被験体の戦闘力の計測を実施した。被検体と互角かそれに匹敵する相手を用意した。
敗者には厳しい罰が課せられる為、互いに負けられないはずだ。しかし、心優しい被験体は手加減をしているようだが、相手は容赦しない。おそらくこれは血筋によるものだろうか。
お互いの実力は互角。様子を見ながら少しずつ本気に近づいていく。戦いは激しくなり夕暮れまで続いた。互いにダメージが蓄積している状態だが、対戦相手に内に眠る残忍な人格が覚醒する。
被験体を踏みにじり、強烈なパンチを繰り出され、被検体は既に満身創痍である。対戦相手はとどめを指すべく、激しい電撃で身動きを封じるのだが、二人の様子は急変する。
被験体は電撃に喘ぎ苦しむ中、対戦相手は何かに気づき怯えている様子だ。
電撃によって拘束され身動きがとれない、被検体は空に浮かぶ月を見上げると、自分では制御できない力と衝動が体の底から沸き起こる。