角が僅かに上がる。  哀れにも狩られ、犯される自分という獲物を得た二人の玲衣は「揃って」酷薄な笑みを浮かべた。  良い獲物だ。狩り甲斐がある。  心の中で、そう舌なめずりをした玲衣は、殆ど間をおかずにその考えが誤りであったと思い知らされる。 玲衣「「んっ! んっ! んっ! んっ!」」  玲衣の湿った、押さえ込もうとするような嬌声が反響している。  ここは、自宅の浴室。  そこで二人は、なんとか嬌声を堪えながらの貝合わせ勝負をしていた。  ここでなら、ある程度のプライバシーを確保してのプレイに興じれる。  あの日、自宅に帰る玲衣は帰宅することにしたのだが、もう一人の玲衣もまた同じ道を辿り、そして同じ家へと至った。  なんとなくの嫌な予感はあったものの、案の定に母親は二人を当然のように迎え入れた。まるで、はじめから玲衣は二人であったかのように。  それ以来、玲衣二人の生活が始まった。  一つ良いことがあるとすれば、強敵といつでも戦えることだろう。  例えば、声を抑えれば、こうやって自宅の浴室でも戦える。 玲衣「「ん、ん゛、ん゛っ……っ!!!!」」  ビクビクンと身体が震える。  玲衣は、玲衣に強く抱き付いて、その小さな絶頂を表現した。  そして自分もまた同時に玲衣に強く抱き付かれた。  浴室であるから、双方が全裸。  滑らかな二人の身体がしっかりと重なる合うという状況が、一度絶頂して敏感になった二人に追加の刺激を与える。  陰唇からはドロリとした愛液が溢れ、互いに合流すると浴室、洗い場の床を汚す。  あの日以来これまで……およそ一週間だろうか、幾度かレズバトルを繰り返してきた。  片方の玲衣が優勢になる瞬間、劣勢になる瞬間もあったが、どうやっても絶頂は全く同時になっていた。 玲衣「また同時……。一体何なの」 玲衣「こっちの台詞よ。何で勝てないのかしら」 玲衣「あなたが勝つとは思えないわ。勝つとしたら、私ね」 玲衣「……は、冗談にしてもつまらない」  剣呑な台詞の応酬をすると、二人は身体を清めて浴室を出た。  28戦28引き分け目の夜だった。  余りに引き分けが続くので、勝てば敗者を思うさま嬲ろうという想いは、二人の玲衣の中で無秩序に巨大化していた。  勝ちさえすれば、アイツを隷属させて、自分に奉仕させるのだ。  自分が気が向けば犯し、悔しさに悶える姿を眺めるのだ。  自分に似て、しかし自分に及ばなかった者、偽物を討伐するのだ。  勝ちさえすれば。  勝ちさえすれば……。  玲衣は、元来が真面目、冷静であり、興味のあることには研究熱心な部分があった。  この性質から、学校の成績は上位層であると同時に、レズバトルでも無敵とも言えるべき強さを誇ってきた。  しかし、この相手に対してはどれほどに研究を重ねても勝てない。同じだけ、相手も自分のことを研究しているらしく、出し抜くことはできない。  この責め方はどうだろうかとひねり出した戦法も、直ちに相手に模倣、反撃に使われてしまい、たちどころに陳腐化してしまう。  なんとも、新戦法を作ることが面倒くさくなり、放りだしてしまいたくなる。  しかし、ここで研究を止めれば、それこそ負けてしまうかもしれない。  その恐怖心があるからこそ、玲衣は研究を止めることもできない。  玲衣の頭の中は、玲衣で一杯になった。  そして、恐らく向こうもそうだろう。  この状況は一体何なのだろう。  まあ、玲衣で頭の中で一杯なのも、そう悪くはないように思えているのだが。  あの日から一ヶ月が経った。  玲衣の生活は、それまでと全く違うものになっていた。  学校での授業が終わると、二人はこっそりと人気の無い特別教室や資料室、倉庫に入り込む。  今日は社会課資料室を「その場」に定め、戸に鍵を掛けると、互いの制服、ブレザーの前を開く。  ブラウスに包まれた、Hカップの巨乳は迫力だ。  そのブラウスの前ボタンを数個開き、その隙間から自らのブラジャーを引き抜く。  