NokiMo
にしまきとおる Tohru Nishimaki
にしまきとおる Tohru Nishimaki

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ピックルボールバーガー

支援してくださったあなたのおかげで、バーガーキングの新作をいただきました。

ありがとうございます。

ごちそうさまでした😋

バーガーキングの新作「ピックルボールバーガー」を食べてきた。


上下のライスバンズに、牛肉パティとピクルスのみというなかなかに尖った一品。ミニマルアートとでも言いたくなるような、潔すぎる構成。


確かにパティの肉の旨みはしっかり感じられる。炭火の香ばしさと牛肉のコク、そこにピクルスの酸味がアクセントになる……はずなのだが。

正直、食べていて物足りなさを感じた。

ソースらしきものは感じられず、全体として“味が足りない”気がしてしまう。シンプルを突き詰めすぎて、逆に単調になってしまった印象。せめてBBQソースかテリヤキソース的な補助が欲しかった。


そして単品で税込1790円という値段。さすがにこの内容でこの価格だと、「だったらびっくりドンキーでバーグディッシュ食べたほうが満足感あるよね」と思ってしまった。

At an open-air café

通りの向こうから、金髪が朝日にきらめく。

歩くたびに、ふわりと揺れるミニスカートと、そこから強調されるユリカのプロポーション。

しなやかな太もも、ふくよかな胸元、そしてどこか所在なさげに視線を泳がせる大きな瞳。


「……うぅ、ほんとに来ちゃった。ノーパンで、なんて……」


声にならないつぶやきが唇の端から零れる。

彼女の耳はほんのり赤く、手はバッグの端をぎゅっと握っていた。


「ユリカ、おはよう」


手を振って駆け寄ると、ユリカは少し目を逸らしながら笑った。


「ユウ……お、おはよう。あの……今日は、特別ってことで、がんばってるから……変なこと、言わないでね」


「変なことなんて言わないよ。……ただ、ちょっと、観察するだけ」


「観察ってなに?」


ユリカが小さく眉を寄せたその瞬間、ユウは自然な動作を装って、彼女の腰に手をまわす。

しなやかなカーブの下、スカートの布地越しにあるべきものが「ない」ことを、指先が確かに感じ取った。


「うん、完璧。通気性よさそうだね」


「ユウっ……!声が大きい……っ!」


慌てて彼の口元を手でふさぐユリカ。

けれどその手にも、ほんのり震えが伝わっていた。


「マンネリを防ぐには、定期的な新しい刺激が必要なんだって」

「別にマンネリなんて感じてないけど?」

「それを感じてからじゃ手遅れだからね。愛し合う時に体位を変えるのも、心理的な変化を生み出すためのアプローチのひとつだし、交感神経が刺激されることによって――まぁ、とりあえず行こうか」



