粘毛種 [ Sticky_Ivy ] No.58
ゴルマリア系統/虫喰娘
スキル:戦闘力:5、生命力:5、魔力総数:5、危険度:3
他種族との関係:(苦手)魔角種、吸花種、暗潜種、毒牙種
吸精する獲物:モンスター、魔力性植物、(好)モンスター娘、人間
ライフサイクル:芽期:25、童期:17、娘期:41、芽数:3、大人になるまで・・・約83日
◆基本情報
粘り気の高い溶解液を使って、獲物を捕らえるモンスター娘です。丸い毛玉のような溶解液の生成器官は、凝縮された高粘度の溶解液を作り出します。溶解液は獲物に張り付いて、魔力形質を溶かしながら、追跡用のマーキングを付与します。
▶粘つくボンボン
丸いボンボンから染み出る溶解液は獲物に強力な溶解を与えます。獲物を前にしてとっさに生成するというよりも、もともと時間を掛けて準備する必要があり、近づいてから、溶解液をこすりつけるようにして塗りつけます。再び溶解液が生成されるには、しばらくかかります。このボンボンをもつツタは複数あって、異なるボンボンを連続で獲物に当てることで、よりたくさんの溶解液を与えたり、念の為にいくつか残しておいたりできます。ツタは触手のように動かすことができて、いろいろな方向に向けて当てることができます。
▶取れないべたべた
凝縮された溶解液は獲物に張り付いて、その部分を強力に弱体化させます。一度付けられた獲物は、逃げている間も粘着質な溶解液によって効果を受け続けます。嫌がって取ろうとしても、むしろ色んなところにくっついて、効果範囲を広げてしまう、厄介な液です。溶解液には脱力の効果もあって、獲物は逃げる意欲や反撃する意思をなくしていきます。これは、ゴルマリア系統の特性の一つで、触れている相手から魔力を奪って脱力させる能力です。さらに、本種の溶解液は、魔力を使ってマーキング効果を作り出します。
▶しつこい追跡のひみつ
移動は速い方ではなく、体力のある獲物であればその場から逃げ出して一時的に吸精から逃れることができるでしょう。しかし、獲物に付いた溶解液からは魔力感知で場所を知ることができるマーキングが生成され続けています。この能力によって溶解液で獲物を疲れさせつつ、泳がせたあとにもう一度襲うことができます。疲弊した獲物は溶解液をもう一度付けることも簡単になっており、そのまま吸精できることもあります。マーキングの効果は溶解液に魔力が保有されている限り出され続けます。逃げるためには、魔力花粉などの魔力的なノイズがたくさんある場所に隠れるか、魔力の保有量が高い水で洗い流す方法などがあります。
◆種族関係
強力な溶解液を持っていて、周囲の種族からは警戒されているでしょう。不用心に近づくと溶解液ボンボンをこすりつけられてしまうので、よほど友好的に接したいと思っている相手でないと、交流すらできません。
すこし触れただけでも強力な溶解液を付けられてしまうため、周りのモンスター娘に攻撃されることはあまり無いです。しかし、苦手な種族はいくつかいます。攻撃には近づく必要があり、移動も得意でないため、魔法や遠距離からの攻撃は一方的に受けてしまいやすいです。武器を生成して飛ばしてくる暗潜種は苦手な種族に入ります。毒を塗った投擲武器を投げつけて攻撃するため、一方的なダメージを与えられてしまい、相手は活動的な種族なので、逃げたとしても追いつかれてしまいます。また、魔法を連続で撃てる魔角種は苦手な相手になります。溶解液は氷の属性で凍らされると効果を失って、獲物に貼り付けることができなくなります。固有種族にもよりますが、ツタなどの植物身は火の属性に弱いです。そのほか、毒牙種は毒液を吹きかける攻撃方法をもっていて、動きも素早いため苦手な相手です。距離を保たれて、毒液を掛けられてしまえば、一方的なダメージを受けてしまいます。同じく毒を利用する吸花種は、毒の花粉を利用して、遠くからゆっくり弱らせる攻撃を得意とします。反撃しようとしても、素早く逃げて、隠れてしまいます。さらに、彼女たちの放つ魔力花粉は、獲物につけたマーキングの効果をぼやかすため、それも苦手な理由のひとつです。
▶人間との関わり
人間からは警戒されていて、生息地には注意喚起がされます。人間は獲物として見ており、探索しに来た冒険者などと出会うと、溶解液をつけて防具を激しく損傷させます。この液は普通の水で洗っても取れず、溶解液の魔力が尽きるまで効果を発揮し続けます。そして、防具が溶けていって、肌に付くと、精気を利用してマーキングを発するようになります。さらに脱力の効果もあり、人間は徐々に力をなくしていきます。
◆吸精
口で吸い付いて吸精を行います。一度でも襲ったことのある相手をしつこく吸精対象として見る傾向があります。体力がなく、すぐにロストしてしまうモンスターよりも、モンスター娘を狙う傾向があります。溶解液を付けてマーキングして、回復した魔力をしつこく吸うような狩りをします。
▶飼いごろし吸精
溶解液のマーキングを利用して、弱りきった獲物を何度も吸いつけます。溶解して柔らかくなった部位は吸精のしやすい状態になっています。そこに吸い付けば普段よりも多くの魔力を奪うことができます。この部位軟化の性質は、脱力の効果も相乗させており、獲物はより脱力しやすくなり、反撃する意思や、逃げる意欲をなくしていきます。
▶束縛の解除
粘つく溶解液は洗っても取れにくい性質をもっています。普通の水では、流しても、そのままの状態で残ってしまいます。しかし、魔力保有の高い水を使うと溶解液を薄めることができます。魔力で出来た溶解液は、水に含まれた魔力と同化する性質を持っているからです。魔力保有量の多い川などで身体を洗えば、彼女からの束縛を逃れることが出来ます。
▶人間への吸精
人間は敵対しているかに関係なく襲いかかります。溶解は人間の道具にも有効で防具や武器を、もろくさせます。肌につけば、他の獲物と同様に、マーキングによって居場所を知ることができ、追跡を行います。魔力性でない、金属や布などの物質を溶かしているときは、溶解液にある魔力が尽きるまで溶解を続けるだけです。マーキングはその期間には発生せず、直接肌に付いたりするよりも、身に着けたものに付く方が、人間にとって危険の少ない状況になります。
◆繁殖と成長
マーキングした獲物がいくつかいて、目立った外傷がなく、しばらく安全が保たれていると、繁殖欲求が高くなります。
▶子種の入手
人間の男性を見つけると誘惑して、一夜限りの関係になります。警戒されたり、拒まれた場合はツタで捕まえて、強引に子種を奪ってしまうこともあるようです。その後は肌に溶解液を付けて、吸精の対象とすることがあります。
▶大人になるまで(芽期:25、童期:17、娘期:41)
妊娠すると母親の体に最大で3つの娘芽が生成され、母親は娘芽を魔力性植物の多い場所に放ちます。娘芽は自然魔力や月光を吸収することはなく、周囲の魔力性植物の魔力を吸収して成長していくことができて、それらを枯らしながら成長します。十分に魔力を吸収して成長したら、植物のような見た目だった娘芽は、ちいさな粘毛種の姿に変化します。すでに小さな溶解液のボンボンを持っていて、モンスターなどを捕まえて成長していきます。体が未熟なときは溶解液の力は弱くて、身を守る能力が低いため、周囲のモンスター娘から積極的な吸精を受けてしまいます。それでも、うまく生き残った個体は、娘期を終える頃には体が成熟して大人になります。
◆固有種族