FANBOXで7/22に依頼を受けていた作品です。 読みやすく修正して、今週の土曜日あたりにpixivにて一般公開します。 ♦ 人類最後のマスター、藤丸 立香。彼は数多の特異点を修正し、今もなお人理のために全力を捧げ、異聞帯を攻略している。 彼は様々なサーヴァントと心を通わせ、その力を借りることで様々な強敵や難敵を退けてきた。ファーストサーヴァント“マシュ・キリエライト”を始めとして、その他にも人類史に名を刻んだ人理修復をあるいは可能にするほどの一騎当千の英雄たちが、彼の所属するカルデアには集っていた。 その中でも彼、藤丸立香が特に信頼関係を築き、阿吽の呼吸で最高の連携を取れるサーヴァント。それは、酒呑童子、レオナルド・ダ・ヴィンチ、メルトリリスであった。 ここカルデアではサーヴァントとのより良いコミュニケーションを図るため、その絆の強さはカルデア独自のアルゴリズムによって数値化され、マスターである藤丸立香とどの程度の信頼関係が築けているかを15段階式で可視化することに成功していた。 そのアルゴリズムによると、彼女ら3人のマスターとの絆はマックスの“15”。様々な危機を共に過ごし、時には敵、そして時には味方として苦楽をともにした彼女たちとのお互いの絆は太く硬く強く、他の誰にも壊されることはないものだと、立香は心の底から確信していた。 彼らはともに戦う仲間としての関係を大切にしているため、未だ性的な行為などには至ってはいないが、いずれはそういう時が来るかもししれない、それほどに親密な仲となっている。 しかし、彼も年頃の男子。そんな信頼する相手だったとしても、他人には言えない性癖の1つや2つを抱えているものだ。この閉鎖されたカルデアという空間で、彼はその滾る性欲を発散させきる事ができず、その疼きはまるで乾いた獣のように彼の心を蝕み、それはついに限界に達しつつあった。 彼がこじらせている性癖、その1つは“マゾ”だ。彼は心の奥底に、信頼している優秀なサーヴァントたちに蔑んだめで見られたい、無意味に虐げられたい、そういった闇を抱え込んでしまっていた。束の間与えられる独りの時間、彼は彼女たちの豪脚で睾丸を蹴り上げられる事を夢想し、あるいは貞操帯を取り付けれ永久にそれを外せなくなる事を妄想する。そういった想像をしながら激しく陰茎を扱き上げ、果てる。しかしそうして自分の出した精液を眺めると、今度はその精液を劣等遺伝子として廃棄されることを想像し、またその陰茎を大きく勃起させてオナニーに勤しむ。コレが彼のマイルームでの誰にも見せることのない裏の顔であった。 彼にはもう1つこじらせてしまった性癖がある。数多くの特異点をこなすたびに、自分の信頼していたサーヴァントが捻じ曲げられ敵に回ってしまう事を経験し続けた彼は、“寝取られ”の性癖を新たに植え付けられてしまっていた。カルデアに所属しなければ開花しなかったやもしれないその業の深い性癖は、彼の中でドンドンと肥大化をしつつある。始めの頃は、特異点でサーヴァントが奪われ、また自分のところに帰ってくる、それだけのことで深い快感を覚えていたが、特異点での不定期かつ微弱なその刺激では、彼は満足ができなくなりつつあった。 そうして彼はついにその性癖を抑えきれなくなり、とある行動に出たのであった─── ♦ 彼、藤丸 立香は特大サイズのペニス、勃起時のその全長約24cmのEXランクとも呼べる、幼さの残るあどけない顔似に合わない凶悪なブツを持っていた。しかし、彼にはそのペニスではなし得ない歪んだ願望があった。彼は絆15の信頼するサーヴァントに「劣等のオス」として蔑んだ眼で見下して欲しいのだ。 そこで立香は医神とまで謳われるアスクレピオスに頼みこみとある錠薬を手にしていた。その錠薬とは陰茎収縮剤。彼はその陰茎にだけ効く麻痺性のある特殊な薬と氷水で、その巨大な陰茎を最小の2cmほどのサイズに保ちながら[[rb:来 > きた]る時をマイルームにて待っていた。 ちなみにアスクレピオスはこの錠薬を作ることにかなり難色を示していたが、「年頃の男なので女性サーヴァントと出撃した際に不便をする。」と嘯いて土下座し、なんとかこの薬を調合してもらっていた。 彼がシャワーを浴びるふりをしながら陰茎を冷やしていると、プシュッとドアが開きとある人物が顔を出す。 「旦那はん?ウチとあそぼやぁ♡」 気まぐれなサーヴァント、酒天童子。彼女は気まぐれながらもマスターの立香を気に入って以来、定期的にこの時間に立香のマイルームを訪れており、彼にとって彼女の行動パターンを予測するのは容易なことであった。 その艶やかな京言葉が耳に入った瞬間、立香はさもいまシャワーからあがったかの様に、シャワールームの扉を開けた。 「うわぁっ!?酒吞!来るなら連絡ぐらいしてよっ!」 まるで予期していなかったかのような演技をし、前を隠す立香。しかし、彼の眼は酒吞の視線の先にチラリと自分の陰茎が映ったことをしっかりと確認していた。そう、彼は偶然を装って薬物で一時的に縮めた自分の粗チンを偶然を装い見せつけることによって、絆15のサーヴァントに少しでも失望してもらおうと考えたのだ。そしてあわよくばその勢いで他の男と一晩の過ちを……などと考えていた。だが、 「あらぁ、旦那はんお風呂に入ってたんやねぇ。ウチも一緒に入ってあげよかぁ?うちは尽くす鬼やさかい、お体たぁっぷり丁寧に流して……なぁんて、旦那はんには刺激が強すぎたなぁ。ほな、また出直すわぁ。次来るときは服着ときぃや。」 