オープンカフェのテラス席。

隣同志、横に並んで座るふたりの間には、香ばしいコーヒーの香りと、気まずいような、甘いような空気が流れていた。


ユリカは、グラスのストローをくるくるといじりながら、視線を泳がせていた。

目の前には微笑を浮かべるユウ。けれど、その手は、すでにテーブルの下――。


「……んっ……」


太ももに触れた瞬間、かすかな震えがユリカの身体を走った。


「このミニスカートかわいいね。素材が柔らかいし……それに、無防備で」


「ユウ……、そんな言い方……しないで……」


細く絞った声。

けれど抗うような素振りはなく、むしろユリカの脚は自然にわずかに開いていた。

恥じらいと、どこか誇らしげな期待が、彼女の表情に同居している。


指が、滑らかに太ももの内側を這い上がる。

まるでそれが、当然の権利であるかのように、ユウは迷いなく進む。


「……スベスベで柔らかい。いい手触りだ。すごく熱を帯びてるみたい。興奮してる?」


「し、してない……それは、ユウが……」


唇を震わせながら、言い訳にもならない言葉を絞り出すユリカ。

だが彼女の瞳は潤み、頬はほんのり紅に染まり、吐息は浅くなっていく。


指先が、さらに奥へと進む。

そこは、何も覆われていない秘められた境界線。

わずかな湿り気が、皮膚越しに熱となって伝わる。


「……うそ、もうこんなに……?」


「言わないでっ……」


ユリカは焦ったように彼の手を握る。

けれどその手には、明らかに力がこもっていない。むしろ、誘うような温度。


ユウは指を静かに動かす。

触れるのはほんのわずか、けれどその繊細な探索は、ユリカの呼吸を確実に狂わせていく。


「っ……ユウ、ダメ、声……出そうになる……」


「抑えてて。だって、ここは……カフェだよ?変に思われちゃう」


ユウの囁きは、唇すれすれの距離。

その声と吐息に、ユリカの肩が震える。


指先が、さらに奥へと踏み入れたその瞬間――


「お待たせしました〜!」


朗らかな声とともに、ウェイトレスがスイーツの乗った皿をテーブルに置いた。


ユリカは咄嗟に身を固くする。

口元を両手で覆い、俯きながら、必死に平静を装う。


「ありがとうございます」と、ユウが自然に微笑んで受け答えする一方、

ユリカの耳は真っ赤に染まっていた。


ウェイトレスが去った後、ユリカはようやく息を吐き出す。


「……ほんっとに、バカ……もう、心臓止まるかと思った……」


「びっくりしたね。」


「……ユウのせいでしょ!」


怒ったような声。

けれどその瞳には、微かな名残惜しさが滲んでいた。


優馬はカップを手に取りながら、にやりと笑った。


「じゃあ、次は……どこで“実験”する?」


ユリカは顔を真っ赤にしながら、視線を逸らした。


「……もう……ほんとうに知らないっ……」


その唇が、微かに綻んだ。



In a fitting room

「次はファッションに詳しいユリカにオレの服見立ててほしい。ほら、ほっとくとオレ変な服選んじゃうから。」

「そういえば中学の頃、謎の英字が書いてあるのとかスカルモチーフのアイテムとか買ってたよね。」

「今思うと、ヤバい厨二病全開だった。」


楽しげに海外大手のアパレルブランドショップに入店した2人。


「……ユウ、顔が真剣すぎる。そんなに服選ぶの、命懸けだったっけ?」


ユリカが笑いながら、Tシャツを一枚掲げてみせた。

それはシンプルな白地に、胸元に控えめなブランドロゴだけのデザイン。

ユウはそれを受け取ると、少し真面目な顔でうなずく。


「うん。だって、ユリカに似合うって言ってもらえたら……それ、たぶん最強の服だから」


「なにそれ。言い回しが甘すぎて、胸がキュッてなった……」


「じゃあ、これとこれ、あとこのシャツも。一気に試してみていい?」


「うん、そうして。フィッティングルーム、あっちだよ」


ユウは選んだ服を抱えながら、ふとユリカを振り返った。


「……一緒に来て」


「えっ?」


