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個人的な文章の書き方(12) 漫画原作とssの違い

ありがたいことに成人向けの同人漫画の原作を何回か担当したのですが、ssと違うなと感じたことがいくつかあったのでまとめてみます。 ・エロシーンは早めに持ってくる ssでは世界観や主人公、相手などを示しつつジックリ盛り上げていく展開が多いのですが、漫画……とくにエロ系はそうもいきません。 読み手が求めているのはエロシーン、中でも実用的な方面なので、導入はできるだけ早く進めていく方が好まれます。 わざわざクライマックスを前半に入れなくてもいいですが、エッチなシチュやそそるシーンを入れ込むことはかなり重要だと思いました。 また販売する際のサンプルは主に前半を用いますが、そこが説明だけだと「エロを読みたい人」が躊躇う可能性もあります。このあたりは工夫もできるでしょうけれど、意識して損はないかなという印象です。 ・セリフの情報量は多めでいい 小説には地の文というものがあるため、ここで説明ができます。 むしろキャラのセリフで長々と説明するのはあまり好まれないため、 「いかに自然に情報を入れていくか」推敲しています。 一方で漫画には地の文がありません。 原作だと「背景や構図でこれを描いて!」とお願いすることはできるのですが、描きたいものを的確に説明する言葉はセリフのみです。 なので漫画はある程度の説明的なセリフが許容されていますね。 特にエロシーンでは 「おちんちん挿れられてイクぅ♥」 などといった、自然には出てこない説明的なセリフが沢山出てきます。 ダラダラと書かなければ、読み手にも受け入れられている印象です。 地の文と言葉が混ざり合ったような状態だなと思います。 私はssにおいてキャラのセリフが少ない・短いタイプなので、漫画原作に携わる際には注意するようになりました。 ・大人数のシチュは難しい これはシンプルで、「クラス中の男子が女の子に変わっていく」のような表現はssでは1行に満たなくても、漫画だと ・教室の背景 ・机や椅子 ・戸惑うクラスメートたち などを描く必要があるのです。 こういった「作画したらどうなるか」をイメージして書いていく必要があります。 だいたいこんな感じです。 いろいろ改善の余地があるので、今後も意識する点が増えていくと思います。


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