人生に意味などない。
あっちゃ困るというのがより正しいな。ははは
新しく作れるのはそれまでになかったものだけだ。
富豪になりたいとか、人を幸せにしたいとか、エゴを貫き通したいとか、
人を助けるためとか、地域の砂漠化を食い止めるためとか、出会うためとか、
自分の人生に意味を与えられるのは意味が与えられていないから。
死みたいな絶対的なものとして人生に意味があったらそれはそれは困る訳だ。
閑話休題。
我の夢の話をしよう。
我の夢はいくつかある。
ライフワークに近いのは貴様らを支え、必要であれば導き、より良い人生を過ごしてもらうこと、それを手の届く目一杯に、可能な限りやり続けること。
目標に近いのは渋谷スクランブル交差点でショーをすること。
ビル間にワイヤーを通し、人を浮かべ光を浮かべ、地上から上空から皆々様の心と体にどうしようもなく響かすショーをすること。
古巣の事務所があり、ポップアップショップを出した109があり、我というものの始まりの土地の一つでもある渋谷で、一つそれまでの集大成のようなショーがしたい。
機を待っているのはミュージカルをすること。
バーチャルかリアルかは問わん、良い表現ができるならどちらでも良い。
まずは一本温めているストーリーがあるのでこれをミュージカルにしたい。
皆様からしたら少々不思議かもしれんが少なくとも一本目には我が出演していなくともいい、書いている筋書では我以外の人が演った方が良いと思うキャラクターばかりが出てくる。
が色々言おうが思い描いているものの実現には人とリソースが無数に要るのだ。
だから機を待っている。これに関してはその内来る、確信があるので別段焦ってもいない。楽しみにしていてくれ、ははは
我は足るを知る吸血鬼だ。
21年間という実に短い間だが、わが生涯何もあれがしたいこれがしたいというばかりでもない、叶ったことも沢山ある。
まずは喋りと演技と歌とダンスとで生計を成すこと。
主には喋りなのだが我の活動には全部含まれているのでこの表記でいい、こちらの方がわが心がより満足する はっはっは
我の本業というのは領主なので(これもこれで好きな仕事なので満足していたぞ)来世ぐらいで叶えられたらと思っていたが、思わぬところで世界が180度切り替わり我は舞台の上の人物となった。
感謝してもしきれぬ幸福だ、貴様らに全部返してやるからせいぜい覚悟しておくことだな、ははは
自由気ままな生活をしてみることも叶ったな。
先程も言った通り我は領主だ、使用人やなんかに生活のいくつかを任せる生活をしていた。でないと多量の国務に集中できないからな。
人間界に来て己で生活を営するようになって、
自分の裁量でレタスシュウマイを作って食ったり、好きな茶葉とシロップだけで埋めた紅茶棚を作ったり、
エレベーターを使ったり、コンビニエンスストアで買い物をしたり、
昔々に本で見た空想の生活は驚くべきことに我が物になってしまった。
これを満足と言わずしてなんと言おうか。
嗚呼、貴様らがくれたものが沢山あるから、
我は一日の全てを労働に差し出したって、忌まわしき大人の事情で表現を貫き通せなくたって、
また此処に立って物を作ろうと思えるのだ。
それこそが我の人生の意味、我が決め、誰にも覆せない揺るぎなきものだ。
夢を叶えようか、どれからでもいい。
来たるその日に眠り、全てを調えた後の我にはその力が確かにあるはずだからな。
そう思えば調えるのも楽しみになるというものだ。
しかしその空白には何を詰めようか。
To be continued