ケラケラと笑いながらマイルームを立ち去っていく酒吞。その言葉の端にも、表情にも、彼の望んだ色は見えず、立香の作戦は失敗に終わり、彼は落胆しながら、次の作戦を考えはじめていた。 一方、マイルームをでてカルデアの廊下を歩く酒吞。彼女は珍しく寡黙になり独り考え事をしていた。 (さっき見えた旦那はんの[[rb:アレ > ・・]]。一番おっきくてあの大きさ何やろか……?それとも、うちに見られたくらいじゃ大きくならへんのかなぁ……。) 立香の作戦は実際の所半分は成功しており、彼女は柄にもなく年頃の少女の様に、意中の彼についてモヤモヤと考えを巡らせていたのであった。 ───酒吞との絆15→15(変化なし) ♦ 「お~い、マスターくん。ブリーフィングの時間だよ。この天才の私を小間使にするなんて大した男だねぇ、君ってやつは!」 次に意気揚々と扉を開けたのはダヴィンチ、と言ってもこのカルデアにて彼が最も信頼関係を築いたのは子供のボディの方のダヴィンチだ。その彼女がルンルン気分で立香のマイルームに突撃し眼にしたものは、 「おわっ!ダヴィンチちゃん!?まだ着替えてる途中だよ!」 ───着替え中の立香の裸であった。 まあ、これももちろん彼の作戦で、酒吞には効果がなかったこの作戦も、数々の肉体美を見てきたレオナルド・ダ・ヴィンチならば、と自分の粗チンを蔑む感想を冷徹に述べてくれるかもしれない、という目論見であった。 「……うわぁ!すごい肉体美!さっすが、普段から鍛えているだけあるねぇ!さながらダビデ王、といったところかな?もっとよく見せてくれたまえよ!」 だが、やはりコレも上手くはいかずダヴィンチは立香の筋肉の方に夢中であった。ただ一瞬だけ、藤丸の望んでいた言葉が先程の感想に紛れ込んではいたが、立香はそれに気づいておらず、目をキラキラさせながら近づいてくるダヴィンチの対応に追われていた。 「いやっ、ダヴィンチちゃんならこの程度の身体見飽きてるでしょ!早く服を着させてよ!」 「このボディの私はまだまだこういう裸の付き合いが足りないなぁと思っていたところだったんだよ!ほら、はやくはやく!藤丸くんの身体をもっと見せて、あわよくばスケッチでも……!」 もちろんダヴィンチが言っているこの理屈も正しく、大人のダヴィンチの記憶が引き継がれている今のダヴィンチは、しかして実際に体験したことや見たことなどはマシュよりも少ない、ある意味で無垢な存在であった。もちろん、親愛する藤丸の身体を舐め回すように見たい、という欲望も大いに混じってはいたのだが。 結局ヒートアップしたダヴィンチをなだめてブリーフィングが始まるまで10分ほどの葛藤があった。 「ふむふむ、マスターくんのペニスのサイズはあの程度なのか……勃起時の膨張率にもよるけど、案外この小さなボディにはちょうどいいかも……」 その後なにやら考えごとをするダヴィンチの姿が散見されることとなった。 ───ダヴィンチとの絆15→15(変化なし) ♦ 最後の来客は荒々しかった。ドアを蹴破る勢いでマイルームに姿を現したのはメルトリリス。別段マスターの身体つきに興味津々というわけではない彼女も、しばしば立香についての情報を共有する絆15サーヴァントの会談にて、他の2人から意気揚々と先日の珍事件を聴かされた際に、その高いプライドを煽られ、彼の裸を見るために突撃してきたのだ。 しかし今の藤丸はトレーニングタイムでぴっちりとした運動用のウェアを着ており、露出はしていない。メルトリリスは躍起になって、そのウェアを無理やり剥ぎ取り始めた。 「他の2人には見せたんでしょっ!私にだけ見せないのはどういう了見なのかしら?……ほら大人しく脱ぎなさい!」 「待ってっ!今は今はちょっとダメっ……て、ああっ!?」 抵抗する立香をサーヴァントの膂力によってねじ伏せ、メルトリリスは彼の服を剥ぎ取った。そこには異聞帯や特異点を駆け抜けるために鍛え上げられた筋肉質な身体と、それと見比べるとショボっと小さく萎縮した彼の男性器があった。 立香は仲間はずれにされたメルトリリスがマイルームを襲撃してくることは予測済みで、彼女がダヴィンチ、酒吞と話し込んでいる姿を確認した後、すぐに粗チン化を施し、自分のその[[rb:益荒男> ペニス]]を[[rb:手弱女 > クリトリス]]のような姿に無理やり変えて彼女のことを待ち構えていたのだ。 「ふぅん、ただの人間にしてはムダを削ぎ落としたボディね。やるじゃないマスター。あの2人が私に自慢したがるのも頷けるわ。」 そういうと満足気に彼女はマイルームを立ち去っていった。 余談ではあるが、この件のあと頬を少し赤らめながらガレージキット作りに勤しむメルトリリスの姿が目撃されたという。 ───ダヴィンチとの絆15→15(変化なし) ♦ 3回の作戦を終えた立香はマイルームにて独り落胆していた。結局のところ3人ともウブな少女のように、立香の身体を見たということだけで満足してしまっていて、彼の望むマゾヒズムを煽るような侮蔑が与えられることはなかった。 彼の煮えたぎる性欲は消化不良で、あわよくば得られると思っていたその快感を我慢することができなくなりつつあった。 「こうなったら───」 彼は決意の炎を眼に宿していた。問題があるとするならば、その炎は皇帝ネロのもたらすような明るく情熱的なものではなく、ジャンヌ・ダルク・オルタが放つような邪悪なものであったことだろう……。 ♦ 立香は絆15のサーヴァント3人を集めてマイルームにて顔を伏せていた。