6.勇者はこのままではいられない【宿屋に泊まったらパーティの女賢者に魔法責めされて、超絶イキ地獄を味わいHPが0になった】
Added 2021-12-17 08:00:00 +0000 UTC……もう朝か? 朝日がまぶしくて目覚めてしまったぞ。 俺は昨夜、トチ狂ってしまった……。 勇者ともあろうものが、小娘の色香に惑わされ、彼女の下着を溺愛してマスターベーションに励んでしまった。 しかも、彼女にされた寸止め射精に恋い焦がれて、自ら寸止めオナニーをしてしまった。 うぅ……こんな色仕掛けに惑わされていては、彼女から逃げ出す気力もなくなってしまう。 「おはようございます、勇者様。行きましょうか」 彼女が俺の部屋に来て、結界を解く。 ルー……いたって普通の表情だ。 この子は次の日になると普通に話しかけてくるんだよな。 まったく……調子が狂うぜ。 「……ああ、行こう」 「今日も遅かったですね。もうお昼過ぎです」 「なっ!?」 昨日は寸止めオナニー……2回。 一昨日は射精地獄だったしな。 俺は……疲れているようだ。 「しまった……寝過ぎた。……早く港に向かおう」 荷物をまとめた後、2人で町の中を歩く。 行き先はもちろん、船着き場である。 船を使って新しい大陸に向かう。 「港はいいですね」 港に到着すると、ルーが明るい表情を見せた。 「ああ」 確かに港は良い。 潮風をもろに感じる。 俺の鬱屈とした今の気持ちを吹き飛ばしてくれる。 本当にもう暗い気持ちだった。 隣にいる賢者の存在が俺をそうさせる。 俺は……この女に遊ばれている。 この女の魅力にやられて、勇者としての立場を失ってはいけない。 ふぅ……この海の香りのおかげで少しはリフレッシュできた。 俺は……勇者としての仕事を完遂する。 必ず魔王軍の残党を倒す。 そして、そのあとは……そうだな、その先はあまり考えていなかった。 ……やっぱり結婚がしたい。 そうなると、いよいよ童貞卒業か……。 ルーは俺のことを『童貞』ってバカにするけど、俺が相手を妊娠させたら【引き継ぎ】が起こるからね!? まったく、勇者の損なところだぜ。 こんなに頑張ってきたんだから、もういい加減休ませてくれ。 幸せになりたい……。 そのはずが、こんな悪女賢者と同行するハメになるなんて……! そんなことを考えながら、俺と彼女は船内に入った。 とても大きな豪華客船だ。 身分の高そうな人たちもたくさん乗っているようだな。 町長が船内の部屋を2つ予約してくれたらしいが……。 お? 案内係の人が話しかけてきたぞ。 「雷の勇者様ですね! 町長から話を伺っております! こちらへどうぞ!」 とても元気が良い、男の案内係だ。 彼の案内に従い、賢者と一緒に部屋に向かう。 「……勇者様、いよいよ新しい大陸に向かいますね。目的地は、賢者の里がある大陸です。あの大陸にも魔王軍の元幹部がいますよ。確か名前は……【デスヌーダ】ですね」 そう……次の討伐目標はデスヌーダだな。 奴の名前は知っている。 とても強いという噂だ。 次期魔王は奴かもしれない……という噂も聞いたことがあるぐらいだ。 「デスヌーダ……強敵らしいぞ」 「そうなんですね? まぁ、私なら余裕ですけど」 な、なんだその自信は!? 確かに、ここ2日間で見せた傀儡魔法は素晴らしかったが、それは俺のレベルが下がっているから通用しただけの話。 デスヌーダには通用しないぞ! 「……あまり自惚れないほうがいい。本当にこのまま1人で戦うつもりか? それはいくらなんでも……」 彼女の表情が強張った。 俺の言葉が気に入らなかったようだ。 「私に自由を制限されてしまっている勇者様が、そんなことを言える立場ですか? ……って、なんでそんな態度なんですか? 昨日、私があれだけのことをして、あんなに従順になっていたのに……」 「まぁ、俺は勇者だから……としか言えないな」 「……本当にメンタルが強いですね。もう燃え尽きていて、年齢的にピークも過ぎているのに……」 ルーがイラついている。 昨夜の誘惑により、俺が言いなりになるとでも思っていたのだろう。 確かに俺は、成長のピークは当に過ぎているし、がんばり過ぎて燃え尽きているところもある。 もうレベルは92から上がらないだろう。 ただ、魔王軍の残党を倒す使命は全うする。 あ……彼女が、ため息をついているぞ? 「……とにかく、私は1人で戦いますから。心配し過ぎですよ。敵は魔王でもないのに」 「くっ……! 俺は魔王ともデスヌーダ以外の幹部とも戦ってきた。冷静に戦力を分析しているんだけどな……」 「冷静な分析ですか……。なんか……老害感が出てきましたね。魔王討伐に成功したぐらいで、調子に乗っているんですか? 私の実力を舐めてもらっては困るんですよね。