その行為は溜まらなくエロチックで、ブラ抜きをしている自分にも興奮するし、ブラ抜きしている相手にも興奮する。  抜き出したブラジャーを互いに絡め合い床に落とすと、ブラウスごと巨乳を揉む。 玲衣「「……っふ、ぅん……っ!!」」  パンパンに張ったブラウスと柔らかな巨乳は独特の感触があってクセになる。  下から掬い上げるようにもみ上げると、ピリピリとした快感が胸の底から沸き上がってくるような気がした。  相手も恐らくその感触が湧きつつあることが感じられると、玲衣は次の攻撃に移る。  相手の胸を絞り出すかのように揉み、その先端……固くなり、ブラウスにうっすら浮かぶ乳首を、ブラウス越しにカリカリと人差し指で掻くのだ。  素早く、時にネットリと乳首を刺激すると、玲衣の身体は驚くほど簡単に快楽に支配されていく。 玲衣「「ぉ゛……っ! んお゛っ!!」」  普段のクールな玲衣の口から、思いも寄らないような声が出る。  本人は何とか高い嬌声が出ないようにと抑えているのだが、それが結果的に余り綺麗ではない声となり、それが翻って獣じみた欲望に正直な声として聞こえるのだ。  玲衣は、この玲衣の上げる汚い嬌声が溜まらなく好きになっていた。  自らの手で、普段クールぶっているこの女の仮面を引き剥がしたような、本性を暴いたような気分になるのだ。  しかも、自分の刺激は的確なのだろう。好きなように喘がせることができるとあっては、この責め方に偏執してしまうのも致し方ないことだった。  と、あたかも玲衣は一方的に責めているかのような感想を抱いているが、その感想も鏡映し。  反対の玲衣もまた、自分の手で好きなように喘がせることができるこの責め方が気に入っていたのだ。  結局、二人は互いに同時に乳首を苛め合うという行為が好きなのだ。  同時に乳首を掻き、時にちょっとしたスパイスのように抓る。  ブラウスのショリショリとした布の感触もまた、玲衣の快感に寄与する。  玲衣達は、互いの乳首責めに完全に堕ちていた。 玲衣「「んぁあ゛っ! 逝け……っ! 逝けっ! ぅん゛ん゛っ!!」」  そのように煽っている玲衣の顔自体が限界である事を伝えている。  早くも視線は宙をさまよって焦点を結べず、口からは少し長めの舌が垂れている。  互いの額を押しつけ合って、何とかバランスを保って立っているものの、それももう怪しい。  余りに密着して二人の長い脚は絡み合い、僅かに揺れて互いの皮膚を摩擦し合っている。  全く同じ見た目の二対の白い脚の絡み合いは、そこからも快感が沸き上がる。  そんな快感を受けつつも、二人の主戦場は相変わらず乳房、乳首だった。  二人は全く同時に互いにトドメの一撃を放つことにした。  強く乳首を抓り合ったのだ。 玲衣「「ん゛っ、ぐぅううぅう゛っっ!!!!」」  二人の瞳が限界まで上にむき、殆ど白目をむく。  何とか歯を食いしばったものの、その嬌声はまさしく絶頂を訴えるそれだった。  強く摘ままれた乳首の先からはじんわりと母乳が滲み、ブラウスを濡らす。  乳房全体、そして上半身全体を、甘い快感が暴れ回り身体も跳ねる。 玲衣「「ふーっ! ふーっ! ふー……っ、随分気持ちよさそうな乳首逝きね。……っ、あなたに言われたくないわ」」  一旦絶頂を済ませ、ある程度の冷静さを取り戻すと、改めて相手を挑発するような言葉を言う。  しかし、それもまた同時に言い合い、同時に屈辱を味わうはめになるのだが。 玲衣「乳首逝きだけでなく、母乳まで溢れさせるなんてね」 玲衣「あなたもでしょう。母乳臭くてたまらないわ」 玲衣「未だに母乳を滲ませている人に言われたくない」  とても友好的は言えない視線を叩き付け合いながら、両者は互いの胸に目を落とす。じんわりとブラウスにシミが広がっている。そんな濡れたブラウスの頂点だけを押し重ね、左右に揺らすと絶頂直後で敏感になっている乳首に更なる刺激が駆け抜ける。  