これは自分が住んでる地域では販売されていないので食べることができない。
SNSで画像だけ見て、わぁーこんなのあるんだー食べたかったなーと思っただけだ。
以下は、
こんな展開があったかもしれないと思いつつ想像していたエピソードの中に、たまねぎのキーワードで思いついた展開を入れてみた。
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関西旅行二日目の午後。
ショッピングバッグをいくつも抱えて、ナオミと娘たちはモスバーガーの席に腰を下ろしていた。
「ふぅ……ちょっと調子に乗って買いすぎたわ。二人とも、つき合わせちゃってごめんね」
「ううん。ママ、あれ欲しかったんでしょ? 似合ってたよ。赤いバッグ」
リサがそう言うと、メグも「うん、ママの肌が白いから、映えてた」と頷いた。
三人は仲が良い。とくに母のナオミと娘たちの結びつきは、時に姉妹のように見えるほどだ。だが、どこか――そう、“今だけ”の明るさが漂っているのは、家族の中にもうひとつの影があるからだった。
父親の存在だ。
ナオミの夫であり、リサとメグの父でもある男は、婿養子という立場で水野家の製薬会社に入った。だが、年々その態度は変わり、今では家業を自分のものにしようと目論むようになっていた。
「……ねえ、リサ、メグ」
ナオミが、声を少し低くして言った。
「パパのことだけど。これまでは、あなたたちが成人するまではって思ってた。でも……最近、かえって良くないんじゃないかって思うようになったの」
リサとメグは顔を見合わせた。
「そろそろ、ちゃんと終わりにして、自分の人生を進もうと思う」
ナオミの声は静かだったが、はっきりとした意志があった。
「うん。それがいいと思う」
先に言ったのはリサだった。
「ママがつらいままなの、いやだったから」
「私も。ママ、もっと自由に笑っててほしいもん」
メグの言葉に、ナオミはふっと微笑んだ。
「ありがとう……ほんとに」
ちょうどそのとき、モスのスタッフが運んできたトレイには、三人分の淡路島産たまねぎバーガーのセットが並んでいた。
「このバーガー、関西・中国・四国限定なんだって」
リサが包装紙を見ながら言うと、メグが嬉しそうに声をあげた。
「やった、旅の記念って感じ! ね、ママ、食べる前にあれ言って?」
「あれ?」
「“愛の名言”。このバーガーにぴったりでしょ?」
くすくす笑いながら娘たちにせがまれ、ナオミはバーガーを包みごと両手で持ち、少しだけ目を細めて言った。
「いい? 覚えておきなさい。“甘いたまねぎは、急にはできないの。時間と愛情をかけて育てられるからこそ、この甘さになるのよ”。恋も、人間関係も、きっと同じよ」
バーガーの包みを開けると、ふわっと甘い香りが立ちのぼった。
焼きたてのバンズの間に、分厚く甘い淡路島産のたまねぎが挟まれている。噛んだ瞬間、とろけるようにジューシーで、心までじんわりほぐれていくような味。
「……このバーガー、達也おにいちゃんにも食べさせたかったな」
ふと、メグが言った。
「絶対うらやましがると思う。ほら、あいつグルメにはちょっとうるさいじゃん」
リサがそれに同意する。
甘く炒めたようなたまねぎの香りが、三人の間にふわりと漂っていた。紙に包まれたバーガーを手に取りながら、ナオミがぽつりと言った。
「そういえばメグ。こないだ、図書館帰りに達也くんとハンバーガー食べたのよね?」
「えへへ」
その言葉に、メグは少し肩をすくめ、口元に小さな笑みを浮かべた。
「うん。雨がパラついてたし、お腹も空いてたから……ちょっとだけ、ね」
「“ちょっとだけ”ねぇ」
ナオミは意味ありげに微笑む。わざとらしく目を細めてから、声のトーンを少し落とした。
「あれはちょっと特別な時間だったんだもん。おにいちゃん、ちゃんとわたしに気を配ってくれて……優しかったよ?」
「ふーん……へえ……」
リサのトーンは低かった。唇をとがらせながら、バーガーのトマトの赤を無意味に見つめている。
「姉妹でひとりの男を取り合うなんて、大変ね。昼ドラみたいで、ちょっとスリリング」
「ちょ、ちょっとママ!」
リサが慌てて声を上げた。バーガーの包みを開いたまま、彼女の手が止まる。
「別に“取り合って”なんかないし。…… 」
「なにその反応~。嫉妬しちゃった?」
メグがわざとらしく肩を寄せてくると、リサは小さくため息をついた。
「……別に。メグが浮かれてるのが面白くないだけ」
すると、ナオミがすかさず口を挟んだ。
「はいはい、嫉妬は女を美しくするって言うけど、バーガーの前でケンカはダメよ」
「だれがケンカなんか!」
「メグもリサも、かわいい恋をしてるわね。うらやましい限り」
ナオミがひとくち、たまねぎバーガーにかぶりついた。シャクッと音がして、甘い香りが立ちのぼる。
「……まあ、私は私で、これから“いい男”探すつもりだけど?」
娘たちは一瞬きょとんとして、それから顔を見合わせ、ぷっと吹き出した。
「……なんか、それ一番こわい発言だよね」
「うん。ママが恋したら、たぶん破壊力ヤバいと思う」
「なによ。女はいつだって現役なのよ?」
三人の笑い声が、モスバーガーの明るい午後に溶けていった。甘くてちょっとスパイシーな、たまねぎのような時間だった。
店内の窓の外では、夕方の光がアーケードの濡れた床に反射していた。
雨はもう、すっかり止んでいた。
「さあ、帰りましょうか。これからは、わたしたちの時間を大事にしていくのよ」
「はーい」
「はーい」
水野家の女たちは、からっぽになったトレイを前にして、同じ方向を向いていた。
三人の胸のなかに、小さな“これから”の希望の種が灯っていた。
............
なんていい話にまとめているが、
このあと母娘3人まとめて達也にヤられることになる。
それが彼女たちの幸せということになるのか。
将来的に、ナオミが医師である達也の父親と再婚して、家族になるという展開も想定していたが、果たしてどうなるのか。
waldo
2025-05-16 06:31:55 +0000 UTC