今日の要件は彼にとって打ち明けることで全てが変わってしまうかもしれない特別なもので、少し話出すのに時間の要るものであった。 「今日の旦那さんはずいぶん静かやねぇ?こないな3人の美女を侍らせておいてなんもしいひんやなんて、いけずやわぁ。」 ケラケラとからかうように言う酒天童子。しかし彼女の言葉には天邪鬼気味な彼女なりの気遣いがあった。 その言葉が最後の後押しになったのか、立香は意を決したように話し始めた。 「みんなに聞いてほしいことがあるんだ。実は───」 自分がNTRの性癖に目覚めてしまったこと、そしてその性癖がもうどうしようもないほどにその欲望を抑えきれなくなってしまったこと、他のカルデア職員にはバレないように聖杯を鋳造しラスベガスを基盤とした特異点を作ろうと思っていることを明かした。 当然のことだが、それを聞いたダヴィンチは難色を示す。 「うーん、それは本当にそういう方法でしか解決出来ないのかな?例えば芸術家サーヴァントたちに寝取られモノの同人誌を特注してもらうとか、そういう設定で聖杯戦線をしてみるとかさ……。」 ダヴィンチとしては特異点をわざわざカルデアが増やすなどあってはならないことだと考えていた。しかし、立香は申し訳なさげに反論をする。 「この3人だからこそ、俺は打ち明けたんだよ……。他のサーヴァントたちに寝取られ趣味の変態として見られたらもうカルデアのマスターなんて名乗れないよ。呆れて退去するサーヴァントだってでてくるよ?だからこここにいる3人以外には内緒で、秘密の特異点を作るしかないって思ったんだ……。」 あまりにも情けない発言だが、立香の言い分は至極最もであった。寝取られ趣味の人類最後のマスター、これでは士気に差し支える。指示を聞かないサーヴァントや、最悪立香の言う通り退去してしまうサーヴァントだっているだろう。 マスターのあまりにも自分勝手な発言に3人は少し困惑するが、惚れた弱みと言うべきか、同時に彼女たちの中には安心感が芽生えてもいた。『自分たちのマスターにも人並みの性欲があったのだ』という安心だ。絆15の彼女たちがいくらアピールをしてもなびく気配のない彼の様子に、彼女たちはやきもきを通り越して『マスターには性欲がないのではないか?』という不安すら感じていたのだ。 3人がそんななんとも言えない複雑な感情を抱いていると、立香は頭を地面に擦り付け勢いよく土下座をした。 「お願い!こんなこと、3人にしか頼めないんだ!酒吞、ダヴィンチちゃん、メルト、お願い!この通り!」 そんな風に愛しのマスターに頼まれてしまってはお願いされてしまっては彼女たちも形無しである。はぁと小さくため息をつくと、ダヴィンチは渋々条件を飲んだ。 「……わかった。できる限り協力しよう。でも予め回数は決めておこう。もう満足して2度とこんな変な性癖はこじらせない、この特異点は修正して二度と同じ過ちは犯さない。そう誓える回数だよ。マスターくんが満足できる回数付き合ってあげる。……ただしあんまり調子に乗って多い回数を指定したら、横の2人が黙ってないだろうからそのつもりでね。」 ダヴィンチはそう言うと、隣の2人に目を向ける。メルトリリスは明らかに不機嫌そうな表情で立香を睨んでおり、酒吞は興味なさげにあくびを浮かべ、そっぽを向いている。(この2人はいつ爆発してもおかしくないかもしれない)、そう立香に感じさせるだけの背筋の冷える恐ろしさがあった。 「ありがとう、みんな!回数は3回にしよう。3回その特異点を利用したら、二度と俺はその特異点には関わらない、修正でも何でも自由にして。その3回を糧に、また次の異聞帯も特異点も攻略してみせるよ。」 空気を読んだ立香は“3回”の期限を定めた。メルトリリスと酒吞は「まぁ、3回くらいなら……」といった表情で無言で頷く。彼女たちの複雑な心情は推して知るべしというべきか。彼女たちにとって愛するマスターに寝取られ趣味があったという事実と、これから特異点で知らない男に抱かれるという不快感。彼女たち気の難しいサーヴァントでなくとも、このような表情になるのは必然というべき事柄であった。 「じゃあ私は特異点を用意しておくよ。明日には完成していると思うから、また明日にでも秘密の戦闘訓練という体裁でレイシフトしよう。」 ダヴィンチがそう言うと、2人はマスターの部屋からすぐに出ていってしまった。彼女たちには心の整理をする時間が必要だろう。立香はそれを見計らって、ダヴィンチにもう1つのお願いを打ち明けた。 「ダヴィンチちゃん、鍵が3つある俺用の貞操帯を作って欲しいんだ。3人にはその絆の証として鍵を持っていてもらいたい。今から寝取らせをするけれど、3人は俺の信頼するサーヴァントなんだって証として。」 なにやらかっこいいのか悪いのかわからない宣言にダヴィンチも困惑するが短く了承を伝えた。 「……わかった。乗りかかった船だし、もう好きにするといいよ。」 ♦ そうしてダヴィンチは貞操帯と特異点を一晩で作り上げた。特異点の名は“西部絢爛盛場 ラスベガス”かつてあったカジノ特異点である“西部絢爛賭場 ラスベガス”をベースに聖杯への願いによって改造し、“寝取りに特化した屈強な男たち”が集う特異点へと変貌させていた。 この特異点にはダヴィンチによって内側から特性のカルデア特化型ジャミングがはられており、カルデアからは中を見ることは出来ず、場所、年代も特定できない。