(2023.5.28ちょっと追記)
はい、漫画本編をご覧になっていただきありがとうございました。
ここでは、当時のお話と今振り返ってみてを綴りたいなと思います。
途中、ダウナーモードになっちゃうかもですがご容赦くださいね。
某G誌に投稿を続けること5回目。賞の締め切りと発表が半年に一回なので、
2年半続けたことになります。
「おったちの樹」ではいろんな要素を盛り込んでみて失敗。
「償いの午後」ではダウナーな設定にしすぎて失敗。
「あまり5mm・・・」ではキャラを動かし過ぎてガキっぽくなって失敗。
と、まあ、ことごとく試したことがダメだしされて、正直もう何を描けばいいか
わかんない状態になっていたんですよね。
前回、自分らしさを前面に出した渾身の24ページが落選だったので、今回は
等身大のゲイスタイルを描こうと決め、本当にオーソドックスな
「ノンケの先輩に恋をする男の子」
のお話を描くことに。
ただ、ストーリーがオーソドックスなぶん、設定にはこだわろうと思い、
以前、当時好きだった(笑)会社の先輩が実は一卵性の双子だったと言う話を
聞いた時、「その先輩と結ばれることは無くても、ひょっとしたら双子の
兄弟がゲイだってこともあり得るんじゃないか!?」と淡い妄想を描いた
ことを思い出し、それを漫画にしたら面白いかもなー、と思い
「大好きな先輩に失恋をしたとき、目の前に現れたのはその先輩にそっくりなゲイの人、それも付き合おうって言ってくれてるとき、どうするのか」
と言うお話を描くことにしたのです。
今考えればもう割り切って、「これで満足?」くらいエロに徹すれば良かったなあとも思えるのですが、当時はまだ「ちゃんとしたお話を描きたい」と言う思いが強くて(まあ、エロに自信が無かったって言うのもあるんですが)何を間違ったか、
エロシーンを1Pで抑えると言う暴挙に出る始末(笑)
当初は↓のエロページの予定だったのですが、エロだけが浮いてる気がしたので
本編のほうに描きなおしました。ほんとわかってない、当時の俺(笑)
もう描いている最中から「これで最後にしよう」と決めて、意を決して送った作品でしたが。これも残念ながら落選と言う結果に。
「状況も人間も、全てが主人公にとって都合よく動きすぎ。努力しているのは判るが、もう一度リアルな人物像とは、切実な思いとは、共感できる物語とはどういうものか、じっくりと考えて欲しい」と言う講評に、もう何を描いていいかわからなくなっていた自分の気持ちが見透かされたように思え、「何を描いているのかわからない」と言われたと捉え、ええ、自分もそう思ってますからね。と受け取り、
さらにこれを送った後、(ちょうど結果発表の頃に完成)某サムソン向けの漫画を描いてたりもしてたのですが、それもボツになり、さらに家庭でいろいろ大きな出来事があったりして、精神面でもかなり落ち込んだと言うこともあり、
「ああ、もう充分だ、自分は才能が無かったんだ、いまだに思うように描けないじゃないか、わかっただろう?もう辞めるんだ。きっぱりと。」
と自分で結論を出し、投稿を辞め、筆を置くことにしたのです・・・。
と思ったものの、3年以上、ほぼ毎日描き続けていた習慣と言うものは恐ろしく、
当時、読み始めたショタ同人誌の影響で、某ばんがいちのショタイラストコーナーにイラストを投稿しようと思い、描いてみると・・・
あれ?描けるじゃん!?(笑)
ガチムチ絵は描けなくても、ショタ絵ならめちゃくちゃ描ける!!
そうか、昔から等身低いキャラだけ描いてたから、こっちは得意なわけだ。
自分はショタ絵師だったのか・・・と妙に納得したのです。。。
と言うわけで、これが見事掲載されると、以前もやっていたと言う習慣もあったせいか、毎月葉書職人としてのルーティーンワークが始まりました。
絵が評価されると、調子に乗ってくるのが絵師と言うもの。
一度ボツになったとはいえ、以前一回掲載されているし(2001年7月号「えんとつのてっぺんで・・・」)漫画を描けばまた、載せてもらえるんじゃないか?と思いなおし、某サムソン向け漫画の新作を描き始め、見事に3作目「祭の後」が掲載、と言うことに。(今考えると2作目が載る前に3作目を送ったから2作目が自然ボツになったんじゃないか・・・とも思うのですが。(笑))
そんなこんなで、G誌に漫画掲載は適わなかったのですが、サムソン作家の仲間入りすることは出来たわけです。DAVEも含めて4作も掲載させていただいたことは、今思えば自分で「すげえな」と思いつつも感謝しかないですね。
そして、なんとか立ち直ったむさぼうが、この後、大きな運命?のうねりに巻き込まれていくわけですが、それはまた次の機会に。
次回からは、さきほども挙げた、サムソンに投稿した4作と、DAVEに投稿した1作を発表していきたいと思います。おたのしみに~。
そうそう、この漫画、好きな相手が双子で、片方がゲイ、って言うのが都合良すぎと言われたと思ってたんですが、あれですよね、某御大の「〇の夫」も主人公双子で弟がゲイ・・・偶然ですが同じ設定だったので、「そこは良かったのかな?」と思いなおす今日この頃であります(笑)
あと、この漫画を描いてる頃って、好きな男はノンケが当たり前で、大抵告白する前に諦めるか、無理やりヤるか・・・みたいな流れがほとんどだったんですが、最近のゲイマンガって、そこのセクシャルな部分ってあまり感じさせないものが増えましたよねー。つい最近も先生に告ってハッピーエンドって言うWebマンガを読んだんですが、両想いで終わるってほんとに時代が変わったなぁって思うんですよ。
自分も、同人を始めてからは「男と男が結ばれるのが当然の世界観」って言うのを意識的に描き続けてきたので、そういう思いが少しでも影響しているのかなって思うと、ちょっとうれしいですよね。リアルタイムでももっと当たり前な世の中になってほしいし、法整備も進んでくれればいいなあ、と思うのですよ。
と言うわけでちょっと真面目に締めちゃいましたが。今回はこのあたりで。
野郎フェスで(橋下)ガンスケさんに、「ホロスコープを公開するって言ってませんでしたっけ」って言われたので(笑)、次回はDAVEで発表したホロスコープを公開したいと思います。ではまた!