【状態変化SS】罰ゲーム(Page1)【R-18】
Added 2018-05-03 01:28:40 +0000 UTC【ジャンル】平面化 【登場キャラ】たぬき、きつね ピンポーンッ! インターホンが鳴った。誰だろう? 「はーい」 たぬきがドアが開けると、そこにはきつねがいた。 「あ、きつねくん」 「よう」 きつねが一言、笑顔で挨拶する。 たぬきは家の中にきつねを招き入れた。 「何か飲む?」 「悪いな。俺は何でもいいぜ」 そう言うと、きつねはリビングのソファーにドサッと腰かけた。 足や尻尾ををだらぁっと伸ばし、耳が垂れている。 少ししてから、たぬきが2人分の麦茶の入ったコップとチョコレートのお菓子を持って、リビングに入ってきた。 「急にどうしたの? 何の連絡も無かったし」 「いや、別にただ遊ぼうと思っただけだ。どうせ暇だろ?」 「うん、まぁね」 きつねが麦茶を一気飲みする。だいぶ喉が渇いていたようだ。 「この部屋、ちょっと暑くね?」 「そう? 僕はそうでもないけど」 「クーラー付けていいか?」 「別にいいよ」 きつねはテーブルの上にあったリモコンに手を伸ばし、エアコンを付けた。 まもなく、部屋中に涼しい風が吹き渡った。 「最近、急に暑くなったよなぁ」 「まぁ、もう5月だしね~」 「これじゃあ、チョコ溶けちゃうだろ」 そんな他愛もない話で、場をつなぐ。 きつねがチョコレートを一つ摘まんで、口の中に投げ入れた。 「で、今日は何して遊ぶ?」 空になったコップに麦茶を注ぎながら、たぬきがきつねに聞いた。 「ゲームしようぜ! サンテンドーWitchやりてぇわ! 最近買ったんだろ?」 「オッケー!」 そう言うと、たぬきがゲームを始める準備を始めた。 ――5時間後 「うわぁ~、また負けたぁ!」 「お前、弱いなぁ。俺は今日初めてやったばっかだぜ?」 ゲームのコントローラーを放り出し、たぬきは疲れてぐったりしていた。 一方、きつねの方はまだまだ余裕があるようだ。 マルオカート、ヌプラトゥーン、LEGSなど、たぬきが持っている対戦ゲームを2人で一通り対戦したが、どのゲームも初見プレイのきつねの圧勝だった。 「強すぎるよ~。何でゲーム持ってないのにそんなに強いの?」 「俺は何でも飲み込みが早いんだよ。何でも鈍感なお前と違ってな!」 きつねが「はははっ!」と高らかに笑う。 たぬきは「むうぅ~」としかめっ面で頬を膨らませた。 「それじゃ、負けたお前に罰ゲームだな」 「えっ? そんなの聞いてないよ~!?」 「ボロ負けしたんだから当然だろ? ほら、立てよ」 きつねは無理やりたぬきを立たせると、リビングから追い出した。 「ちょ、ちょっと……どこに行くの?」 「寝室だよ。第2ラウンド、遊ぼうぜ?」 きつねはニヤッと不敵な笑みを浮かべていた。 たぬきはそれを見て、不安が募るばかりだった。 【次へ】 https://www.pixiv.net/fanbox/creator/4231571/post/29779