「ここ、店員ついてないし、たぶん二人で入っても大丈夫そう」


ユリカは一瞬、目を丸くした。


「いやいや、ユウ……そういうの、たぶんダメなんじゃない?」


「“見つからなければセーフ”ってルールがこの世界にはあるんだよ。」


「それ、絶対に間違ってるから」


呆れながらも、ユリカの頬はほんのり赤く染まっていた。

彼女は小声で「しょうがないなぁ……」とつぶやきながら、ユウの後を追う。


個室のフィッティングルームは、思ったより広く、壁には大きな鏡が設置されていた。

すっと閉じたドアの音が、まるで空間を切り離すように響く。


「……ねぇユウ、本当にここ、ふたりで入って大丈夫なの?」


「ドアに鍵もついてるし。万一来たら“コーデの相談してた”って言えば大丈夫」


「……それ、完全に言い訳の準備してる人のセリフ……」


ユリカは溜め息をついたものの、ユウの手からTシャツを受け取りながら、

「ほら、まずこれ着てみて」と手際よく服を整える。


ユウはシャツを脱ぎながら、ユリカの横顔をじっと見つめた。


「……なんか、照れるな。こうやって密室で、ユリカといると」


「そっちが誘ったくせに何言ってんの……」


けれど、その頬の色は、彼女の言葉を裏切っていた。

鏡に映るふたりの姿。背中合わせになった瞬間、布越しにユリカの曲線がちらりと映る。


ユウの指先が、そっと彼女の腰に触れた。


「……なに? 服、どこかおかしい?」


「いや、ただ……ユリカが綺麗すぎて。なんか、手が勝手に……」


「……バカ」


ユリカはそう呟いたあと、ユウの胸にそっと額を預けた。


「こんなとこで、変なことしないでよ?」


「“変なこと”って、どんなこと?」


「……ユウが今、想像してるようなやつ、ぜんぶ」


ユウは静かに笑いながら、

「じゃあ、想像するのは許してくれる?」と問いかけた。


ユリカは何も言わず、ただそのまま、ユウのシャツの裾をそっと握りしめた。


そして、ふたりの空間は、しんと静まり返ったフィッティングルームの中で、

やがてそれ以上の言葉を必要としなくなるほど――近づいていく。


「大丈夫。海外ブランドの店って、意外とこういうの緩いんだよ。……それに、どうしても、ユリカと早く……ふたりきりになりたかったから」


ユウの声には冗談めいた響きと、かすかな切実さが混ざっていた。

その表情を見て、ユリカは思わず唇を噛む。


「……ほんと、ずるいよね、ユウって。……でも、うれしい」


ユリカの手が、ユウの胸元をそっと撫でる。

そして次の瞬間、ユウは彼女の手を取り、自分の身体のある部分へと導いた。


「ほら……わかるだろ?」


「……ん……すごく……」


言葉を飲み込むユリカの横顔は、火が灯ったように赤い。

けれど、その手は離れない。指先に伝わる熱と鼓動が、彼女の頬の紅潮を加速させていく。


「ユリカ……お願いしても、いい?」


ユウの声は低く、どこか震えていた。

ユリカは小さく頷くと、そっとひざを折ると、正面で跪き、ユウの目を真っ直ぐに見上げる。


「……うん。ちゃんと、してあげる……いつだってユウのためなら……」


その言葉には、どこか儀式めいた決意があった。

視線が交差する。

沈黙の中に、激しい感情の波が通り過ぎた。


ユリカの指先が、ユウのデニムにかけられた。

ジッパーが下ろされる音が、やけに静かな空間にひそやかに響く。

そして、そこから現れた彼の象徴を、ユリカはどこか神妙な顔で見つめた。


それは、彼女にとって見慣れたはずのものでありながら、毎回違う感情を呼び起こす、不思議な存在だった。


「……すごい、ユウ……」


かすれたような囁きのあと、

ユリカは、祈るように手を合わせる仕草から、

そのまま両手でそっと包み込む。


指先の白さが際立つほど、彼女の手は丁寧だった。

なぞるように、なだめるように、ふれて、確かめる。

その動きには、ただの奉仕ではなく、愛情に似た慎ましさが宿っていた。


そして――

ゆっくりと、その唇が近づいていく。


