先日、大阪にて開催された東方紅楼夢19に参加してきました。沢山の方々に来ていただけてとっても嬉しかったです。来年はなんと20周年だとか。すごい!私、絶対来年も参加するんだぁ。
さて。先日お知らせした通り、今回は本来持って行くはずだった新刊が色々あって間に合わなかった為、急遽二日で同人誌を描くことにしました。うーん、バカですね。間に合わなかったという事実も突貫で描こうという行動も。
以前にも似たようなことがありまして、その時は16ページの表紙も中身もモノクロ本を一日で描いたんですね。バカな私は、「なら二日あればカラー表紙でページ数も増やしてキャラを複数配置するコマも増やせるよな!」と思い、結果22ページ描きました。
一応前よりも時間をかける分、以前描いたものよりも構図を多少は凝ったものを多くする、という自分なりに立てた課題はクリアー出来た気がしているので満足です。
そんな突貫本ですが、こんな描き方をしていると「どうやって描いてるの?」と聞かれることが多少ありました。一言で言うならばぶっちゃけ気合以外の何物でもないのですが、それでは味気ないので折角ですしFANBOXに製作過程を載せてみようと思ったのが今回の投稿です。
以前投稿したサンプルの中から1ページ抜粋してお届けします。
それではどうぞ。
こんなアホなことをしているということは、つまり〆切まで猶予がわずかしかなく、しかも元々やっていた作業に追われ生命の危機に瀕している状態だということです。そんな死にかけの頭を何とか回転させてお話の流れを考えるという、一番大変な工程がここです。そもそも健康な時ですらお話を考えるのは大変なので、これのヤバさは推して知るべし。
普段から妄想しまくることで描きたいワンシーンネタストックは沢山出来ていますから、何とかそれを膨らませることで完成へと漕ぎつけます。私がどうやってお話を作っているかは、万が一需要がありそうならまた今度書きますね。
ちなみにこれをやるのは昼間の仕事とかいうお絵描き出来ない謎の拘束時間中です。人生、時間は有効活用しなくちゃね!
大体これくらいの位置だろうという場所に配置していきます。フォントの種類はこの時点でほぼ確定しておきますが、サイズはフキダシの大きさに合わせて改めて調整したいので、この時点では主に10ptでサクサク配置しています。(大きいフキダシにするのが確定しているものを除く)
あくまで一個人の意見ですが、B5サイズ本では可読性や画面の情報量バランスを考慮すると10ptを最小値とするのが一番バランスが良いと思っています。まだ研究中なので今後変わるとは思いますが。
まずはコマをざっと割ってみて、脳内ネーム通りに描いても問題は無さそうか精査します。実際にテキストとコマのサイズを見比べてみると、想像していた構図が思うように入らない事態に陥ることはままある為。脳内ってのは当になりません。
良い感じになるように改めて脳内ネームの構図を修正していきます。
この例の中でわかりやすいのを言うと、二段目のコマは想定よりも縦に小さくした方が流れが良いなとか、左下のコマは台詞の間隔を狭くした方が構図が上手く収まりそうだなとかそういう感じですね。
この段階でキャラの配置は大体定まります。ぼんやりと見えている感じ。
下描き無しで落描きはしょっちゅうしていますから、私にとってはそれの延長線上ですね。けれど、流石に普段よりは丁寧に描いていきます。
一発で描かなくてはならない都合上、流石にほぼ手癖で描ける構図が多いです。先述の通り、一応前回よりも100%何も見ずに描ける構図は減らしたつもりですが…
こんな荒業が出来るのは全てベクターレイヤーのおかげです。ベクターのすばらしさを布教している投稿はこちら。
キャラの配置や表情はほとんど③で修正済みの脳内ネームで決定しているので、それに従って描いていくだけです。なるべくスムーズにやるコツを一つ挙げるとするならば、フキダシにどの程度キャラが被るかを決め打ちしておくと色々楽。配置のメモ代わりになりますし、疑似的な遠近感を演出するのにも使えます。左下のコマが良い例かな。
尤も、これは普通に下描きありで漫画を描く時にも注意して行っていることですけどね。この突貫本は私が普段下描きをする工程のちょっと丁寧版、とも言えます。
あとは普通に漫画を描いた時と同じように仕上げ作業をして終了です。普段と比べるとあまり描き込んでいない線画でも、背景部分なんかにエフェクト的なのを入れると急にそれっぽくなる感じが好き。
突貫本にせよ普段の漫画にせよ、私はこの仕上げ工程が一番好きです。一気に完成していく感覚がたまりません。ここをやる為に描いてるまであります。
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以上です。まとめるにあたり、私自身気付きが色々ありました。普段漫画を描く時に一番腰が重く時間がかかるのがネーム作りなのですが、今回みたいな形式でばんばんテキスト埋めていってとにかく最後まで進めちゃうのが一番良いのかも…
秋季例大祭で持って行くつもりの新刊も、結構描き直すつもりなので試しにこれでやってみようと思います。もし上手くいけばやっと筆が早くなれるかも…!
なお、ちゃんと言っておきますが突貫本製作はマ・ジ・でオススメしません!めがっさ疲れます。私と同じくらいのバカでないとこんな風に趣味に対して身体を酷使出来ないと思うので、皆さんはちゃんと計画を練って描いてくださいね。私は計画を立てられない人間なのでこう生きるしかないんです…うっうっ!
でもね。私と同類のバカか、あるいは何か大変な出来事が起きてしまい計画通りに進められなかった方。こうやれば本は描けるんだぜ!諦めんなよ!パッションぶつけていこうや!これを見ているそこのキミ!!
すかびあ
2023-10-20 09:47:47 +0000 UTCすかびあ
2023-10-20 09:45:48 +0000 UTC燕の雀荘 北口
2023-10-18 14:29:43 +0000 UTCぽりへどろん
2023-10-18 09:51:47 +0000 UTC