それどころかカルデアのシステムにもダヴィンチが細工を施しているため、半年はこの特異点は見つからないだろう、というのがダヴィンチの見解であった。 西部絢爛盛場 ラスベガス、ここには様々な男たちが跋扈していた。金髪で筋肉質なズボンの上からでもわかる巨根持ち主。黒い髪を長く伸ばした優男。丸々と油を蓄えた中年の男性。誰も彼もが創作物にでも出てきそうな、“メス100人斬りの英雄”、と言った邪悪な雰囲気を醸し出している。彼らの性欲の強い目は、上質なメスである彼女たち3人のサーヴァントへと向けられていた。 さっそく彼女たちは、それぞれ男を見繕うために街へ出ようとした。その3人を立香は引き止めると、ポケットから取り出した重厚な鍵をそれぞれ1人に1つずつ手渡した。 「この鍵は大切な俺たちの絆の証として、大切に保管していて欲しい。そして3回の寝取らせが終わったら……。」 寝取らせが終わったその時には、立香は貞操帯から開放されたその巨大な陰茎で彼女たちを抱くつもりであった。“寝取り返し”とでも言うのだろうか。彼は歪でこそあるが、彼女たち3人を愛していた。もしも寝取らせに満足したその時は、彼女たちを激しく抱こう、まっとうな道に戻ろう、と心に固く誓ったのであった。 寝取らせ趣味がこじれた彼は、しかし心の奥底では自分のサーヴァントは必ず自分の元へと帰ってくる、そんな歪な信頼を自分のサーヴァントに抱いていた。必ず最後には「マスターが一番だ」といって、3人が戻ってくることを信じて疑いもしない。その自信は、寝取りのために聖杯で強化された益荒男渦巻くこのラスベガスを目の当たりにしても揺らぐことのないものであった。 謎の鍵を渡されたダヴィンチを除く2人は困惑していたものの、それでも酒吞はその鍵の正体をおおよそ見抜いていた。 (この鍵……京の都にもあった、恋人の遊びに使うアレやろうねぇ……旦那はんも良い趣味してはるわぁ……。) 酒吞もダヴィンチも彼の行動には内心呆れていたが、このずれた行動も立香の求愛行動には違いなく、それを察している彼女たちとしては、文句言わずに受け取る、それ以外の選択肢はないのであった。これも惚れた弱みだろう。 「じゃあ行ってくるね。寝取られマスターくんは独りでホテルで悶々としているといい。“事”が終わったら3人で君の部屋を訪れるとするよ。」 ダヴィンチが段取りを決め街へと向かってあるき出す。残りの2人も手頃な男を捕まえるため、街向かって歩き出した。 「ほななぁ、旦那はん。寂しいからって他の女の子をホテルに連れ込まんと居てやぁ。ウチ悲しくて泣いてまうかもしれへんわぁ。」 酒吞は心にもないことを言いながらケラケラと笑い、その小さな身体は夜のきらびやかな大通りに溶け込んでいった。 「マスター、貴方ちゃーんと3回こっきりでこんなお痛はやめることね。……じゃないと“繋いだ心”離れちゃうかもしれないんだからっ。」 メルトリリスは道楽が過ぎるマスターに対し釘を刺しながら、酒吞、ダヴィンチと同じく夜の街で屈強な男を逆ナンパしに歩き去って行った。 3人の寝取られの様子はダヴィンチから渡された映写機によっていつでも鑑賞することができる。歪んだ性癖をこじらせきった人類最後のマスターは、すでに凶悪な肉棒を固く太くし、これから起こる彼女たちの痴態に心を弾ませている。彼は自分用の部屋のあるホテルへと向かって歩き出したのであった。 ♦ ───酒天童子の場合 「なあそこのアンタはん、うちといいことしいひん?」 酒呑童子が声をかけたのは金髪でゴツゴツとした大男で、小柄な酒吞と比べれば2倍は体格差のある相手であった。金髪の大男はニヤリと笑うと、酒吞の耳元で問いかける。 「良いのかい嬢ちゃん?さっき道端でナヨナヨとした黒髪の男と一緒にいたじゃねぇか、アレはお前のツガイじゃないのか?」 ネッチョリと確認をする男。彼としては黒髪の男がツガイである方が気分が高まるからだ。なぜならここはNTR特異点・ラスベガス、ここに居る男たちは聖杯の力でNTRに特化した性豪へと強化されているからだ。 「ああ、見られてもうたん?アンタはんいけずやわぁ、そういうことは言いっこなしやろ。旦那はんにもそろそろ飽きてきたし、うち、刺激がほしいんよ。」 ぺろりと舌なめずりをしながら、酒吞は心にもないことを言う。この男と寝るのはこの様子を見ているマスターの為、ただの1晩の過ちに過ぎない。だが目の前の男を弄ぶというのは酒吞にとってもちょっとした暇つぶしにはなる。この男をどう弄べば最大限楽しめるのか、いまの酒吞の考えはそこに集中していた。 「うちおぼこやから……。アンタはんのふっといので突かれてもうたら、壊れてまうかもしいひんねぇ?」 酒吞は男の劣情を煽るために彼のツボを刺激する。本当はサーヴァント、もとい鬼である彼女がただの人間に壊されることなどあり得ないと考えているが、その考えは金髪の男にも透けて見えていた。 「……おいついてこい、大人の怖さ、教えてやるよ……!」 ズボンの上からでもわかる程に青筋を立てて勃起した彼の巨根は今すぐにでも目の前のメスを犯そうと、禍々しい威圧感を放っていた。 「おお、こわいわぁ。うちどないなってしまうんやろ?せいぜい楽しませてなぁ。」 酒吞は余裕綽々といった態度で金髪の男とホテルに入っていった。 (初戦は人間の男、鬼に敵うはずあらへんのになぁ……!) ♦ 「お゛ッ!??おほ゛ぉおお゛お゛~~~ッッッ???♡♡♡」 「なにが『せいぜい楽しませてなぁ。』だ!全然雑魚マンコじゃねえか!オラ、鬼で強いんだろ、もっと鬼パワーでマンコ締めねぇとこのまま首締めて殺すぞ!」 