濃粘種 [ Thick_Viscous ] No.52
ゴルマリア系統/濡腹這娘
スキル:戦闘力:6、生命力:5、魔力総数:7、危険度:4
他種族との関係:(苦手)鋏蟹種、吸腕種、毒鋏種
吸精する獲物:モンスター、魔力性植物、モンスター娘、人間
ライフサイクル:卵期:16、童期:33、娘期:47、卵数:3、大人になるまで・・・約96日
◆基本情報
強い粘液を生成して、獲物を捕らえるモンスター娘です。粘っこく絡む体液は、周辺にトラップを設置したり、獲物に直接浴びせ掛けることで使用します。そして、魔力感知のできる触覚を持っていて、視界が悪くても、魔力の存在を頼りに動き回る事ができます。
▶ねっとり捕獲粘液
体中に粘りの強い粘液をまとわせています。体を保護・保湿するには十分すぎる量を出しています。これは滴り落ちた粘液の這い跡を残すためであり、行動圏内の周囲にはたくさんの「這い跡トラップ」が、自動的に設置されていきます。獲物や外敵がそれを踏むと、粘った液で少しずつ動きを奪うことができます。獲物が手間取っている間に、粘液をさらに浴びせかけたり、危険な相手であれば遠くに離れたりできます。さらに、粘着は毛皮を持つ相手には特に有効であり、その場で動けなくさせることもできます。このトラップには脱力の効果もあります。ゴルマリア系統がもつ特性の一つで、粘液自体に魔力を奪う効果があります。人間や魔力生命体の身体に付着すると、その部分から徐々に力を滲み出させて、弱体化させていきます。そして、這い跡はその場にしばらく残り続けてトラップになりますが、やがて乾燥や雨などによって劣化していって、自然の魔力と同化していくことで消えます。
▶方向感知のひみつ
夜間や視界不良の状況で動き回ることが得意です。触覚には魔力の位置を把握できる能力があって、自分の向いている方向などが、視覚で確認しなくともわかります。環境によって夜間のほうが動き回るほうが好ましかったりするので、状況に応じた活動ができます。また、この魔力感知の能力を応用して、洞窟などの暗がりに潜むこともあります。日光は当たると粘液の乾燥を早めて、身体にダメージを受けてしまうこともあるので、晴天の日や乾燥する日は、暗がりの巣穴を見つけて過ごします。
▶適度なじめじめが好き
粘液の濃さは獲物を捕まえたり外敵と戦うのに重要で、水分量の調節が大切になります。水分が多いと粘液を作るためにより多くの魔力を消費しなければいけません。雨降りの日は活動しやすそうですが、実は苦手な天気で、這い跡も残らず粘液は洗い流されてしまいます。大人しく陰に身を潜めて止むのを待つことで、雨が止んだときの理想の状態を待ちます。適度に湿度がある場所であれば、いつも粘液を連続して生産できるため、這い跡をいたるところに残せます。この状態が常である、湿地や沼地などは好んで住む生息地です。
▶静かな這いずり
這い跡を残すために周囲を這いまわったり、獲物を追跡するときなどの移動には、下半身の軟体を使っているため、音があまり出ません。そのため、相手に気づかれにくい状態で接近することができます。また、高所へ登ったりすることも得意であり、落下するときは、粘液を生成することで落下する速度を抑えて、静かに着地するテクニックなどもあります。
◆種族関係
活動圏内の周囲には這い跡のトラップがたくさんあって、他種族はとても警戒するようです。出会っても仲良くできることは少なく、逃げられてしまうか、吸精対象として見ることがほとんどです。
粘液が身体に滴っていて、吸い付いて吸精されるときの邪魔をすることができます。体に吸い付いて吸精を行おうとすると、粘液も吸わなければならないからです。そのため、吸精対象とすることを嫌がる種族もいて、天敵は少ないほうです。それでも、粘液は表面の素材によっては絡みにくい相手も存在し、有利な特性を持つ相手から積極的な攻撃をうけることがあります。鋏蟹種は外骨格をもっていて、這い跡を避けて通ったりできて、絡まることが少ない種族です。モンスター娘をあまり襲わない種族ですが、魔力が不足しているときに、吸精対象として見てくることがあります。毒鋏種も外骨格の脚を持ち、器用にトラップを避けながら素早い移動ができます。彼女は縄張りをもっていて、侵入した獲物を襲いかかり、持っている毒の針で、毒液を注入してくる危険な相手です。湿度の高い生息地で出くわす吸腕種にも注意します。彼女は自分の保護粘液をいつも身体にまとわせているため、こちらの粘液攻撃は薄められて、意味を成しません。太い触手で強く巻き付いてきて、基部にある牙で魔力を吸い尽くされてしまいます。
