NokiMo
mariene-novel
mariene-novel

fanbox


4.人前で魔法責めされると焦る【宿屋に泊まったらパーティの女賢者に魔法責めされて、超絶イキ地獄を味わいHPが0になった】

 朝……か? 外はもう明るい。 部屋の窓から日が差しているぞ。 俺は……床に寝ている? 気絶して、そのまま寝てしまったのか。 宿屋に泊まって休むはずが、射精し過ぎて死んでしまうかと思ったぞ……。  ん? 誰か……部屋に入って来た。 もちろん……あの女だ。 俺をイキ地獄に招待した、悪女賢者だ。 「おはようございます、勇者様」  ふ、普通に挨拶をしてきた……だと!? しかも、さわやかな笑みを浮かべている! 「……お、おはよう」  相変わらず可愛い外見だ。 黒いマントに隠れた巨乳。 黒いミニスカートから出る細い足。 小柄で可愛いのに妖艶だ。 髪型もふんわりとしたショートヘアにセットしている。 化粧はナチュラルメイクで、タイプだぞ……。 それとは裏腹に……彼女が怖い。 俺はこの子に怯えている……。 もちろん、昨夜の出来事のせいだ。 「……とは言っても、もうとっくに正午を回っていますね」  もう……昼過ぎだと!? よく寝ていたようだな。 いくらなんでも昨夜は射精し過ぎたから、疲れてしまったんだな。 少量ではあるが血まで混じってしまうとは! うっ……つらい気持ちが蘇ってきたぞ。  俺が黙っていると、彼女が口を開いた。 「午前中に買い物は済ましておきました。この町ではあまり珍しいアイテムがありませんでしたよ。回復アイテムを買い込んだって感じですね」  普通に状況を報告してきた。 しかも、俺が寝ている間に一仕事終えているぞ。 確かに、よく見ると彼女は何やら手荷物を持っているな。 とくに敵意を向けてくる様子はない……。 毎日毎日、昨日したように俺を罵ってくる……というストレスフルな状況にはならないようだ。 「そうか。買い物、ご苦労さま……」  俺は返事をした。 その言葉を聞いて、彼女がムッとする。 「そこは、『ありがとうございました』って言って欲しいですけどね」  怒られたぞ……! 俺は少し後退する。 やはり昨夜の恐怖が多少は残ってしまっている。 「まぁ、別にいいですけど。……しばらく、私1人で残党と戦いますね。これだけ回復アイテムがあれば大丈夫でしょう」 「そ、そうか……」  くっ! この俺が戦力外だなんて……! 俺は……雷の勇者だぞ! 呪いのリングなんて……本当に厄介なものを装備させられてしまった!! 「お弁当も買っておきましたので、出発の準備は万端です。今日はもう1便だけ、船が出るみたいですよ」  お弁当……。 手荷物の大きさからして、俺の分もありそうだな。 そこら辺の仕事は色々とこなしてくれるんだな……。 まぁ、俺を使いっ走りにして、買い物に行かせることはできないか。 魔法屋に行ってしまえば、呪いのリングを外すことができるからな。  別の大陸に出発するためにこの港町に来たわけだが、今日の便……か。 いや、俺にはまだ、勇者としてこの町でやらなきゃいけない仕事がある。 「……出発の前に、俺は町長に会っておかないといけないんだ。この町に到着したことと、洞窟にいた元幹部の魔族を倒したことを報告する必要がある。あとは、船で隣の大陸に出発することも告げておかないといけないんだ。出港前に町長のところに行こう」  そう俺が主張すると、彼女が冷たい視線を送ってきた。 俺に指示を出されるのが嫌なのだろうか……? しかし、町長への報告はちゃんとしておかないとマズい。 俺はカタストロフ王国と、そのような約束をした。 俺たちの心証が悪くなってしまうぞ。 「……し、しっかり挨拶しておかないと! この港町はカタストロフ王国の統治下なんだよ。町長に報告すれば、王国にも伝えてくれる。そういう取り決めなんだよ。俺はカタストロフ王国の多大なサポートを受けてこれまでやってきたんだからね。残党の討伐が順調だって報告しておかないと……」  俺の言葉を受けて、ルーが口を開く。 「……勇者としての務めってわけですね。