勇者様には、まだ私の本気を見せていません」 「そ、そうだけど……」 ……ちょっとケンカになりそうだな。 いや、もうなっているかもしれない。 そんな話をしているうちに、部屋に到着したようだ。 前を歩く案内係の人が立ち止まった。 「勇者様、こちらになります、お連れの方はこちらの部屋です。目的地の港町【マカロウン】への到着は、明日の朝になります。それまでどうぞ、おくつろぎください」 「ありがとうございます」 よし……豪華な部屋に入るか。 ……ん? ルーが俺と一緒の部屋に入ってきたぞ? 「お、おい……? また俺の部屋に……?」 彼女は相変わらず、俺に敵意を向けている。 眉間にシワが寄っているぞ。 「私が求めていないのに、アドバイスなんていらないですよ。本当に……これだからおじさんは……」 一歩前に出て、俺に近づいてきた。 ム、ムキになっている! 「くっ! ど、どうするつもりだ!? また……船の中でも、あんなことをするつもりか!? こ、この部屋にも結界を張って……俺を閉じ込めて……!!」 「……わざわざ結界なんて張りませんよ。結界石は貴重ですし。残党狩りは長い旅路になりますから。節約します」 結界石……確か消耗品だったな。 一体、いくつ持っているのだろうか? なくなったら、閉じ込めておけないってことだな。 そうなれば逃げ出すチャンスが生まれるかもしれない。 「……そうか」 「どうせ海の上じゃ逃げられませんから」 海の上……確かにそうだ。 もう日が傾きかけている。 目的地に到着するのは明日の朝。 夜の海は危険だ。 しかし……俺が船の外に逃げられないと思っているのは、チャンスかもしれない。 夜の海を泳いでいく……それはさすがに無謀だろうか? モンスターも生息しているだろうし。 しかし、そのぐらいのことをしなくては、ルーからは逃げられないだろう。 それだけ隙を見せないのだ。 「それにしても、勇者様は本当に反抗的ですね。昨日の態度とは大違いです。童貞のクセに、一夜明けたら私に魅了された状態じゃなくなっているなんて……信じられないです」 「さっきも言ったけど、勇者だからな。勇者としての責任感はまだ残っている。このままじゃマズいことを頭で分かっていて、理性で欲望を押さえつけているんだ。俺はキミから、どうにかして逃げ出す」 「本当に……何なんですか、私の下着まで受け取っておいて」 「うっ! そ、それを言われると……。あ、そうだ。返すよ、この下着。もう俺は……キミに魅了されない」 これは……受け継がれし勇者達の歴史と、賢者の里の威厳をかけた戦いだ。 負けるわけにはいかない。 俺は彼女の下着を差し出す。 「いや……いらないですよ。汚れているでしょうからね。せめて自分で洗濯しようとしてくださいよ。そういうところですよ? デリカシーがないというか……。あと、勇者様のその『キミ』……って呼び方、本当にイライラしますね。結局、ルー様って呼んでくれないんですね。もう1回、味わいますか? 射精地獄……」 「……」 「分かっていますよね? あなたには、私の傀儡魔法が簡単に効くんですよ? 船旅の間、つまり明日の朝まで、ずっと射精地獄にすることだってできます……」 「……それでも、負けちゃダメなんだ」 「あれ? ずいぶんと強気ですね。……正気ですか? なんでそんなに意地を張っているんですか? 状況的に、もう詰んでいますよ。私に従順になればいいのに」 「俺は勇者だから」 俺は相手の目をそらさない。 ここは……引けないぞ。 この傀儡魔法を突破しなければ、未来はない。 「よく分かりませんけど。……じゃあ、お望み通り」 ルーが魔法を唱えようとする。 ……が、何度も同じ手には乗らない! 俺は彼女が詠唱を終える前に、その口を手で塞いだ。 「んんっ!! んんっー!?」 「……油断したな? いつもより間合いが近かったぞ? 少し感情的になっていたか? それとも、俺が何もできないと思ったか?」 その勢いのままルーを押し倒す。 彼女は倒されながらも、金蹴りを放とうとしていた。 俺は覆い被さりながら、股を閉じて金蹴りをガードする。 「もう読めるよ、その攻撃は……。2回くらったからね」 「んんっ!? んんんー!!」 口を塞いでいるので、何を言っているのかは分からない。 おそらく、悔しがっているのだろう。 「さぁ、この呪いのリングをどうにかしてくれ。もしかしてキミの実力なら、呪いを解除できる魔法を使えるんじゃないか? 偉大な賢者様なんだろ?」 嫌味を言い放ち、俺は自分の手を彼女の口からどかす。 「ぶはぁっ! よくも! 変態勇者のクセに! このぉっ……!!」 彼女は攻撃的な表情をしている。 ……反撃させるわけにはいかない。 俺はすぐに馬乗りの状態に移行する。 