NokiMo
mariene-novel
mariene-novel

fanbox


114.エリィの過去(後編)【異世界に勇者として転移したが、強過ぎるサキュバスとか魔女とかに屈服してイカされ続けた】

 エリィは魔法陣を使って地上にやって来た。 たどり着いた先は見知らぬ丘。 周りには連れてきたブルーと世話係のサキュバスが5人いる。 丘の上から皆で地上の風景を眺めているところだ。 「ここが地上か。話には聞いていたが……美しい土地だ」  エリィが感想を述べた。 生い茂る山々に綺麗な川、そして地上の自然を照らす太陽の光……。 薄暗い魔界とは異なり、美しく豊かであった。 「エリィ様……私は自由に過ごしたいです」  ブルーは本能のままに発言している。 「そうか。私は新しい王国をつくるぞ。規模は小さくなっても、今度こそ……」  エリィは決意を表明した。 「あ、そうなんですね。じゃあ、私を大切にしなきゃダメですねー♪」 「む……そうだな」 「私は親衛四天王みたいに反抗はしないですよ。自慢じゃないですけど、知力も戦闘力も低めですから」 「な、なるほど。自分で言うな……」  その後エリィはサキュバスの仲間を増やし、今の生活を送っている。 ---  そして時は戻り、現在。 自分の過去を思い出していた魔王エリィ。 彼女の前には、城を訪れたシャーロットが立っている。 綺麗な赤毛を揺らしながら口を開く。 「エリィ? 私……言ったわよね? 『魔界に戻ってくるときは助ける』って……」  当時のことを思い出したエリィが、シャーロットの問い掛けに反応する。 「ああ。確かに言っていたな」 「不安でしょ? この城……守りが手薄だから。やっぱり私と魔界で一緒に……」  彼女の提案にエリィが眉をひそめる。 「む……そうしてしまうと、私は私の問題を解決できない気がするのだ。組織を引っ張っていくために必要な力とは何なのか……それを見つけたい」 「100年以上も地上でのんびりやっている理由がそれなのね。組織を引っ張る力……か。まぁ、必要なのは『強引さ』と『我慢』だと思うけど。私の場合は」 「……そうか」  エリィはそれ以上、何も言わない。 答えは自分で見つけると決心している。 そんな強い意志を持った彼女の瞳を見て、シャーロットが話を変える。 「ところで、あんな目に遭わされたのにメリフィールド達に復讐する気は本当にないの? あの国、あなたがいなくなって他国から狙い撃ちにされているわ。ずっと対応に手一杯の状態だからチャンスだと思う」 「復讐……以前も伝えたとおり、それはないな。私は地上で、ブルー達と一緒に暮らしていくことに注力したい」 「そうなのね。あなたが地上で甘んじているなんて……。ブルー達は足手まといだと思うけど。あれからさらに、ならず者の下位のサキュバスも集めて、全員で20人ぐらいいるのかしら?」 「……」  エリィが表情で不快感を示す。 「まぁ、いいわ。いずれ厳しくなってくると思うし。……また来るわ」  そう言い残してシャーロットは帰って行った。 優雅に、そして自信満々に歩く彼女の後ろ姿を見ながらエリィは疑問に思う。 (あれから100年以上も経過したか……。月日は経過しているにもかかわらず、なぜシャーロットは私にこだわるんだ?) ---  翌朝、エリィの自室。 エリィは目覚めると、自身の体調がとても良いことに気づいた。 (今日は特別に頭がスッキリしている。思い返せばここ最近は1人きりになったり、チキュウ人の男を目の前にしたりすると、感情が不安定だったような気がする……)  ミルフィーヌの予想を覆し、プロトンの精液の濃縮液の効果は切れてしまった。 ケンジによって4~5日おきに濃縮液が使用されていた。 重ねて使用し続けたことにより、耐性ができてしまったのだ。 