ここは都心にあるしがないレズビアンバー。そんな夜の百合の花びらが舞い散る店に、似つかわしくない醜い男が迷い込んでいた。 彼が店に入ると中にいたレズビアンたちは民は眉をしかめ、ヒソヒソと陰口を言い始めた。 それもそのはず、彼はTシャツに短パンという出で立ちであったが、そのTシャツの脇は汗でびっしょりと湿って変色しており裾からは太く縮れた汚らしい脇毛がはみ出ていた。 それだけではなく股間の短パンも、チンポの当たっている部分に染みができており、パンツを履いてすらいないのではないか、と周囲に感じさせる。もちろんすね毛は伸び放題で、まるでそれはジャングルだ。 足下などは素足にスニーカーを履いており、むわっと汗臭い嫌な臭いを発していた。 彼の周りは腐った卵のような臭いがしており、店に溢れていたアロマの華やかな香りを打ち消し、ツンと鼻を刺激する臭いに上書きしてしまっていた。 彼の名前は濁川 秀男(にごりかわ ひでお)。髪は生えておらず、その不快な容姿と言動から、学生時代は禿男(ハゲオ)と呼ばれていた。 秀男が低い身長の短い足で、無駄に威圧するようにドスドスと店内を歩き回り、カウンター席の一番真ん中にふんぞり返って座ると、バーテンダーの女性はできる限り穏やかに彼をさとそうとした。 「お客様、ここは男子禁制のレズビアンバー、“ムーン・テイル”でございます。男性でも入れる系列店をご紹介いたしますのでどうか───」 『黙れ、お前は黙って酒をついでいろ。ここにいる女どもも、俺を通報せずいつも通りに過ごせ。』 秀男はグヒヒと笑うと、目の前にいるバーテンダーの言葉を遮り、大声で店内にそう命令した。 すると、ざわざわと騒がしく秀男を睨みつけていた店内の女性たちは、彼のことが見えなくなったかのように自分のパートナーとじゃれ合いを始めてしまった。 秀男はバーテンダーの用意した酒を飲みながら彼女の胸を不躾に揉みしだき、ある女が来るのを待っていた……。 そうして十分ほどすると、カッカッとヒールを鳴らしながら秀男の待っていた獲物が到着した。 「やぁ!ここは相変わらず───なんだ君はっ!?」 女が秀男を見て目を見開くと、秀男はすぐに彼女に命令をした。 『お前にとって俺は好みのタイプど真ん中のカワイイ美少女だ。』 秀男がそう言うと女の目は一瞬光を失ったが、すぐに意識を取り戻すと、秀男に笑顔を向けながら隣の席に座った。 「……取り乱してしまってすまない。こんなにカワイイ子猫ちゃんが迷い込んでいたからつい、ね。ボクの名前は早川 琉(はやかわ るい)。よろしくね、君の名前は?」 「私は濁川 秀男ですぅ。」 ぶりっこな女の子を演じながら気色悪く秀男が答えると、琉はニッコリと笑った。 「秀男、良い名前だね。男みたいな名前だけど、君の儚いイメージとのギャップがたまらないよ。そのスキンヘッドもとってもよく似合っているね。」 そういっては琉は秀男に対してウインクをした。催眠をかけられた今の琉には、秀男は最高の美少女に見えてしまっていた。 琉は明るい金髪をショートカットでまとめており、アクセントとして所々に地毛の黒髪を残している。 黒のワイシャツの胸元は大胆に開かれており、下半身を包むベージュのスラックスは細く引き締まり彼女のスレンダーな身体を美しく引き立てていた。 シャツの上には肩で羽織るようにグレーのジャケットを身につけていて、洗練された印象を与える。お気に入りの踵の低いパンプスを履いていても、彼女はスタイル良く長身であった。女性なのに秀男の頭1つ以上は大きい。 彼女の舌や耳にはピアスがつけられており、中性的で端正な顔立ちを彩り、危険な女の魅力を醸し出している。 彼女はさまざまなレズビアンバーを狩り場とし、毎日のように違う女の子を連れて帰る生粋のナンパ師であった。