15.股間のガードは完璧ですか?【宿屋に泊まったらパーティの女賢者に魔法責めされて、超絶イキ地獄を味わいHPが0になった】
Added 2022-02-11 08:00:00 +0000 UTC俺は今、草原でレインと対峙している。 ルーは空を飛んで逃げていった。 もう彼女の姿は見えない……。 前方にいるレインは赤いワンピースに身を包み、その大きな赤い瞳で俺をニラみつけている。 「さて……私は今から、あなたの睾丸を潰すわ」 くっ! どうする!? 砂浜や宿屋で戦ったときよりも、俺のコンディションは良い。 それでも……本気の彼女には全く敵いそうにない。 今の俺では……なにもできない。 彼女は、俺の睾丸を本気で潰そうとしているんだ。 「あなた……私が怖いの?」 ……ん? なんだ? 怖い……? 「震えているわ」 なっ……!? 確かに、俺は震えている。 黒いローブの下には、ちゃんと布の服を着ている。 ぜんぜん寒くない。 むしろ暑くなってきた。 なんで怖いのかと言えば…… 「確かに……キミの睾丸を潰そうとする容赦のなさには、正直怯えているよ」 ルーがかけた防御魔法……本当に効果があるのだろうか? まだ1度も発動しているところを見ていないので不安である。 「やっぱり怯えているのね。この状況……あなたは勇者として、自分が情けないとは思わないの?」 レインが強気な態度を取り始める。 腕を組み、セミロングの赤毛をなびかせ、堂々と立っているぞ。 「う~ん……少しは思うよ。まぁ、けど……このリングを外すことができれば、俺はまだまだ強いからさ。それが自信になっているかな。そんなに自己嫌悪には陥ってないよ」 「は? あなた……私より自分のほうが強いって言いたいの?」 「うん。レインもルーもめちゃめちゃ強いし、伸びる可能性もある。けど、現時点ではまだ俺のほうが強い」 「そうは思えないけどね……。現にあなたは、ルーにリングを取り付けられて無力化されている。あなたはもう、魔王を倒し終えて気の抜けた勇者にしか見えないわ」 「うっ! そう言われると……なにも言えないな」 「……」 ニ、ニラんでいる。 なんか突っかかってくるな……。 って、俺が煽ったからか。 この子はエリートだからな。 プライドが高いところがあるのだろう。 俺は今、レインには勝てない。 だけど……屈したくはない。 勇者は屈してはいけない。 考えろ……考えるんだ、レインから逃げる術を。 会話を延ばしてでも、考えるんだ。 「キミとルー……2人とも、すごい才能があるのは間違いない」 俺の言葉を聞いて、レインが頷く。 「そうでしょ? ルーと並べて比較してくるのはムカつくけどね。この状況で何様なのよ、あなた。あなたの成長は止まっている。レベルが上がっていない……って、ルーの報告が上がっているわ」 そ、そんな情報まで漏れていたのか……。 俺のレベルは……92だ。 魔法屋で調べたとき、ルーはレベル50だったはずだ。 おそらくレインも、ルーとたいして変わらないレベルだろう。 そっちのほうこそ、よくそんな強気でいられるな……。 それとも今、彼女達は急激にレベルアップしているのだろうか? 「……確かにキミたちはすごいけど、まだ若い。あまり自惚れないほうがいい。上には上がいるよ」 「は、はぁっ!? ムカつくおじさんね!! また私とルーをまとめて考えているし!」 「おじさん……って、ルーにも言われたかも」 「おじさんよ! あなたは間違いなく。……ねぇ、そんなあなたが……ルーとエッチしたの?」 ん? なんの質問!? あ、勇者の子をルーが身篭っているかどうかって話か。 挿入して中出しをしたのかどうか……っていう質問だよな。 妊娠させるようなことはしていないぞ。 「……いや、子供を宿す可能性のあることはしていない」 それ以外のエッチなことはたくさんされた。 ルー……めちゃめちゃエッチだったな。 「そう……。けど、その発言は証拠にならないわね」 なぁっ!? じゃあ聞くなよ! 証明なんて無理だろ……!! さっきルーに意味のない質問って言われたのに、また聞いてきたな……。 気になって気になって仕方がないのだろう。 「……そうだな。証拠はない」 「ルーが身篭ったのであれば、彼女は絶対に死刑になるのよ。過激派って時点で、死刑なんだけど……。妊娠の可能性がないなら、私が大賢者様に懇願すれば死刑にはならないかもしれないし……」 さきほどの戦いのときもそうだったが、ルーに死んで欲しくない気持ちがバンバン伝わってくるぞ。 