粘流種 [ Slime ] No.28
アルリトラ系統/生菌乙女
スキル:戦闘力:4、生命力:7、魔力総数:8、危険度:4
他種族との関係:(苦手)魔爪種、魔角種 (友好)特になし
吸精する獲物:魔力回収、モンスター、(除)魔力性植物、モンスター娘、(除)アルリトラ系統、人間
ライフサイクル:芽期:3、童期:24、娘期:68、芽数:3、大人になるまで・・・約95日
◆基本情報
スライムのような流動体で体が構成されたモンスター娘です。流動体はちいさな魔力生命体の集まりで、体の中心にあるコアの命令で形を変えます。さらに、魔力形質を溶解する力をもち、その能力で魔力を回収しています。
▶流動体のひみつ
身体の流動体は娘種の特徴である「従者の生命体」の集まりです。体のコアの部分以外はその生命体で作られています。また、コアは体の中心に透けて見える結晶のことで、すべてのモンスター娘がもっている意思の結晶が見えたものです。しなやかな流動を保つためには水分が必要不可欠で、水辺や水気のある場所を生息地とします。また、汚染された生息地の場合、流動体は汚染と共生して、体に宿すことで身を守る力になることがあります。流動体は土地の持っている性質を受け継ぐ性質をもっていて、親から子へ受け渡す時にも適応されます。土地が変われば、細かく固有種族が形成されていく場合があります。持っている意思と、流動体の性質が組み合わさって、一つの種族としての特性が決まるのです。
▶ほぐしてあげる
従者の生命体は魔力形質に張り付いて、溶かす能力を持っています。魔力の形質をスライム状の体の中で包み込むことで密着して溶解して、自分が使うことのできる魔力へ変える事ができます。この溶解は特に硬い魔力形質をもつモンスター娘に有効で、形質の硬さを取り除いて弱体化させることができます。さらに、流動体は物理攻撃を受け流すことができるため、条件次第では一方的な攻撃と吸精が可能です。
▶スライム七変化
体は変幻自在の柔らかボディで、いろいろな形を取れますが、基本的には若い女性の形をとります。意思の結晶体が命令をして流動体が形を作りますが、結晶体に宿る意思には、母神が思い描いた、特定の形状の記憶が刻まれています。無意識の状態でいると徐々にその形へと戻っていって、こんな形になりたいと思えば、記憶している範囲でその形状に変化することができます。形状の正確性や種類の多さは個体差があるようです。
▶おさわり厳禁
意思の結晶は弱点でもあり、流動体で守りきれずに攻撃を受けたときは、激しく怯みます。貫通性の攻撃や、雷などの伝播する攻撃が苦手です。結晶の場所は、流動体の内部で移動させることもできます。なお、意識せずに放っておくと、徐々に決められた、胸あたりの位置に戻っていきます。
▶体積主義者
モンスター娘に吸精される時は、流動体の魔力が奪われていって、吸われた魔力分の流動体がロストします。逆に、流動体は魔力を多く保有すると、分裂して同じクローンの流動体を生成します。つまり、保有している魔力の大きさは、そのまま体の大きさに直結しており、獲物を包んで溶かせる量や、攻撃を受けて無力化する力に影響します。
◆種族関係
奇妙な体質から、得体の知れない種族だと思われることも多く、他種族との交流はやりにくいことが多いようです。アルリトラ系統や魔力性植物は吸精対象にならないため、友人関係になることもあります。
ほとんどの物理攻撃を無効化できるため、積極的に襲いかかってくるモンスター娘は少ないです。魔法のような属性攻撃には弱いので、それらが得意な相手は苦手になります。魔角種や魔猫種などは魔法の使い手であり、属性攻撃が得意な種族です。溶解は近づいて包み込む必要があって、遠くから火や雷、氷などの攻撃をされると、どうにもならないときがあります。
▶人間との関わり
人間からは危険という認識をされています。生息地に入った冒険者たちが襲われてしまうことがあります。人間側は、防衛しようにも、武器などは流動体の性質によってほとんど無効化されて、溶解によって激しく損傷させられるため、戦うことが困難のようです。
◆吸精
溶解の能力を使って、魔力形質を循環魔力に変換します。種族として、モンスター娘がロストしたときなどに残った魔力形質を溶解して再利用することが本来の役割でしたが、それだけでは生活の魔力源が足らず、モンスターやモンスター娘、人間を襲うようになりました。また、獲物を流動体の中に包み込むことで溶解しますが、相手が大きい場合は、大多数のモンスター娘と同じく、口で吸い付くことで通常の吸精も行えます。魔力の保有量が大きいほど、体の流動体は増えていって、獲物を捕まえるのが簡単になっていきます。また、モンスター娘を獲物とするときは、魔力総数の低い相手を選びます。溶解は魔力総数の低い相手に効きやすいためです。
▶溶解回収
溶解は、もともとは侵食という能力の派生です。侵食は魔力形質を破壊して、分解した分を回収します。溶解はさらに、細かい表面の凹凸に密着して、堅い形状であっても、それをゆるめてしまう性質をもちます。緩んだ形状は、より無形の魔力に変換されやすくなります。ちなみに、ゴルマリア系統の一部の種族があつかう溶解液とは違って、向こうは生きている活発な魔力形質から、循環している魔力を外に吸い出させる効果もあります。こちらの流動体の溶解は、魔力形質の侵食の役目が大きく、もともとの使命からは外れていません。
▶禁忌の吸精源
アルリトラ系統の魔力は吸精しません。一般的に、同じ系統やつながりの近い姉妹種などの魔力を体に取り入れることは敬遠されていることです。アルリトラ系統はとくにその傾向が強く、本種もそれに準じます。しかし、拒絶が起きたりするわけではなく、溶解して吸精しようと思えばできます。
▶人間への吸精
人間を見かけると襲いかかって、吸い付くことで精気を奪います。どれだけ堅い鎧でも、流動体は隙間を伝って内側に入って、形質を激しく損傷させてしまいます。防具を失った者はそのまま流動体に絡め取られてしまうでしょう。なお、武器や鎧などの人間の使うアイテムを溶解しても、魔力は得られません。皮膚表面であれば、溶解の力でじんわりと精気を奪うことができて、触れた面積に応じて魔力を微量ながら得ることもできます。
◆繁殖と成長
流動体がある程度増えてくると、繁殖欲求が高くなります。
▶子種の入手
男性を見つけると誘惑を行って一夜限りの関係になります。記憶力の範囲で、より魅力的とされる女性の身体を作り出します。それでも警戒が解けないときは、流動体で捕まえて、無理やりに子種を奪ってしまうこともあるようです。
▶大人になるまで(芽期:3、童期:24、娘期:68)
子種はコアに取り込まれて、妊娠すると、小さなコアが最大で3つ生成されます。母親はできるだけたくさんの従者の生命体を子供コアに受け渡します。子供は母親と分離して、その時から別行動になります。それから、子供は付近にある残留した魔力形質やモンスターを溶かすなどして、魔力を得ていって、徐々にコアを成長させていきます。また、付近の色々な形を覚えて、それを再現しようとすることで、変身の感覚を掴んでいきます。成長の度合いは、コアの大きさで見ることができます。娘期を終える頃には母親と同じ大きさのコアになり、それが大人になったということです。そして、コアの大きさは、命令を下せる流動体の量に関係します。普段保っている形状は、命令を下すことで成り立っていますが、コアが小さければ、少ない面積の流動体にしか形状を与えることが出来ません。なので、コアが未熟なら、見かけ上も子どものような姿になるのです。
◆固有種族