ほんの数センチの距離で、ユウの肩がぴくりと揺れた。

ユリカの口元が触れた瞬間、彼の背中がわずかに反り返り、

天井の照明を見上げるように顔を上げる。


静かなフィッティングルームの中、空気が熱を帯びていく。

ふたりの吐息が、まるで蒸気のように満ちる。


ユリカの唇が、舌が、彼をゆっくりと包み込むたびに、

ユウの身体が微かに震える。


「……ユリカ……すごく、上手くなったね……」


その言葉に、彼女は口を離すことなく、目だけで応える。

まつ毛が震え、頬が紅に染まり、そして――


「だって……ユウが、全部……教えてくれたから……」


声はほんの微かな吐息となり、唇の動きと共に伝わった。


ユウの呼吸が荒くなる。

片手がフィッティングルームの壁を探り、支えるようにあてられる。


熱く柔らかな感触の中で、彼の意識は次第に一点に集まり、

言葉も考えも消えていく。


その瞬間は、まるで世界のすべてが静止したようだった。


目を見開き、短く息を呑むと、ユウは小さく声を漏らした。

「うあぁっ…出るっ‼︎」

そして――すべてを託すように、彼は深く身を委ねた。


ユリカはそれを、ひとつの“証”として受け止め、

唇を軽く閉じて、そのまま、ゆっくりと呑み込んだ。


まるで、内緒の約束を口にした後のように、そっと唇をぬぐう。

そして、ユウを見上げる。


「ありがとう、ユリカ。最高だよ」


ユウの声は、どこか切なげで、愛おしさに満ちていた。


ユリカは頬を染めたまま、微笑む。

その目はうるみ、唇はほんのり潤い、

まるで一輪の花が咲ききった瞬間のように――静かに、美しく、そこにあった。



ユウは、そっとユリカの肩に手を置き、彼女を引き寄せた。

抱きしめる腕に、明確な意志がこもる。

まるで、胸の奥にある何かを、彼女の心臓に直接届けようとするかのように。


「……ユウ……」


ユリカの声は震えていた。

けれど、その身体は逃げず、むしろゆっくりと彼に預けられていく。


ユウは彼女の耳元に口を寄せ、低く囁く。


「……次は、オレの番だ」


その言葉は、熱を持った刃のように、ユリカの内側を震わせた。


「うん……お願い……私、もう、ずっと……ドキドキしてるから……」


言葉に乗せきれなかった想いが、吐息となって零れる。


ユウの指が、彼女のスカートの裾をそっと持ち上げた。

軽い布地の向こうから、白い太ももが静かに露わになる。

柔らかくてなめらかで、どこまでも無垢な質感。


その指先が、迷いなく――しかし慎重に――彼女の脚の間へと滑り込んでいく。


「……んっ……!」


思わず息をのむユリカ。

けれど拒む素振りはなく、むしろその太ももが、わずかに開かれていく。

羞恥と期待が混ざり合った表情で、彼女は目を閉じた。


手探りで触れたその場所は、信じられないほどの熱を帯び、

すでに微かな潤いが指先にまとわりつく。


「……すごく綺麗だよ……ユリカ……」


ユウはそのまま指をなぞらせるように動かしながら、

彼女の反応を、息遣いの細部まで聞き逃すまいとする。


ユリカの肩が、ふるふると震える。

唇を噛み、声を漏らさないように必死にこらえる姿は、あまりにもいじらしくて美しかった。


「ユウ……だめ、あんまりしたら……」


「大丈夫、誰にも聞こえない。……それに、ユリカが欲しいって言ったんだよ?」


指先が、もう一段深く触れると、彼女の膝が小さく崩れる。

ユウはその身体を支えたまま、耳元でそっと囁く。


「……今のユリカ、ほんとに……可愛い。声、出ちゃいそうなのに……我慢してて」


「……そんなこと、言わないで……余計に……ヘンな気持ちに、なるから……」


顔を真っ赤に染め、目を閉じたままそう呟くユリカは、

まるで、どこか遠い世界に夢中で漂っているかのようだった。


そのままふたりは、言葉も少なく、

ただ肌の感触と、沈黙に宿る熱だけで会話していた。


手の中で微かに震えるユリカの身体、

その温もりと鼓動が、まるで直接ユウの心に触れてくるようだった。


