──「お兄ちゃん、お疲れ様!」 放課後の教室。 クラス委員の仕事をしていると 夏音ちゃんが手伝ってくれることに。 「お兄ちゃんに 見て欲しいものがあるの」 そう言って制服をたくし上げ 新しい水着を披露してくれた夏音ちゃん。
しかし、夏音ちゃんが言う 見て欲しいものとは 水着のことではないらしい。 ==================== ──「それでね…… クラスの男の子が僕の胸が小さいって…… オマエのお姉ちゃんは大きいのに 変だって言うの……」 それを聞いて、怒りがこみ上げる。 夏音ちゃんのことは勿論 詩音姉を引き合いに出すことも許せなかった。 「そいつは今どこにいるんだ? 俺がぶん殴ってやるよ」 人を殴るなんて、したこともなかったが 家族同然の二人を侮辱した男を 目の前にして冷静でいられるわけはない。 「ううん……いいの。 小さいのは本当だから…… それより、僕、心配で…… 僕の体、やっぱりおかしいのかな……?」
涙目で訴える夏音ちゃん。 “体” という言葉にハッとする。 病気で命を失いそうになった 夏音ちゃんにとっては その不安は相当なはずだ。 事の重大さに気がついて 何とかしなければ、と冷静になる。 「そんなわけあるか。 適当なことを言う奴の言葉なんか 気にしたら駄目だ。」 夏音ちゃんの両肩を支えながら 否定はするものの 説得力の無さが気持ちを焦らせる。 「でも、僕怖いの…… だから、お兄ちゃんに確かめて欲しくて……」 確かめる── その意味を理解できないまま 夏音ちゃんは言葉を続けていった。 「僕の胸……見てくれる? 昔、一緒にお風呂も入ってたし お兄ちゃんなら、よくわかるかなって……」 夏音ちゃんの胸を見る? 言葉通りのことを想像しながら 冷静に頭をフル回転させる。 疑問や葛藤、解決の糸口 自分がすべきこと── 「夏音ちゃんは それで安心できそう?」 俺は毅然とした態度で 夏音ちゃんに問いかけた。 重要なのは夏音ちゃんの気持ちだ。 不安が解消できるなら方法は問題ではない。 「うん…… お兄ちゃんが大丈夫って 言ってくれたら、安心できると思うの」 涙ながらの言葉と 両手に伝わる肩の震え。 それは、俺を決心させるには充分だった。 「わかった。 ちゃんと見るから。 もう、大丈夫。」 真剣な目で向かい合い 肩を掴む手にも力が入る。 俺はあらゆる所作で 夏音ちゃんを安心させようとしていた。 「良かった…… ありがとう、お兄ちゃん……」 少し明るさを取り戻した表情に 俺も気持ちが軽くなっていた。 ふと、子供の頃、夏音ちゃんと 無邪気に遊んだ日のことを思い出す。 昔から慕ってくれる夏音ちゃんは 本当の妹のようで 彼女を守っていくのは自分の使命だろう。 そう考える俺の目の前で 夏音ちゃんは肩紐に手を掛けた。 小さな肩を沿うように生地が捻じれて丸まり 徐々に水着の縁が胸元を降りていく。 そして──
これは── 見た瞬間、頭の中で警告音と 光が発していた。 “これは女の子が簡単に見せて良いものではない“ 明らかに子供のそれではなかったのだ。 高1ということを考えれば当然のことを 浅はかな考えで剥き出しにしてしまった。 確かに夏音ちゃんの胸は いわゆる貧乳に分類されるものだろう。 しかし、小高く盛られた乳房は 明らかに女性らしい柔らかさを表現しており きめ細やかで、しっとりとした肌は 危険な誘引力を放っていた。 夏音ちゃんの印象が ガガガ と 物理的な感覚で書き換えられていく── 処理能力の限界が俺の自由を奪い 意識を失ったかのように愕然としていた。 ──「お兄ちゃん……? 僕の体、やっぱり どこかおかしいの……?」 夏音ちゃんの言葉にハッとさせられる。 表情を確認すると夏音ちゃんは 目をギュッと閉じて羞恥に耐えていた。 こちらの動揺が悟られていないことを知ると 少し気持ちが落ち着いて本来の目的を思い出す。 「大丈夫。 おかしいところなんて無い。 安心していいよ。」 震えそうな唇に力を込めながら 出来る限り、冷静さを装って なだめるように言葉を発する。 「そう……なのかな もっと……良く見て…… お兄ちゃん……」 夏音ちゃんは目を瞑ったまま グイっと胸を突き出した。 体が反ることで 少ない脂肪が広がって更に薄く広がる。 代わりに周囲の柔肌が突っ張り 乳首の繊細な作りが強調されていた。 子供ではない女性の乳首。 乳房の物質的な柔らかさとは異なり その中心にあるという卑猥さは 視線を捕らえて放さない。 (ゴクリ) 乾きに耐えれず 生ツバを飲んだ音が頭に響き 夏音ちゃんに聞こえてやしないかと ドキッとする。 「うん、大丈夫…… なんとも無いよ……本当に…… だから、服を着て──」 焦りから結論を急ぐ俺だったが 夏音ちゃんが言葉を被せるように口を開いた。 「あのね…… お医者さんがするみたいに 触って確かめて欲しいの……」