男は酒吞の細い首を締めながら小さな体をオナホの様に乱暴に取り扱って、もはやセックスとは呼べないオナニーをしていた。 「し゛っしぬ゛っ!たしゅけっ!おごぉ♡」 酒吞は生前を含めて初めての命の危険を感じながら、男の腕をタップしてギブアップを伝えようとする。男に言われたとおりに膣に力を入れようとするが、潮を吹くたびに膣は震えて力が抜けてしまう。首を絞められ酸欠の脳内はもはや何も考えられぬほど、死への恐怖、未知の快楽、そして酸欠による処理能力不足でパンクしてしまっていた。 本来、酒呑童子がこのような普通の男に遅れを取ることはない。しかしここはNTR特異点、聖杯の力により強化された間男たちには、たとえサーヴァントであっても太刀打ちできない。メスはオスの都合の良い穴にされる、それがこの特異点の性質であった。 「うおっ、出るぞ、子宮で全部受け止めて孕め。こぼしたらこの角半分に折ってやるからな?」 男の無情な宣言に、酒呑童子は答える事はできない。空気不足の肺の中から哀れな鳴き声を漏らすのみだ。 「おき゛ぃ……♡ ひふぅっ…………♡ ぎぅぅ…………っ……っ♡」 どっぴゅ!びゅるるるるる!!! 男の大きな男根が爆発したかの様に膨張し、大量の白濁した精液を酒吞の腹に叩きつける。その衝撃で気をやりながら酒吞は中出しアクメをキメ、そのまま酸欠で意識を失ってしまった。 「あ゛~、よかった~。お前も気持ちよかったよなぁ!?」 そんな酒吞の口に男は巨根をぶちこむと、角を持って意識のない酒吞の顔をピストンさせ、お掃除イマラチオをしていた。 「あ?コイツ、トんでやがる……オラ、起きろ!伸びてねえで2回戦始めるぞ!」 男は酒吞の端正な顔にビンタをし、無理やり叩き起こすと、酒吞の身体を乱暴に動かし第2ラウンドを始めた。 (あかん……!しんでまうっ……きもちよすぎてあたまがっ……たすけて……だんなはん……!) 酒吞がいくら心のなかで助けを呼ぼうとも、この映像を見てオナニーをしている立香にその声が届くことはない。 酒吞は首絞めセックスの味を無理やり覚えさせられながら、一匹のメスとして夜の街に沈んでいった。 ───酒吞との絆15→13(Down!) ♦ ───ダヴィンチの場合 (さて、手頃な相手を……おっ、アレでいいか!マスター君も喜びそうだ!) 「そこのお兄さん!私とホテルにでもいかないかい?ともに生命の神秘について語り合おうじゃないか!」 そう言ってダヴィンチが声をかけたのは、いかにもな見た目の禿げたおじさんであった。 「おお、おじさんなんかでいいのかい?君みたいなカワイイ娘なら大歓迎だが……」 「うん、早くホテルに行こうよ!ほら、はやくはやく!」 ダヴィンチは戸惑うおじさんを無理やり引っ張りホテルをへと連れ込んだ。 ♦ 「へぇ~ダヴィンチちゃんていうのかぁ。」 ダヴィンチはホテルで裸になりおじさんに胸を愛撫をされていた。おじさんの手付きは器用だが、ダヴィンチがそれになびく様子はない。 (う~ん、やっぱり気持ちが悪いだけだなぁ……はやくマスターくんの手で上書きしてもらいたいものだが……) ダヴィンチはすでにこの“寝取らせ”に飽き始め、早くホテルから出たいという気持ちになりつつあったが、おじさんの愛撫に少しの快感を感じることもなくベッドの上に座っていた。 「いや~しかしダヴィンチちゃん可愛いねぇ。『こんなに小さいオッパイだし、さぞ身体の感度も良いんだろうなぁ』」 「……ッ!?♡」 おじさんがそういった瞬間、何も感じていなかったダヴィンチの胸に突然、電流の流れたような快感が走る。そう、ここはNTR特異点・ラスベガス。聖杯で強化された男たちの淫語は魔力を帯び、ダヴィンチの身体は今まさに、その強大な魔力によって都合よく改造されつつあった。 「んあっ……そんなっ……ちくびばっかりぃ………もうっ…もういいから……!……っふぅーーーーッ♡ やめっ……っ……ッゥ………!♡」 「うお、ダヴィンチちゃん急に喘ぎ始めたね!今までは我慢してたのかな?『きもちいい声は我慢せずに全力で出すんだよぉ』」 男はダヴィンチの声に気を良くし、片手で乳首、もう片方の手で膣の上にあるクリトリスを弄り始める。 その瞬間ダヴィンチの小さな身体がピンっと弓反りになり、口から大きな声が漏れ出る。 「ふわぁあっ……だめっ!くりだめっ……!ひうううううう゛~~~~ッ♡ はげしっ♡ いくっ♡ いくぅ……!♡ ひぐぅううぅうう゛う゛う゛~~ッッッ♡♡♡」 男が軽く触っただけで目をチカチカとさせながら全力でアクメするダヴィンチ。彼女の身体はおじさんの言葉によって侵食を受け、その身体はもはや英霊のそれではなく、チョロいハメ頃のメスというべき淫らな物に変質していた。 「『愛してるよ~、ダヴィンチちゃん。もちろんダヴィンチちゃんもおじさんのこと好きだよねぇ?好き好き、大好きだよぉ。』」 おじさんは準備万端なダヴィンチの膣に挿入すると、ネッチョリと耳元で愛をささやく。それだけでダヴィンチの身体はさらにおじさんの都合のいいメス穴へと変化していく。 (あっ♡ これっ……ダメになる♡ 愛を感じながら奥コツコツされるの反則っ……♡ どんどん愛があふれでちゃうっ♡) 白目を向き歯を食いしばりながらおじさんのピストンに耐えるダヴィンチ。正常位で突かれる彼女の小さな体は、おじさんの贅肉まみれの身体に覆いかぶさられ殆ど見えない。“種付プレス”といった状態になっていた。 