そんな凄腕ナンパ師の今夜のターゲットは秀男という醜い男に決まってしまったのだ。 「カワイイ腰だね、こんなにダルンダルンで、毎日ビールでも飲んでなきゃこうはならないよ♡」 琉は秀男の寸胴に、その細い腕を回す。彼女はムニムニと秀男の三段腹を揉みながら、彼の容姿を褒め称えた。 「それにこのオッパイ、はち切れそうなぐらいに実って、とんだワガママボディだねぇ♡ ふともももこんなに分厚くて毛むくじゃらで、脇だってフェロモンがムンムンで酸っぱい匂いがするし♡ どんな香水をつけているのかな?♡ ……ねぇ、キスしてもイイかな?」 一通り秀男の容姿を褒め称えた琉は、彼のだらしなく膨らんだ胸を揉みながら、瞳をまっすぐに見つめて告白でもするかのようにそうささやく。 秀男がニタリと微笑みながら無言で頷くと、それをみるやいなや、琉は強引に唇を奪うかのように秀男に激しくキスをした。 「んじゅっ……なんだこのはれぼったい唇はっ!?♡ こんなドスケベな唇の子猫ちゃんは初めてだよっ♡ じゅるるるっ!!」 琉は秀男のざらざらとして血色の悪い唇に、まるでスイーツでも食べるかのような表情でむしゃぶりつく。その顔は今まで口説き落としてきた“子猫ちゃん”たちには見せられないような、無様でスケベな表情に歪んでいた。 そんな熱い口づけを終えた2人は息を切らしながらお互いを見つめ合う。琉の左手は秀男のふとももの内股のきわどいラインをスリスリとさすって甘く刺激し、バーのカウンターには2人だけの恋人のような空気ができあがってしまっていた。 「ねぇ、ココにはよく来るのかな?こういうところに来るって事はそのつもりって事で良いんだよね。」 そう言いながら琉は右手で秀男のブヨブヨとしたアゴをくいっと持ち上げると、もう一度その唇にキスをした。 2人の口からはくちゅくちゅといやらしい音が響き渡り、その音は周囲の客にまで聞こえそうなほどに大きい。キスを終え2人が唇を少し離すと、その間にはよだれの橋が架かっていた。 しばらく秀男は琉のナンパテクニックを堪能するままになされるがままになっていたが、ついに口を開いて琉に話しかけた。 「ぐふふ~、琉さん、今すぐホテルに行きましょ~。」 秀男のカワイイ子ぶったその一言で、琉は火が付いたように頬を赤く染め、興奮した様に息を荒げる。自分の好みの女の子にホテルに誘われてしまった彼女の性欲は、もはや爆発してしまいそうなほどに限界であった。 「おやおや子猫ちゃん、君から誘ってくれるなんて、やっぱりエッチな女の子なんだね……♡ それにいきなり呼び捨てだなんて♡」 琉は秀男のゴツゴツとした手を取ると、エスコートをするように立ち上がらせ、ホテル街へと向かって歩き出した。 (うふふ、たっぷり酔わせてお持ち帰りの予定だったけど、まさか子猫ちゃんの方から誘ってくれるだなんてね……!) 琉は内心で興奮しながら、鼻息荒く夜の街を歩く。彼女は秀男という似つかわしくない男性と仲良く恋人つなぎで歩いており、道行く人はギョッとした目で彼女たちを見ていた。 そうしてホテルの前にたどり着くと、秀男はくねくねと体を揺らしながら、媚びるような甲高い声を出した。 「いや~ん、やっぱり恥ずかしいです琉さん~。ぐふぅっ!」 そう言って彼がホテルから遠ざかるように一方後ろに下がると、琉は逃してなるものかと腰に腕を添えて再び秀男を口説き始めた。 「そんなつれないこと言わないで?ほら何もしないからさ、ここの窓から見える夜景がとても綺麗なんだよ?」 琉は必死に目の前の醜い男を食い止める。しかし、彼女にとって秀男は世界一の美少女なので、このくらいのことは何でもなかったが、周りから見れば琉は、ホテルの前で気持ち悪い男を必死に口説く物好きで男好きな女にしか見えなかっただろう。 