「……もっと触れたい。ユリカのこと、深いところまで全部……知りたい」


「……うん……わたしも……」


その囁きが、すでに確かな合意であることを、

お互いの鼓動だけが静かに語っていた。


ふたりの影が、狭い鏡の中でゆっくりと重なっていく。

柔らかな照明の下、鏡面に浮かび上がるのは――お互いを求めるふたつの輪郭。

近づくたびに、線が溶け合っていく。


ときに背後から、

ときに正面から、

抱きしめて、ふれて、息を確かめるように重なる唇と指先。


「……ユウ、だめ……ほんとに……声、出ちゃう……っ」


ユリカが囁いたそのとき、肩が小さく震えた。

彼女は片手を鏡につき、もう片方で口元を覆う。

だが、抑えきれない熱が胸から上がってくるのが、自分でもわかっていた。


「大丈夫……だから」


耳元でそうささやいたユウの声は、かすかに震えていた。

「……ちゃんと周囲には気を配ってるから……心配しないで」


それが彼の、確かな愛情の証だとわかっているから、ユリカも応える。


ふたりの身体が、ゆっくりと、でも確かに結び合っていく。

沈黙の中に、衣擦れの音と浅い呼吸だけが残る。


目を閉じて、感じるのは肌の熱、リズム、そして心臓の打つ音。

それが自分のものか、ユウのものか――境界がわからなくなる。


重なるたびに奥へ、深く、深く。

痛みではなく、甘く切ない衝動が、全身を内側から満たしていく。

指先から、髪の先まで、なにもかもが、ユウに触れていて――


身体が震える。脚に力が入らない。

ひとつの波が訪れ、意識が飛びそうになる。


でも、ユウの腕の中なら――それでもいい。

声をこらえて唇を噛むユリカの目尻に、うっすらと涙が滲んでいた。


そして――


ふたりの呼吸が、ほぼ同時に乱れ、

まるで波にさらわれるように、ふたりは静かに、そして確実に、頂点へと昇りつめていった。


狭い空間に静けさが戻る。

あたたかい吐息だけが残り、ユウの胸に身を預けたユリカは、

まだわずかに熱を宿したまま、小さく微笑んだ。


「……服、結局、一枚も……試着してないよね……?」


頬を赤らめながら、彼の胸に額を押し当てる。

ユウは優しくユリカの髪を撫でたあと、少し照れたように笑った。


「うん……それどころじゃなかった。……でも、せっかくだし、買って帰ろうか」


「え?」


「更衣室を借りたお礼、それに今日の思い出の証に、ね。……何年後かに見たら、思い出すかも」


「どんな思い出よ……」

そう言いながらも、ユリカはふっと微笑んだ。ユウの未来にわたしが一緒にいることがまるで当然のような口ぶりが嬉しかった。

その笑顔は、どこか幸福といたずらっぽさが混ざった、モデルの彼女の時には見せない特別な表情だった。



ふたりは手をつなぎ、

まだ熱を残したまま、扉の向こうの日常へと歩き出していく。


けれど、その手のぬくもりは、

ずっと肌の奥に残り続けていた。



In a karaoke booth


「ねぇユウ、最初の一曲は……私、歌っていい?」


マイクを手にしたユリカが、照れくさそうに笑う。

少し緊張気味の声で選曲を済ませると、ゆっくりとイントロが流れ始めた。


透明感のある歌声が、個室いっぱいに広がる。

その声は、思っていた以上にまっすぐで、表現力に満ちていて、

モデルとしての彼女とはまた違う、もう一つの魅力を放っていた。


「……ユリカ、すごいじゃん。歌手デビューできるかも」


「オファーはあるけど断ってるの、プロになれるほどの実力じゃないって」


「いやいや、まっすぐ心に届いた。モデル出身アーティスト界の黒船かも?」


照れ隠しのように笑うユウに、ユリカもつられてくすりと笑った。


次はユウの番。

彼は、どこか余裕のある笑みを浮かべながらマイクを取り、

静かに歌い始めた。


「……うわ、なんか……かっこよく歌えるのずるい……」


「そりゃ、ユリカにカッコつけたいから、練習くらいするよ」


曲が終わったところで、ユリカがマイクを差し出す。