彼女は眼の前の脂ぎったハゲのおじさんが急に愛おしくなり始め、自ら顔を近づけるとファーストキスを捧げてしまった。濃厚なディープキス、おじさんの太くてざらついたベロと、ダヴィンチの小さなベロが粘液を交換し合う。 (ダメっ……マスター君に見られてるのに、他の男と濃厚なキスしながらイッちゃうっ……!いくっ……!いくっ……!) 「ひぁぁあああああああ゛あ゛ん゛♡ あ゛ッ♡ あああああ~~~~~ッッッ!!!♡♡♡」 (しっ……しあわせっ……!) ダヴィンチは小刻みに身体を揺らして絶頂しながら、幸せを噛み締めていた。本来マスターである立香と到達するはずだった幸せ、その絶頂を感じながら、肉の布団に包まれてすやすやと幸福な眠りについた。 ───ダヴィンチとの絆15→11(Down!) ♦ ───メルトリリスの場合 (はあ、気乗りがしないわ……マスターも私達に手を出さないと思ったらこんな勝手なこと……まあいいわ、たった3回、さっさと終わらせて、その時にはあの人も気が変わってるでしょう。) 「そこのあなた、命が惜しければ私に付いてきなさい?たっぷり可愛がってあげる。」 メルトリリスは手頃な男として長い前髪を携えた黒髪の優男を捕まえた。コレは愛しのマスターを重ねての無意識の行動か。 メルトリリスはそもそもこの男に抱かれるつもりは微塵もない。彼女には神経障害があり感度が極めて低い。この男に嬲られたところで一欠片も感じはしないのだから、それを口実に立場を逆転し逆にイジメてやるという算段であった。 メルトリリスに引っ張られ2人はあっという間にホテルの入口へと姿を消した。 ♦ 「言っとくけど私、神経障害で感じないから。でもここについてきたってことはそういう事を私としたいんでしょ?チャンスをあげる。10分で私をイかせることが出来たら特別に挿れさせてあげるわ。……イかせられなかったらどうなるか?ですって。……死んだほうがマシな苦しみを味あわせてあげるわ。この私のパーフェクトな身体に触れるんだもの、そのくらいの代償は必要でしょう?」 メルトリリスがそういうと男は慌てて彼女の服を脱がし始める。なんとか10分以内に絶頂させなければ、と彼は意気込んでいた。そんな男を内心でメルトリリスはあざ笑う。 (なーんて、10分以内に私をイかせるなんて無理に決まってるじゃない……予定通りたっぷり可愛がってあげるわ。) 万が一にも自分が負けるなどとは考えていないメルトリリスは、ぎこちない手付きで乳首に伸びてくる男の指を受け入れた。 ──ピリッ! その瞬間、男に触れられた場所が痺れ、じんわりと熱を持つ。そんな初めての感覚に違和感を持ち困惑しているメルトリリスに気づかず、男は両手で乳首を一生懸命弄り始めた。 (なっ……なにこれ……コイツに乳首をいじられてると頭の中がドロドロに溶けてっ……なにも考えられなくなるっ!?ふぁあっ……♡) 「……ッ……ッッ…………っふ…………くぅ……んん~~~ッ………………!!!」 段々と大きくなっていく喘ぎ声。メルトリリスの乳首は開始1分を待たずして限界を迎えていた。 「ッ…ッッ……ッ!……っっっふぅ゛~~~~~~~~~ッッッ!!!♡♡♡」 (こっ……この私が、乳首だけでイかされるなんてっ……!マスターに肌に触れられても何も感じなかったのに……!) 先程メルトリリスが行った『マグロ女宣言』、「私、感じないの」と言うのはNTRにおいては強制的に絶頂させられる際の前ぶりだ。このNTR特異点・ラスベガスは彼女の言葉に反応し呪いをかけ、彼女の身体に感度数万倍のデバフをかけていた。自分は不感症だと思いこんでいるメルトリリスのカラダは実のところ世界で一番弱いメスのそれへと変貌を遂げていたのだ。 メルトリリスが絶頂の余韻と恥辱に震えていると、男は嬉しそうに彼女に声をかける。 「あっ、メルトリリスさん!今イッてましたね!」 歓喜の声を上げてカチャカチャとズボンのベルトを外し始める男にメルトリリスは待ったをかけた。 「イッてない!まだイッてないわ!アナタのあんなぎこちない愛撫でこの私がイクわけないでしょ!」 強がりを言うメルトリリスの方を見て困ったような笑みを浮かべる男。しかし気持ちを素早く切り替えると彼は再び乳首を弄り始めた。 コリコリ♡ スリスリ♡ ぎゅーーーーーー♡ がりッ♡ 様々な方法で弄り回されるメルトリリスの小さな乳首。彼女はもうすでに5回は絶頂していたが、それでも「イってにゃい……♡ イッてないわよぉ……♡」と強がりをいう彼女に、男は最後の手段を取る。 「あっ……まって……そこダメ……今触られたら頭馬鹿になりゅっ……!」 制止するメルトリリスに構わず、男はメルトのクリトリスを思いっきり擦り上げた。 「ッッゥ!!!???♡ ……ッ~~~~♡ ふっ♡ ふぉおお゛お゛お゛♡ ふぐぅううう゛う゛♡」 情けない声を上げながら絶頂するメルトリリス。しかし彼の手は止まることはない、彼女が負けを認めるその時までは……。 「イってる……!♡ もうイッてるからっ……!♡♡ やめっ♡ おほ゛お゛お゛お゛~~~~~~ッ♡」 斯くして、彼女は敗北を宣言した。その後に控えたイキ地獄にも気づかぬまま。 「まって……なんでズボンおろしてるの……!?ちょっ……そんなおっきぃの入らなイ゛ッ!???!?♡」 裸のまま這いずりなんとか逃げようとするメルトリリスを押さえつけ男は巨大な男根を挿入した。 (これっ……マスターの子供チンポとは格が違うっ!こんなの英霊チンポよ……!たすけてっ……!) メルトリリスの思いは届くことなく、男は容赦なくピストンを始める。 