結局無理矢理連れ込むように秀男と琉はラブホテルの中に入り込んだ。琉はがっつかずにゆっくりと、秀男との間にムードを作り上げようとしてる。 「カワイイ子猫ちゃん、おしゃれな服だね。君みたいな素材の良い子にはそういうシンプルな服が似合うんだなぁ。ボロボロになるまで着ちゃって、カワイイうえに物持ちも良いんだね♡」 琉がそう言うと秀男はニチャリとした笑顔でこう返した。 「っぐふふっ~!そうですかぁ?『それじゃあ、似たような服が家にあるから、1セット琉さんにプレゼントしますよ。一生その服を着ていてくださいね。』」 そんな彼の笑みとぶりっこぶった言葉は、琉の中では天使の微笑みに変換される。彼女は一生Tシャツ短パン暮らしが確定してしまったのだが、全く気にすることもなくうれしそうにこう返した。 「ボクをコーディネートしてくれるのかい?うれしいなぁ、子猫ちゃんとおそろいだなんて♡」 そう言いながら彼女は、ゆっくりと触れるように口づけをし、そのまま手際よく秀男のムレた短パンを脱がしていく。すると秀男の大きく勃起したチンポが琉の顔の前にボロンっと姿を表した。 「なっ!?ななっ!?なんだこれはっ、コレは間違いなくチ──────」 『私ぃ、クリトリスが大きいのがコンプレックスなんです……。やっぱり引いちゃいましたか?』 目の前に突然現れたチンポに対して、驚愕し糾弾しようとした琉に、すかさず秀男は催眠で言い訳をした。 「あれ???クリトリスっ?そんなわけ……。でもコレは確かにクリトリスかも???よしよし子猫ちゃん、全然変じゃないからコンプレクスだなんて思わなくてもいいんだよ。」 琉は混乱しながらも、催眠で脳を支配され認識を狂わされ、秀男のチンポを『クリトリス』だと思い込んでしまった。 『そんなことより早く琉さんのテクニック見せてほしいですぅ。』 そう言われるやいなや、琉は得意の『クンニ』を始めた。 琉はその細い喉の奥まで秀男の『クリトリス』を飲み込むと、裏筋を丁寧にチロチロとなめあげ、口をすぼめて吸引をする。 彼女の何人もの女を泣かせてきたそのクンニテクは、今秀男のチンポを暖めるためのお下品フェラに全力で使われていた。 琉のドスケベな舌使いが秀男の『クリトリス』をじゅっぽっじゅぽっと激しく責め立てた。 ───どうぴゅっ!!! そうしていると、琉の喉の奥に秀男の精液が吐き出される。 (に、苦いし臭いしネバついてて喉に絡まるっ……コレってもしかして精え───) 『やぁん!琉さんのクンニすごすぎて潮を吹いちゃいましたぁ、やだぁ!』 秀男は白々しいことを言いながら腰をくねくねとさせる。それを聴いた琉は「そういえば潮だったかも???」となんとか納得をしていた。 『琉さん、早くレズセックスしましょう。私が下になるんで、私のクリトリスをオマンコに挿れてください。そのまま腰を振ったら頭がおかしくなっちゃうくらい気持ちいいですよ。』 もはや思考が追いついていない琉は、スラックスとタイツを脱ぎ捨て、言われるがままに秀男の腰に跨がった。 「い、いくよ。秀男ちゃん、挿れるからねっ!ん、んぅ……!入ってくる、秀男ちゃんの大きいクリトリスがボクの膣に入ってきてる。」 ───コツっ! 秀男のクリトリスが全て収まったとき、彼女の子宮口───ポルチオに彼の亀頭がキスをした。 「ん゛お゛ッ!??!?」 その瞬間、到底レズセックスでは受けるはずのない快感がいなずまの様に琉の頭の中を駆け巡り、彼女の目の奥でバチバチと火花となってはじけ飛ぶ。 そのあまりの衝撃に琉は一瞬意識を失いかけ、その腰はいまだ動くことなく止まっている。 秀男は、機能停止してしまった百戦錬磨のレズビアンをせかしたてる。 『ほぉら、琉さん。