ミニラの創作活動の裏側をじっくり深堀りする「making of CAT SURVIVORS」。
今夜は、2020年10月24日にPixivへ投稿した キャットサバイバーズ第4話「変身!空から魔法少女!?」のメイキングをお届けします。
おやすみ前の読み物として、お楽しみ頂ければと思います😌
2020年6月に 第3話「ヒロインは、一度死んで蘇る。」を投稿したあと、私はそれまでのアナログイラスト(紙とペンによる絵描き)を卒業し、デジタルイラストへの完全移行を目指してペンタブでデジタルイラストの練習を開始しました。
デジタルは便利な反面、膨大な機能と細かな設定があり、使いこなせるようになるまで勉強が必要でした。その為、毎日YouTubeでイラストツールの使い方を解説した動画を見ながら練習を重ねていきました。
ひとまず初のデジタル作品として一本のお遊び作品を8月に投稿。その後いよいよ、デジタルでは初のキャットサバイバーズ本編製作に入っていく事となります。
気付いたら手が画面に触れてしまい、知らず知らずのうちに不要な線やベタ塗の塗装がイラストに紛れ込んで台無しになったり…。画面が反応しなくなり、対処法を何時間も調べて日が暮れたり…。ペンの筆圧や手振れ設定が上手くいかず、想うように描けなかったり…。
そんな悪戦苦闘の中で描き上げたのが、今回の第4話でした。
「ミニラの歴代4作品の世界を、順に旅する物語。」
こう聞くと、私の作品を1作目からを順番に辿っていく流れと解釈するのが自然だと思います。実際、第3話の投稿後には「次回は『なるみ×なぎさ』の世界ですか?」との質問が届くことも多々ありました。
ですが、これまで私の歴代作品を見てきてくれた方々に「次はどの作品世界が舞台かわからない」というワクワク感、ライブ感を味わってもらいたくて。主人公・メメちゃんが旅する作品世界の順番は、あえてシャッフルすることに最初から決めていました。
では何故2番目の世界として「魔法少女ゆりね×リリナ」を選んだのか。
理由はシンプルで、あの作品が私の歴代作品の中で最も人気が低かったからです。
キャットサバイバーズは長期シリーズになることが分かっていたので、アンケートの結果などから特に人気の高い過去作(バスト☆ボール‼など)の世界は旅の後半に取っておいて、読者さんの興味の持続を促そうと考えました。
一方で「魔法少女ゆりね×リリナ」は、内容や設定そのものは私の他作品と比較しても実はかなり卑猥な方で、上手く使ってあげればキャットサバイバーズを勢いづけるブースターにできると感じていました。
かくして、キャットサバイバーズ第4話は「魔法少女ゆりね×リリナ編」となっていくのでした。
表紙イラスト。
本来キャットサバイバーズは1話につき歴代ヒロイン1人を単独で表紙イラストにするのが普通なんですが、この回の表紙イラストではWヒロインが2人一緒に映っています。
実は当初「魔法少女ゆりね×リリナ編」は前後編ではなく、単発回を予定していました。シナリオを書き終え、イラストを描き進める中で「これはどうあがいても200ページ内に収まらないぞ…?」と気付き、急遽前後編にすることに決めた……という経緯がありました。
単発回のつもりだった名残りで、この回の表紙は2人になっています。いつか単独で描き直してあげたいですね…
教室で会話するメメちゃんとミヤビちゃんのシーン。
この回の終盤でミヤビちゃんを猫闘サバイバーに変身させる予定だった為、彼女の日常描写をすこしでも入れておこうと考えて用意した場面でした。
この世界の女の子達は総じてプロポーションが良いわけではなく、メメちゃんやミヤビちゃんが特に秀でたプロポーションをしているのだと表現するために、後ろのモブ女子たちの体型は意図的にシンプルめにしています。
それと、黒板にガヴァラガスがいます。
この頃はまだメメちゃんを観察している最中です。
自室でpixivを閲覧するメメちゃん。
調べ物をするつもりが、推し作家の新作を見つけてつい見入ってしまう……そんな経験がある方いらっしゃいますでしょうか…?笑
デジタルで直線や楕円を描くのに慣れていなかったので、机だったりコップだったり本棚だったり、頑張らなくてもいい物で地味に作画カロリーを消費した絵でした。女の子の部屋なのに無機質になってしまった感はあるのですが、家庭に対して閉塞感を抱いているメメちゃんの心理が図らずも形になったようで、これはこれで良かったと思っています。
シリウス君に怒られるメメちゃんのシーン。
彼は普段そこまで感情の起伏が激しくないタイプですが、ここはあえて賑やかすことで「メメちゃんにとって(ミヤビちゃんが仲間に加わる前に)シリウス君と2人きりでの楽しい日々が存在した」という事実がより濃くなると考えました。
この時の2人のやり取りと表情、ちょっと気に入っています。
現れた魔法少女ゆりね&リリナに対し、魔法の杖をあっさりと破壊するキャットアクセサリーinシリウス君の場面。
杖が折れて肉弾戦(キャットファイト)をせざるを得なくなるまでの前振りが異様に長かった原作へのセルフ皮肉でもあります。「四の五の言わずさっさと折っとけ!」的な。
キャットアクセサリーinシリウス君がリリナのおでこに張り付くシーン。
こういうコメディタッチがアリなのもこの世界特有ですね。リリナちゃんは本来悪役ながら、こういう憎めなさを演出できる子なので気に入っています。気が早いですが、機会があればまた描いてみたいキャラクターです。
そしてこの顔である。
強制スリープモード状態にされ、爆睡するリリナのシーン。都合よく1対1の構図へ持ち込むには必ず理由付けが必要ですが、今回は上手くギャグシーンとしても機能してくれたので良かったです。
あと、この頃からレイヤーを分けて重ね描きすることを覚えました。使いづらいと思っていたデジタルの利便性をようやく感じた1枚でした(こんなでたらめなシーンでそれを実感する事になるとは思いもしませんでした♨)
口論になるメメちゃんとゆりねのシーン。
同じ変身ヒロイン、似た者同士の性格、正義感とお子様っぽさが隣り合わせで同居する2人らしいやり取りでした。言うことが無くなってきて「ばか魔法少女!」「あほ魔法少女!」と言い合うあたりが個人的ツボです。
しかしこうして並べてみると、同じ変身ヒロインでも男の子向け変身ヒロイン感を意識したメメちゃんと女の子向け変身ヒロイン感を意識したゆりねではコスチュームの印象が結構違いますね。
最初のぶつかり合いの場面。
前述の通り元々は単発エピソードの予定だったので、この後すぐに次の攻防へ移るつもりで以降の絵も描き進めていました。
散々口論した女の子同士が、とうとう耐えかねて力任せに身体を押しつけ合う、とてもシンプルで気に入っている入り方です。特にこの2人のような似た者同士であればあるほど映えますね…😎(悪い顔)
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今回はここまでとなります。お付き合い頂きありがとうございました。
次回のこのコーナーでは、第5話「ブルーフレイム」のメイキングをお届けしたいと思います。またFAN BOXの次回更新としては「ギスギスシェアルーム!」の最終回をお送りする予定です。
それでは皆さま、おやすみなさいませ.*