「ふぐおおおおお゛お゛ッ♡ らめっ♡ おこ゛~~~~~ッ……♡ やっ♡ イ゛ク゛~~~~ッッッ♡♡♡」 普段の凛とした佇まいからは考えられないほどの喘ぎ声を出しながら絶頂するメルトリリス。 結局この晩、彼女は12回イカされ、もう二度とマグロを名乗れないカラダにされたのであった。 ───ダヴィンチとの絆15→11(Down!) ♦ 彼女たち3人は無事とは言い難いが、立香のイカ臭い部屋へと戻ってきた。しかし3人はどこかぎこちない。その中で最初に静寂を破ったのは酒吞だった。 「あ~あ、旦那はんのせいで酷い目におうたぁ……ところでうちな、なんだか無性にものが壊しとぉて……この鍵、こわしてもええやろかぁ?ウチの手でバキバキにしよか、それともトイレにでもながそか、敵でも呼んで食わせてやろうか?……なぁ、旦那はん?」 鋭い目で立香を見据える酒吞。その言葉には鬼の放つ異様な迫力が込められていた。 「そうだねぇ。ちょっとだけ意趣返しをしようか。」 ダヴィンチも酒吞を止める気配はなく、メルトリリスに至っては恥辱が忘れられずに顔を真っ赤にして無言でうつむいている。 「まぁ、好きにしいや。うちはこれ捨てて帰らせてもらいます。」 そう言うと酒吞は『大事にして欲しい』といって渡された鍵をぽいっとトイレの方に放おって去っていった。その背中は寂しげで、『信じていた者に裏切られた』そんな言葉を語っているようだった。 ダヴィンチは要領よく立香のズボンを脱がせると、カチャカチャと鍵を使って貞操帯を取り外した。この日も立香は麻痺性の薬物を服用しており、そのペニスは偽りの子供サイズのままであった。 ダヴィンチはその小さなペニスを手に取ると自慢の青い手袋でスリスリと刺激を始めた。甘い刺激に立香は呻く。そんな快楽にあえぐ情けない立香の耳元でダヴィンチはボソリと耳打ちした。 「『う~ん、今日もちっちゃなおちんちんだねぇ。生きてて恥ずかしくないのかい?』。な~んて、マスター君、こういうのが好きなんだろ。私が何も知らないとでも思っていたのかい?“マゾ”の藤丸 立香くん。『さ、劣等遺伝子ぴゅっぴゅしちゃってゴミ箱にポイしようねぇ』」 ダヴィンチにはまだ打ち明けていなかったもう1つの性癖であるマゾ癖もお見通しだった。もちろん彼女はカルデアの頭脳であるから、当然と言えば当然のことだが。彼女が耳元で破滅の言葉を囁いたのと同時に、その無防備な睾丸にメルトリリスの鋭い足が振り落とされた。 「……馬鹿マスター!!!」 メルトリリスは真っ赤な顔のままそう叫ぶと、踵を返し、スタスタと振り返ることもなく立香の部屋から去っていた。マスターのあまりの情けなさに怒りが限界に達したようだ。しかし、彼女の怒りとは裏腹にどうしようもないマスターは恋人からキスを初めてキスを貰った乙女のような感情を抱いていた。 どぴゅどぴゅ…… ダヴィンチがささやき、メルトリリスが立香の股間を踏み潰したのと同時に、彼は情けなく果て精液をダヴィンチの手袋に吐き出した。 最後に残ったダヴィンチは彼の股間からティッシュで綺麗に精液を拭き取ると、そのまま丸めて手袋と一緒にゴミ箱に捨て、足早に部屋をあとにした。 「あ~あ、お気に入りの手袋使えなくなっちゃった。新しいの作らないとなぁ……」 そうして部屋には「うぐっ……♡ うぁああ……」と独りマゾアクメの余韻に浸る哀れなマスターが残されていた。彼は彼女たちとの大切な絆が崩れ始めていることにいまだ気付いていない。 ───酒吞童子との絆13→8(Down!) ───ダヴィンチとの絆11→9(Down!) ───メルトリリスとの絆10→7(Down!) ♦ それから合計3度の“寝取らせ”を終え、彼女たちと立香の関係は大きく変化し始めていた。 絆レベルは目に見えて落ち始め、しかし他の職員にバレないように、ダヴィンチが隠蔽の工作を施していた。毎日のように彼の部屋を訪れていた彼女たちが、立香のマイルームを訪れる頻度は激減し、その代わりと言うべきか、大量の汗と少し生臭い匂いをまとってレイシフトから帰ってくることが多くなった。彼女たちは「戦闘訓練をしていた。」とは言っていたものの、立香から見れば彼女たちがNTR特異点・ラスベガスに頻繁に訪れているのは明白で、彼女たちは自ら速洗して他の男に股を開くようになってしまったのであった。 しかし彼女たちも稀に立香の部屋に訪れることがある。ダヴィンチがこの前立香の部屋を訪れたときは前と同じく手袋で手コキをし、マスターを1分保たせずに射精させた。その後出てきた精液をゴミ袋に入れると、鍵のような形状のものと一緒に熱湯で煮沸消毒をしていた。「この後カルデアの産業廃棄物場で捨ててくるよ。」と言ってダヴィンチは去っていったが、立香はそれがダヴィンチの演技だと思い込み、自分の性癖に尽くしてくれる最高のサーヴァントだと。 メルトリリスが訪れたときには機嫌が悪かったのか、彼女は鋭い目で何も言わずにマスターの元にズンズンと迫り、立香の股間をその長い脚で大きく蹴り上げた。その衝撃は貞操帯を貫通して股間に伝わり、立香はマゾアクメをキメ、貞操帯の中で情けなく射精をした。股間を押さえて震えている立香に見向きもせずに、眼の前で彼女は鍵を取り出し床に叩きつけると、鋭い足で踏み抜き、それを粉々にした。 酒吞は自分を抱いた男の話を立香の耳元で度々報告するようになった。