頑張って腰を振って私のクリトリス気持ちよくしてくださいっ!がんばれっ♡ がんばれっ♡』 そう言って秀男が琉の耳元で囁くと、琉は即座に意識を取り戻し、世界一カワイイ彼女の応援に鼻息を荒げながら、ドスケベ騎乗位セックスを再開した。 ───ぱちゅんっ! ぱちゅんっ! ぱちゅんっ! 琉は薄く細い体を必死に上下に揺らし、秀男の『クリトリス』にご奉仕をする。彼女が深く腰を落とすたびに、秀男の大きなカリがゾリゾリと琉のGスポットを削るように刺激し、「コツン♡ コツン♡」とポルチオにリズムよくノックをする。 「んあ゛ぁっ♡ こんにゃのっ♡ こんにゃにきもちぃのっ♡ はじめてぇっ♡ レズセックスさいこーっ♡」 琉はいつものすかした表情は何処へやら、甘い快感でトロけきってしまったその表情は、もはや快楽をむさぼるだけの一匹の淫猥なドスケベオマンコメスであった。 普通ではない『レズセックス』の快楽のトリコとなり、淫らに喘ぎ続ける琉。秀男はそれを面白そうに眺めながら、ただ寝転んで彼女のご奉仕を受け取っていた。 「イ゛っ、イ゛くっ♡ イっちゃうっ♡ っ───ひ゛お゛お゛お゛ッ!??!!?」 琉が絶頂寸前になり、口からその声が漏れ出た瞬間、秀男は痛いほどに琉の小さな乳首をまるでつぶすように「ギュウウウウ!」とと引っ張った。 あまりの痛みに、絶頂を迎えようとしていた琉の意識は一気に引き戻され、ムラムラとした身体を持て余すハメになってしまった。 『ダメですよぉ、琉さん。レズセックスは私がイって琉さんの子宮に潮をぶっかけた瞬間に同時イキするのがマナーなんですからっ!ぐふふぅ!』 秀男はニッチャリとした笑みを浮かべながら、そう言うと、コネコネと彼女の貧乳乳首を弄り出す。琉は早く同時イキで絶頂を迎えるために腰を振るスピードを速めた。 ───じゅぱんっ! じゅぱんっ! ぱんっ! ぱんっ! 彼女のふとももの肉と、秀男の太い腰がぶつかり合い、乾いた肌がぶつかり合う音を奏でる。それと同時に愛液でまみれた琉の膣口は「ぐちゅっ♡ ヌチュゥ♡」と淫らな水音を奏でていた。 激しく責め立てる琉のオマンコに、ついに秀男の腰が震え出す。 「あっ、でますっ琉さんっ!うおお~~~ッ!でるでるでるっ!」 秀男はもはやぶりっこぶるのも忘れて射精の快感に夢中になっていた。 ───どっぴゅっ! どくッ!どくッ!どくッ! 秀男の『クリトリス』が激しく震え、精液を吐き出し琉の子宮に叩きつける。 「イ゛く゛っ♡ い゛く゛ぅ゛っ! ふ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛~~~~っっっ♡♡♡」 琉は柄でもない甲高い声を出しながらポルチオアクメをしてしまった。彼女の腰は「ビックンっ♡」と大きく跳ね上がり、その身体はピーンと弓反りになって、まるで強すぎる快楽を受け流そうとしているようだった。 ダランっとだらしなく力が抜けた琉の上半身が、秀男のムチムチの身体の上にのしかかる。お互いに息は「ハー♡ ハーッ♡」と絶え絶えで、余力は残っていないようだった。 甘い二人きりの時間が流れ始め、琉は秀男の耳元でささやいた。 「とっても、気持ちよかったよっ!子猫ちゃんっ、ボクと、正式に、付き合ってくれないかなっ!」 途切れ途切れの息を整えようともせず、琉は我慢が効かなくなり、目の前の『美少女』に一世一代の告白をした。 すると─── 「ん~?琉さんってあんまり私の好みじゃないんですよねぇ、オッパイもケツも小さいしぃ~。髪は長い方が好みだし~、黒髪の方が好きだしぃ。ムダ毛が全然ないのもなぁ……それに女の子らしいしゃべり方の娘の方がカワイイし。どうしよっかな~っ?」 秀男は琉の容姿にどの面を下げて言っているのか、ひとしきり文句を言い続ける。