エリィに内在する莫大な魔力がそうさせたのかもしれない。 (私にはこの組織を束ね、守る目的がある。チキュウ人の精液は欲しいが……我慢できなくて取り乱してしまうほどではなくなった)  シャーロットの訪問によってつらい過去を思い出したことで、エリィの中で何かが変わった。 『なぜ裏切られたのか?』『組織を引っ張っていくためにはどうしたらいいのか?』……自分が抱えている問題を強く思い出したのだ。 そのため、精液を求める本能の部分が落ち着いた。 耐性ができて濃縮液の効果を振り払えたのは、このことも関係しているかもしれない。 (よし……新たなスタートだ)  エリィは気持ちを整理しながら着替えた。 今日はノースリーブの青いロングドレスを着ている。 部屋の外に出て向かった先はブルーの部屋である。 (とりあえず、今日は……)  扉をノックして声をかけるエリィ。 「ブルー、いるか?」 「はいは~い♪」  いつもと変わらないブルーの姿があった。 明るく元気、しかし少々の狂気を含んだ笑顔である。 「今日は一緒に食事に行くぞ。人間の姿に化けてサクラダ王国に向かう」 「えっ? 人間の姿に化けて? わ、私もですか?」  「そうだ」 「珍しいですね! 化けるということは……もしかして、私も人間用の食事を食べるってことですか?」 「そうだ。意外と気分転換になるぞ。この城は私のバリアントで守っておくから大丈夫だ」 「は、は~い」  ブルーは面倒臭そうだ。 (人間の食事で満たされるわけではないが、少しは気を紛らわせる。チキュウ人の精液を我慢して、この城を守ることに集中する。……本来やるべきことに真摯に取り組んでいれば、あの男の精液など我慢できるはずだ。我を忘れてはいけない)  エリィは出かける準備をするブルーを見ながら考え事をしている。 (『我慢』……か。昨日、シャーロットがそんなことを言っていたな。我慢することを学べば、良い組織ができるのか?)  今日の彼女は前向きである。  エリィの思考は止まらない。  (……ブルー達とは上手くやれていると思うが。ブルーは当時、『私を大事にしたほうが良い』と言っていた。たまには一緒に食事を取らないとな。……以前のような謀反は決して起こされたくない)  昔のことを思い出し、自分の行動を変えていくエリィ。 「あの、エリィさま……。私は人間のご飯にあんまり興味ないんですけど……本当に美味しいんですか? チキュウ人のあの男から変な影響を受けてませんか? 味覚……大丈夫ですか?」  ブルーの生意気な発言を受けて、エリィの眼光が鋭くなる。 「こ、こわっ!! ……エ、エリィ様がそんなに真剣なら、行きますけど!」  こうして、2人はサクラダ王国の城下町に向かうことになった。 奴隷のトロルイ兄を尻尾で巻きつけて空を飛び、城下町から少し離れた岩山の麓に到着した。 そして、トロルイ兄が【ヒトニナール】を唱えてエリィとブルーを人間の姿にする。 トロルイ兄を町の外に残し、2人はサクラダ王国の城下町にった。 ---  城下町にあるレストランに入り、食事をする2人。 エリィとケンジが一緒に食事をしていたオシャレな店である。  エリィは人間の姿になると胸が小さくなる。 服のサイズが合わなくなってしまうので、あらかじめ用意しておいたものに着替えた。 胸の露出は控えているが、丈は短い青色のドレスである。 ブルーのほうは尻尾と翼がなくなっただけで、その姿はほとんど変わらない。 ただし、彼女は下着同然の格好で城を出たので、騒ぎにならないように丈の短い黒色のドレスを身に纏っていた。 「人間の食事……やっぱり精液には及ばないですねー。まぁ、このご飯も思ったより美味しいですけど♪」  料理を頬張りながら、エリィに話しかけるブルー。 