彼女が、どれだけたくましい男に抱かれたか、どれだけ乱暴な扱いを受けたか、どれだけテクニシャンな男にイかされたのか、そんな事をつぶさに報告するたびに立香はその言葉だけで吐精をした。そのたびに酒吞は冷たい目で立香を見下ろし「……ほななぁ」といって部屋を去る。 立香は酒吞にもメルトリリスにも自分のマゾ癖がバレつつあることを察し始めていた。 ───酒吞童子との絆0(Down!) ───ダヴィンチとの絆0(Down!) ───メルトリリスとの絆0(Down!) しかし立香は信じている。彼女たちは本当はまだ自分のことを信じてくれていると。彼女たちは自分の元に戻ってくると。……そうだ、今日3人を部屋に呼ぼう。本物の自分の巨根を魅せつければ、「やっぱりマスターが一番だ。」と彼女たちは口をそろえて言うだろう。……そうだ、そうに違いない。 そう考えた立香は3人を部屋に呼び出した。あいにく3人とも得意店にて“戦闘訓練中”とのことであったが、彼は気にすることなくシャワーを浴びてマイルームにて彼女たちを待っていた。 しかし、いつまで経っても彼女たちは帰ってこない。時計の針が午前0時に達した頃、彼は襲ってくる眠気に耐えきれずマイルームのベッドの上で眠りについたしまった。 ♦ 「……きて。………は…きて。……───早く起きて!……あっやっと起きた、藤丸 立香君。今から君にプレゼントが渡そうと思うんだ。ありがたく受け取りたまえ。」 午前2時、立香は身体をゆすられ眠りから覚ます。否、実のところゆすられただけでは目を覚まさなかった彼は、イライラしたダヴィンチに腹を思いっきり殴られて目を覚ました。そこには寝ていた立香のことを見下す3人のサーヴァントたちがいた。 3人とも乱れた服に、なにか体液のようなベトついたものがこべりついている。息も荒く、先程までなにか激しい運動をしていたような、そんな様子だ。 「“マスター”はん、かんにんなぁ。うちら『大事にして』って渡された鍵、3人とも捨ててもうたみたいやわぁ。まあでも、その貞操帯は壊してあげるわ。安心してな。」 酒呑童子が気味の悪い笑みを浮かべながらそう言うと上から貞操帯を置さえつけ、メルトリリスは思いっきりその貞操帯を立香の股間ごと蹴り上げた。凄まじい衝撃が走り、貞操帯が粉々に砕ける。もちろんこんな事をすれば立香もただでは済まず、英霊の力で衝撃を受けた彼の股間は縮み上がり、麻酔を使っていた時のような最小サイズになってしまっていた。そのさきからはチョロチョロと弱い勢いで、まるで小便のように精液が流れて落ちていき、立香の涙とともに、ベッドに染みを作っていた。 そんな彼の様子を心配するでもなく、彼女たち“元”絆15のサーヴァントたちは彼の事を冷たい目で見下していた。 「ねぇ、“アンタ”?できの悪いチンポには廃棄処分がお似合いだと思わない?そんな醜いモノ、ついてないほうがまだマシなのじゃないかしら?」 そう言ってメルトリリスはグリグリと足を彼の股間に乗せ、睾丸と陰茎を足の先で転がして遊んでいた。彼女が一つ力加減を持ちが獲れば彼の男性器は機能不全になるだろう、そんな状況だ。コレにはマゾの立香も思わず顔を青ざめさせる。 「そんな怖がらなくても大丈夫だよ、マスター君。メルトも君の気持ち悪い股間を踏み潰したりはしないさ。それより新しい貞操帯を持ってきたんだよ、取り付けてあげるね。」 ダヴィンチは彼の股間に手を伸ばすと手際よく貞操帯を取り付けた。その貞操帯は今の彼の最小サイズしか収まらないほどに小さいもので、その最小サイズにですらなにか棘のようなものが当たるような仕組みになっていた。 「これはね、雑魚ペニスの去勢用の貞操帯なんだよ。中には棘が入っていて、少しでも勃起したらその棘が食い込むんだ。きっとものすごく痛いよ~。それにね、棘には酒吞の毒が塗ってあるんだ。何度も棘が刺さるのを繰り返すと、機能不全になって完全に腐っちゃうからそのつもりでね?」 恐ろしい事を平然と告げるダヴィンチの狂気に、立香は口をパクパクとさせることしか出来ない。彼はもはや反論をしようにも、マスターとしてのすべてを失っていた。 「マスターはん、いや、“元”マスターはんやろか?うちらな、あの特異点で見つけたんよぉ。……『何を?』って、ほんまもんのマスターに決まってるやない!たくましくて乱暴でペニスもあんたはんとは比べもにもならへんわぁ。せやろ?」 ケラケラお笑いながら“元”マスターに三行半を渡す酒吞、彼女は自分よりも強いオスに魅了され、その性質は大江山を支配していた頃のそれに戻りつつあった。 「アンタ、いつまで震えてるのよ。私はね、本物の“繋がり”を見つけたわ。今度こそ“繋いだ心は離さない”そう思える相手。アンタみたいな雑魚ペニスに、私はいったいどうして惹かれてたのかしら?自分でも不思議なくらいだわ。」 熱くのぼせたような瞳で思いを馳せるメルトリリス。その瞳は恋する乙女のそれであった。 「「「だからね、マスター。これからも指を咥えて私達が寝取られるのを見ていてね」」」 3人は立香の耳元でそうささやくと、彼の部屋を去っていた。 彼女たちはもう二度と彼の元には戻らない。カルデアの他の職員にバレるまで、淫欲渦巻く絢爛都市・ラスベガスにて爛れた生活を繰り返すのだ。しかし、人類最後のマスターである彼に、この行動を止める権利はない。 その後、時折マイルームにて誰かと通信をするマスターの姿が見られるようになった。その後姿は寂しげで、そのまま布団に顔を埋めて寝てしまうこともしばしばだ。彼がどうして泣いているのかを知るものは、カルデアには3人しかいない───