◆羨望の母神ゴルマリア
深淵のティアラを所持する母神です。魔力の魅力にとらわれて、攻撃的なモンスター娘を産み出しては、他系統のモンスター娘を糧にさせ、魔力生命体の安定した環境を破壊します。また、深淵のティアラは、母神の中で最も意欲の高い者に授けられるアイテムです。装着すると二度と外すことは出来なく、自身の魔力が増幅する代わりに、魔力に魅了された凶悪な意思を持つことになります。
▶ひみつ小話:深淵のティアラ
ゴルマリアは、ロルガイアとポセリシアが生まれた次の、3番目の母神でした。姉たちと比べて魔力の使い方が下手で、先天的な能力差があり、ゴルマリアは強い劣等感を抱えて、しぶしぶ姉たちの手伝いをしていました。ベードナとエリクシル、ハーピアリが誕生しましたが、その中でもゴルマリアはあまり冴えていなく、自分の能力をひどく恨むこととなったのです。それに目をつけたルリナは、深淵のティアラを与えることで、強い劣等の感情を、魔力の渇望へと変えました。ゴルマリアはもともと臆病な性格でしたが、ティアラを所持することで力を得て、冷酷で残虐な母神へと変貌しました。土地に住まう他母神の娘たちを糧にさせて、自分の娘を繁栄させることに、ただ喜びを感じています。
◆ゴルマリア系統のモンスター娘たち
大きく分けて3つの娘種からなります。なめくじのような体を持つ「濡腹這娘」、長い虫身で地下を這う「百足娘」、強力な溶解液を浴びせかける「虫喰娘」です。
▶遺伝子組み換え
ゴルマリアはモンスター娘を生み出す能力が弱く、代わりに他系統のモンスター娘を強力な魔力によって変化させて、新しい種族たちを構築しました。濡腹這娘はポセリシア系統、百足娘はエリクシル系統、虫喰娘はアルリトラ系統から生み出した種です。もともとの種族が分からないくらいに変化し、別の種族として確立されてはいますが、系統の特性が少し残っています。
▶魔力の吸い出し
それぞれの娘たちはゴルマリアの増幅した魔力を与えられており、触れた魔力生命体の魔力や、人間の持つ精気を体の外に出す特殊な体液を持っています。濡腹這娘の粘液や、虫喰娘の溶解液が代表的なものです。これらの体液は魔力生命体の魔力を吸い出す性質をもっていて、吸い出された相手は脱力してしまう効果があります。これは口で吸精するときにも適用されるため、他の系統よりも全体的に、獲物への吸精能力が高くなっています。
◆濡腹這娘 [ Wet_Crawl Girls ] 52-54
軟体のべったりした下半身をもつ、濃粘種、貝背種、海彩種の3つの種族上科をまとめた娘種です。下半身は地面を這う軟身で作られており、乾燥から身を守るため常に粘液をまとわせています。軟体の裏面は吸精できる仕組みを持ち、獲物に密着した面積に応じて魔力や精気を奪うことができます。
▶粘液の特性
粘液の生成には、水分と魔力が必要です。陸で生活する濃粘種と貝背種は周囲の水分によって、粘液量や粘度が左右されます。例えば雨の日などは粘液が流されてしまったり、乾燥が続くと移動に支障をきたしたりします。粘液はモンスター娘などの体に付着すると、魔力を吸い出して脱力させる効果があります。下半身にある軟体から吸精するときは、粘液を介して、この吸った力を受け取ることで吸精しています。
▶位置をみる触覚
2つの触覚をもっていて、魔力感知ができます。モンスター娘であれば、やんわりと魔力を感知できる能力なら誰でも持っていますが、魔力生命体の位置までの特定は難しいのが普通です。濡腹這娘たちのもつ1対2本の触覚は、通常の感知に位置情報を加えて、獲物や外敵の察知ができ、さらに海彩種は、投擲攻撃の補助に利用します。
◆百足娘 [ Hundred_Leg Girls ] 55-56
地中を潜る、百足種と柔虫種の2つの種族上科からなる娘種です。特殊な魔力形質の体によって、柔らかい土などの地面に、簡単に潜ることができます。下半身は長い虫身で作られ、地下でも素早く移動することができます。
▶地中からの捕食者
虫身の魔力形質は、自然に蓄積した地面の魔力と反発する魔力を、放つ性質があります。例えば柔らかい土などであれば、触れようとした瞬間に土が自ら離れて、土の中を簡単に移動することができます。さらに、百足種も柔虫種も、虫身の先端には獲物を捕まえる器官があります。地下に潜って振動と音を聞いて、地上にいる獲物に襲いかかります。
▶振動の感知
地中にいるときは、震音を感知することで地上の獲物を知ることが出来ます。魔力を感知するものではなく、物理的な感知器官を持つため、魔力性のノイズの影響を受けずに、特定の獲物を感知したり、足音を聞いて情報を得ることができる利点があります。
◆虫喰娘 [ Eat_Insect Girls ] 57-59
強力な溶解液をもつ、檻溶種、粘毛種、垂口種、の3つの種族上科をまとめた娘種です。植物身を持ちますが、自然魔力の回収などはできず、強力な溶解液をもって獲物を弱らせて吸精します。自在に操れるツタを持ち、あらゆる行動の補助を行います。
▶溶解液の利用
溶解液は硬い魔力形質をもつ相手に有効で、エリクシル系統などの外骨格をもつ、虫系のモンスター娘を簡単に弱らせることができます。溶解液を掛けられた相手は、魔力形質が溶かされ、防御性能を奪われます。さらに、液が触れた部分は、脱力の効果も相乗することで、獲物は反撃する意欲や逃げる意思をなくしていきます。
▶凶悪な娘芽
繁殖方法には娘芽を使いますが、アルリトラ系統などとは違い、自然環境の魔力を吸収したり、感知することなくモンスター娘の姿に変化します。さらに、芽期の成長には周囲の、アルリトラ系統の娘芽でもある、魔力性植物の魔力を奪い、枯らすことで成長していきます。