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しばりしばられ10 その⑪ 信頼の縄、屈辱の縄

〈シュルリ…〉


ざらりとした麻縄が光姫の両腕に巻き付けられていく。


〈ギチギチ…ギチギチ…〉


沙希は手際よく光姫を縛っていった。


「ちゃんと胸縄もするのよ〜」


縄原は沙希に命じる。


「沙希、私は大丈夫だから…。縛って…!」


「うん…。ごめん……。」


〈ギチギチ…ギチギチ…〉


まずは胸の上側に縄が通される。


「ん…」


「痛かった?」


「ううん、大丈夫だよ。縄で縛られると変な声出ちゃって…」


「そっか、光姫は縄の感度が…」


「ん?何か言った?」


「い、いや…えと……優しく縛るから…。」


「うん、よろしく。」


沙希は光姫が縄で感じないように胸の下側に縄をかけていった。


〈ギチギチ…ギチギチ…〉


光姫は胸の上下に縄を通された。光姫の身体に食い込む縄は胸の双丘を強調していた。呼吸をするたびに縄がギチギチとなり光姫が囚われの身であることを実感させる。シンプルな後手縛りであったが女子高生を拘束するには十分だった。


「縛ってくれてありがとう…。私…頑張るから…!」


「光姫…!」


沙希と光姫が見つめあっていると、すかさず縄原は命令を下す。


「ほらほら、次の子も縛っちゃいなさい。」


「はい…。」


沙希が新たな麻縄を持って友梨の後ろに立った。


「お願い…!」


友梨は後手に組んだ両腕を沙希に向けて続けた。


「縛って…!」


「うん…!」


沙希は友梨の身体に縄をかけていった。


〈シュルリ…〉


「なんだかんだ沙希ちゃんに縛られるのも久しぶりかもね。」


「確かに。」


「こんな形で縛られるのは嫌だけどね…。」


「ごめんね…。」


「良いんだよ。悪いのは縄原市長なんだから…。沙希ちゃんに縛られるなら…。」


「ありがとう。」


〈ギチギチ…ギチギチ…〉


光姫とは対照的に友梨は縛られながらも甘い声を漏らすことはなかった。


〈ギチギチ…ギチギチ…〉


胸の上下に縄を通し、身体の後ろで縄を留めた。


「あはは…さすがだね沙希ちゃん。ギチギチで動けないよ。」


「痛くない?」


「うん、全然痛くないよ。優しく縛ってくれてありがとう。」


「う、うん…。」


光姫と友梨を縛りあげたタイミングで縄原が沙希に近づいてきた。

縄原の手には麻縄の束が握られていた。


「では、私が貴女を縛ってあげますね。」


「縄原が…!?」


「あらあらそんな顔しないでもらえる?部下たちに捕縛術を教えたのはこの私よ。私の縄で気持ち良くしてあげるわ。」


「誰が…貴女の縄なんかで…!」


「ふふふ、身体は正直なのよ。」


そういうと縄原は沙希の腕を後手に捻りあげ縄をかけていった。


「く……。」


〈シュルリ…〉


「反抗なんてできないくらいにギチギチに縛ってあげるわね。」


縄原は沙希の耳元で囁いた。


〈ギチギチ…ギチギチ…〉


縄原は手慣れた手つきで沙希に縄を巻いていく。


「ん…くそ……!」


宿敵から縛られているというのに沙希にできることは唇を強く噛み締めることくらいだった。


「しっかりと縄を感じなさいよ。」


〈ギュゥ…〉


「誰が…っ!」


沙希は必死に強がるものの縄原の緊縛技術は相当のものだった。身体に食い込む縄は息をするたびにギチギチと音を鳴らし沙希を苦しめていた。その縛術は沙希と同じかそれ以上だった。


「仕上げよ。」


〈ギュゥ…〉


「んくぅ…!!」


縄原は縄を絞り上げて留めた。堪らず沙希は声を漏らしてしまった。


「沙希、!?」


「だ…大丈夫…。ちょっとキツかっただけだから。」


「本当…?無理してない?」


堪らず光姫も心配する。

自身の渾身の縄を受けてもなお心が折れない沙希を快く思っていない縄原は不機嫌そうに命じた。


「さぁ調教の時間よ。さっさと木馬に乗りなさい。踏み台は用意してあげたから自分で乗れるでしょう?」


縄原の視線の先には3台の三角木馬があった。


「やめて!!光姫さんたちはもう縛られて…。これ以上酷い目に遭わせないで!!!」


声を張り上げたのは優奏だった。逆海老縛りで吊るされながら沙希たちが縛られている姿を見ていた優奏の我慢は限界点に達していた。


「あらあら、先輩想いの妹ちゃんね〜。」


「縄原…!」


「まぁでもそもそも貴女がお姉ちゃんに負けたせいでこの子たちが縛られることになったのよねぇ。」


「っ…私のせい…。」


「うふふ、その顔たまらないわ。」


「う…うるさい…!!この…変態市長!」


さすがの縄原もこの一言には少し怒った表情で無機質に命じた。


「お姉ちゃん、“理解らせて”あげなさい。」


「承知いたしました。」


〈カチッ〉


〈ブィィィィィン〉


「あひゃ…!!!ん…っ!!!!」


和奏はローターのスイッチを起動させ優奏を責める。


「止めてぇぇ…!らめぇ…!!」


「そのまま責め続けなさい」


「はい。」


そうして縄原は沙希たちに視線を移した。


「頼れるくノ一もあんなになってしまえば形無しね。」


「優奏ちゃん…、私たちを守るために…。」


沙希たちも責められる優奏を見守ることしかできなかった。


「さっさと木馬に乗りなさい。そうでないと妹ちゃんのローターを強くしてあげるわよ。」


「っ…分かりました…。」


そうして沙希たちはそれぞれの木馬の前に立つ。そして踏み台に乗る。


「準備は良い…?」


「うん…。」


「頑張って…耐えようね……。」


3人は顔を見合わせた。

そして木馬への一歩を踏み出した。


「ん……!」


「うぅ…イタ…」


「食い込む…!」


三角木馬は少女たちを責め立てる。


縄原は踏み台を片づけ、木馬に乗った少女たちと吊るされたくノ一を眺めながら不敵な笑みを浮かべていた。


「調教の始まりよ。」


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