「……そうだな」  店に入ったとき、エリィはケンジにエスコートされた様子を思い出して同じように注文をした。 店員を呼んで、いつも食べていた肉料理、野菜料理、そしてライスとスープを2人分頼んだのだ。 慣れないことをしたので、少し疲れてしまったエリィ。 (エリィ様……あんま喋んないな……。なんか話題ないかなー?)  エリィの口数が少ない。 気分が乗っているときは積極的に喋るが、そうでないとあまり喋らず、少し気まずい雰囲気が漂う。 「あ! 昨日いらしたシャーロット王は、何の用だったんですか?」 「奴とは昔話をしただけだ。魔界にいた時のことを思い出したよ」 「魔界……? あ、はいはい! あのときは大変でしたねぇ」 「そうだな。なぜ、あんなことになったのか……」  エリィは料理を口に運びながら、真剣な表情で考え始めた。 (エ、エリィ様!? 『なぜあんなことになったのか』って!? 自分の圧が強すぎて、部下に対して横暴な態度を取っていることに気づいていない……!? 言ってあげたほうがいいかな……? でも怒られそう。最近のエリィ様は情緒不安定だから、ショックを受けちゃうかも。他人に厳しいクセに、自分は傷つきやすいところがあるんだよなー) 「……」 「……」  沈黙の中、2人の口の中に料理が運ばれていく。 (喋ることがないなー。あとは、エリィ様の好きなもの……美術品の話題かな) 「そう言えばエリィ様。なんで美術品とか、そういうのが好きなんですかー? 色々なところから取り寄せていますよね?」 「ああ。……最初は国交のための話題づくりにと思っていた。マステラ王国のかつての国王とは、この趣味のおかげで会話が弾んだしな。次第に美しいものを見る時間が心地良くなってきた。見ているだけで時間が過ぎていく」  エリィは歯向かう国には容赦なかったが、国によっては友好な関係を築く努力もしていた。 「そうだったんですか……。初めて知りました」  知らなかったエリィの一面を知り、少し驚くブルー。 (でも、その美術品を見る時間を部下とのコミュニケーションに取っていれば……)  と、ブルーは思ったが、何も言わないでおいた。 「……」 「……」 (わ、話題が尽きました……。自分から誘っておいて、なんでエリィ様は喋んないんだろう……)  ブルーが思い悩む中、エリィは思考に耽っていた。 (シャーロットのやつ……私の城の守りが脆弱だと言っていた。この前、攻め込んで来たのは魔女達だ。……なかなか強かったな。やはり魔女は地上では最強の部類だろう。しかも、チキュウ人と信頼関係があるようだった。強い上に他の種族とも信頼関係を築けるのか……。前々から魔女のことは気になっていたが、さらに興味が出てきたな。魔女界を束ねる魔女王とやら……きっと統率が取れているのだろう)  エリィがマリエーヌ達のことを考え始めた。 (それにしても、あのチキュウ人は人間にもかかわらず魔女と仲良くやっているんだな。奴からも学べることがあるのかもしれない。そう言えば奴からも色々と言われてしまったな……)  続けて、ケンジのことを考えるエリィ。 濃縮液を使われたとき、『エリィ様は自分のことばっかり考えているんじゃないですか?』『ブルーのことを考えるときのように、僕の気持ちも考えて下さい』などと指摘されていた。 (エリィ様、なんか考えてるみたいだけど喋んないな……)  2人とも料理を食べ終えている。 沈黙が続いたまま、時間が過ぎていく。 (シャーロットは魔界で上手くやれている。私とシャーロットで、何が違うのか……) 「あの……エリィ様?」 「ああ、ブルー。考えごとをしていた。……そろそろ行くか。奴隷の魔人を待たせているしな」 (か、帰るんですか!? あんまり喋ってないのに……)  こうして2人は店を後にした。 城下町の外に出てトロルイ兄と合流する。 