我々は追加実験を実施した。ヒーローであろうとも触手には屈しない。
少女の抵抗する意思に、肉体は逆らう。触手は体内で射精し、少女の体内から卵が排出される。この種の触手は非常に厄介で、卵子なしで繁殖ができる。その繁殖方法は数分間、暗所で一定の温度を保てる場所に射精するのみである。
そのため、生物の体内はうってつけの場所であり、野生種は生物を襲い繁殖を行うのである。
体内で射精された精子はその数分間で卵に成長していく。卵が成長すると、触手は体内から卵を取り出す作業を行う。
触手は繁殖のために、他の生物を襲う際に催淫効果をもたらす。興奮状態となった被検体は獣化を開始。一日で効果を失うはずの獣化薬はまだ効果が残っていたようだ。
獣化した被検体は卵を産み落とすと、元の姿へと戻っていったが、肉体に変化が現れた。
男性器が生えているのである。
意識を取り戻す被検体は、元のヒーローコスチュームへ戻ろうとするが、身も心も堕落した姿へと成り代わり何かを呟いていた。
「…しろ…さ…?」
これ以上、被験体を刺激するのは危険であると判断したため、実験は中止。今後も、状態を観察していく。