「【引き継ぎ】をされたくないというより、ルーに死んで欲しくないのかな? レイン……キミはルーを大切に思っているのか?」 「……そ、そうよ! ルーの脅威、そしてルーから受けた敗北があったから、私は努力できたわ! ルーが中心街に来るまで……私の周りには強い賢者がいなかったから、努力なんてしてこなかった……」 レインが今までよりも明らかに感情的になった。 ……なるほど。 会話したおかげで、突破口が見えてきた。 この感情を揺さぶれば、彼女に隙ができて逃げ出せるかもしれない。 そうしているうちに、ルーが戻って来るかもしれないし。 「それ……ルーに直接言ったほうが良いんじゃないか? ルーはきっと、今ごろ回復魔法で傷を癒している。ここに戻ってくるよ。ルーが死刑にならない方法を考えよう……!」 「……よ、余計なことを言って! こっちだって、里から精鋭の人達が向かっているのよ! あなたは自分の睾丸を心配しなさい! ルーが戻って来る前に潰してやる!」 なっ!? レインが俺のほうに向かってきた! くそう! 作戦失敗だ! とにかく俺の睾丸を潰したいんだな……!! 彼女の攻撃は……タックルだ!! いや……これは右ストレートのフォームだな!? 宿屋でルーの顔面を殴ったところを俺は見た。 ……今の俺のレベルで、彼女の攻撃を対処できるのだろうか!? 俺は自分の顔を両腕でガードした……! 「……甘いわね!」 レインが俺の目の前で急停止した! 「それっ!」 け、蹴りだ!! 俺の股間めがけて右足を蹴り上げたぞ!? パンチはフェイントだった……! そうだよね! 彼女の狙いは俺の生殖機能なんだよね……!! 「うわぁっ!? ……ううぅっ!?」 レインの蹴りが俺の股間ヒットした! でも……痛くない? ぜんぜん痛くないぞ!? バリアが……ちゃんと発動したんだな!? よし!! こ、この隙に反撃を……!! 「……あれ!? 当たったはずよね!?」 そう言いながら、レインが俺の肩をつかむ! ダ、ダメだ……!! 彼女の動きに全くついていけない!! 俺のレベルは下がり過ぎている! 「ちょっ!? な、なにをする気だ……!?」 彼女は両手に力を入れる。 強引に俺を自分のほうへ引きずり込んだぞ!? 「それっ!!」 ひ、膝蹴り!! レインの細長い右脚から放たれる針のような膝蹴り!! 容赦ないぞ……!! 「ぎゃあああっ!? ……って、い、痛くない!!」 股間を攻撃されるのは怖過ぎる! 思わず叫んでしまった……。 びっくりしてしまうけど、痛くはない! ルー……完璧な防御魔法をかけてくれたぜ!! 「はぁっ!? ……ど、どうなってんのよ!?」 レインが俺のローブをまくり上げ、布の服を脱がす。 「……ちょっ!? や、やめろ……!!」 俺は抵抗するが、力は彼女のほうが上なので振り解けない。 「無傷……なんで!? ほらっ!!」 うわっ!? 躊躇なく股間にパンチを放った……!! 「なによ、これ? 淡い緑色の光に……ガードされている!? こ、これは何!? 魔法なの!?」 レインが警戒して、後退りする! 彼女の攻撃に反応して、俺の股間が緑色の淡い光に包まれたのだ。 「そ、そんな……。さてはルーの仕業ね!? こんな器用な魔法は、雷の勇者には使えないはず!」 お、俺は脳筋扱いかよ! どんな印象なんだ!? 夜の海を泳いで渡ったからか!? 俺も魔法を使えるんだけどな……! 確かに種類が少ないし、攻撃魔法のみだけどさ……。 「ルー!! こんなこともできるなんて……! この魔法……ルーに解除させないと!! けど……どこに逃げたのかしら?」 レインが俺のほうをジッと見て質問した。 「……さあね。俺も本当に見当がつかない」 「う~ん、過激派に応援を求めに行ったのかもしれないわね。賢者の里かしら?」 ……確かに、その可能性はあるな。 このバリアの力を信用して、俺のことはいったん放っておき、過激派と合流して戦力を強化するつもりなのかも。 「ねぇ、本当に……壊れないのかしら? この防御魔法」 レインが再び近づいて来る!! 「えっ!? いや、ムリムリ!! やめてくれ……!」 けっこう、この子も脳筋っぽいよ! わっ! また両肩を手でつかまれた!! 「ほら」 あ、足払いだ! 足を払われて……お、押し倒された! うぅ……おっぱいの感触が……すごい。 密着して、体温が伝わってくる……。 「ほら! ほらぁっ!!」 