──触る その言葉に動揺したが 涙を流す夏音ちゃんを見て 俺は毅然とした態度を取り戻す。 「わかった。 夏音ちゃんが安心できるなら なんだってするよ」 展開がエスカレートしていることは 理解しているが 夏音ちゃんの望むことをしてあげたい。 その一心だった。 「よかった…… ありがとう、お兄ちゃん……」 再び目をギュッと閉じて 胸を突き出す夏音ちゃん。 危険信号が後頭部で ジリジリと熱を放っていたが 後に引くことはできない。 呼吸を整えながら意を決して 指先からそっと胸に触れてみる。 「んっ……💙」 僅かな膨らみが抵抗なく沈むと 夏音ちゃんの喉奥から吐息が漏れる。 弾力があると思われた丸みは 薄皮で覆われた液体のようで 軽く触れただけでは 曖昧な感触しか得られなかった。 大きな呼吸と鼓動だけが指先に伝わり 俺はいつの間にか 本当に診断しているかのような 気分になっていた。 真剣な気持ちで指を沈めていくが これといった異常は感じない。 夏音ちゃんは微動だにせず じっと耐えるように目を瞑っている。 きっと、俺の言葉を待っているのだろう。 何らかの結論を出したくて 膨らみに合わせるように両手を添えてみた。
「んん……っ💙」
更に息を漏らす夏音ちゃん。 手を広げて添えると 捕えようもなかった乳房が手中に収まり フニフニとした柔らかさが 確かな感触となった。 これが手の平サイズというヤツだろうか。 少し手を動かすだけで その全てを自由にできてしまう満足感。 俺は下から集めるように乳房を持ち上げ 盛り上がった膨らみに指先を沈めて楽しんだ── 「や……っ💙 ん……っ💙 お兄ちゃん……っ💙」 ビクンと震える体に驚き 慌てて手を引っ込めてしまう。 夏音ちゃんはゆっくりと 両手で胸を覆うように縮こまる。 表情を見ると 顔を一段と赤らめ 薄目を開けているようだった。 いつから、目を開けていたのだろう。 使命感で行っていたはずの行為が いつのまにか衝動的になっていた。 そう── “夏音ちゃんのオッパイに夢中になっていた“ その自覚で頭全体が熱くなる。 「えっと……もう…… 大丈夫……だから……」 夏音ちゃんはそう言って
コクコクと頷きながら 水着を整えはじめる。 「あ、あの……」 俺は何も結論を 出せていないことに焦っていた。 そして、今さっきの行為について 弁解すべきかどうか整理できていない。 いそいそと制服を着ていく夏音ちゃん。 呼び止めようと立ち上がるが 言葉が出ない。 自分のしたことの後悔と重圧に 押し潰されそうになったとき 夏音ちゃんが顔を上げた。
「今日は……ありがと…… お兄ちゃんに相談してよかった また……明日ね!」 そう言って、小走りに教室を出ていく夏音ちゃん。 俺はただ茫然と見送ることしか出来なかった。 しかし、さっきの笑顔── あれは間違いなく 本心からのものだと確信が持てる。 決して、誤魔化したり 誰かを気遣う為の表情ではなかった。 そうでなければ 俺の気持ちはこのように軽く 今のように冷静ではいられなかったはずだ。 (いったい、何だったんだ……) すっかり平常心を取り戻した俺は クラス委員の書類をまとめて 帰宅の準備についた。 そして、すぐ新たな問題に気がつく。 (また、夏音ちゃんに 同じようなことを頼まれたら……) 教室を出ると、先の廊下が 見通しのない未来を暗示するように 長く感じられていた。 ──────────────────── SNS投稿イラスト全体
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2021-10-30 23:29:00 +0000 UTC