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昼脚が伸びる

多忙な日が続いた


争いがなく日々平和ではあるが、やることは多かった


あの子達の演習スケジュール管理、メンテナンス、実弾や演習用のカラー弾の在庫、輸入、ほか鎮守府への要望の処理、書類の整理、エトセトラエトセトラ・・・



気を失うように寝て、起きては仕事のために向かう日々だ


頼り方をわからない私は仕事中、ついに頭を机に向けて強打させた


あー、これでは多方面に迷惑をかけてしまう、どう謝ろうか、それとも謝罪の意を示す前に仕事を完了させねばなるまいか

なんだかんだここを任された私は、とにかく任務、仕事の面で頼りない指揮官としてみられることは全体の落ち度とされるだろうことを恐怖した。





目が覚めたのはすぐだった。



目覚めたというよりかは恐怖に身体が反応したとでも言おうか、硬く冷たい無機質な机からただちに・・・・・?


「お目覚めになられましたか?」



降ってくる言葉にポカンとした、秘書艦のシリアスだ。



「シリアスが執務室にお入りしたときには、机にうつ伏せになっておられました。お体に触るので、シリアスのお膝まで連れてきました。ご主人様は寝顔が幼いのですね。」


すまない、すぐ仕事に取り掛からねば・・・と起き上がる体を遮られる。


「申し訳ありませんがご主人様。もう少しこのままでいてもらいます。仕事に熱を入れていらっしゃることは大変いいことですが、シリアスのわがままも聞いてください。秘書艦として、シリアスとして、ご主人様のご体調をこのまま放っておくかとはできません。」


「必死になられるご主人様は大変素敵ですが。ご主人様が弱っていくのは見てられないのです。だからもう少しこのままで・・・」


ここまで言われることは滅多にないので、これは断っても話してくれないだろうと諦めた。

・・・いつぶりかの止まった時間、何もしない時間、少しくすぐったくも思うが、少し頭の整理ができる時間、周りのことにも気がいくような時間になった。


「まだお昼です。どうぞごゆっくり、シリアスのお膝で休んでくださいませ。いつもの誇らしきご主人様」


季節は春から夏へ、また一つ彼女のことを知れた気がした。


そんな何でもない空白の時間。特別になった昼の長くなった時間。





昼脚が伸びる

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