「サクラダ王国……今度は城の全員で行ってもいいな」 「えぇっ!? 全員ですかー!?」 「ああ。まぁ、大丈夫だろう。お前もだ」  エリィがトロルイ兄のほうを見ながら言った。 「わ、私もですか!? あ、ありがとうございます……!!」  エリィの提案を聞いてトロルイ兄が喜んでいる。 (えぇっ!? けっこうな人数になりますよ!? エリィさま……どうしたんだろう? どうせ食事中はあんまり喋らないクセに……。まぁ、1対1よりマシかなー。もちろんエリィ様のことは嫌いじゃないんだけど、気難しいところがあるんだよなー)  ブルーはエリィの提案にあまり乗り気ではない。 「さぁ、城に帰るぞ。元の姿に戻してくれ」  エリィがトロルイ兄に指示を出した。 「はい! それでは、サキュバスの姿に戻します。【モトニモドール】!」  トロルイ兄が変身魔法を解く魔法を唱えて再び着替え、皆で城に戻った。 ---  エリィ達は翼を使って飛行している。 バリアに包まれる城の姿が見えてくると、エリィが口を開いた。 「む? なんだアイツは?」  バリアの前に誰かがいるのが見えた。 その異変に気づいたエリィにブルーが答える。 「えー。またエリィ様の首を狙って誰か来たんですかね?」 「そのようだな。……仕方がない、バリアの手前で降りるぞ」  3人は城を囲む塀の外に降りた。 ちなみに、バリアは塀の外を囲んでいる。 岩山の頂上のバリアと崖に挟まれた、幅は10メートルほどしかないエリアである。  そこに立っていたのは、緑色のローブを身につけている男だった。 その服装と、右手には杖を持っていることから魔法使いであることが窺える。 「魔王エリィ! 恨みはないが死んでもらう……!」  ローブ姿の男は杖を掲げながら、宣戦布告をした。 「やれやれ……やはり私を狙って待ち伏せていたか」 「私の魔法をくらえ!! ……アースストーム!」 「させん。私の領地で魔法を放とうとするな。魔界で悪い評判が立つ」  男の魔法が発動する前に、エリィの尻尾が敵の胸部にヒットする。 もし魔法で岩山が崩れたら、城にも影響が出る。 シャーロットに知られては面倒だと思い、エリィはすぐに対処した。 男は胸部への一撃によって息ができなくなり、苦しみながら前に倒れた。 「ほう……生きているな。さては貴様、人間ではなく魔人だな? 魔人の魔法使いか」 「ぐ、ぐううぅっ……! お、おのれぇ……!!」 「貴様……私に恨みはないと言ったな? 誰の差し金だ?」 「この……仲間に裏切られた……サキュバスめ……! つ、強過ぎる……! 尻尾を巻いて地上に来たわけではないのか!? 弱ってきたからではなく、性格が悪すぎて追放されただけか! ガセネタをつかまされた……」   前に倒れた魔人の男は立ち上がろうとしながら、エリィのことを見てブツブツと言っている。 (こ、こいつ……!! 私の性格が悪すぎて……だと!? 仲間に裏切られたのは事実だが……。あのとき私は、性格が悪いから裏切られたのか? いや、待て。こいつは私のことなどよく知らん。焦るな……)  一瞬、動揺したが、すぐに冷静さを取り戻すエリィ。 「いろいろと事情を知っているようだな。さては魔界に住んでいる魔人だな? ……依頼主を答えないなら、無理矢理にでも吐いてもらおう」 「あ♪ 拷問ですか!?」  様子を伺っていたブルーの目が輝く。 「いや、食糧にするから過度な攻撃は禁物だ。拷問はしない」 「え、そんな~」  ブルーの拷問は手加減を知らないので、相手が精神を壊してしまう恐れがある。 「この前の魔女との戦いで奴隷が1人行方不明になったから、食糧の補充が必要なのだ」  行方不明の魔人とは、マリエーヌが吹っ飛ばした槍使いのクレイヤのことである。 「どうするんですかー?」 「まぁ、見てろ」  エリィは誘惑して依頼主を吐かせることにした。 