「ね、次はデュエットしよ? あのバラード、ふたりで歌ったら、きっとすごく素敵になるよ」


「お、いいね。じゃあ……全力で合わせるよ」


選曲されると、ふたりは並んで座りながら、マイクを一つずつ手にした。


画面に映る甘くせつない愛の歌詞と旋律に合わせて、ふたりの声が重なる。

――自然と、視線も重なっていく。


見つめ合う。

呼吸が合う。

まるで、旋律を通じて心がひとつになっていくような――そんな感覚。


歌いながら、ユウの手がそっとユリカの髪に触れた。

優しく、愛おしそうに指先を滑らせながら、彼女の頬、そして顎のラインをなぞる。


「……んっ……ユウ……」


言葉にならない声が、ユリカの喉から漏れる。

震える歌声の中、ユウの手が、今度は胸元をかすめた。

指先がそっと、でも確かに、柔らかな輪郭をなぞっていく。


息が詰まる。

マイクを持つ手が緩み、音響がキーンとハウリングを起こした。


「あっ……!」


ユリカが慌ててマイクを置いた瞬間、ユウは彼女の腰をそっと引き寄せ、

ソファに座った自分の膝の上に、彼女を向かい合わせに座らせた。


「ユウっ……な、なにして……」


「このまま、ユリカを……感じていたい」


それは囁きというより、熱にうかされた独白だった。


ユリカは戸惑いながらも、逃げるような素振りはしなかった。

視線をそらし、肩を小さく揺らしながら、彼の首に腕をまわす。


唇と唇が、そっとふれ合い――

それはすぐに、情熱を帯びた深いキスへと変わった。


舌先が触れ合い、確かめ合うように絡みつく。

吐息と共に、甘く切ない音が空間に溶けていく。


「……ユリカ、可愛すぎて……やばい……」


その言葉に、彼女の顔がますます赤くなった。

けれどユウの手がそっと胸元に添えられると、

驚いたように息を呑みながらも、彼女の身体は抗わなかった。


ユウの両腕が、そっとユリカの背中からまわされる。

そのまま彼女の身体を、胸元からしっかりと抱き寄せた。


「ユリカ……ねぇ……」


囁くような声に、ユリカは小さく頷くだけで、視線を合わせなかった。

その横顔はすでに赤く、耳までほんのり色づいている。


ユウの手が、ゆっくりと彼女の背中を滑り、

指先がブラウスの薄布越しに、ふくらみをとらえた。


ふわり、と指に返る重さと柔らかさ。

それは、何度触れても感嘆してしまうほどの豊かな存在感だった。


「……やっぱり、すごいな……ユリカの、ここ……」


「や、やだ……そういうこと言わないで……っ」


くすぐったそうに身をよじるユリカ。

けれど逃げる気配はなく、むしろ肩に置かれた彼女の手が、ユウのシャツをきゅっと握っていた。


ユウの指先が、輪郭を確かめるようにそっとなぞる。

やがてその指は、優しく布地を引き上げるようにずらしながら、肌へと近づいていった。


そこには、光に透けるほどの白く柔らかな肌、

そして――ほんのり薄桃色に染まった、小さな蕾。


ユウは息を詰めるように見つめ、

次の瞬間、まるで宝物に触れるかのように、その柔らかな頂をそっと指先でなぞった。


「んっ……!」


ユリカの肩が、びくりと跳ねる。


そのまま、指先がねっとりと、しかし丁寧に、

まるで円を描くように、繊細な刺激を加えていく。


中心を軽く撫でるだけで、ユリカの呼吸が浅くなる。


「……ユウ……そんなに、しないで……おかしく、なっちゃう……」


「だって、ユリカが……綺麗すぎて……」


とろけるような声でそう言いながら、

ユウは舌先を添えるように、その蕾へと口づける。


含むことはせず、表面をそっと温めるように。

その動きに、ユリカの指がユウの髪を掴み、かすかな声が喉から漏れた。


「や、だめ……やっぱり……変な声、出ちゃう……っ」


「大丈夫。まわりも騒がしいし。歌ってることにすれば……バレないよ」


「……そうかな?」


笑いながらも、ユリカの身体は確かに応えていた。

ふたりの心と心が、歌声を越えて、ひとつの旋律になっていた。



ユウの冗談混じりの囁きに、ユリカは目を閉じて、小さく肩を揺らした。