「きゃっ!? あぁっ! しまった! ゆ、勇者様……!?」 「……俺の言うことを聞かないなら、俺はこのままキミにヒドいことをする」 この状況を変えるために……殴りつけるのもやむを得ない。 俺は拳を握りしめる。 「……!」 ルーの顔が青ざめる。 レベルの差はあるけど、馬乗りになった状態なら負けないだろう。 「容赦……しないぞ。呪いを解除できる魔法を使えるのか? 使えないのか? 答えろ! このまま魔法を唱えられないように、猿ぐつわをはめて、ヒドいことをするぞ!」 ちょうど彼女のブラジャーとパンツがあるからな。 なんとか口を塞ぐことはできるだろう……! ……と考えていると、俺の全身に衝撃が走る。 「ぐっ!? な……なんだ!?」 全身に鋭い痛みを感じた。 立ち上がりながら後退し、慌てて彼女から離れる。 俺は……何をされた? 「やってくれましたね……勇者様」 ゆっくりと起き上がるルー。 俺は自分の体を確認する。 「な、なんだ……!? 血!? 俺の血か!? き、切り刻まれ……た?」 俺の体中に……切り傷が!! 「得意な魔法であれば、無詠唱も可能です。今のは風の魔法ですよ。風の刃で切り刻みました」 彼女が笑顔になる。 余裕を取り戻したな。 それにしても…… 「無詠唱……だと!? そ、そんなことが……できるのか……」 無詠唱は……想定していなかった! そんな高等技術、かつてのパーティのメンバーにもできる人はいなかった。 さ、さすが賢者……優秀だな。 この子が特別に優秀なのだろうか……? 見たことのない傀儡魔法を使うことができ、回復魔法、浮遊魔法に風魔法……扱う魔法の種類も豊富だ。 それに加えて、無詠唱で魔法を放つことができるなんて……。 相当の才能と鍛錬が必要だろう。 魔王軍の幹部クラスに怯まないだけのことはある。 「無詠唱で驚いているんですね? 今まで勇者様が会ってきた魔法使い達は、たいしたことがないみたいです。……私の魔法は、だいぶ効きましたか?」 「……」 予想外の攻撃だ……。 くっ! 傷が深いぞ! 「聞くまでもないですよね。血だらけですし」 回復……できないのが辛い。 俺は回復魔法を使えない。 アイテムもルーが持っている。 くっ! ルー!? 彼女が詠唱し始めたぞ!? こ……この魔法は……。 「……傀儡魔法、アヤ・ツール」 ああ!! 動きを……封じられた! 棒立ちの状態にされてしまった! ……ま、またか! また徹底的にヤラれる状態になってしまった! あっ! すぐに次の魔法を唱えているぞ!? 俺に右の手のひらを向けている! 「癒しの精霊よ、その魂の一部を我に譲ることを許したまわん……我が右手にその魂を集めたまえ。回復魔法……ヒール」 なっ!? 回復魔法……? 俺の体が淡い光で包まれている……!! 回復してくれているのか? 「な、なぜ……!?」 「これから始めるのは、拷問です。覚悟してくださいね」 ……ご、拷問!? ルーが危険な雰囲気を放っている……。 どんな拷問をしようって言うんだ!? 「そうだ……回復魔法を使ったので思い出しました。一昨日の洞窟での戦いの後でしたかね? 回復魔法をしたときに、お礼すら言わない勇者様にイラッとしていたんですよね」 うっ! また俺のモラルを指摘してくるのか! 「勇者だからって、回復してもらって当たり前だとでも思っているんですか?」 くっ!! 嫌な言い方をしてくるぜ、この子は! 「……さぁ、もう日も沈みます。今夜は長いですよ」 彼女が近づく。 こんな状況でも、おっぱいを見てしまう。 大きな2つのおっぱいの間にネックレスが見える。 雷のネックレスだ……。 昨夜はおっぱいに見惚れているだけだったけど……そうだ……考えるべきはこのネックレスの効果だ。 この雷のネックレスをどうにかできれば、脱出の突破口になる。 このネックレス……俺の雷魔法に反応して、効果を発揮し、無効化していたはずだ。 魔法に反応して輝き、効果を発揮するんだ。 そんなことを彼女自身が説明していたはず……。 「勇者様? こんな状況でも、おっぱいばかり見ているんですか? 本当にイヤらしいですね……」 いや、おっぱいではない。 雷のネックレスを見ているのだ。 このネックレスが反応できないぐらい、もっと……ゼロ距離で……そうだ、彼女の内部に雷を発生させれば……もしかしたら……ネックレスは効果を発揮できないかもしれない。 しかし、どうやって……? 「さぁ、覚悟はできましたか? いきますよ……」 全身に痛みが走る! ま、また! また風魔法だ!! ご、拷問って……風魔法で俺の体を切り刻むのか!? 「う、ぐあああっー!!」 「次は回復魔法です。まだまだ……繰り返しますよ?」 く、繰り返す……だと!? 攻撃と回復をってことか? あ、悪魔か、この女……!!