……まぁ、仕方がないですね。勇者として、しっかりしていないといけません。勇者様だけではなくて私の評価も落ちて、カタストロフ王国が賢者の里に侵攻する……なんてこともあるかもしれません。あの武力国家は本当に野蛮ですからね……」  彼女は、しぶしぶ納得したようだ。 ……どうやら、王国に良い印象を持っていないようだな。 それはそうか。 賢者の里は俺の力を奪うだけでは飽き足らず、最終的に王国の転覆を狙っているわけだからな。 「勇者様のおかげで魔王を討伐できたのに、いちいち勇者様に報告させるのは気に入りませんね。賢者だったら、カタストロフ王国にそんな態度を取らせません」 「まぁ……そうだけど。国の優秀な兵士とか魔法使いをパーティに補充してくれていた。珍しい武器や防具を手に入れたら俺に支給してくれた。統治下の町に着けば、町長は色々と尽くしてくれるし……」 「そんなの、勇者だったら当然の権利だと思いますけどね。自力じゃ魔王を倒せないくせに、カタストロフ王国のそういう傲慢なところが嫌いなんですよ」  ……確かに。 この賢者……なかなか良いことを言う。 俺は権力に従っていただけだったのかも。 「そうか……。まぁ、言われてみれば……そうかもしれないな」  賢者が再びムッとする。 「今ごろ気づくなんて……ちょっと狡猾さが足りないんですよね、勇者様は。童貞感がヤバイですよ」  ど、童貞感!? 「ぐぅっ! キ、キミは本当に……」  強く言い返したかったが、何も言えなかった。 確かにカタストロフ王国は強国だ。 ただし、いくら強い武器と防具に身を包んだとしても魔王を倒せるほどの兵士はいない。 いや、魔王どころか、幹部レベルの魔族にも歯が立たないだろう。 王国は、勇者の力に頼らざるを得ないのだ。 俺はもっと強気でもよかったのかな……と、今になって思った。 ……彼女に色々と言われてしまった。 なんだかモヤモヤした気持ちではあるが、町長に挨拶しに行くために宿屋の外へ出た。 2人で目的地まで歩いて行くぞ。 俺は鎧を装備せず、剣だけ腰に差している。 布の服を装備しているぞ。  ……待てよ。 この状況は、魔法屋に行って呪いのリングを外してもらうチャンスでもあるぞ! ここは、かなり発展している大きな港町だ。 町長の屋敷に到着するまで時間がかかる。 やはり、魔法屋に行くチャンスはあるかも……。 どうしたら逃げ出せるのかを考えていると、隣を歩く賢者がニラみつけてきた。 「うっ!? な、なんだよ……? そんなにニラんで……」 「……変なことを考えないでくださいよ、勇者様? 今、逃げよう……とか考えていませんか? 町の中で、町民たちが見ている中で、あの状態にしても良いんですからね?」  彼女がニヤリと笑う。 この子は……俺が逃げ出して魔法屋に駆け込むのではないかと疑っているようだ。 で、『あの状態』……だと!? 昨日の夜、全裸で空中に少しだけ浮かされて、身動きを封じられたまま強制的に射精させられた。 何度も、何度も……。 ま、まさか……まさか……あの魔法を町の中で発動する気か!? 「か、考えていない! 変なことは考えていないっ!!」 「……町長にも、助けを求めるようなことはしないでくださいよ? 変なマネをしたら、町長の目の前でも全裸にして強制射精……」 「も、求めない求めない!!」 「だったら、いいんですけど……。本当ですかね?」  再び疑いの目を向けたあとで、彼女は前を向く。 そんな恐ろしいやり取りをしていると、誰かが近づいてきた。 だ、誰だ……? ああ、この町の若い女の子たちだな。 ここら辺は、道の両側に店が立ち並んでいる。 服、武器に防具、アイテム、食糧……色々なお店が並んでいる。 多くの町民が行き交う場所だ。 「え、雷の勇者……リット様!? 本物!?」 「魔王軍の残党狩りの最中ですね!」 「がんばってください! 平和が訪れたのは、あなた様のおかげです……!!」  おお! 若い女の子たちが俺に感謝して、称えてくれている! なんて良い子たちなんだ! しかも可愛い……! 