ゾクゾクと快感を味わい、いっそここでその余韻に任せてまどろみでもすればどれだけ気持ち良いかとも思うが、いつまでも学校に留まってもいられない。  今更少しブラウスを緩め、絡まって落ちているブラジャーを拾い上げる。  どちらがどちらの物かなど分からない。  同一メーカ、同一色・サイズで、同じ頃に買って同じくらい着用してきたブラジャーなのだから、区別などつかないのだ。  玲衣はそれを無造作に身につける。  どちらがどちらの持ち物かを瞬時に判断している……というわけではない。  二人とも「どの服がどちらの物か」という判定を諦めていたのだ。  勿論、玲衣が増えた直後は互いの服を識別しようとしていたが、時を置かずして不可能であると理解した。  今では、互いの衣服は完全に混ざり、どの服がどちらの物かなど些末なこと、気にすることもできないと割り切っていた。  二人揃って校門を後にするが、玲衣の脳裏にふとよぎる考えがある。  帰り道でも節度をもって帰れるだろうか?  この腹立たしい相手のすまし顔を横目に見ながら冷静に帰宅できるか甚だ疑問なのだ。  そう、この頃の玲衣は互いに対する感情について「腹立たしい」や「苛つく」と理解していたのだ。  結果的にそれは別の感情だったのだが、この頃の二人は未だ気づいていない。  結局帰宅の途では、電車内で互いに密着しては荒い息とともににらみ合っていた二人はどうにかこうにか自宅の玄関をくぐる。  戸が閉じると同時に互いにスカートをまくり上げ、ショーツの上から相手の陰唇をなで始める。 玲衣「さっきから、何をにらみつけているのよ……んぉっ!!」 玲衣「それはそっちでしょう? ……っくぅ!!」  なんとか靴を脱ぎ、廊下を洗面所に進むが、その間も互いの陰唇を撫でる指は止まらない。  グッチュグチュと湿った音は、両者が相応に濡れていることを示している。  ショーツが吸収しきれなかった愛液があふれ、太ももを伝う。  かがんでその様子を見ることができれば、それだけエロチックであると興奮するかわからない。  覗き込んで見たいという欲望があるにはあるが、それをすれば、自分ばかりが相手に欲情しているかのようで、つい我慢してしまう。  洗面所に到達すると、邪魔だとばかりにスカート、ショーツを剥ぎ取った。  ねっとりとした愛液に汚れたショーツ二枚をまとめて洗濯かごに放り込み、剥ぎ取るように互いの衣服を脱がすと、もつれるように浴室に入った。 玲衣「ふーっ、ふーっ この、女っ! このっ!!」 玲衣「ふーっ、ふーっ 何だって言うのよ、このっ!!」  二人は互いの陰唇を強く指で擦っていた。  その行為は、正に敵対的なレズバトルそのもの。  玲衣の指はこれまで無数の敵を犯し潰してきた。  そして、玲衣の陰唇は無数の敵の攻撃に耐えきってきた。  しかし、目の前の……この玲衣とはどうしても勝負がつかない。  負けはしない物の、勝てもしないのだ。  この日も二人は互いの手マン勝負が物足りなくなると、早々に腰を下ろした。  脚を広げ、互いに右脚を左脚に乗せる。  互いの右腕を掴むと、勢い良く引き合い、股間と股間を叩き付け合った。 玲衣「「んんんっ、ぁああっ!!」」  ぶつかり合った互いの股間がブシュッと音を立てる。  溢れ出ていた愛液が飛沫を上げる。  その衝撃……快感以上に痛みに声が漏れる。  二人の荒々しい貝合わせは、最近ここから始まる。  相手を慈しむつもりよりも、逝かせ潰す事に重点を置いて腰を突き出すのは、二人の敵意の表れだ。  玲衣はこの状態から腰をうねらせ始める。  自分の陰唇で、相手の陰唇を舐め回すように擦り、相手の陰核が勃起してくると集中的に擦るように腰を動かす。  そして、当然のように相手もまた同じ戦術を取ってくるため、戦いはいつも泥沼だ。  陰唇と陰唇が深々と絡み合い、陰核を狙った攻撃は、結局陰核と陰核の擦り合いに落ち着いてしまう。  