ざば…ざば…
睨み合ったまま、お互い目を逸らさない。みるみるうちに両者の距離が縮んでゆく。
「……。」
「……。」
黄金色の湯船の中で、とうとう二人が対峙した。
同格。正にライバルと呼ぶに相応しい、見事な二対のボディ。どちらかがあと一歩踏み出せば、生肌と生肌が触れ合ってしまうであろうギリギリの距離。
ベリル「……いい加減、はっきりさせた方が良さそうですね…」
オーラ「……こちらの台詞です…」
立ちこめる白い湯気とは裏腹に、二人の身体をどす黒い空気が包み込む。
オーラ「……後悔。させてあげます…。」
ベリル「……やれるものなら…。」
ぽたん…
どちらの身体からか……お湯が湯船に滴り落ちた。
その瞬間、両者は一歩前へと同時に足を踏み出した。
むにゅううう……っ!
二人の身体の最も膨らみ、飛び出している場所。すなわち、チームトップクラスの美巨乳同士が、真正面から押し合わされた。
ベリル「……。」
オーラ「……。」
どちらも表情を変えない。
綺麗な丸型を保ったまま、等しく押し込まれ、密着し合っている。
ぐっ……ぐっっ……
どちらも目線を逸らさず至近距離で睨み合ったまま、前へ前へと相手を押し込んで進もうとする。
オーラ「……っ」
ベリル「……ン」
だが、押し潰れ合った胸同士がエアバッグのように反発し合い、少し押し込んでは戻され、どちらも前進することができない。
ぐっ……ぐにっ……
オーラ「ん……んっ…」
ベリル「んン……く…」
静かなつばぜり合い。全身お湯に濡れ、照明の光に照らされてつやつやと光を反射する綺麗な生乳同士が、ぐにぐにと互いの弾力を競い合う。
ベリル「んぁ……ふ…」
オーラ「あっ……くぅ…」
声を出さないように、自分は全く動じていないのだと見せつけるように、胸を張り合う二人の美少女。しかし、お互いへの苛立ちが頂点に達した中での乳圧勝負は、獲物を前にしてお預けを命じられた肉食動物のそれに等しい。少しずつ、声が漏れ始める。
オーラ「んん………はぁ…はぁ……くぅ…っ!」
オーラの頬が赤らみ始めた。息を殺し、生乳と生乳を押しつけ合うこの状況。オーラにとって初めての経験なのだ、当然の結果だった。
ベリル「んっ……!くぅぅ……!はぁ…はぁ!」
それはベリルも同じだった。白い頬が紅潮し始め、甘い息が漏れる。ライバルと生乳を押しつけ合っているこの状況。今にも掴みかかりたい気持ちを抑え込んでの挑発合戦、そして初めての物理的感触。それらが二重の意味で、二人を高ぶらせてゆく。
ぐにぃぃぃい…
オーラ・ベリル 「「んんんんっ……!」」
より体重をかけて、なんとか乳で乳を押し込もうとする両者。だが、ユニフォームを着用している時と違って生肌同士を密着させている今、弾力ある二人の胸はあと一歩のところで押し込めず、滑り合ってしまう。
ザバ…!ザバッ…!
ベリル「くっ……んあ…!」
オーラ「この……ぁん…っ」
むにぃ!つるんっ!むにゅっ
艶やかな両者の生乳が滑って暴れ、上手く押しつけ合えない。足を乱しながら、なんとかつばぜり合いを続行しようと躍起になる二人だが……
くりゅっ……くりぃ…!
オーラ・ベリル 「「あぁ…んっ」」
肉体的、精神的な興奮によって昂っていた双丘の先端同士が引っ掛かり合い、思わず甘い声を上げてしまった。
オーラ「っ! この……っ!!」
ベリル「よくも……っ!!」
咄嗟のことで顔を真っ赤にしてしまった二人。いっきに頭に血がのぼり、力任せに乳と乳とを正面からぶつけあわせた。
むにぃぃぃいいいいっ!!
オーラ「んんっ!? んんんんんんん……っ」
ベリル「あァっ!? ふんんんんんン……っ」
生乳、そしてその先端で主張する突起が、真正面から押し合うが……
むにゅうううう……っ
バルルンっ!!
オーラ・ベリル 「「んあぁっ!?」」
前に出ようとして無理に両足だけを前進させたが為に、上半身の反発に踏ん張りが効かなくなり、どちらも胸に弾かれる形で後方へ跳ね飛ばされてしまった。
ザバッ!ザバッ!
オーラ・ベリル 「「はぁ……はぁ……っ」」
身体が離れた二人。両者とも瞬時に堪え、倒れることなくバランスを整えた。流石はバストボール部の副キャプテンといった所だろうか。
オーラ・ベリル「「くぅ……っ!」」
だが、最初のつばぜり合いが互角に終わったことに納得がいかない両者。目の前の巨乳が昼間の大喧嘩に続き、またしても自分のそれに張り合ってくる事に苛立つ。
むにゅうう…!
ベリル「はぁ……はぁ…………ふぅ。面白いことを考えるんですね。昼間あんなに私に泣かされたことも忘れて、また身体で張り合って来られるなんて。」
腕組みをして自身の胸をギュっとアピールするベリル。
今の押しつけ合いは自分には全く効いていないとばかりに、寄せて、上げて、その大きさと張りを見せつける。
むにゅうう…!
オーラ「はぁ……はぁ…………ふん。昼間私に泣かされていたのは貴女のほうでしょう?そのご立派な二番手副キャプテンバスト、私に潰されそうになって悲鳴を上げていたではありませんか。」
負けじと腕組みし、ボンと張り出した自身の胸を強調するオーラ。
ベリルの巨乳の前に突き出し、まだまだやれることをアピールする。
ベリル「二番手副キャプテンバストは貴女のそれでしょう?私のバストのほうが絶対に上ですから」
オーラ「いいえ、私の方が上です。今日まで磨いてきた自慢のバストなのですから。貴女みたいな腹黒女のバストには絶対負けません」
ベリル「怖いですねぇ~思い込みって。腹黒女はご自分のほうだと気づいていない上に、バストまで私に勝っているとお思いだなんて…。さっき触れ合わせてみて気付かれなかったんですか?」
オーラ「触れ合わせたからこそ確信したのですよ?貴女がはしたなく声を漏らしてらっしゃるのを聞いて」
ベリル「……声を漏らしてらしたのは貴女でしょう?先っぽをそんなに起たせて……弱いバストほど、反応も正直なのですね」
オーラ「……誰のバストが弱いとおっしゃってるんですか?あなたのだってそんなにぴんぴんしているクセに。不良球でしょう、それ」
ベリル「…………私のほうが上です」
オーラ「……いいえ。絶対私が上です」
ベリル「私です……!」
オーラ「違う……私です…!」
むにぃ……ミチぃぃ……!
見せつけるように、威嚇し合うように、自身の巨乳を強調させて突き出し合う両者。大きく膨らみ、せり出した互角の生乳同士が睨み合い、その先端で向かい合った乳首と乳首が「決着をつけさせろ」と言わんばかりにいきり起っている。
ベリル「もういいです……あなたには、身体で分からせます…!」
オーラ「っ! こちらの台詞です……覚悟してください…!」
憎しみを込めて、両者は同時に相手の身体へと両手を伸ばした。
副キャプテン同士の意地をかけた”女の戦い”が、ついに始まった――!
《第5話へ続く》
ミニラ
2022-01-25 12:05:48 +0000 UTCzuizhixue
2022-01-19 01:31:11 +0000 UTC