恥ずかしながら女性経験が少ないので、こうやってチヤホヤされるとモチベーションが上がるぞ。 昨夜は賢者に魔法で攻められ、さっきは『俺の狡猾さが足りない』……と詰められたので気持ちが下がっていた。 けど、この子たちのおかげで元気が出てきたぞ! そう……そうなんだよ! 俺は雷の勇者だ!! しっかりと魔王討伐に成功したんだよ!  ……と、自信を取り戻しつつあったが、隣から圧力を感じた。 嫌な予感に目を細めながら隣を見る。 この賢者は……俺をニラんでいるぞ。 俺がチヤホヤされているのが気に入らないんだな? 勇者ではなく、賢者が表舞台で活躍するべきだと思っているんだな? しかし、俺はこんな小娘の言いなりになっているような男じゃないんだ! 雷の勇者なんだぞ! しかし、やはりこの2つの呪いのリングの存在が俺を絶望的にさせる。 どうすれば、この賢者から逃げ出せる……? 「い、いやぁ……ありがとう」  俺は町の女の子達に笑顔を向け、お礼を言った。 「勇者様……良いご身分ですね?」  賢者の声が隣から聞こえる! 彼女は視線を送るだけではなく、俺に声をかけてきた。 視線のほうは、よりいっそう鋭くなっているのを感じるぞ。 「……実際は、私の言いなりですけどね」  え、ええっ!? な、なんてことを言うんだ……! そんなことを町の女の子たちに聞かれたら、勇者としての立場がなくなる! 「……遊戯の精霊よ……ブツブツ……傀儡魔法……アヤ・ツール」  なっ!? なあっ!? なんだって? 詠唱しているのか!? こ、こんな町の中で……!? しかも……そ、その魔法は!! 「うっ!?」  お、俺の股間に刺激が……! 勃起……か? 勃起させようとしているんだな!?  町の女の子たちが俺の異変に気づく。 「どうしたんですか? 勇者様!?」 「なにか動揺していますか?」 「お、お顔が……赤くなっていませんか?」  あ、怪しまれている!! ……この悪女賢者め! 俺を……勃起させたな!? この状況で、完全に勃起させやがった! ま、まずいぞ……!! 「……ご、ごめんなさい! ちょ、ちょっと用事が! また今度ね!」  俺は町の女の子たちにそう告げ、走り出した。 町長のところに急げ! 急ぐんだ!! 「ゆ、勇者様ー? いきなり走り出してどうしたんですかー?」  後ろから賢者の声が聞こえる! 追いかけて来ているぞ! わざとらしく言いやがって! お、俺のチンコをどうにかしてくれ……!! 服で擦れて……し……刺激がすごい! あ、あぁっ! ああぁっー!!? や……や……やめてぇ……!! ---  俺は刺激に耐えながら走り、町長の屋敷にたどり着いた。 声を出しそうになったが、必死でこらえて心の中で叫んだ。 道なりに進み、町の奥のほうに来たぞ。 奥のほうは建物が少なく、町長の大きな屋敷がポツンと建っている。 「いきなり逃げないでくださいよ。ここが町長のお屋敷ですか?」  賢者が後ろから追ってきたぞ。 ぴったりと俺をマークしている。 「そうだよ……その前に話があるんだが……」 「なんですか、勇者様?」  彼女はニッコリと笑う。 くっ! さっきのことは、何とも思っていないんだな!? 「いきなり傀儡魔法を発動させて、どういうつもりだ……? 俺は逃げようとしていないだろ!?」 「女の子たちにデレデレしていて調子に乗っていたので、ちょっとムカついて勃起させちゃいましたね」 「キ、キミってやつは……」 「まぁ、しょせん勇者様の身体は今、私の手の中にありますからね。いつでも操れます。……さあ、さっさと町長のお屋敷に行きましょう。あ、布の服だから勃っているのが丸分かりですよ。テントを張っていますw」 「なぁっ!?」 「女の子たちに発情したみたいでマヌケですよ。誰でもいいんですね。発情期の動物みたい」  くっ! め、めちゃめちゃ言ってくるな! 完全にペースを握られてしまっている……。 かと言って、逃げ出せる感じでもない。 この子は、俺のことをずっと警戒している。 隙を見せないのだ。 これはもう根気比べだな……。  そ、その前にこのチンコをどうにかしないと……。 