「キャットサバイバーズ」製作の舞台裏をゆったりとお話する連載企画。
第4回の今夜は猫闘サバイバーのコスチュームが決定するまでの経緯を、没案イラストと共に振り返ってみたいと思います。
ではではスタートです.*
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前回のmaking of CAT SURVIVORS 第3回にて、デザインの第1案に至るまでの経緯をご紹介しました。
まだこの時点では完成デザインから大きくかけ離れていますが、特に気になるのは
①ベースカラーが白色
②太ももにスマートフォンが付いている
以上の2点でしょうか。
それでは、その後のデザインの変遷を見ていきましょう。
第1案をベースに、より変身ヒロインらしさを目指したラフ絵です。一度変身ベルトを描いたものの、あまりにも違和感があるため第1案と同じ太ももに再移動させた痕跡がありますね。笑
この時点ではまだ「スマホをベルトに装填して変身」⇒「変身後も体にスマホが装着されたまま戦う」という変身ヒーロー的な発想が残っていたので、スマホの取り付け場所で悪戦苦闘していたのを覚えています。
まだ完成には程遠いですが、この時点で「ウイングが背後に浮いている」というアイデアは早くも完成しています。「メカ少女的な武装をさせたいけどキャットファイトの邪魔になってはいけない」という悩みがあった中、密着戦の際は身体から遠ざけたり消したりできる浮遊ウイングを思いつき、このアイデアを取り入れました。
第2案に足りていなかったキュートさをアップさせるため、曲線的な模様の追加・肌露出部の調整、装飾品の追加をおこなった第3案です。ウイングに型式番号も刻印したりと、現在の形にやや近づいた感じがしますね。
露出部についてはいろいろな競泳水着の資料写真を集め、背部の構造とつじつまが合うように気をつけながら描いたのを覚えています。
首元が寂しかったので安易にリボンを一本巻いてみたのですが、どうにも納得がいかず、第4案への課題となりました。
左右の落書きは気にしないでください、迷走の痕跡です。笑
前回の課題だった首元のデザインについて、あえて首元を隠すような装飾を施したらギャップがあって可愛いのでは?と考えたのがこの第4案です。
ざっくりとしたイメージのままで描いた絵でしたが、これが自分の中で完全にツボにはまり、これをカラー化することで決定しました。
なお、左胸の上にスマホが付いており、この段階ではまだ変身後のスマホ常着案が残っていますね。
第4案に色をつけたもの。ここにきて最大の壁にぶつかります。
カラーチョイスが非常に悪い。白黒の絵ではわからなかったデザインとカラーリングの親和性の悪さが、ここにきて露呈してしまいました。
私としては白ベースが大前提、そこにサブカラーとして赤を入れたいと思っていたのですが、このデザインに対して白+赤は非常に食い合わせが悪いことが判明してしまいます。
頭を抱えながら背中側のデザインをしていた際、苦し紛れで白い面を黒く塗り潰したところ「ん…?赤と黒って相性いいぞ…?」という新たな発見に遭遇。
これが大きな転機になります。
それまで白と考えていたベースカラーを、ここにきて赤に変更。サブカラーを黒にすることに方針転換しました。デザイン決定へ、一気に加速していきます。
完成デザインにかなり近づいた第6案。
塗り終えた瞬間「この方向でいこう」と思ったのを覚えています。
完成デザインとの相違点を上げるなら、
①首元のハートマーク(⇒ペンダントに変更)
②胸元の半透明の黒い布地(⇒廃止)
③左胸のスマホおよび固定バンド(⇒廃止)
④腕の装飾(⇒黒と金を追加)
くらいでしょうか。この4点を修正し、完成へと進みます。
こうして完成したのが、第1話での猫闘サバイバーのコスチュームでした。
「競泳水着を着て戦うヒロイン」というスタート地点からここまでたどり着くまで長かっただけに、自分自身とても思い入れのあるデザインなのです.*
このコスチューム製作の段階で、後々もう1人のヒロイン・ミヤビちゃんが色違いのコスチュームを身にまとって変身することは決めていたのですが、メメちゃんが赤色になったことで自然と「ミヤビちゃんは青」と決まっていったのですが…
それはまた別の機会にお届けしたいと思います^^
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次回の「making of CAT SURVIVORS」では、上述のようにもう1人のヒロイン、常和ミヤビちゃんのキャラクターデザイン決定までの経緯をお話ししたいと思います。
第5話での初変身シーンなど、なにかと語るべき部分の多い彼女。
没キャラデザから完成まで、当時のラフ絵を引っ張り出しながらお喋りしていきたいと思いますので、ぜひお付き合い頂けると嬉しいです.*
ここ数日、キャットサバイバーズ第10話の製作において特に大切なシーンのイラストを描いており、すこし根を詰め過ぎてかなり疲労が溜まっていたのですが、今夜はこの時間が自分自身にとっていい気分転換のひと時となってくれました。
最後までお付き合い頂き、本当にありがとうございました!
今後も頑張って参ります!