愛撫はゆっくりと続いた。

指先、唇、そして息づかいが、まるで愛を込めた筆先のように、彼女の柔らかな胸元を描き続けていた。


そのすべてが、

「可愛がりたい」ではなく、「尊く、慈しみたい」という想いの表れ。


ユリカの表情は、恥じらいと快感が混ざり合い、

その瞳には、ユウ以外のものが映っていなかった。


こうして、

ふたりの旋律は、歌ではなく、指先と吐息で奏でられる“甘い音楽”へと変わっていった。


曲が終わっても、ふたりはそのまま離れずにいた。


ふたりは対面でしっかりと抱き合ったまま、

ゆっくりと揺れるように、静かに、静かに、熱を交わし続けていた。


「……ユウ、わたしノーパンだから、このままだと……あなたのデニム、濡らしちゃいそう……」


ユリカがそっと囁いた声には、明らかな羞恥と、とろけるような熱が滲んでいた。

それを聞いたユウの喉が、かすかに鳴る。


「……うん。オレも、もう窮屈で。……ちょっと、外に出すね」


優馬の手が、ゆっくりとベルトを外し、ジッパーを下ろす音が、個室の静けさにひそやかに響く。

ユリカは俯いたまま、膝の上で自分の手をぎゅっと握りしめていた。


そして、ふたりの身体の間に、なにも隔てるもののない熱が、じわりと生まれる。


「ユリカ……そのまま……擦り付けてみて」


「……うん……」


そっと、彼女の身体が動く。

彼の上にまたがった状態のまま、腰をわずかに前後に揺らし始める。


スカートの柔らかな布がかすかに波打ち、

その動きに合わせて、ふたりの息がかすかに乱れていく。


「……ユウ……っ」


「大丈夫……見えてない。音楽も流れてる。……誰も気づかないよ」


実際、カラオケのBGMはしっかりとふたりを包み、外から覗かれても、恋人同士が熱っぽく抱き合っているだけにしか見えないだろう。


だが、その抱擁のなかには、ふたりだけにしか分からない濃密な熱のやりとりがあった。


ユリカの動きが、次第に滑らかになっていく。

最初はぎこちなかった腰の揺れも、やがて自然なリズムを持ち始め、その中心にあるふたりの熱が、静かに重なっていく。


「あ……っ……入っちゃった……」


小さな囁き。

恥じらいと驚きと、どこか満たされたような幸福のまじった、かすかな声。


「……ユリカ……」


ユウが彼女の背に手を回し、しっかりと抱きしめる。

その腕の中で、ユリカは全身を預けるようにしながら、ゆっくりと呼吸を整えようとしていた。


しっかりと向かい合って、身体を重ねながら、

ふたりは静かに、ほんのわずかに、腰を動かしていく。


決して激しくない。

ただ、確かめるように。

お互いの存在を、深く、深く、なぞるように。


耳元に触れる吐息。

唇が触れ合い、また離れる。

まるで、すべての感覚が、もう言葉では伝えきれないとでも言うように。


「……ユウ……すごい、気持ちが……ひとつになってる気がする……」


「オレも。ユリカと、いま……ちゃんと、繋がってる」


その会話すらも、途切れがちになる。

波のようにやってくる快感が、ふたりの意識をじわじわと包んでいく。


密室の中、外界とは切り離された空気のなかで――

ふたりは声を潜めながら、ただただ静かに、

何度目かの「はじめて」を、共有していた。


身体が重なるたび、

目を見つめるたびに、

ユリカの頬が赤く染まり、ユウの指が、さらに深く背中へとめり込んでいく。


「……ユリカ……」


「……ん……なに……?」


「もう少し、激しく動いてもいい?」


その声に込められた切なげな熱は、

彼の中で蓄積されてきた抑えきれない衝動そのものだった。


「……うん。……して。ユウの好きなように……」


ユウは、ふっと息を吐くと、

ユリカの身体をそっと抱えたまま体勢を変え、彼女を後ろからやさしく包み込むように腰を密着させる。


そして、

彼女の腰に手を添えたまま、その奥へ、深く突き入るように動き出した。


「っ……ユウ……あっ……」


吐息が甘くこぼれる。

