浮傘種 [ Float_Umbrella ] No.20
ポセリシア系統/触手娘
スキル:戦闘力:3、生命力:2、魔力総数:2、危険度:3
他種族との関係:(苦手)魅彩種、浮葉種、刺腕種、海彩種 (友好)浮傘種
吸精する獲物:モンスター、モンスター娘、魔力性植物、人間
ライフサイクル:卵期:17、童期:32、娘期:20、卵数:5、大人になるまで・・・約69日
◆基本情報
寄り集まって、水面で踊り合うモンスター娘です。移動能力は乏しくて、波に揺られていると同種が自然とあつまっていき、一緒にひらひらと踊ります。また、いくつかの触手は防衛に優れたもので、触れてきた外敵に鋭い痛みと痺れを与えます。
▶幻光の踊り
月がよく出ている夜には、それぞれ集まって、踊りを踊ります。さらに、ひらひらした軟身は月光の力で微量に発光し、夜の水面を彩ります。軟身をうねらせることで回転し、くるくる回るような踊りを踊ります。この踊りには、見ている者を眠くさせたり、脱力させる効果があって、陸にいる相手は吸い込まれるように水の中へ落ちてしまいます。きれいな情景を見ているうちに、眠くなってしまうのです。さらに、発光には同種を呼び集める効果もあります。これによって、一緒に踊りを踊ったメンバーは、そのまま普段の生活も共にします。そして、天候の悪化などで荒波に飲まれて別々の行動になってしまうまでの間、仲良く一緒に揺られます。
▶びりびり触手のひみつ
スカートの下にあるいくつかの触手は、攻撃や防衛手段に使えるものになっています。触れたものに自動的に攻撃し、微量な麻痺毒と電撃を与えます。受けた相手は短い間、そこの部位を動かせない状態になります。さらに、近くにいた同種は、他の仲間の外敵に対して、わざと自分の触手を当てて、敵をみんなで防衛します。その結果として、個体の能力が強いモンスター娘でも、数の力で無力化できる可能性があります。また、水面が不自然になみ打っていると、そこに近づく習性があります。これは陸にいるモンスター娘が落ちて溺れた時に、吸精源にしてしまうための習性です。本種は長い距離を自力で移動できないため、魔力補給が運任せな面があって、近くに吸精できそうな相手がいればなるべく近寄って吸おうとします。
▶旅は波まかせ
移動手段は乏しく、波に乗っていろいろな場所に行きます。スカートの膜をゆったり動かして、多少の推進力を生むことができますが、水流の影響によって簡単に進行方向が変わります。下手に動くと、仲間たちと、はぐれてしまうこともあって、水面にただ揺られているほうが好ましい結果になるようです。
▶ゼリーの身体
スカートや触手などの軟身部位は、柔らかくて脆い構造です。陸地に上がると、形を保てないため、陸での行動は一切できません。軟身は傷つきやすく、すぐに魔力を利用して修復されますが、言い換えると、ダメージによって魔力を激しく消費することになります。また、軟体には環境の水分を多く取り込んでいるため、生存の厳しい環境では、土地由来の特殊耐性がつくことがあります。毒沼や酸の湖なら、それらの特性が取り込まれ、身を守れるようになります。
◆種族関係
同種と深い交流を行います。しかし、継続的な関係というものを作ることは珍しいようです。波に揺られて移動するため、一度交流を持った相手に、もう一度出会うことは運任せになります。よって、友人関係を維持するのは難しく、その場で出会った仲間とは一期一会の関係です。
▶和気あいあい(浮傘種)
同種とは協力・友好的関係を強く結びます。波に揺られて、たまたま出くわした同種は群れるようになり、踊ってみたり、おしゃべりをしたりして時間を共にします。
触手での自動的な防御手段をもちますが、届かない遠くの相手には無力で、一方的な攻撃を受けてしまうこともあります。集団ではそれなりの防衛力を持ちますが、単独ではあらゆるモンスター娘の餌食になりやすいです。ウミウシのような体を持つ海彩種は、海底に潜んで、下から結晶を投げて攻撃をします。結晶には脱力する作用もあり、海底に沈まされ、魔力を吸われてしまうでしょう。魔法が得意な魅彩種も厄介な相手になります。水面付近を泳ぐことが多く、出会うことの多い種族です。心理魔法を扱って群れから引きずり出し、単体になったところを、ついばんで魔力を吸ってきます。長い触手を使って攻撃できる刺腕種は、触手の先に毒針を持っていて、一体一体を毒針で狙ってきます。水底から、触手を伸ばしてこれるため、反撃が難しい相手です。
▶嫌いなだけ(浮葉種)
浮葉種は生息域が水面で、どんどん葉を増殖していく習性があります。月光を浴びたかったり、踊りたかったりする本種にとっては、この葉は邪魔だと感じやすいため、嫌いな種族です。触手でびりびりしても、なんの意味もありません。吸精などはされませんが、あまり好きじゃない相手のようです。
▶人間との関わり
水面で踊りを踊って、陸の獲物を水中へ誘う習性があり、人間たちは出没する地域には近づかないように注意しています。踊りの効果は人間にも有効です。魔力花粉などによって水辺に誘われる一定数の人間たちは、本種の踊りを見て水の中へ落ちてしまうことがあります。
◆吸精
口で吸い付くことで吸精を行います。波に乗って移動している間に、接触した魔力生命体がいれば、手当り次第に吸精します。漂っている水中の魔力性植物に吸い付いたり、触手で防衛したモンスターやモンスター娘を獲物にしてしまいます。また、一つの個体が攻撃をすると、群れの仲間が同調して攻撃する性質があります。吸精するときも同じような行動を取り、動けなくなった獲物を、複数で囲って吸い付きます。
▶水中への誘い
陸の魔力生命体であっても、近くに落ちて溺れたときは襲いかかります。踊りの特殊効果は人間だけでなく、モンスターやモンスター娘にも効果があります。身体を洗いに来たモンスター娘などは、きれいな踊りを見ているうちに、水面へ誘いこまれてしまいます。
◆繁殖と成長
同種が周囲にたくさんいて安心感があり、十分な魔力が得られていて、目立った傷がなければ繁殖欲求が高くなります。
▶子種の入手
波に揺られて行動するため、繁殖相手は見つけにくいです。もし、水中に落ちた人間が男性だった場合、繁殖行動をすることがあります。触手を絡ませて拘束したあと、強引に子種を奪います。行為を終えたあと、周りにいる群れの仲間にそのまま男性を受け渡します。
▶大人になるまで(卵期:17、童期:32、娘期:20)
妊娠すると最大で5つの卵が体内に生成され、水中にそのまま産み落として、卵は波にゆられて漂います。子供は卵にある母親からもらった魔力や、月光の魔力を吸収して育ちます。そして、孵ると小さな姿で水面付近に浮かびます。月光を浴びることで成長していくことができ、その過程で月光を浴びることが好きになって、身体の発光を知ります。波にゆられ、同種たちの群れを見つけると一緒に行動をするようになって、大人の仲間たちを見て、徐々に踊りなどを覚えていきます。童期を終えると月光の魔力では成長できなくなり、吸精を必要とします。単体で獲物を狩ったりするのは難しいので、大人がいる群れのおこぼれをもらいながら成長していきます。うまく育った個体は、娘期を終える頃には体が成熟して大人になります。
◆固有種族