もう魔法はかけられていないが、服に刺激され過ぎて勃起がおさまらない。 「じゃあ、呼び鈴を鳴らしますね」  なっ!? 俺は慌てて勃起状態のアソコを片手で隠した。 な、なんでこんな恥ずかしい思いをしなければいけないんだ! 「おや? 雷の勇者リット様ですね。ようこそいらっしゃいました」  立派な扉が開き、広い玄関に立っていたのは執事らしき青年だ。 長身で細身の好青年である。 彼に案内されて、立派な部屋で待つことになった。 2人で並んでフカフカのソファーに座っているぞ。 絵画や花が飾ってある。 家具も立派だ。 高そうな紅茶を出してくれたぞ。 「なかなか良いお屋敷ですね」  ……いま、彼女が何かを企んでいる様子はないな。  「ああ……。大きな港町だからな。町長の屋敷も豪華だ」  この悪女と、あまり積極的に会話をする必要はないな。 余計なことを言ってしまうと、また変なことをされてしまうかもしれない。 あと、やはり見た目は可愛いので、あまりこの子を意識してしまうと勃起がおさまらなくなる。 隣に座っているので、香りもしてくる。 女特有の良い香りだ。 ……む、無にするんだ! 心を……無にするんだ!!  そんな心持ちでしばらく座っていると、勃起がおさまってきた。 そして、町長が現れた。 体は少々太めで、立派なヒゲが生えている50代ぐらいの町長だ。 「こんにちは。ご噂は、かねがね聞いております。雷の勇者リット様ですね?」 「はい。今日は魔王軍の残党退治について、ご報告するために来ました」  俺は町長に近況を伝えた。 ヒゲをいじりながら、町長が口を開く。 「……なるほど。昨日、近隣の洞窟内に巣食っていた残党を打ち倒したのですね。さすがの強さです」  昨日倒した魔族のことだ。 元幹部であり、なかなかの強敵だった。 劣勢の場面もあったと、賢者に指摘されたぐらいだ。 「これでもう、幹部クラスの魔族はこの大陸にはいませんな。それならカタストロフ王国の兵士たちで充分でしょう」 「はい、そうです」 「洞窟の魔族を倒したこと、そして勇者様がこの町に到着したことを、カタストロフ王国に伝えておきましょう。信頼ある使いの者に手紙を持たせます」 「ありがとうございます」  よし……この町での勇者としての業務を果たしたぞ。 「次は、港の船に乗って近くの大陸に向かいますね」  俺は町長に次の目的地を伝える。 「そうですか。まだまだ元幹部は他の大陸にいるでしょう。なんでも、魔物が群れをつくって襲ってくる町もあるとか……。恐ろしいことです。勇者様、残党狩りを頑張ってください」 「はい、任せてください!」  俺が自信満々に答えると、隣から強い視線を感じた。 悪女賢者め……余計なことはするなよ? 「そうでしたか、承知しました。次の目的地についても、王国に伝えておきます。もちろん、船の代金は取りませんからね。今日はもう便がありませんので、明日以降の便を利用してください。船内で一番豪華な部屋を2つ用意させておきましょう」 「ありがとうございます!」  ……ん? 隣から声が聞こえるぞ。 ……またブツブツ言っている? け、賢者が小声で詠唱している……だと!? まさか……まさか……!! 「……アヤ・ツール」  うっ!? え、えぇっ!? 俺の股間が元気になっている! また勃起させた……だと!? う、嘘だろう? 町長の前だぞ!? こ、ここまで大胆な子だとは思わなかった……!! また何か機嫌を損ねてしまったというのか!?  慌てふためく俺の異変に町長が気づく。 「どうしましたか? 勇者様? 様子がおかしいですが……」 「あれ、勇者様? 体調がすぐれないんですか?」  こ、この性悪賢者め! わざとらしく言いやがって……!! 「い、いや……! なんでもないです! ありがとうございました、町長! 帰りますね」  俺は町長の屋敷を飛び出し、走って宿屋に向かった。 ……く、くそう!! なんでこんな目に!! 完全にあの悪女の手の上で遊ばれてしまっている……! ああ!! ぼ、勃起していて走りづらい……!!


Related Creators