俺に覆いかぶさったまま……股間に膝蹴り!? 股間は痛くないけど、衝撃は伝わってくる! な、なんて凶暴な!! こ、怖いけど……体が密着している……!! 「うぅっ……!! ぜんぜん……痛くないけど……?」 「そ、そんな……! じゃあ……」 彼女は俺の上に馬乗りになる。 しかも俺と反対側を向いている。 ワンピース姿の背中が綺麗だ……。 しかし、凶暴!! す、すごい気合を入れているぞ!? 何をする気だ……!? 「ほらぁっ!!」 こ、拳に炎を纏わせている!! う、嘘だろぉ!? そのまま拳を振り下ろした!! すぐさま下半身に衝撃が走る!! 「うわあああっ!?」 彼女は座ったまま後ろを振り向き、俺の表情を確認する。 『どうだ!』と言わんばかりの表情である。 しかし…… 「痛くは……ないよ」 「そ、そんな……!!」 ショックを受けているぞ。 「じゃあ……」 あ……彼女の拳に、今度は氷が!! 「先端が尖っていたらどうかしら?」 彼女は再び股間のほうを向き、拳を振り上げた! 拳の先が氷で尖っている!! 大丈夫か……!? 俺の股間!! こ、怖いっ!! 「や、やめて……ぎゃあああぁっ!?」 彼女が拳を振り下ろすとともに、またしても下半身に衝撃が走る!! 「どうなの!?」 彼女が俺の方を振り向く。 けど…… 「痛く……はない」 「そ! そんな……!! な、なんてガードなのよ……。このっ! このっ!!」 またしても落胆の表情を浮かべるレイン。 そのまま俺の股間を殴り続けているぞ。 それにしても、彼女のお尻の感触が気持ち良い。 この子の攻撃方法は体術が中心だから、戦っていると密着してしまうんだよな……。 さっきから、彼女の甘い香りも漂っている……。 「な! はぁっ!? また……少し勃っている! バリアの中で!! し、信じられない……」 う、うぅっ……! やはり……すぐに勃ってしまう。 半ボッキぐらいだろうか? この子……めちゃめちゃ危険なんだけど、体はエロいんだよな……。 「はぁ……。雷の勇者って、なんなのよ。肩書きだけね……」 溜め息を吐きながら振り向き、俺に軽蔑の視線を送ってきた。 この子は今……明らかに気が抜けているな? チャンスだ! 「……雷の精霊よ! その魂の一部を我に譲ることを許したまわん……」 「ちょっ!? 雷魔法を唱える気ね……!」 彼女が座ったまま急反転し、俺の顔面に股間を押し当ててきた!! う、うそぉっ!? 「んー! んんんっー!?」 魔法を唱えられなかった! なんて反応速度!! この子の体の身のこなしは並じゃない!! 「あ、危ない……。あなたの雷魔法を直撃してしまったせいで、この前は逃げらたからね。焦ったわ」 ちょ……! なんてエロい!! だ、大事な秘部で……俺の口を塞ぐなんて! 「ほら、唱えられないでしょ」 う、うわぁ……腰を動かしてグリグリしている!! なんて……エッチなカラダ!! ワンピース越しだが、彼女のオマンコの香りが伝わってくる……気がする。 って、彼女の顔面騎乗に浸っている場合じゃない!! 「んんんっー!!」 俺は両手で彼女の腰をつかむ。 ど、どかさないと……!! 「ちょっと!? やめなさい!! ほらぁっ!!」 レインがフトモモで俺の顔面全体をロックしてきた! 俺の顔に乗ったまま!! フトモモに力を入れている! どんどん苦しくなってきたぞ……!! 「ぐぅっ!? んんんっ!?」 「あ、顔が赤くなってきた」 う、ううぅ……。 スベスベして柔らかくて温かいフトモモ……。 あれ……クラクラしてきた……。 「抵抗するのもやめたみたいね。もう意識が飛びそうかな?」 そう……意識が……朦朧としてきた……。 あ、あぁ……。 「けど、フルボッキじゃんw 本当に意味わかんないね、雷の勇者は」 なんか……バカにされている……。 い、息が……できない……。 「もういいや……。そうだ、早く里に連絡しなきゃ。あと、いい加減、私のローブを返しなさいよ」 俺の顔面にかかっていた圧力がなくなった……? 彼女が立ち上がった……のか? 「ぶはぁっ!!」 俺は一気に空気を吸い込む。 「はぁ……はぁ……」 た、助かった……。 ん? なんだ? 「よいしょ」 あ、彼女は俺が着ているローブを脱がしている。 うぅ……ルーの防御魔法は完璧だったが、俺はレインにまたしても敗北した。 借りていたローブも剥ぎ取られ、悲しい気持ちだ……。 ルーが戻って来る気配もない。 この後、俺はどうなってしまうんだ……? つ、つらい……。