先日、最新作「キャットサバイバーズ 14」をPixivに投稿しましたが、実はもともと用意していた終盤のイラストが、200ページの上限内に入りきりませんでした。
そこで、カットしたラストシーンをこちらで公開したいと思います。
文字入れ無しの小説形式になりますが、ご容赦頂けると幸いです。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
ミヤビ「メメちゃん、これは親友としての最後の言葉。私たちの未来に……あなたは必要ない。」
メメ「う……うぅ……」
???「…………だ。」
シリウス「駄目だ……みや……び……。」
ミヤビ「……!! ごめんシリウス君。これは君が望む形じゃ……ないんだね。」
メメ「……?」
メメ「!!」
メメ「シリウスくん!?」
シリウス「う……ぁ……」
メメ「どうしたの!? やだ、なんで!? シリウスくん!!」
ミヤビ「安心しなよ、別に死ぬわけじゃない。」
メメ「ミヤビ……!?」
ミヤビ「すこし、体の自由を奪ってあげただけだから。」
メメ「な……何かしたの……!? 一体いつ……」
ミヤビ「メメちゃんの体も同じ状態の筈だよ。体の自由、利かないんでしょう?別に狙ったわけじゃないけど。」
メメ(あの時……!)
ミヤビ「あなたとは正々堂々決着をつけるつもりだったけど……まぁいいや。メメちゃんの自業自得だもん、私悪くないよね。」
メメ「どう……して……?」
ミヤビ「……」
メメ「どうして……こんなことするの……?どうしてここまで……」
ミヤビ「好きだから。」
ミヤビ「私、未来から来たの。シリウス君と同じ、未来から。」
メメ「…………何……言ってるの……」
ミヤビ「シリウス君を連れて帰るために、私はこの時代に来た。こっちで拾ったメス猫へ入れ込み過ぎた彼に、どっちが飼い猫として相応しいのか……元の世界へ連れ帰る前に見てもらいたかったの。」
メメ「そんな……嘘だよ……」
ミヤビ「……あなたとの親友ごっこ、悪くなかった。さっきあそこで負けを認めてくれてたら、綺麗にお別れできてたかもね。」
メメ「ッ……待ってよ……! 起きてシリウス君……返事してよ……っ」
シリウス「…………」
メメ(嘘……シリウス君が動かない……。私ももう……体が言うこと……聞かないよぉ……!)
ミヤビ「よかったねメメちゃん。これがあなたが選んだ未来。」
メメ「シリウスくん……っ」
ミヤビ「両親も親友も、運命の人も失って、代わりに大好きなキャットファイトのある世界を取り戻した。」
メメ「……ッ」
ミヤビ「ハッピーエンド。」
ミヤビ「さよなら。伍代さん。」
夏蜂
2023-07-01 10:03:14 +0000 UTC