ゆっくりと魔人に近づく。 彼は片手で腹部を押さえながら膝立ちにの状態になっている。 「抵抗できないようにしてやろう」  エリィと魔人との距離が1メートルまで近づいた。 彼女の尻尾が伸び、男の胴体に巻きつく。 彼のローブを巻き込み、両腕ごと巻きつけているため抵抗するのは困難である。 エリィはさらに力を込め、男の体を宙に浮かす。 「ぐぅっ!? な、何するんだ……!?」  彼は足をバタつかせているが、脱出できる気配は全くない。 尻尾の力によって宙に浮かされ、エリィを見下ろす形になった。 「私を殺しに来たのだから、何をされても文句は言えないな?」  彼の胴体を尻尾で締め付けるエリィ。 「ぎゃあああぁっ!! 折れる! 折れるうぅっ……!!」  悲鳴を上げる男を見て、舌で唇を湿らせるエリィ。 彼女がもつ残虐性のスイッチが入ったようだ。 「何度も何度も、お前のような奴らが城に来てウンザリしている。私に勝てると思っていたのか? 身のほど知らずめ」  呆れた目つきで言葉を浴びせながら、エリィは右膝を使って攻撃を仕掛ける。 強烈な膝蹴りが宙に浮かぶ男の股間にヒットした。 「うぎゃああああっ!? ああああぁっ……!!」  股間に生じた衝撃に、さらに大きな悲鳴を上げて体を硬直させる男。 「ふっ。ほんの軽く蹴っただけだぞ? さすがに笑えてくる」 (エリィ様……やっぱり最高です♪ 今日は青色のロングドレスがエロいですねぇ。隙間から見える胸の谷間が最高です)  密かに歓喜するブルー。 「さぁ、私を見ろ」 「はぁっ……はぁっ……なっ!? み、『見ろ』……だと!?」  彼は痛みに耐えながら、エリィの巨乳を上方向から見た。 鮮やかな青色のドレスに覆われているものの、ブルーが注目しているように谷間はしっかり見えるタイプだ。 エリィの白くキメ細かい肌、はち切れそうなほどの胸の膨らみ、隙間が見当たらないほどの圧倒的な谷間。 (こ、これがサキュバス!! う、美しい……!!)  こんなにも美しいのかと、彼は見惚れてしまった。 彼の肉棒が勃起していく。 「ははっ! 睾丸を攻撃されたにもかかわらず、私に対して性的に反応しているな?」  エリィの尻尾は伸縮自在だ。 長めに伸ばしておいたので、先端部分には余裕がある。 男のローブの中に尻尾の先端を向かわせるエリィ。 その先端部分がハート型から女性の性器の形になり、彼の局部をまさぐり始めた。 「ぐぅっ!! な、なんだ!? 何をしようとしている……!? ま、まさか……あああぁっ!?」  エリィの尻尾が勃起した肉棒に覆い被さる。 尻尾はゆっくりとした動きで肉棒の根元まで咥えていく。 「なっ! こんな気持ち良いことがぁっ!! あ、あぁっ!? おかしくなる! おかしくなるぅっ……!!」  これまで経験したことがない快楽が魔人の男を襲う。 「どうだ? 蹴られたことなど忘れてしまうほどの快楽だろう? 中は暖かい上に私の精液も多量に分泌されているから、滑りも良好のはずだ」 「ぐううぅっ!! そんなぁ!! うわあああぁっ……! き、き、気持ち良いいいぃっ……!!」  尻尾と肉棒が擦り合うとともにイヤラしい水音が男の耳に届き、興奮が高まる。 彼は必死でエリィの姿を見ながら、快楽を貪り始めた。 「さて、今度はきつく締めてやろうか?」  エリィは腕を組みながら尻尾内部の筋肉を動かし、締め付ける強さを調整する。 魔人の男のペニスをさらに刺激した。 「うああああっ……!? さらに、さらに気持ち良いぃっ……!! あひぃっ! あひいぃっ……!!!」  ペニスを刺激され、快楽に酔う魔人の男。 見下ろせば、エリィが腕を組んだことにより、一段と強調された胸が視界に広がる。 「さぁ、ここからが本番だぞ」  尻尾がゆっくりと動き始めた。 