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魔物食堂の看板娘

一瞬の油断から盗賊達に敗北したシア。彼女は服も尊厳も差し出し、男達の玩具として命を繋いでいた。 死にたくない。その一心で媚を売り、体を差し出し続けたシアだったが、無情にも彼女の体も、媚を売る姿もやがて男達に飽きられてしまう。 やがて下っ端の盗賊程度しか彼女を相手にしなくなった頃。盗賊達は日々の生業とばかりに近隣の村を襲った。否、シアの装備によって奪い尽くし滅ぼした。 盗賊達のアジトは溢れんばかりの財宝と全裸の女で満たされ、使い古されたシアを抱く男は遂に、誰一人いなくなった。 使いもしない女体をアジトに置いておいても仕方がない。幅を取るし、飯も食うのだから。不要ならば処分しなくてはならない。 普段ならば女は奴隷商人に売り飛ばすところなのだが、今は状況が違った。金も女も、それこそ棄てるほどあるのだ。 だから、盗賊達は通常は使い道のない男に用いる処分をシアに行うことを決めた。手が汚れないとても手軽で楽な方法だ。 盗賊達はシアを全裸のまま引き立て、夜の森の奥深くに連れて行く。 野外で犯されるのかと勘違いしたシアは間抜けにも媚を売るが、男達の誰一人としてそれを相手にすることはなかった。当然だ。やり飽きた上に売る必要もない女に用などないのだから。 その後の道中も男達の反応に戸惑いながら尚も媚を売り続けるシアだったが、やがて両手を木に縛り付けられ身動きを封じられると、遂に自分がこれから処分されるという事を悟った。 乳房を揺らし泣きじゃくり、必死に許しを請うシアだったが、盗賊達はやはり相手にせず、シアの最期を楽しむ様に酷薄な笑みを浮かべてその場を去った。 「お裾分けだ、好きにしな」 そして、森の闇に消えた男の一人がそう言い残すと同時に、獣の気配が丁寧に下拵えされた女体に殺到した。 「日が昇るまでにあの女の肉はどれだけ残っているだろうか」「やはり乳房から先に食われるのだろうか」盗賊達は心底愉快そうにシアの最期を語りながら、悲鳴が響く森を後にした。 ○ その後、盗賊達がその場に赴くことは二度となかった。 翌日、ギルドの総力を挙げた討伐部隊に襲撃を受け、構成員は一人残らず殺されたからだ。 シアが食い殺された筈のその場所は盗賊達以外の誰にも知られる事は無く、また偶然にも誰一人弔う人間が現れる事も無かった。 なぜなら、その場には遺骨や肉片はおろか、僅かな血痕以外には何も残っていなかったのだから。 結局シアがその後どうなったのか、生きているのか、死んでしまったのか、仲間も含め彼女の行方を知る者は誰一人としていなかった。

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