琉は一瞬ショックを受けたような表情をしたが、すぐに空元気で笑顔を作ると、それでも諦めきれないとばかりにこう言った。 「わかったよ……じゃなくて、わかったわ。ぼ、私、豊胸手術も豊尻手術もするからっ!髪は伸ばすし黒髪にもどすからっ!ムダ毛は育毛剤を使うからぁっ!お願いですから私をっ、秀男さんの彼女にしてぇ♡」 琉はうるうると潤んだ瞳で秀男に上目遣いをする。彼女はもはや百戦錬磨のレズナンパ師ではなく、ただ1人の恋する乙女であった。 「しょうがねぇな、おい琉。まずは俺の家に行って週末耐久セックスだ。あと服と靴もお下がりをくれてやるからありがたく思えよな。」 秀男は調子に乗ってそういうと、琉の唇を強引に奪う。もはや彼らの立場関係は、ホテルに入る前と逆転していた。 「はい、ありがとうございます秀男さんっ♡ じゅるっ♡ 私を幸せにしてくださいっ♡」 琉は秀男のゴツゴツとした腕に自分の腕を絡ませながらラブホテルを後にした。こうしてこの街に、1人の幸せなお嫁さんが生まれたのであった。 ♦ ───10ヶ月後 「秀男さんっ、お出かけ楽しみですねっ♡」 そう言って醜い男に笑顔を向けるレズビアン───濁川 琉は、原型をとどめていないほどにその姿を変えていた。 きっちりと引き締まっていた服は何年着古しているのか、洗濯しているのかもわからない、汗臭いにおいのするボロボロのTシャツに、同じくらいにボロボロの短パンで素足にスニーカーを履いていた。 彼女のTシャツはボロボロで首元がゆるゆるだというのに、明らかにシリコンの入った丸い球状の偽物オッパイでパツンパツンに張り詰めていて、首元からは谷間が覗いている。袖からは秀男とおそろいの剛毛な脇毛がチラチラと姿を見せていた。 シャツはオッパイで前に張り詰めている分だけ生地が足りずに、ヘソは思いっきり露出している。へその下にはもっさりと腹毛が生えており清楚な顔立ちとのギャップで溢れていた。 下着は着けていないようで、手術で大きく改造されたデカ乳首がビンビンに勃ち、その存在をシャツの下からアピールしていた。 短パンは後ろ向きの破れそうなほどに張り詰め、そのデカ尻はオッパイと同じく不自然な球状を描き、後ろに思いっきり突き出している。短パンから生えている白く長い魅惑の足にも、ムダ毛がしっかりと生えそろっていた。 そのラフな格好とポルノ女優のような体型は、アンマッチさでお互いを引き立て合っていた。 爽やかな金髪のショートカットは、おしとやかな黒髪ロングに伸びきってしまい、顔を飾っていたピアスも、もはや穴が塞がり始めている。 ミステリアスでボーイッシュだった頃の雰囲気は完全に息を潜めてしまい、彼女は首より上だけ見れば、ただのおしとやかな女の子である。 秀男の好み通りに改造された彼女は、美しく可憐だが、男も女も寄りつかないような、哀れな姿になり果てていた。 その甘いマスクでレズビアンバーを荒らしていたナンパ師は、完全に1人の『女』のための専用機へと変貌してしまったのだ。 「あっ♡ 今この子がお腹を蹴りましたよっ♡ 私たち女の子同士なのに子供に恵まれて本当に良かったっ♡ ねっ、秀男さんっ♡」 「ぐふふっ!そうだねぇっ!」 彼女は母性に溢れた優しい笑みを浮かべながら大きくなったお腹を撫でる。彼女の細かった上半身にはオッパイを含めて3つの球体が不自然にくっついており、その突き出したお腹は周囲に幸せを見せつけるように丸出しなのだ。 街を歩く人たちはギョッとした目で彼女の異形を見つめる。しかし琉の視界は秀男という『とびっきり好みの美少女』で埋め尽くされており、周りの反応など目に入らないのだ。 こうして彼らはこの街で幸せそうに暮らしていく。 子供が産まれれば3人で、幸せな家庭を作っていくのであった……。