男の肉棒を根元まで包み込んだ位置から亀頭の先端まで到達した。 その速度はゆっくりとしており、気を失いそうなほど気持ちが良い。 「ほ、ほ、本当に……! おかしくなってしまう!! おかしくなってしまいますぅっ……!!」 「今度はココを攻めてやろう」  今度は亀頭の先端から、カリの部分まで移動した。 そして、その間をゆっくりと行ったり来たりしている。 亀頭を集中的に攻めているのだ。 「ひゃあああぁっ!! そ、そんなあぁっ! そんなゆっくりとおぉっ……!! で、出ていまいます! 出てしまいますぅっ……!!」  魔人の男は、足をバタバタとさせながら大声を出している。 「そろそろ出せ。お前はもう、私の奴隷だ」 「出るうううぅっ!! 気持ち良いいいいぃっ!! ひゃあああぁっ!!?」  彼は全身を痙攣させながら、盛大に射精をした。 「エリィ様、いいなー♪」  ブルーが羨ましがっている。 「ただの味見だ。ふむ……まあまあだな。やはり食糧にしよう」  エリィは尻尾の力を抜いて男を解放する。 彼は地面に落ち、うつ伏せの状態で倒れた。 「さて、もう一度聞く。誰に指示された? まさか……メリフィールドか?」  倒れている男の頭上からエリィの質問が響く。 彼女と因縁のあるサキュバスの名前を出して問い詰める。 「はぁっ……はぁっ……! し、指示じゃないです! あなた様に……魔界で懸賞金が掛かっているのです……!」  エリィに屈服して男は素直になった。 魔界で起こっていることを正直に話し始めた。 「なっ!? 懸賞金だと……!? どこの国が掛けたんだ!?」 「い、いや……! 国ではなく、闇界隈での懸賞金です。だから誰が掛けたのか分からないんです!」  エリィが深刻な表情を浮かべる。 (なっ!? ということは……これから魔界の賞金稼ぎがここに来るのか!? まぁ、金目当ての奴など大した者はいないだろうが、例外的に強い奴はいる。しかし、くっ……!? 守り切れるか!? ブルー達を守りきれるだろうか? 初めからブルー達が狙われたら? ブルー達を人質にして私を殺そうとしたら? この悩みは……ずっと続いている!! やはりブルー達が弱過ぎるのだ。なんとか対策しなくては……! もう本当にシャーロットに助けを求めなくてはならないのだろうか? しかし……シャーロットも信用し切れん! 奴は強い。戦いだけではなく政治的な手腕においても。それに、私が言われたくないことをゴチャゴチャ指摘してきて嫌な感じだ。あいつは昔からそうだった。シャーロットに頼むわけにはいかない。もう……魔界の政治はウンザリだしな)  エリィは頭をフル回転させて考えている。 懸賞金が掛けられたことを知って焦っているのだ。 (そうだ……そこそこの強さをもつ奴隷の兄弟を放し飼いにして警備させるか。奴らは充分に懐いてきている。やはり私は、シャーロットの力を借りずに自分の組織で仲間達を守りたいのだ。ブルーや他のサキュバス達が弱くても、どんなに問題児だとしても守るぞ。そのための最善策を練らなくては……) 「エ、エリィさま……ちょっとヤバイ感じですか?」  ブルーが様子を伺う。 「大丈夫だ。ただ、お前も色々と訓練してもらうぞ」 「げ、げぇっ!? いや、は、はい……」  ブルーは断りたかったが、エリィの真剣な表情を見て了承した。 魔王エリィの戦いは続いていく……。 --- (作者より↓) ここまで読んでくださって、ありがとうございました! 本編完結から2年以上も経過してしまいましたが、久々に更新できてよかったです。 またよろしくお願いします……! (追記)続きの115話目はこちらです↓ よろしくお願いします! https://mariene-novel.fanbox.cc/posts/5477938 Subtle


Related Creators