幻想万華鏡17話の見せ場のカット、原画担当たすけさんの霊夢の夢想天生の後半です。
これが清書された原画です。
アップから始まります。
かっこいい!
霊夢の決めポーズです。
「オバケ」というのはアニメ用語で、残像など本来なら存在しないものが描かれているのを指します。
3Dでいうモーションブラーみたいなものです。
この絵の場合は、霊夢がお祓い棒がちょっとぎざぎざに伸びている部分を指しています。
かっこいい決めポーズが連続します。
このへんまで「夢想転生!」としゃべってるみたいですね。
このあたりは服や髪のなびきで、身体部分は共通ですね。
一回手前に来て(ちょっと色気のある表情ですね)、
引いたところでなびき。これも体は共通です。
①で書いたように、ハイコンから強いハイコンへのオーバーラップがあります。
なびきリピートの素材が、ハイコンと強いハイコンの2種類あるので、動画作業時に混乱しないよう注意書きが足されてます。
(これはるなむーさんの字ですね)
ここで一回画面が真っ白になって、その後手前に霊夢が飛んできます。
りりしいですね。
そしてカメラを追い越して奥へ飛んでいきます。(光りに包まれて)
エフェクトもかっこいいんですが、すごい枚数なのでちょっとだけ載せます。
霊夢の周りをまわる陰陽玉と電撃。
奥へ飛んでいく光りに包まれた霊夢。
大爆発。
これは霊夢のまわりを回るお札の3D指示。
BG原図(背景画の元)も実は4つあって、置き換わっていってくという設計になってます。
完成した映像。
いろいろ大変でしたが、見ごたえのあるカットになったと思います。
ちなみに霊夢の夢想天生は原作ゲームだと全然違う技です。
自分のまわりに陰陽玉をまとうのは同じですが、そこからお札をマシンガン状に発射する技だったりします。
無敵状態なのでゲームとしては厄介な技ではあるのですが、
しかしそのままアニメで映像にするとけっこう地味なので、
蕨抜六監督がコンテで派手にアレンジして、原画のたすけさんがさらにすごくしてきたのがこれなのです。
妖怪の山決戦の章の締めにふさわしいビジュアルになっているのではないでしょうか。
では次回もお楽しみに。
ドジラ
2022-05-28 04:21:39 +0000 UTC