少しでも攻撃になればと太腿で太腿を撫でるが、結局同じ玲衣と玲衣は、互いの太腿の滑らかさ、柔らかさを自分の太腿で実感するだけになってしまう。  全ての攻撃が、鏡移しのように即時に反射してくるこの敵をどう倒そうというのだ。  いや、自分は勝てる。  だって、自分が本物なのだから。  脳裏でそう言い聞かせながら、冷静な視線を相手にぶつけながらの貝合わせは続く。  しかし、互いに弱点を的確に突き合い、互いを的確に追い詰め合う二人が次の絶頂に至る時間は長くない。  ビクン、と背筋が震えると、小さな絶頂が二人を同時に包み込む。 玲衣「はぁ、はぁ……ちょっと早すぎるんじゃないかしら?」 玲衣「はぁ、はぁ……そっちでしょう? まるで防御力が無いんじゃない?」  玲衣が敏感で、防御力が無い等という指摘は的外れだ。  そこまで弱い人間が、ロンドンや東京等のレズバトル場を荒らし回れるわけがない。  これは、玲衣の攻撃力が並外れて高く、そして玲衣の弱点を玲衣が余りに的確に突くと言う特性のためだった。  玲衣の弱点を知り尽くしている玲衣の攻撃は、実質的に防御力を無効化しているに等しい。  だからこそ、玲衣は益々攻撃に傾倒していくのだが……。 玲衣「逝きなさい、逝きなさい、逝きなさい……っ!!」 玲衣「逝きなさい、逝きなさい、逝きなさい……っ!!」  互いに右頬を密着させ、相手の左耳に命令をし続ける。  自分と同じ声で、耳元で囁かれる命令はどこか現実離れして脳内にこだまするようだ。  現実感がなくなって、この命令に従っても良いのではないだろうかと勘違いしたくなってくる。腰使いも少し緩慢になったかも知れない。  しかし、直ぐにそんな状態から復帰した玲衣は改めて強く腰を叩き付け合い始める。 玲衣「「逝きな、さい……!! 逝、け、ぇ……っ!!!!」」  二人の股間から同時に愛液が弾けた。  この絶頂もまた、全くの同時だった。  同時絶頂の回数を一回増やしただけと思った今回の絶頂だが、その後がこれまでと違っていた。  二人はここで絶頂の証として潮を噴いたのだ。  これ自体もいつもどおりと言える。これまでの無敗の玲衣からすれば屈辱だろうが、玲衣と玲衣の勝負では最近同時絶頂の同時射潮はいつもどおりだった。  だが、この日の貝合わせが深すぎた。  喰い込み合った陰唇と陰唇では、潮が抜ける場所が塞がっていた。  結果的に、玲衣の潮は玲衣の膣内に発射されたのだ。  それは、勿論双方の玲衣に当てはまった。  互いの潮を、互いの膣に叩き込み合ったのだ。 玲衣「「何、これぇえええええっ!!!!」」  このような状態など経験したことがない。  当然だろう。  大抵の女は潮噴きして絶頂させてきたが、ここまで密着した貝合わせで絶頂させた事など無い。常に圧勝だったのだから。  そして、敗北した事も無い玲衣であるが故に、絶頂し、潮を噴くという体験は、相手がこの玲衣の時に限定されてきた。  そして、この日の貝合わせが余りに深すぎたために、両者の潮が互いの膣に発射され合ったのだった。  無遠慮に流し込まれる、熱く、激しい勢いの潮。  それが自分の膣壁を叩く。  生まれて初めての刺激は、相手の絶頂に導いたという勝利を味わうどころではなかった。  余りに強烈な刺激に、玲衣の身体が仰け反る。  そして、次の絶頂へと導かれ、自らがまた射潮してしまった。  やはりこの絶頂も二人の玲衣が同時に至ってしまった。  この時、全くの偶然に、両者の潮が密着した膣の中でぶつかり合っていた。  潮と潮がぶつかり合い、激しく鍔迫り合いをして、膣中に激しく散らばっていた。 玲衣「「んっぎぃひいいいいいいいいいっ!!!! ぉおおおっ!!?? んぉおおおおっ!!??」」  潮が滅茶苦茶に膣内を乱打する。  あまりの快楽に、玲衣は自分の身体が今どのような状況なのかも分からなくなりそうだった。  訳も分からず腰を相手に押しつけ合っている。


Related Creators