それは、痛みではなく、愛しさと熱に満ちた震え。


「……じゃ、突きまくるよ」


「うん……来て……ユウ……っ」


その許しの言葉を合図に、ユウの動きが一変する。

今までのやさしさを一気に裏返すような、力強く激しい律動。


身体が打ち合う音、空気を切るような呼吸の乱れ。

彼の動きに合わせて、ユリカの指がソファをきつく掴み、細い声を押し殺す。


「ユウっ……っ、すごい…っ……!」


「ユリカ……っ……中、すごく、気持ちいい……」


そのまま背後から強く押し入りながら、

ユウはユリカの髪をかき上げ、うなじに何度も唇を落とした。


やがて、彼は彼女をそっと横に寝かせる。

ふわりとソファに仰向けになったユリカの上に、ユウがゆっくりと覆い被さる。


その目が合う。

汗ばんだ額を寄せ合って、最後の確かめ合いが始まった。


今度は真正面から。

ユリカの脚がユウの腰を包み、ふたりは文字通り、ひとつになった。


「……ユウ……私……好き……いっぱい、好き……っ」


「オレも……誰よりも、ユリカを……」


そして――

ユウの動きがさらに激しくなる。

「ここからラストスパートだ!」

限界が近づくのを、自分でもわかっている。けれど、止めたくない。

この一秒すら惜しいほどに、愛を刻みつけたかった。


腰を打ちつけるたび、亀頭が膨れ射精感が高まる。

ユリカの胸が揺れ、指先が空をかくように宙を彷徨う。


そして――その瞬間は、ふたりに一斉に訪れた。


「ユリカ……っ、ああ……出るっ……!」


ユウの声が、低く、熱く、震える。

彼の全身が跳ねるように震え、深く沈み込んだその奥で、熱いものがはじけた。


「んっ……あぁっ……イク、イク、イッちゃうっっ‼︎」


ユリカも、その瞬間にすべてを受け入れた。

内側に広がる熱、満たされていく感覚、

そして何より、ユウの鼓動が、自分の中で脈動している確かな実感。


彼のすべてが、自分の中にいる。

その奇跡のような現実に、ユリカは目を閉じながら、深く頷いた。


しばらく、ふたりは動かなかった。

ただ、肌と肌を重ね、息と鼓動を重ねていた。


「……すごかった……ユリカ……」


「……うん……わたしもう、動けないかも……」


「それでいい。今日はずっと……このまま、くっついていたい」


彼女の汗ばんだ髪を撫でながら、ユウは静かに目を閉じた。

そして思った。


この恋は、もう絶対に、手放したくない。



鼓動のリズムと余韻が、部屋の中を満たしている。


そして、新しい曲が始まっても――

マイクは握られず、かわりに指と唇が、ふたりだけの静かな歌を奏でていた。





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W乳れ〜しょんのお台場デートの回でオミット(除外)したデート内容を再構成してみた。

本編では映画館〜観覧車の2回戦のみだったが、候補としてはこんなのもあったよ、という感じ。


2人が訪れた海外アパレルはすでに日本から撤退してしまったOLD NAVYをイメージしていた。

更衣室での行為は実際に出来そうではある。途中で店員によるジャマが入る可能性もなくはないが。


オープンカフェでイタズラや、カラオケボックスやネットカフェで行為に及ぶ、という展開は今後、SD番外編(BBM)で瞳と瞬にキャラを入れ替えて描くことが可能なので、そちらに流用するかもしれない。


どこかにパイズリを入れてもいいと思うのだが、現実的には外出中に髪や顔に精液を飛ばすと(作中においてもユリカが怒るし)いやがられそうなので、やめておいた。




ピックルボールバーガー ピックルボールバーガー ピックルボールバーガー ピックルボールバーガー

Comments

ユリカとユウの濃い愛し合いでしたね。 バーガーは確かにソースらしいものが見えてませんから惜しそうですが、それでも出来れば直接食べて見たいです。

waldo


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