▶人間との関わり
人間からは高い警戒をされています。冒険者たちは探検のとき、這い跡による被害を防ぐために、地図に生息地を記しておきます。天候や環境によっては、トラップがわかりにくい状態にあり、誤って踏んでしまうことがあります。粘液は人間の防具にも粘着する性質をもっており、飲み水などでは洗い流せません。ベタつく液に気を取られている隙に、背後から絡みつきます。
◆吸精
口で吸い付くことで吸精できます。移動は早い方ではなく、追いかけて捕まえるのは苦手ですが、設置された、たくさんの這い跡で獲物を捕らえることができます。触覚で位置を感じたら近づいて、絡みついて吸い付きます。なお、モンスター娘を対象とするときは、戦闘によって勝利できそうな相手を選びます。自分の粘液に絡まった相手は弱体化されるため、トラップに掛かった相手には強気に出る傾向があります。
▶這いずり吸精
もうひとつの吸精方法も持っていて、下半身の這う部分は、吸精できる能力があります。粘液を通じて、相手を脱力させた分の力を吸い取る事ができる能力をもち、獲物の全身を包み込むことで効率よく吸精します。全身で絡みついて、口でも吸い付くことで、通常のモンスター娘よりも、よりたくさんの魔力を得ることができます。
▶脱力の粘液
粘液は脱力効果をもちます。粘液は獲物の表面から魔力を奪い取る性質を持っていて、絡みついた部位に力を入れにくくさせます。この脱力の効果は、ゴルマリア系統のもつ特性の一つでもあります。
▶ナメクジ娘のミルク
獲物から十分に魔力が得られていると、胸に魔力生乳を蓄える特性を持っています。一時的な獲物の減少による飢えや、湿度が保たれにくい環境での休眠などに備えて、還元できる状態で魔力を保存します。また、この生乳はあらゆる種族にとって価値の高いものです。吸精によって無気力状態になった、モンスター娘や人間を回復させたり、健康なモンスター娘が飲むと、一時的な身体能力の強化がされます。しかし、自身への保険のために蓄えるものであり、そういった使い方はあまりできないようです。
▶人間への吸精
人間は獲物として認識して、見かけると襲いかかります。粘着の這い跡トラップに引っかかったら、絡みついて精気を吸います。服や防具を外してしまったほうが絡みついたときに魔力が得やすいため、可能であれば脱がせてから、吸精を行います。
◆繁殖と成長
日光を凌げる場所があるなど、湿度が上手くコントロールできる環境にいて、魔力が十分に足りていると、繁殖欲求が高くなります。
▶子種の入手
人間の男性を見かけると、誘惑して一夜限りの関係になります。拒まれたり、警戒されたときは、絡みついて捕まえて、強引に子種をもらうこともあるようです。そのあとは、吸精対象としてしまうことがあります。
▶大人になるまで(卵期:16、童期:33、娘期:47)
妊娠すると最大で3つの卵が体内に生成され、自分の隠れ家や、適切な場所を見つけて産み付けます。卵は粘液で覆われていて乾燥や外敵から卵を守っています。子供は卵の中にある母親にもらった魔力を利用して成長して、童期を終える頃に殻を破って出てきます。しばらくは魔力性植物を吸精しながら成長して、娘期になると這い跡トラップを利用してモンスターなどを狩り出します。動きがゆっくりのため、色々な種族のモンスター娘から吸精を受けやすいことがあります。徘徊して獲物を見つけて、安定した吸精出来る場所が見つかるまで、場所を転々とします。うまく生き残れた個体は、娘期を終える頃には体が成熟して大人になります。
◆固有種族